知っ得用語
税制優遇
一定の条件により税金を少なくするなどの優遇措置が取られることを税制優遇といいます。国が目指す方向に合致したものは、税制優遇を行って国民にメリットを与えています。国は、貯蓄から投資への流れを促し、国民の資産形成に資するために、「NISA・つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」に税制優遇を設けています。
「NISA・つみたてNISA」では、専用の口座での毎年一定額までの投資について、一定の期間は利益に課税がされません。
「iDeCo(個人型確定拠出年金)」では、掛金が所得税・住民税の課税対象から外れます。運用期間中は利益に課税されません。受け取りの際は、一括の場合は退職所得、年金の場合は公的年金と同じ扱いになり、一定額までは税制面で優遇されています。
制度名 | 税制優遇の内容 | |
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NISA | 専用口座で年120万円まで投資でき、5年間は利益が非課税。 | |
つみたてNISA | 専用口座で年40万円まで投資でき、20年間は利益が非課税。 | |
iDeCo (個人型確定拠出年金) |
拠出時 | 掛金が所得税・住民税の対象から外れる。 |
運用時 | 運用期間中は利益に課税されない。 | |
受取時 | 退職所得や公的年金と同じ優遇がある。 |