お客さま本位の業務運営(三菱UFJ銀行の取組内容)
三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)は、お客さま本位の取組みの徹底を図るため、グループ共通の指針となる「MUFGフィデューシャリー・デューティー基本方針」を策定・公表しています。
また、三菱UFJ銀行は、「お客さまの最善の利益の追求」を『高い倫理観と専門性に基づき、大切な資産を「ためる・ふやす・まもる・つなぐ」ため、お客さまのゴール、ライフステージ、ご意向、理解度に合わせ、適切かつわかりやすい商品・サービス・チャネルの提供に努め、お客さま一人ひとりの人生に寄り添い、現在・未来を託せるパートナーとなるべく挑戦し続けること』と定め、これを実践して参ります。
本基本方針に基づき、以下の取組みを実践しております。また、お客さま本位の取組みに関する具体的な指標(KPI)については「MUFGの取組状況(2024年3月時点)」 (3.28MB)をご覧ください。
また、三菱UFJ銀行は、「お客さまの最善の利益の追求」を『高い倫理観と専門性に基づき、大切な資産を「ためる・ふやす・まもる・つなぐ」ため、お客さまのゴール、ライフステージ、ご意向、理解度に合わせ、適切かつわかりやすい商品・サービス・チャネルの提供に努め、お客さま一人ひとりの人生に寄り添い、現在・未来を託せるパートナーとなるべく挑戦し続けること』と定め、これを実践して参ります。
本基本方針に基づき、以下の取組みを実践しております。また、お客さま本位の取組みに関する具体的な指標(KPI)については「MUFGの取組状況(2024年3月時点)」 (3.28MB)をご覧ください。
- 三菱UFJ銀行は、金融庁が公表している「顧客本位の業務運営に関する原則」(2021年1月改訂)を採択しています。
「顧客本位の業務運営に関する原則」との対応関係については、「対応関係表(2024年3月時点)」 (231KB)をご覧ください。
1.お客さま本位の徹底
(1)【原則2】
研修等を通じ、役職員に対して「行動規範」および「MUFGフィデューシャリー・デューティー基本方針」に基づく判断・行動の徹底を図っています。また、お客さまの最善の利益を図るため、お客さまのお声をアンケート形式で直接頂戴し、ご意見を踏まえた各種施策を実施することで、お客さまの満足度向上に取り組んでまいります。
3.お客さま本位の情報提供およびコンサルティングの実践
(1)【原則6】
商品のご提案にあたっては、「ご相談シート」を用いて、お客さまの知識・経験・財産の状況や目的に照らして商品を選定しています。特に高齢のお客さまや投資の知識・経験が十分では無いお客さまへはリスクを抑えた商品をご提案する等、お客さまのライフステージや属性を踏まえ、「MUFGゴールプランニングシステム(GPS)」等のシミュレーションツールを用いて、お客さまの課題解決に資するゴールベースでのご提案を行い、お客さまニーズに沿った商品をご提案してまいります。
市場動向が大きく変化した場合等、相場見通しや商品の運用状況をはじめ、お客さまの投資判断に必要な情報をご提供するなど、タイムリーかつ丁寧なアフターフォローを行ってまいります。また、MUFGウェルスマネジメントでは、ハウスビュー(*)として「GMAP」を策定しており、お客さま担当者は市場に対する見方をお客さまと共有し、ポートフォリオの構築や見直しなどのアドバイスを行っています。
- 「ハウスビュー」とは、資産運用における組織としての公式な「投資見解」を指します
(2)【原則5】
お客さまの知識・ご経験を踏まえ、ご高齢のお客さまや投資のご経験が少ないお客さまにとっても分かりやすい情報提供を行ってまいります。
商品のご提案にあたっては、より分かりやすい表現で商品の特色・リスク・手数料ならびに市場動向等のご説明を行い、重要な情報は文字の大きさ、色等で特に目立つように表示する等の取組みを通じて、必要な情報を十分にご提供してまいります。今後、お客さまの投資判断に資するよう、商品毎の手数料等の透明性を高めるため、重要情報シート(個別商品編)を順次導入し、丁寧にご説明するように取り組みを進めてまいります。また、お客さまに分かりやすい情報をご提供するためにタブレット端末等を活用し、シミュレーションや図表等を用いて利益(リターン)、損失その他のリスク、取引条件を分かりやすくご説明するよう取り組んでいます。
また、お客さまが商品をご選択いただきやすいよう、投資対象資産・地域別に代表的な商品をご紹介する「投資信託セレクション」をお示しし、投資目的や投資経験、リスク許容度などに合ったファンド選びにお役に立てるよう取り組んでまいります。
また、お客さまが商品をご選択いただきやすいよう、投資対象資産・地域別に代表的な商品をご紹介する「投資信託セレクション」をお示しし、投資目的や投資経験、リスク許容度などに合ったファンド選びにお役に立てるよう取り組んでまいります。
商品のご提案に際しては、タブレット端末等を用い、投資意向に関する質問に基づいたモデルポートフォリオや運用シミュレーションのご提示等を通じて、お客さまと対話をしながら、より良いご提案につなげていく取組みを行っています。
複雑又はリスクの高い商品については、スキルの高い担当者のみがご説明できる等の体制を構築し、より丁寧にご説明するようにしています。一方、リスクが限定的な個人向け国債については簡潔な情報提供とする等の販売手続きの簡素化を行っています。
(3)【原則4】
金融商品の勧誘・販売時は契約締結前交付書面、目論見書、販売用資料等に基づき、重要な確認事項を纏めた「重要情報シート」等を用いて、お客さまがご理解されたかの確認をいたします。
重要情報シートでは、手数料をはじめとした重要事項を分かりやすくご提示しており、リスクや運用実績など、他の投資商品との比較を含め、丁寧にご説明するように取り組みを進めています。
重要情報シートでは、手数料をはじめとした重要事項を分かりやすくご提示しており、リスクや運用実績など、他の投資商品との比較を含め、丁寧にご説明するように取り組みを進めています。
(4)【原則7】
お客さまの利益・ニーズに資する総合的な営業活動を評価するために、担当者(役職員)に対してお客さま本位の取組方針・取組状況の周知を行うだけでなく、特定の運用商品の販売に偏らない業績評価体系を継続しています。また、着実な顧客基盤の拡大や、個人のお客さまの預かり残高等の継続的な積上げをバランス良く評価する業績評価体系を導入するとともに、より長期的な視野にたったうえで、業績評価期間を長期化する等、お客さまの最善の利益を追求する体制を構築してまいります。
加えて、拠点単位では、投資信託を保有いただいているお客さまのトータルリターン改善を評価する項目を設定しており、適切な資産分散および時間分散によるリスクコントロールを提案の軸とした、中長期目線での安定的な運用成果を目指す業績評価体系としております。
加えて、拠点単位では、投資信託を保有いただいているお客さまのトータルリターン改善を評価する項目を設定しており、適切な資産分散および時間分散によるリスクコントロールを提案の軸とした、中長期目線での安定的な運用成果を目指す業績評価体系としております。
(5)【原則6】
これから資産形成を始めるお客さまや若い世代の方々の金融・投資知識向上に資する情報提供を行うため、パンフレットやホームページ、スマートフォンアプリ、各種コミュニケーションツールなどを充実させてまいります。また、お客さま向けセミナーの定期開催などの情報提供を随時行っています。
4.多様なニーズにお応えする商品ラインアップの整備
(1)【原則6】
お客さまの投資目的やリスク許容度等に応じ、お客さまに適切な商品を選択いただけるよう、幅広くかつ高品質な商品ラインアップを整備しています。
リスクを抑えた商品や手数料の低い商品等も多く取り揃え、投資のご経験の少ないお客さまを含めたより多くのお客さまに利用いただきやすい商品ラインアップをご提供してまいります。
また、インターネット取引や積立取引の利便性の向上を図り、インターネットバンキング専用のコストを抑えたインデックスファンドの拡充や、インターネットバンキング経由での投資信託購入時の手数料優遇など、幅広い年齢層のお客さまに利用いただきやすい環境づくりにも取り組んでいます。
また、インターネット取引や積立取引の利便性の向上を図り、インターネットバンキング専用のコストを抑えたインデックスファンドの拡充や、インターネットバンキング経由での投資信託購入時の手数料優遇など、幅広い年齢層のお客さまに利用いただきやすい環境づくりにも取り組んでいます。
(2)【原則3】
多様な投資運用会社や保険会社等から多くの商品アイデアを募り、必要に応じて外部評価機関等の評価を活用しながら、お客さまの利益に資する商品・サービスを選定してまいります。
また、個人のお客さま向けの「商品選定・再開時」に系列運用会社の商品を優先することや、「停止・休止・廃止時」に系列運用会社以外の商品を優先すること、および「販売時」に系列運用会社の商品を優先することや販売手数料の高い商品のみ推奨することのないよう、下記の取組みを実施しています。
商品選定・停止・休止・廃止・再開時
取扱商品は下記「選定のポイント」を考慮のうえ、同種の商品群の中から選定および停止・休止・廃止・再開すべきかを検討しています。
<選定のポイント>
- 商品のリスク
- 費用
- 運用実績
- 販売想定顧客のニーズおよび適合性、投資環境との整合性
- 仕組みの複雑さ、商品説明の難易度、販売のチャネル
- 運用会社による販売会社役職員向け教育支援体制
- 関係法令等への適法性
検討の結果、系列運用会社の商品を選定することもあります。
販売時
お客さまのニーズにお応えした最適な商品をご案内するため、系列運用会社の商品取扱いに過度なインセンティブを付与する事は行っておりません。また、役職員の評価において系列運用会社の商品販売を非系列運用会社の同種商品と比して有利とする事は行っておりません。併せて、手数料の高い商品の販売に傾注することのないよう、リスク所管部が定期的にモニタリングを実施し、お客さまに対する適切な提案活動を維持しています。
7.グループ総合力を活用した金融サービスの提供
(1)【原則2】
お客さまの多様なニーズにお応えするため、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、auカブコム証券やウェルスナビ等のグループ会社の総合力を活かしたご提案を行えるように取り組んでいます。 また、お客さまのご意向を反映した提案活動を継続的に行うことで、変化するお客さまのニーズにお応えしてまいります。
運用商品にとどまらず、お客さまのゴール、ライフサイクル、ニーズに応じて貸出や相続・資産承継等のサポートも含めた総合的なご提案を行っています。
8.快適かつ安心・安全にお取引いただける態勢の整備
(1)【原則6】
外部企業や研究機関等と連携し、国内外の優れた技術やアイデアを積極的に活用する「オープン・イノベーション」の考え方を取り入れることで、デジタルチャネルにおける新たなサービスや機能を追加するなど、お客さまの利便性向上を図っています。
タブレット端末等を活用し、手続きの簡素化や対応の迅速化によるお客さまの利便性向上を図るとともに、ご提案をより良いものにしていくよう取り組んでまいります。
インターネットバンキングのセキュリティを日々向上させ、お客さまが安心してインターネットでお取引いただける態勢を整備しています。また、画面のわかりやすさ、操作のしやすさも追求し、快適に取引いただける環境の構築をめざします。更に、ご来店が難しいお客さまに対しては、ビデオ通話形式でご相談を承る体制も整えてまいります。
9.プロフェッショナリズムの発揮
(1)【原則2】
研修や外部専門資格の取得奨励等を通じ、商品や投資環境に関する知識・スキルの強化を図り、プロフェッショナルとしての専門性を高めています。また、個人のお客さまを訪問する担当者にはFP等外部資格の取得を奨励し、役職員の質的向上を図るとともに、経験・職層に応じて様々な研修を実施し、商品や投資環境に関する知識・スキルの強化を図っています。
高度な実践力、知識、人間性を有し、お客さまの多様なニーズに対応できる担当者の育成に向け、ウェルスマネジメント(WM)人材制度を構築しております。例えば、WM領域のプロフェッショナルであるシニアウェルスアドバイザーの育成に向けては、グループ横断で専門知識を学ぶ機会を提供するWMジョブローテーションを実施しております。
上記の「1.・3.・4.・7.~9.」は、「MUFGフィデューシャリー・デューティー基本方針」の各項目「1.~9.」に対応しています。
上記の【原則2・3・4・5・6・7】は、金融庁が公表している「顧客本位の業務運営に関する原則」(2021年1月改訂)との対応を示しています。