外貨の普通預金、定期預金、つみたての違いと選び方
外貨預金にも普通預金と定期預金、つみたてがあります
- 預入期間や金額などの条件は、三菱UFJ銀行の場合を例にしています。
外貨普通預金の概要
金利は通貨により異なります。変動金利の為、適用される金利は常に変動しています。年に2回、適用金利を基に計算した利息を受け取れます。
外貨定期預金の概要
商品名 | ホット定期 |
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取扱チャネル | ・窓口 ・インターネットバンキング ・テレフォンバンキング(オペレーター対応) |
預入期間 | 1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月・1年 |
預入単位 | 100,000円相当額~ |
満期後の選択肢 |
・利息を元金に上乗せして同じ期間で自動継続する ・外貨普通預金に入れる ・利息を受けとって同じ期間で自動継続する(*) |
- 定期作成後、インターネットバンキングでの満期日取扱条件変更でのみ選択可能です
外貨貯蓄預金の概要
毎月一定の金額を自動的に外貨貯蓄預金に預け入れる「外貨つみたて」も利用できます(外貨貯蓄預金「継続預入プラン」)。毎月の振替額は日本円で設定する仕組みで、1,000円(*)から始められ、ボ―ナス月には増額もできます。
- Eco通知(インターネット通知)をご利用のお客さまがインターネットバンキングからお申し込みの場合。
外貨の普通預金と定期預金、外貨貯蓄預金(外貨つみたて)の違いを比べてみると
外貨普通預金の場合
種類 | 特徴 |
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為替変動の影響 | ・為替変動の影響を受けます。インターネットバンキングでは、「取引レート予約サービス」を利用できるので、自分が希望する為替レートで取引できる可能性が高くなります。 ・「取引レート予約サービス」は、あらかじめ希望する取引条件を予約しておき、希望の取引レートに到達した際に自動で預け入れや引き出しを実行するサービスです。対象通貨は、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル、スイスフラン、人民元、南アフリカランド、トルコリラの9通貨。最低予約金額は10,000円相当額以上です。申込時点における為替レートから10銭~5円99銭の範囲内で円高・円安のレートを指定することができ、最大30日間有効です。条件に到達しなければ取引は行われないので、希望の為替レートでの預け入れ・引き出しができます。 |
金利 | ・通貨ごとに異なります。 ・通常、同じ通貨なら、定期預金よりも普通預金の方が金利は低くなります(金融情勢等により、金利差がつかないこともあります)。 ・利率は金融情勢等に応じて随時変動します。 |
対象通貨 | ・インターネットバンキングでは、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル、スイスフラン、人民元、南アフリカランド、トルコリラの9通貨が対象で、すべての通貨で「為替レート予約サービス」を利用できます。 ・窓口では、上記9通貨のほか、全25通貨の取り扱いがあります。 |
外貨定期預金の場合
種類 | 特徴 |
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為替変動の影響 | ・為替変動の影響を受けます。満期まで原則中途解約不可ですが、満期時、同じ通貨の普通預金に入金することで、その後にタイミングを見て円に戻すことができます。 ・定期の種類によっては、満期日の為替相場を決めて、満期日における円での受取額を事前に確定できる為替予約を利用することができます。 |
金利 | ・通貨ごとに異なります。 ・預け入れる金額に応じて3段階あり、同じ預入期間の外貨定期預金なら、金額が多いほど金利は高くなります。ただし、金融情勢等により、金利差がつかないこともあります。 |
対象通貨 | ・インターネットバンキングでの取り扱いが可能で、自動継続を前提とした「ホット定期」は、先進国6通貨(外貨普通預金の、為替変動の影響の欄に記載)になります。 ・2年、3年、5年の中長期を預入期間とする「中長期外貨定期預金」は米ドルのみ(窓口限定)。 ・窓口限定の外貨定期預金は、人民元等の通貨での取引も可能です。 |
外貨貯蓄預金(外貨つみたて)の場合
種類 | 特徴 |
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為替変動への影響 | ・為替変動の影響を受けます。ただし外貨つみたては、ドル・コスト平均法の効果により、預入時の為替レートを平準化することができ、為替変動のリスクを抑えることを目指せます。 |
金利 | ・通貨ごとに異なります。 ・利息は毎月、貯蓄預金口座に入金されるので、実質的な1ヵ月ごとの複利運用となります。 ・毎日の残高に応じて段階的に5段階の金利が適用されます(金融情勢等により、段階ごとの利率に差がつかない場合があります)。 |
対象通貨 | ・窓口・インターネットバンキングのいずれも、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル、スイスフランの6通貨の取り扱いとなります。 |
外貨の普通預金と定期預金、外貨貯蓄預金(外貨つみたて)の選び方
外貨預金の運用方針に合わせて選ぶ
運用の経験やリスクを考えて選ぶ
こまめに為替の動向をチェックするのが習慣になっている外貨預金の経験者なら、外貨普通預金が使いやすいかもしれません。為替変動のリスクは、外貨つみたてよりも大きくなりますが、為替差益を狙った取引も可能です。
ライフプランに合わせて選ぶ
年齢を重ね、すでに一定額の円預金を持ち、余裕資金の運用先として外貨預金を考えているなら、外貨定期預金を検討するのもよいでしょう。
ある程度の余裕資産があり、為替の変動を楽しみながら為替差益を狙って外貨を持ちたいなら、外貨普通預金が向いているかもしれません。
外貨預金は、選択次第で、さまざまな通貨や商品、期間で保有することができます。今回紹介した、外貨普通預金、外貨定期預金、外貨貯蓄預金(外貨つみたて)の違いを理解し、ご自身に合うと思われる商品を選んでみましょう。
記事提供:株式会社フルスピード
執筆者:ファイナンシャル・プランナー坂本 綾子
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
三菱UFJ銀行で外貨預金を始める方法
外貨預金についてもっと知る
- 本記事は情報提供を目的としており、投資等の勧誘目的で作成したものではありません。商品の購入時にはお客さまご自身でご判断ください。本資料の情報は、当行が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答えしかねますので予めご了承ください。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。
外貨預金をお申し込みの際は、次の点にご注意ください。
- 外貨預金は預金保険制度の対象ではありません。
- 為替相場の変動により、円貨を外貨にする際(預入時)の為替相場に比べ、外貨を円貨にする際(引出時)の相場が円高になると引出円貨額が預入円貨額を下回る場合があります。
- 円貨を外貨にする際および外貨を円貨にする際に手数料がかかるため、為替相場に変動がない場合でも、引出円貨額が預入円貨額を下回る場合があります。
- 新興国通貨は先進国通貨に比べて大きなリスク(カントリーリスク等)があります。流動性や市場機能の低下、および大幅な為替変動により、場合によってはお取引を即時停止することがあります。
- お申込前に必ず最新の契約締結前交付書面・説明書をご確認ください。
株式会社 三菱UFJ銀行