100万円を借りる方法5選。カードローンがおススメな理由や返済計画も解説

公開日:2022年9月12日
更新日:2025年5月14日
急にまとまったお金が必要になり貯金で準備をすることが難しい場合、お金を借りるにはどんな方法があるのでしょうか?
担保や保証人が不要なカードローンは有力な選択肢の一つですが、ほかにもフリーローンや公的融資制度など、いくつかの方法があります。
この記事では100万円を目安に、すぐにお金を借りるための方法と、借り入れを行ううえでの審査、月々の返済方法や、金利などについて解説します。
目次
100万円を借りる方法5選

急にまとまったお金が必要になったとき、100万円を目安にすぐにお金を借りる方法として、次の5つが挙げられます。
- カードローン
- フリーローン
- 目的別ローン
- クレジットカードのキャッシング
- 公的融資制度
それぞれの特徴について見ていきましょう。
カードローン
カードローンとは、銀行、クレジットカード会社、消費者金融などが提供する融資サービスです。
契約には審査が必要ですが、無担保・保証人なしでも契約可能で、最短当日での審査を実施する会社も多いため、急な借り入れにも対応できます。
契約時に設定される利用限度額の範囲内であれば、何度でも借りられる利便性の高さが特徴です。
金利:消費者金融は金利が年3.0%~年18.0%が多いのに対し、銀行カードローンの金利は低めに設定されている。具体的な金利は、たとえば三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」の金利は、年1.4%~年14.6%。また、金利は申込時の審査によって利用限度額に応じた金利が設定される。
月々の返済:利息を含めた一定額を返済する「元利低額返済方式」、一定額の元金に利息分を加えた金額を返済する「元金低額返済方式」、借入残高に応じて返済額が増減する「残高スライド方式」がある。加えて、好きなタイミングで好きな金額を返済する「臨時返済(繰り上げ返済)」も可能。
審査:申込者の年収や勤務先などの条件、過去の利用履歴などを各社が審査。住宅ローンやマイカーローンなどのように特定の目的のためのローンではないので、審査の際に目的は問われない。
フリーローン
フリーローンは、銀行など金融機関が提供するもので、住宅ローンや自動車ローンのように使途が決められていない融資サービスです。
目的は自由ですが、審査時に目的を確認されることはあります。またカードローンと違い、一度の借り入れに対して審査が行われるため、もし追加で融資してもらいたい場合は再度審査を受けることになります。
金利はカードローンより低めの設定になることが多く、またカードローンよりも高額の借り入れが可能な場合が多いので、教育費や旅行など計画的な借り入れを行いたい場合に向いています。
金利:年2.0%〜年14.0%程度が一般的。金融機関の審査により決まる。同額を借りる場合、カードローンより金利は低めの設定となりやすい。
月々の返済:契約によって決められた返済期間、毎月返済額に応じて返済を行う。繰り上げ返済が可能な場合もある。
審査:申込者の年収や勤務先などの条件、過去の利用履歴、利用目的などで各社が審査。不動産等の資産を担保にする「有担保型」と、担保を必要としない「無担保型」がある。一般的に、有担保型のほうが借入可能額が大きめに設定されていたり、金利が低くなる傾向である。
目的別ローン
目的別ローンは、住宅ローン、マイカーローン、教育ローンなど、特定の目的のために借り入れするものです。
申込時や利用時に、使途に合わせて見積書、契約書、入金履歴などの提出が必要です。目的が特定される分、金利が低く設定されるのが特徴です。
100万円ほどの借り入れでも利用可能ですが、使途が限定されることと、審査が厳しくなるため、急な資金ニーズに対応することは難しいです。高額の借り入れを長期の返済期間で利用できるため、住宅や自動車などの購入に向いています。
金利:一般的に住宅ローンで金利年0.6%程度から(変動金利の場合)、マイカーローンで金利年1.7%〜年6.0%程度(変動金利の場合)など、フリーローン等よりも低めに設定される。金利タイプには借入期間中に金利が一定となる固定金利と、毎月金利が変わる変動金利がある。
月々の返済:契約によって決められた返済期間、毎月返済額に応じて返済を行う。繰り上げ返済が可能な場合もある。
審査:申込者の年収や勤務先などの条件、過去の利用履歴、利用目的などで各社が審査。
クレジットカードのキャッシング
クレジットカードのキャッシングとは、カードに設定された「キャッシング枠」の内で現金を借りる方法です。
カード発行時にキャッシング枠が設定され、その範囲内であれば手続きなしに現金を借りることができます。ATMやインターネット経由で利用できるため、急な出費やすぐに現金が必要なときに便利です。
ただしキャッシング枠の設定のないカードや、キャッシング機能を付与する場合に事前の手続きが必要な場合もあります。キャッシング枠が設定されていても、100万円を借りるには枠の上限が100万円以上である必要があります。上限を引き上げる場合は、カード会社への依頼と審査が必要になることがあります。お手持ちのカードの状況を確認しておきましょう。
金利:年15%〜年18%程度が一般的で、日割り計算される。カードローンやほかのローンと比べて金利は高めである。
月々の返済:翌月一括払いに加えて、リボ払い(分割払い)が選択できる場合がある。
審査:カード発行時にキャッシング枠の審査が行われる。キャッシング機能の付与は別途申し込みが必要な場合もある。またキャッシング枠を高めに希望した場合、追加の審査が必要になる場合もある。
公的融資制度
公的融資制度は生活に困った人に、一時的な生活費や住宅確保に要する資金などを国や自治体が融資する制度です。
生活の困窮が改善されるまで、低金利・長期間という条件で借りられます。また支給型の場合は返済の必要がありません。
しかし借り入れにあたっては現在の経済状況や返済計画などを提出する必要があります。また目的外の利用はできません。
金利:年1.5%程度と低く設定されている。保証人が付く場合は無金利となる場合もある。
月々の返済:支給型の場合は返済は不要。貸付型の場合は返済計画に応じた返済を行う。
審査:市区町村や福祉協議会などに申し込みを行い、家計の状況、目的などをもとに支給が決定される。
できるだけ早く100万円を借りるならカードローンがおススメ
見てきたように、100万円を目安にお金を借りる方法はいくつかありますが、使途が決まっていたり、申し込みや審査にハードルがあるものも少なくありません。
できるだけ早く100万円借りたい、という場合はカードローンがおススメです。
カードローンがおススメな理由として、
- 最短当日の審査回答により、急な借り入れにも対応
- ネットでの申し込みが可能である
- コンビニATMや銀行振込ですぐに利用できる
- 無担保・無保証人で審査を受けられる
といった点が挙げられます。
申込時の審査によって決まる利用限度額次第では低金利での借り入れも可能な場合もあるので、まずは借入希望額から金利や毎月返済額をシミュレーションしてみることがおススメです。

カードローンで100万円を借りる方法
100万円などのまとまった金額をすぐにカードローンで借りられるのか、不安に思う人は多いでしょう。
カードローンを申し込む前に知っておきたい利用限度額や借り入れの条件などについて解説します。
カードローンに申し込めば誰もが100万円を借りられるわけではない
カードローンに申し込むと、借り入れする人の返済能力について審査が行われます。
その人の返済能力に応じて、借り入れできる利用限度額(上限金額)が設定されます。
そのため、100万円の借り入れを希望しても、審査結果の利用限度額がそれ以下となった場合は、利用限度額までしか借りることができません。
審査にあたっては、定期的に返済するだけの収入があることは重要です。
また、50万円超の利用限度額を希望する場合、多くの金融機関では収入証明書の提出が必要です。
100万円を借りるには年収300万円が必要
総量規制とは、「貸金業法」に基づくルールで、貸金業者から借りられるお金の総額の上限を規制しています。
銀行は貸金業者ではありませんが、無理な借り入れとならないよう、自主ルールとして多くの銀行が設けています。
この上限は「年収の3分の1まで」と決められていますので、それ以上の借り入れを申し込んでも借りることはできません。
たとえば、年収300万円の人は、最大100万円までが総量規制の範囲内となりますので、理論上は100万円まで借りることができます。
ただし、年収の3分の1までとは他社の借り入れを含めた上限です。すでに他社からの借り入れなどがある場合や、審査の結果によっては100万円の借り入れができないことがあります。
ちなみに、銀行などから借りる住宅ローンは、総量規制の対象外となりますが、金融機関によっては審査で考慮される可能性もあります。
カードローンの審査で注意するポイント
カードローンの審査では、「安定的に返済ができるか」「いくらまでなら順調に返済していけるか」など、申込者の返済能力が総合的に判断されて、利用限度額が決まります。
では、審査にはどのような項目があるのでしょうか。
カードローンの審査基準と対策
カードローン審査でチェックされる項目は主に次の3つです。
- 信用情報
- 個人情報
- 勤務先情報
各項目の審査基準と対策を見ていきましょう。
信用情報
クレジットカードの利用履歴やキャッシング残債 など
現在借りているローンやクレジットカード取引の有無や残高、過去の返済に延滞があったかなどの情報を信用情報機関から入手します。
きちんと返済している履歴が確認できれば、審査は良い方向へ進みます。
すでに金融機関から借り入れされている金額は明らかになりますので、年収の3分の1を総借入金額の上限とする貸金業のルール(総量規制)の適用後、新たに借りられる金額が判定されます。
ほかの金融機関で借り入れをしている人は、その残債をできるだけ早く返すことで新たな借入金額をふやすことが期待できます。
個人情報
家族構成、住まいの種類、住宅ローンの有無 など
申込者の毎月の支出を、金融機関などが把握するための情報です。家族の人数が多くなれば生活費も多くなることが見込まれます。
また、賃貸住宅の居住者や住宅ローンがある人は、毎月比較的大きな住宅費の支出が見込まれます。
支出金額が少ないほうが、審査に有利になる可能性はありますが、実際に支出を滞りなく支払っている実績が大切です。
勤務先情報
勤務先事業の安定度、勤務形態、勤続年数、年収 など
安定した収入があれば、安定して返済をしていける可能性が高いと判断されます。
そのため、正社員など安定して収入が見込める勤務形態である、同じ職場での勤続年数が長く退職の可能性が低いなどは、いずれも良い評価を受けやすくなります。
申込時に記載された勤務先には、たしかにその人が勤務しているかどうか在籍確認をする場合があります。申込時には誤りのないように注意して記入しましょう。
100万円を借り入れした場合の返済シミュレーション

借り入れをする際には、主に次のような不安があるのではないでしょうか。
- 支払う利息が多額ではないか
- 月々の返済が日々の生活を圧迫しないか
- 返済できるか
借入金額に対する利息の割合を金利といいます。金利が高くなるほど支払う利息は多くなります。
そこで、利息の解説と返済金額のシミュレーションを紹介します。
100万円以上の借り入れは金利が年15%以下になる
金融機関の金利は、利息制限法という法律で上限が定められています。
たとえば、借入金額が100万円以上の上限金利は年15%で、上限を超えた金利は無効となります。そのため、100万円を借り入れると、どの金融機関であっても金利が年15%を上回ることはありません。
たとえば、100万円を1ヵ月(30日)借りたときの利息は、金利が年15%の場合、12,329円(100万円 × 15% × 30日 ÷ 365日)になります。
100万円を借りた時の月々の返済額と利息額
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」で100万円を借りたときの、毎月の返済額と利息額合計を返済期間1年、3年、5年のケースでそれぞれシミュレーション(*)してみましょう。
返済期間 | 金利 | 毎月の返済額 | 利息額合計 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
1年間(12ヵ月) | 年14.6% | 90,069円 | 80,828円 | 1,080,828円 |
3年間(36ヵ月) | 年14.6% | 34,469円 | 240,884円 | 1,240,884円 |
5年間(60ヵ月) | 年14.6% | 23,580円 | 414,800円 | 1,414,800円 |
\まずはシミュレーションしてみる/
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」
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借り入れすると、毎月返済額はいくら?
-
金利はどのくらいかかる?
\まずはシミュレーションしてみる/
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」
-
借り入れすると、毎月返済額はいくら?
-
金利はどのくらいかかる?
返済期間が長くなればなるほど、毎月の返済額は少なくて済みますので、無理のない返済計画を立てることができるでしょう。
ただし、毎月の返済額には借入残高に応じた利息が含まれていますので、返済期間が長くなると支払う利息額も増えていきます。
万一、返済日までに返済ができないと遅延損害金が発生しますので、以下のことが大切です。
- 自分の生活に見合った金額を借りる
- あらかじめ返済計画を立ててから借りる
初回の審査で利用限度額が100万円に至らなかった場合の対処法
増額申請であとから限度額を上げることもできる
一度決定した利用限度額でも、その後に良好な返済実績や収入の増加などがあれば、引き上げられる可能性があります。
初回の審査で利用限度額が100万円に至らなかった場合は、後日、利用限度額の増額申請を検討するのも1つの方法です。
初回の審査からあまり時間が経っておらず、信用情報や個人情報に特段変化がない場合には、審査に有利になるような実績を作ってから増額申請をしても良いかもしれません。
利用限度額を増やすには増額の審査に通過する必要がある
新規申込と同様に、増額が認められるかどうかは審査で決まります。
ただし、審査結果によっては必ずしも希望がかなわない場合もあります。審査に有利になる状況は、主に次のような場合が考えられます。
<収入の増加>
- 昇進、副業などで自らの収入が増加した
<返済実績>
- 他社のローンを含めて延滞や滞納がない
まとめ
急にまとまった現金が必要になったときにお金を借りる方法として、カードローン、フリーローン、目的別ローン、クレジットカードのキャッシング、公的融資制度という5つの方法とそれぞれの特徴、注意点を見てきました。
お金を借りる際は金利や借りやすさなどで比較したうえで、目的にあった方法を選ぶことがおすすめです。
設定されている金利や借り入れ期間によっては、利息分が大きくなり、返済額が膨らんでしまう場合もあります。
延滞や滞納などを避けるためにも、無理のない借入金額で、あらかじめ返済計画を立ててから借りることが大切です。
執筆者:岩永 真理(いわなが まり)
執筆者保有資格:1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者
※記事内の情報は更新時点のものです。最新情報は別途ホームページ等でご確認ください。
執筆者保有資格:1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者
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(2025年5月14日現在)
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