ボーナスの手取りの計算方法は?平均額や具体例も併せて解説
ボーナスの手取りを計算するうえでの基礎知識
「支給額」と「手取り額」の違いを把握する
手取りは「手取り額=支給額-(社会保険料+所得税)」でおおよそ計算できる
計算前にボーナスから引かれる「社会保険料」「所得税」を把握しよう
社会保険料
健康保険料
厚生年金保険料
雇用保険料
- 2022年4月1日~2022年9月30日の雇用保険料率
労働者負担 0.03% 事業主負担 0.065% - 2022年10月1日~2023年3月31日の雇用保険料率
労働者負担 0.05% 事業主負担 0.085%
- 厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク「令和4年度雇用保険料率のご案内」
介護保険料
市区町村が所得に応じて決定
- 年金額が18万円以上の場合、年金から天引き(特別徴収)される
介護保険料=ボーナス額面(1,000円未満切り捨て)×介護保険料率
- 国民健康保険加入者の介護保険料は前年の所得等に応じて決定
-
全国健康保険協会 協会けんぽ「令和3年度保険料額表(令和3年3月分から)」
金融広報中央委員会「介護保険制度のしくみ」
所得税
- 所得税=(ボーナス額面-社会保険料)×所得税率
- 所得税率は、ボーナス支給月の前月の給与から社会保険料等を控除したものを「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」にあてはめて決定
- 扶養人数 0人 税率 14,294%
- 扶養人数 1人 税率 12.252%
- 扶養人数 2人 税率 10.210%
気になるボーナスの平均支給額
【年齢別】ボーナス平均額
年齢 | 年間賞与その他特別給与額 |
---|---|
~19歳 | 14万3,600円 |
20歳~24歳 | 37万6,100円 |
25歳~29歳 | 64万8,100円 |
30歳~34歳 | 77万8,400円 |
35歳~39歳 | 91万200円 |
40歳~44歳 | 100万6,100円 |
45歳~49歳 | 106万8,500円 |
50歳~54歳 | 117万2,300円 |
55歳~59歳 | 114万6,700円 |
60歳~64歳 | 66万1,300円 |
65歳~69歳 | 36万100円 |
70歳~ | 25万2,100円 |
年齢 | 年間賞与その他特別給与額(手取り) |
---|---|
~19歳 | 12万560円 |
20歳~24歳 | 31万5,550円 |
25歳~29歳 | 54万3,747円 |
30歳~34歳 | 63万9,519円 |
35歳~39歳 | 74万7,755円 |
40歳~44歳 | 80万1,184円 |
45歳~49歳 | 85万929円 |
50歳~54歳 | 93万3,557円 |
55歳~59歳 | 91万3,249円 |
60歳~64歳 | 53万8,123円 |
65歳~69歳 | 30万2,133円 |
70歳~ | 23万4,123円 |
- 「令和3年度賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)をもとにトランス・コスモス株式会社が作成
- ボーナス支給前月の社会保険料控除後給与は同調査資料内「決まって支給する現金給与額」をもとに算出
- 「令和3年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)
【業種別】ボーナス平均額
2021年夏季 | 2021年年末 | 年度計 | |
---|---|---|---|
調査産業計※ | 38万268円 | 38万787円 | 76万1,055円 |
鉱業・採石業等 | 48万7,432円 | 58万7,736円 | 107万5,168円 |
建設業 | 49万5,958円 | 49万735円 | 98万6,693円 |
製造業 | 49万2,661円 | 50万2,134円 | 99万4,795円 |
電気・ガス業 | 86万7,560円 | 79万4,941円 | 166万2,501円 |
情報通信業 | 66万5,248円 | 67万1,032円 | 133万6,280円 |
運輸業・郵便業 | 32万2,898円 | 32万8,857円 | 65万1,755円 |
卸売業・小売業 | 35万7,487円 | 34万4,023円 | 70万1,510円 |
金融業・保険業 | 64万3,656円 | 62万5,813円 | 126万9,469円 |
不動産・物品賃貸業 | 49万9,325円 | 49万9,336円 | 99万8,661円 |
学術研究等 | 65万3,687円 | 59万4,138円 | 124万7,825円 |
飲食サービス業等 | 4万7,083円 | 5万6,091円 | 10万3,174円 |
生活関連サービス等 | 13万5,034円 | 12万7,657円 | 26万2,691円 |
教育・学習支援業 | 49万9,483円 | 52万472円 | 101万9,955円 |
医療・福祉 | 27万5,482円 | 30万8,301円 | 58万3,783円 |
複合サービス事業 | 42万5,436円 | 47万2,170円 | 89万7,606円 |
その他のサービス業 | 23万618円 | 22万2,276円 | 45万2,894円 |
- 調査対象である全業種(鉱業・採石業等からその他のサービス業まで)の平均値
ボーナス平均手取り額 | |
---|---|
調査産業計 | 61万2,076円 |
鉱業・採石業等 | 79万6,249円 |
建設業 | 75万465円 |
製造業 | 74万7,719円 |
電気・ガス業 | 113万3,487円 |
情報通信業 | 93万4,435円 |
運輸業・郵便業 | 53万3,614円 |
卸売業・小売業 | 57万128円 |
金融業・保険業 | 90万9,875円 |
不動産・物品賃貸業 | 75万765円 |
学術研究等 | 88万3,097円 |
飲食サービス業等 | 8万8,388円 |
生活関連サービス等 | 22万506円 |
教育・学習支援業 | 76万6,840円 |
医療・福祉 | 48万4,492円 |
複合サービス事業 | 69万7,861円 |
その他のサービス業 | 38万106円 |
- 「毎月勤労統計調査」(厚生労働省)をもとにトランス・コスモス株式会社が作成
- 「毎月勤労統計調査」(厚生労働省)
【企業規模別】ボーナス平均額
2021年夏季 | 2021年年末 | 年度計 | |
---|---|---|---|
500人以上 | 63万6,176円 | 62万1,724円 | 125万7,900円 |
100~499人 | 41万7,894円 | 42万4,899円 | 84万2,793円 |
30~99人 | 33万8,240円 | 34万4,921円 | 68万3,161円 |
5~29人 | 26万5,204円 | 27万3,064円 | 53万8,268円 |
30人以上 | 44万487円 | 44万2,231円 | 88万2,718円 |
ボーナス平均手取り額 | |
---|---|
500人以上 | 90万1,681円 |
100~499人 | 67万404円 |
30~99人 | 56万1,409円 |
5~29人 | 45万1,644円 |
30人以上 | 69万4,439円 |
- 「毎月勤労統計調査」(厚生労働省)をもとにトランス・コスモス株式会社が作成
- 「毎月勤労統計調査」(厚生労働省)
支給されたボーナスはどうする?「貯める」「増やす」ための方法を紹介
貯める:将来のために貯蓄する
増やす:資産運用してお金を増やす
株式投資
投資信託
外貨預金
まとめ
執筆者:高橋 光世(たかはし みつよ)
執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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(2022年7月27日現在)