カードローンの審査は厳しい?甘い?審査基準や通らない場合の対処を解説!

- 2022年8月8日
- 2023年6月2日
カードローンを利用するには、必ず審査が必要です。審査基準は各金融機関で異なり公開もされていないため、「こうすれば通りやすい」「こういう人は通る」といったことは断言できません。
ただし、金融機関が確認する重要なポイントはある程度共通しているとみられます。審査でどのような内容がチェックされるのか見ていきましょう。
目次
カードローンの審査とは?
カードローンを利用するには、必ず金融機関の審査に通らなくてはなりません。審査は本人の属性や信用情報などから総合的に返済能力を判断するためのものです。
審査に問題がなければ、個別に利用限度額が設定され、その範囲内でカードローンを利用できます。審査の内容は金融機関ごとに異なり、基準は公開されていません。しかし大まかな審査基準は共通していると言われています。
カードローンの主な審査基準
カードローンの審査基準は、大きく分けて以下の3つです。
- 本人の属性
- 信用情報
- 借入状況
くわしく見ていきましょう。
本人の属性
本人の属性とは、カードローン申込者に関する情報のことです。
主な属性には以下のものがあります。
- 勤務先
- 雇用形態
- 勤続年数
- 収入
どのような属性をチェックするかは金融機関によりますが、上記の項目に加え、「20歳以上(*)」「継続した安定収入」の2つは多くの金融機関で共通しています。この2つを満たしていない場合、ほとんどの金融機関は申し込みができません。
- 18歳以上での申し込みを可能とする金融機関もあります。
信用情報
信用情報とは、ローンやクレジットカードの契約などに関する情報のことで、客観的な取引履歴を記録したものです。カードローンのようにお金を借り入れする場合、契約者の信用情報は非常に重要です。
金融機関は信用情報をもとに審査を行いますが、きちんと返済ができていれば審査に通りやすく、延滞などの記録があれば審査に通りにくくなる可能性があります。ただし、信用情報だけで審査結果が決まるわけではなく、あくまでも金融機関の総合的な判断になります。
借入状況
他社を含めた借入状況は、返済能力を判断するための重要な要素です。他社で借り入れがあっても審査に通る可能性は十分ありますが、総量規制に抵触するかどうかがポイントです。総量規制は「年収の3分の1を超える貸付をしてはならない」という貸金業法上のルールです。
たとえば、年収600万円の人は、他社を含めて総額200万円までしか借り入れできません。貸金業者でない銀行のカードローンは総量規制の対象外ですが、自主的に規制する銀行もあります。総量規制に抵触するほどの借り入れがあれば、審査に通りにくくなる可能性があります。
主な審査基準の中で、本人の属性は自分でコントロールすることが難しい部分もあります。しかし信用情報や借入状況は、注意していれば避けられる要素もあるため、普段から無理な借り入れなどをしないように気をつけましょう。
カードローンの審査の流れと必要なもの
カードローンの審査は申込内容をもとに進められます。ここでは一般的な審査の流れと必要書類について確認しましょう。
審査の流れ
カードローンを申し込むと、以下の流れで審査が進みます。
- 審査の申し込み
- 申告内容の確認
- 信用情報機関への照会
- 職場への在籍確認
- 審査結果の通知
審査の段階において申込者がやるべきことはありませんが、スムーズに審査を進めるためにも提出書類や申告内容に不備がないように気をつけましょう。
審査に必要なもの
カードローンの審査に必要なものは、本人確認書類です。借入金額によっては収入証明書が必要となる場合もあります。
主な本人確認書類には以下のものがあります。
- 運転免許証
- 各種健康保険証
- パスポート
- 個人番号(マイナンバー)カード
本人確認書類はいずれも有効期限内のもので、現住所の記載が必要です。金融機関によっては1点のみ提出することもあれば、2点提出することもあります。
主な収入証明書も確認しましょう。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 納税証明書
- 確定申告書
消費者金融は貸金業法が適用されるため、以下のどちらかに該当する場合、収入証明書の提出を求めます。
- 50万円超の利用限度額を希望する場合
- 他社を含めて借入総額が100万円を超える場合
銀行は、貸金業法が適用されませんが、利用限度額50万円超といった一定金額を超える場合など、各銀行独自の判断で提出を求めます。
カードローンを申し込む際の注意点
カードローンの審査は各金融機関が独自の基準で行っており、通りやすいと言い切れるカードローンはありません。審査基準はわかりませんので、どこなら通りやすいかを考えるより、過度な借り入れにならないかなど、利用状況に目を向けましょう。
審査が甘いカードローンはない
カードローンは各金融機関の基準で返済能力を判断し、融資を行っています。審査基準は異なるものの、審査が甘いところはなく、総量規制や自主規制に抵触する貸付はしてくれません。
しかしネット上などでは、「審査が甘いので、誰でも融資を行えます」というような怪しい会社も存在します。そのような会社は法律を無視して貸し付ける違法業者の可能性があります。少額だけの借り入れでもトラブルになる可能性があるため、安易に取引しないようにしましょう。
カードローンの審査は結果が出るまでわからない
カードローンの審査基準は公開されておらず、自分の状況ならどこが通りやすいか・厳しいかといったことは事前にはわかりません。審査に通りたいからといって、虚偽の内容を申告することはやめましょう。
虚偽が発覚すると審査にはまず通りませんし、カードローンの利用中に判明すれば、強制解約になり一括返済を求められる可能性もあります。虚偽の申告は非常にリスクが高いため、審査に通らなかったとしても環境を整えてからほかの金融機関に申し込むことを検討しましょう。
カードローンの審査に通らない場合の対処方法
カードローンの審査に通らない場合、以下の対処方法を参考にしてみてください。
- 収支を見直す
- 複数の借り入れがある場合は必要な対応を行う
収支を見直す
収支のバランスが取れていない場合、カードローンの審査に通らない原因になるかもしれません。
審査で収支状況を申告することはありませんが、もし住宅ローンやマイカーローンなどがあり、収入に対して返済額の比率が多すぎる場合は、返済能力を不安視される可能性があります。その場合は収支を見直すことを優先しましょう。
複数の借り入れがある場合は必要な対応を行う
複数社からカードローンの借り入れがある場合、少額のものを完済したり、おまとめローンで一本化したりすることを検討してみましょう。借り入れを整理して返済を進めることで、審査に通りやすくなる可能性があります。
カードローンの審査に通らない場合、収支や現在の借り入れについて見直しが必要かもしれません。無理な借り入れになっていないか確認し、収支を整えることを優先しましょう。
まとめ
カードローンの審査では、主に本人の属性、信用情報、他社からの借入状況が確認されます。
どの金融機関で申し込むにしても審査が甘いカードローンはありません。結果的に審査に通らなかった場合は、収支や借り入れ状況を整理し、再度申し込むのも良いでしょう。
執筆者:國村 功志(くにむら こうじ)
執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者、一種外務員資格
執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者、一種外務員資格
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