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カードローンにおける保証会社の役割とは?保証会社によって審査に影響するのかを解説!

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カードローンにおける保証会社の役割とは?保証会社によって審査に影響するのかを解説!
公開日:2022年10月17日

カードローンには、銀行系のカードローンや消費者金融系のカードローンがあります。このうち銀行系のカードローンにのみ、「保証会社の保証を受けられる方」という利用条件があります。

この保証会社には、どのような役割があるのか疑問に思う人もいるでしょう。利用者にも関係のあることなので、カードローンを利用するにあたり、保証会社について知っておきましょう。

カードローンの保証会社について

保証会社とは、融資を受けた人が万が一返済できなくなったときに、本人の代わりに借入先の金融機関に返済を行う会社です。

金融機関は保証会社に保証料を支払い、利用者の返済が滞った場合に保証会社から弁済金を受け取ります。ただし、利用者の返済義務がなくなるわけではありません。

このような保証会社を設けているのは、銀行のカードローンのみです。消費者金融は自社で保証業務を行っているため、保証会社は必要ありません。銀行が保証会社を設けている場合、その保証業務は子会社の消費者金融が行うなど、グループ会社が行っていることが一般的です。

銀行カードローンの借入条件には、「保証会社の保証を受けられる方」といった文言があるため、保証を受けられない場合はカードローンを利用できません。

保証会社の役割は主に2つ

保証会社の役割には、「代位弁済」と「審査」の2つがあります。それぞれの役割について見ていきましょう。

保証会社の役割その1:代位弁済

代位弁済とは、銀行カードローンの利用者が何らかの理由で返済ができなくなった場合に、保証会社が利用者に代わり、銀行に返済することです。

たとえば、30万円の借り入れをし、残り15万円のところで返済不能になった場合、その15万円は保証会社が銀行に一括返済します。これが代位弁済です。

代位弁済されれば、利用者の返済義務もなくなると誤解する方もいるかもしれませんが、借り入れしたお金はきちんと返済しなければいけません。保証会社は銀行への返済を肩代わりしてくれただけですので、代位弁済後は保証会社に対する返済義務が発生します。

このとき、保証会社への返済は一括払いが原則です。支払いができなければ債務整理が必要になることもありますので、当初から無理のない金額で借り入れすることが大切です。

保証会社の役割その2:審査

保証会社は銀行の審査とは別に、独自に審査を行います。

銀行の審査と保証会社の審査は内容が異なっており、カードローンを利用するためには両方の審査に通過する必要があります。保証会社の審査に通るということは、「返済能力がある」ということですが、その内容を含め、銀行が総合的に審査承認を行っています。

なお、三菱UFJ銀行の場合、同じグループのアコムが保証業務を行っています。

カードローンの審査に通りやすい保証会社はあるのか?

カードローンの審査に通りやすい保証会社はあるのか?

上述の通り、銀行カードローンでは、保証会社の審査にも通る必要があります。

審査結果は総合的な判断になりますが、審査に通りやすい保証会社はあるのでしょうか。

審査が甘い保証会社は存在しない

結論からいえば、審査に通りやすい保証会社は存在しません。というのも、どの保証会社にとっても返済能力が重要だからです。

金融機関ごとに審査で重視されるポイントが異なることはありますが、返済能力が低いにもかかわらず、融資をすることはありません。

銀行が融資をするときは、さまざまな要素から返済能力を判断し、きちんと返してくれることを見込める方に融資をしています。

安定した収入のある方は返済能力があると考えられますが、他社からの借入状況や過去の返済実績など、ほかにも複数の要素があります。何を重視するか、審査基準は外部には公表されませんので、審査に通りやすい保証会社を探すより、自分の返済能力を高めることのほうが重要です。

過去に代位弁済があると審査は通りにくい可能性がある

カードローンの審査は、申告内容以外にも信用情報をもとに行われます。

信用情報とは、クレジットカードやローンなどの契約に関する情報のことで、客観的な取引事実を記録した個人の情報です。

予定どおり支払いや返済を行っていれば問題ありませんが、信用力が疑われる情報が記録されると、審査に通りにくくなる可能性があります。

たとえば、前述の「代位弁済」も信用情報に記録されます。代位弁済があると、返済が滞ったということですから、審査で厳しく見られる要素になります。

返済に関する記録は契約終了後5年ほど残りますので、その間は新しいカードローンの審査は通りにくいでしょう。

カードローンの保証会社は重要な役割を担っている

銀行のカードローンは、保証会社の保証を受けられることが借入条件になっています。つまり、保証会社は利用者の保証人の代わりになるものです。

返済が滞った場合には代位弁済をしてくれますが、利用者の返済義務がなくなるわけではありません。代位弁済が行われたあとは、残債を保証会社に一括返済する必要があり、その記録も信用情報に契約終了後の一定期間は残ってしまいます。

そうなると新しくカードローンを申し込んでも審査に通りにくくなるので、無理のない借り入れを行い、計画的に返済していきましょう。

執筆者:國村 功志(くにむら こうじ)

執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者、一種外務員資格

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