カードローンの借り換えとは?メリットやデメリット、審査の流れを徹底解説!
公開日:2022年8月8日
更新日:2023年10月20日
「カードローンの返済総額を減らしたい」、「低い金利で借りなおしたい」、このようなときはカードローンの借り換えを行うのもひとつの方法です。再度審査を受ける必要はあるものの、借り換えによるメリットが得られるかもしれません。
この記事では、カードローンの借り換えによる具体的なメリットや手続きの流れについて解説します。
目次
カードローンの「借り換え」とはどういうもの?
そもそもカードローンの「借り換え」とは、どのような手続きなのでしょうか。まずは、その仕組みや借り換えを行う理由について見ていきましょう。
カードローンの「借り換え」とは?
カードローンの「借り換え」とは、現在すでに利用しているカードローンからほかのカードローン商品へ乗り換えることです。新たなカードローンで借り入れたお金を使用し、すでにあるカードローン残高を一括返済し、その後は新たなカードローン会社へ返済を行います。
また、借り換えと似た手続きに「おまとめローン」がありますが、おまとめローンは複数社から借りているローンを1社にまとめることです。借り換えは1社のローンを借り換える場合や、複数社のローンをまとめる場合のどちらのパターンもあるため、「おまとめローン」は借り換えの一種だといえるでしょう。
なぜ借り換えをするの?
カードローンの借り換えを行うことによって、より低金利で利用できたり、利用限度額が増額されたりするメリットがあります。カードローンの金利や利用限度額は金融機関によって異なるため、借り換えを行うことによって、より良い条件でカードローンを利用できる可能性があるということです。
ただし、カードローンの借り換えを行う際は、メリットとデメリットの両方をよく理解しておくことが大切です。
具体的に確認していきましょう。
カードローン借り換えのメリット・デメリット
カードローンの借り換えには、メリットとデメリットが存在します。利用時は「より低金利で利用できるようになる」といった良い面にばかり注目するのではなく、デメリットもきちんと確認しておきましょう。
借り換えのメリットは大きく分けて3つ
カードローンを借り換えることによって、主に次の3つのメリットが得られます。
メリット1 毎月の返済額を抑えることができる
メリット2 利用限度額を増やせる可能性がある
メリット3 返済の利便性が向上する
メリット2 利用限度額を増やせる可能性がある
メリット3 返済の利便性が向上する
カードローンの金利や利用限度額は、金融機関によって異なります。そのため、借り換えを行うことで、より低金利で利用できたり、利用限度額が増額されたりする可能性があります。
現在利用しているローンよりも低金利で借り換えができれば、返済の負担軽減にもつながります。ただし、金利や利用限度額については審査結果によって決定されるため、必ずしも希望の条件が通るわけではない点はあらかじめ理解しておきましょう。
また、借り換えによって返済の利便性が向上することもあります。返済方法は金融機関によってさまざまで、なかには次のようなサービスが提供されているところもあります。
- 返済日を自由に選べる
- 提携ATMの利用手数料無料
- インターネットバンキングなどオンラインで返済ができる
- スマートフォンアプリで利用状況の確認や各種手続きの申込が可能
- メールで返済期日を通知
よりサービスが充実した金融機関を選ぶことで、手軽に返済手続きが行えるメリットがあります。
借り換えのデメリット
前述の通り、カードローンの返済方法やサービスは金融機関によってさまざまです。そのため、カードローンの借り換えを行うことによって、かえって返済手続きが不便になってしまう場合もあります。
たとえば、「借り換え前に比べて、返済に利用できる提携ATMが少ない」という場合、つい返済があと回しになってしまい、延滞につながってしまうこともあるかもしれません。借り換えを行う場合は、金利や利用限度額だけでなく、「利用しやすい返済方法があるか」といったサービスについて確認することも大切です。
カードローンの借換時には、審査がある
カードローンの借り換えを行うときは、新たに利用する金融機関の審査を受けなければいけません。借り換えの審査では、新規の申込時よりも審査基準が厳しくなる場合もあります。くわしく確認していきましょう。
借換時には、必ず審査がある
借換申込時の審査基準は金融機関によって異なりますが、年収や勤務先、借入残高などの情報をもとに借り入れの可否を判断することが一般的です。
たとえば、「何度も返済が滞った履歴がある」といったケースでは、審査に通らない可能性があります。借り換えを行う場合は、「これまで期日通りに返済を行ってきたか」という返済状況も振り返っておくと良いでしょう。
新規申込時よりも審査が厳しくなるって本当?
借り換えの審査では、新規に利用する場合と比べて審査が厳しくなることがあります。それは、すでにローン残高がある状態で審査を受けるためです。
一般的に、カードローンの審査時にローン残高がある場合、「年収に見合った借入金額であるか」といったことを重視します。極端にローン残高が多い場合は、「返済ができなくなるリスクがある」と判断され、審査に通らないこともあるでしょう。
とはいえ、借り換え時の審査では、ローン残高があることは避けられません。審査基準が厳しくなるような状況で、審査に通りやすくするためにはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。くわしく確認していきましょう。
審査に通りやすくするために注意したいこと
借り換えの審査では、すでにローン残高を抱えた状態で審査を受けるため、新規の利用時よりも審査基準が厳しくなるといわれています。
なるべく審査に通りやすくするためには、次のようなポイントに注意しましょう。
- 普段から延滞しないように気を付ける
- 月々の最低返済額や金利を比較・検討する
- 借り換え前に借入診断や返済シミュレーションをチェックする
それぞれくわしく解説していきます。
普段から延滞しないよう気を付けよう
カードローンの審査では、過去に延滞の履歴があると利用を断られることがあります。延滞とは、定められた返済期日を過ぎてから支払いを行うことです。
カードローンなどの借り入れの返済を延滞した場合、利用履歴を記録する「信用情報」に延滞した旨が登録されます。金融機関は、ローンの利用審査において信用情報を重視するため、延滞などによって信用情報に傷がついていると「毎月きちんと返済してもらえないのではないか」と不信感を抱いてしまいます。
結果として、カードローンの利用を断られる理由にもなりかねません。信用情報を綺麗に保つためにも、返済はきちんと期日どおりに行いましょう。
月々の最低返済額や金利を比較検討しよう
月々の最低返済額や金利は、金融機関によって異なります。借り換えを行っても、「月々の返済額が増えて負担が増した」、「金利にさほど変わりがなかった」ということでは、せっかく手続きを行っても意味がありません。借り換えを行うときは、各金融機関の最低返済額や金利をよく比較し、利用するメリットがあるかよく検討しましょう。
なお、三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」では、お借入利率が下記の範囲内で設定されます。
- 2023年1月16日現在
ご利用限度額 | お借入利率 |
---|---|
500万円以下 400万円超 | 年1.8%~年6.1% |
400万円以下 300万円超 | 年6.1%~年7.6% |
300万円以下 200万円超 | 年7.6%~年10.6% |
200万円以下 100万円超 | 年10.6%~年13.6% |
100万円以下 10万円以上 | 年13.6%~年14.6% |
借換前に返済シミュレーションでチェックしよう
実際に借り換えを申し込む前に、金融機関の返済シミュレーションを利用しましょう。返済シミュレーションとは、月々の返済額や返済総額、利息などの目安を確認できるサービスです。
あくまで簡易的なシミュレーションではあるものの、「借り換えのメリットがありそうか」ということを手軽にチェックできます。返済シミュレーションでは、主に次のようなポイントに注目してメリットを検討しましょう。
- 毎月の返済額はいくらか
- 完済日はいつか
- 現在のカードローンと比較して返済総額が減っているか
\まずはシミュレーション!/
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」
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三菱UFJ銀行のカードローン
「バンクイック」
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必要書類や申し込みの流れは?
最後に、カードローンの借り換えに必要な書類や申し込みの流れを確認しておきましょう。
借り換えの申し込みに必要な書類一覧
借り換えの手続きにあたって必要となる書類は、「本人確認書類」と「収入証明書」です。
一般的には、下記の書類の提出が求められます。
カードローン審査の必要書類例 | ||
---|---|---|
本人確認書類 |
|
|
収入証明書 |
|
なお、金融機関によっては必要書類が異なることがあるため、手続きを行う際は利用する金融機関へあらためて確認しましょう。
借り換えの申し込みの流れ
カードローンの借り換えは、次の流れに沿って手続きを行います。
(1)利用申し込みを行う
まずは、借り換えの利用申し込みを行いましょう。申し込み手続きは、ホームページでのオンライン手続きや郵送手続きなどが利用できます。「スピーディーに手続きを進めたい」という場合は、オンラインでの申し込みが便利です。
(2)必要書類の提出・審査
次に、「本人確認書類」および「収入証明」を提出しましょう。その後、提出した書類に基づいて審査が行われます。必要書類は金融機関によって異なりますので、詳細は利用する金融機関へ確認してください。
(3)審査結果の通知・契約手続き
審査が完了すると、電話やメールにて審査結果が通知されます。無事に審査に通過したら、そのまま契約手続きへ進みましょう。
(4)借換元のカードローンを返済する
新たに受け取った借入金を元に、すでに利用していたカードローンの返済手続きを行います。返済手続きは借り換えを行う金融機関が行ってくれる場合もあれば、契約者自身で手続きを行う場合もあります。自分で返済手続きを行う場合は、返済する金額や利息に間違いのないように確認してから手続きを行いましょう。
(5)借換後のカードローンを返済していく
借換元のカードローンが返済できたら、借り換えの手続きは完了です。今後は、借り換えを行った金融機関へ返済を行っていきます。これまでと返済金額や返済日が変わるため、延滞することのないように注意しましょう。
まとめ
カードローンの借り換えは、金利が低い金融機関に乗り換えることで、返済総額を抑えられるメリットがあります。場合によっては、借入限度額を増額することも可能です。
ただし、金利や借入限度額は金融機関によって異なるため、借り換えのメリットを得られないこともあります。利用時はあらかじめ金利や借入限度額、最低返済額などを比較するようにしましょう。
執筆者:椿 慧理(つばき えり)
執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、1種外務員資格、内部管理責任者
執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、1種外務員資格、内部管理責任者
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当行の普通預金口座がなくてもお申込可能。
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