フリーローンとは?カードローンとの違いやメリットなど審査・返済方法もくわしく解説!
更新日:2023年10月20日
カードローンとフリーローンは、原則として無担保・無保証人で事業性資金を除き使途自由の便利な個人向けローンです。一見すると同じように見えますが、実際には特徴が異なり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
この記事ではカードローンとフリーローンの違い、使い分ける際のポイントや申し込みの手順や必要書類などをくわしく解説します。
カードローンとフリーローンは、どこが違う?
まずはカードローンとフリーローンの特徴、それぞれのメリットとデメリットを確認していきましょう。
- カードローン:専用カードを使って、利用限度額の範囲内なら無担保・無保証で何度でも借り入れできる。
- フリーローン:一括で必要な分のお金を借りられる。
カードローンとは?
フリーローンとは?
- 三菱UFJ銀行ではフリーローンの新規受付を停止しています。
カードローンとフリーローンの4つの違い
- 利用目的の申告の有無
- 追加借入が可能か
- 金利
- 融資までのスピード
カードローンとフリーローンには、次の4つの違いがあります。
1.利用目的の申告の有無
2.追加借入が可能か
3.金利
- 三菱UFJ銀行ではフリーローンの取り扱いはありません。
4.融資までのスピード
カードローンのメリット・デメリット
メリット2 Webで申し込みできる
メリット3 審査結果の回答が早い
メリット4 返済方法を選べる
メリット5 担保・保証人不要
再審査なし・繰り返しの借り入れができる
Webで申し込みできる
インターネット環境があれば、365日24時間、いつでもどこでも申し込みできます。
審査結果の回答が早い
返済方法を選べる
ATM、口座引落とし、指定口座への振り込みなど複数の返済方法の中から選択できます。
担保・保証人不要
収入を証明する書類と本人確認書類があれば、担保や保証人は不要です。あわせて、デメリットも確認しておきましょう。
デメリット2 返済が長期化することがある
デメリット3 少額の借り入れほど金利が高い
利用限度額がある
カードローンには利用限度額がありますので、それ以上のお金が必要な場合は不便に感じることもあるかもしれません。
返済が長期化することがある
カードローンの返済方法は、利用残高に応じて返済額が決まる残高スライドリボルビング方式が一般的です。残高スライドリボルビング方式は利用額がふえると返済額も大きくなりますが、借入残高が減少すると月々の返済額も少なくなります。
そのため、カードローンの返済が進むと借入残高が減少し、月々負担は軽減されますが、フリーローンと比べると返済期間が長期化し、結果的に多くの利息を払うことになる場合があります。
月々の返済額が減り余裕ができた際は、繰り上げ返済を検討してみると良いでしょう。
少額の借り入れほど金利が高い
基本的に自由に使えるカードローンは、住宅ローンや自動車ローンと比べて一般的に金利が高く設定されています。少額だからと気軽に借り入れる前に利息を確認しましょう。
フリーローンのメリット・デメリット
続いて、フリーローンのメリットとデメリットを見ていきましょう。フリーローンのメリットは次のとおりです。
メリット2 計画的に利用しやすい
メリット3 有担保なら借入金額を高めに設定できる
カードローンより金利が低い
金融機関や利用限度額、借入金額などの条件によっても異なりますが、一般的にフリーローンはカードローンに比べて金利が低く設定されています。
計画的に利用しやすい
カードローンは利用限度額内なら何度でもお金を借り入れできる反面、追加の借り入れが安易にできるため、なかなか残高が減らないこともあります。返済金額や残高の把握がしにくいことは、返済長期化の原因になります。
その点、フリーローンは追加の借り入れに再度審査が必要な上、元利均等返済で毎月の返済額が一定なので、お金の管理をしやすいといえます。
有担保なら借入金額を高めに設定できる
不動産などを担保にする有担保のフリーローンなら、上限金額が大きめに設定できるケースがあります。有担保のフリーローンは無担保のものと比べて金利も低い傾向にありますので、1,000万円以上のお金が必要なときは、フリーローンが合っているといえそうです。
それでは、フリーローンのデメリットはどのようなところにあるのでしょうか。
デメリット2 審査に時間がかかる
デメリット3 連帯保証人が必要になることがある
デメリット4 返済方法が限られている
追加の借り入れは再審査になる
フリーローンは追加の借り入れができません。追加で借り入れしたいときは、再審査になります。
審査に時間がかかる
カードローンは申込をした後審査が行われますが、フリーローンは一般的に申込前に仮審査があるため、カードローンに比べて、フリーローンの審査には時間がかかる傾向にあります。
また、有担保(不動産担保)の場合は、担保調査や融資実行時に抵当権を設定するため、通常より時間がかかる可能性があります。そのため、冠婚葬祭や急な医療費など、急いでいるときはカードローンのほうが利用しやすいでしょう。
連帯保証人が必要になることがある
金融機関や審査の内容によっては、連帯保証人を求められることがあります。
返済方法が限られている
返済方法が複数あるカードローンと違って、フリーローンの返済方法は口座引き落としのみのことが多いです。
日常シーン別!ローンの選び方
時間に余裕がある場合や借入金額が多い場合は金利の低いフリーローンが向いています。ここでは、日常シーン別にどちらのローンが向いているのかを見ていきましょう。
引越費用
職場の異動に伴う引越しは、急に起こることもあります。時間がない場合はカードローン、予定していた引っ越しの場合は、フリーローンが向いています。
ご祝儀の費用
結婚式は想定外の人から招待されることも珍しくありません。ご祝儀以外にも2次会の費用や、ヘアセットなどまとまったお金が必要になります。
急な招待を受けた際や直前になってお金が足りなくなった場合は、一般的には借り入れまでのスピードが早いカードローンのほうが向いています。
海外旅行などのレジャー費用
目的を問わないカードローンやフリーローンはレジャー費用にも向いています。たとえば海外旅行の費用の支払いには、カードローンよりも金利の低いフリーローンのほうが向いています。
なぜなら海外旅行は通常、数ヵ月以上前から計画することが多いので審査に2週間前後かかるフリーローンでも、旅費の支払期限に間に合う可能性が高いからです。ただし、突発的な旅行ですぐに旅費を振り込まなくてはならないような場合は、スピード重視のカードローンのほうが向いています。
カードローンとフリーローン、申し込みの流れや必要書類
電話や金融機関の店舗でも申し込むことができますが、最近はWeb上で申込手続きを完結できる場合がほとんどです。
カードローン申し込みの流れ
ここでは一般的なWeb申込手順の一例として、三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」の申込手順をご紹介します。
【STEP1】申し込み〜書類提出・審査
- 「お申し込みボタン」から申込画面へ進み、必要事項を入力する
【STEP2】審査回答・契約
- Eメールまたは電話で審査結果の連絡が来る
- 審査に通っていれば契約手続きに進む
【STEP3】カードの受け取り
- 店頭または郵送でカードローン専用カードを受け取る
カードローン申し込みに必要な書類
- 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
- 収入証明書(源泉徴収票、住民税決定通知書など)
- 利用限度額50万円超の場合は、収入証明書が必要です。
フリーローン申し込みの流れ
フリーローンもカードローンと同じく、最近はWebで申し込みを完結できる金融機関が増えています。三菱UFJ銀行ではフリーローンの取り扱いはありませんので、ここでは一般的なWeb申し込みの流れを紹介します。
諸条件によっては店頭や郵送での手続きが必要になることもあることに注意してください。
【STEP1】Webで仮申込〜仮審査結果の回答
- 申込フォームに必要事項を入力して送信する
- 各金融機関の審査基準に応じて仮審査が行われる
- 勤務先に在籍確認の電話が入る場合がある
- 電話またはメールで仮審査結果の回答が来る
【STEP2】本申込〜本審査
- 仮審査を通過したら、本申込を行う
- 本申込の際には、必要書類(本人確認書類・収入証明書など。詳細は下記)をWebアップロード・郵送・FAXのいずれかの方法で提出する
- 各金融機関の審査基準に応じて本審査が行われる
- 本審査の結果についての連絡が入る
- 本審査を通過したら、契約手続きを行う
- 契約手続きにあたっては、必要書類(本人確認書類・収入証明書など。詳細は下記)をWebアップロード・郵送・FAXのいずれかの方法で提出する
- 借入金が利用者の口座に振り込まれる
フリーローン仮申し込みに必要な書類
- 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
- 収入証明書(源泉徴収票、住民税決定通知書など)
- 借入金額によっては収入証明書が不要な場合もあります。
本申込に必要な書類
- 返済予定の口座通帳
- 返済予定口座の届出印
フリーローン契約手続きに必要な書類
- 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
- 収入証明書(源泉徴収票、住民税決定通知書など)
- 資金使途確認資料(見積書や請求書など資金の使途が確認できる書類)
- 借入金額によっては収入証明書が不要な場合もあります。
まとめ
カードローンは無担保無保証人で、原則資金使途自由な個人向けローンです。フリーローンは借入金額などにより有担保や保証人が付く場合もありますが、原則資金使途が自由な個人向けローンという点で、カードローンと似ています。
この2つの商品の大きな違いは、利用方法にあります。カードローンは利用限度額の範囲内であれば繰り返し借り入れができるのに対し、フリーローンは追加の借り入れができません。また、金利や借り入れまでにかかる時間も異なります。
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」
三菱UFJ銀行のカードローン
「バンクイック」
執筆者保有資格:ファイナンシャル・プランニング技能士
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- 上記記事の内容は、予告なしに変更することがあります。
- 当行口座をお持ちでない方もお申込可能。
- インターネットなら24時間いつでもお申込可能。
- カードローン「バンクイック」の金利は年1.4%~年14.6%、利用限度額は10万円から最高800万円まで。
- 全国の当行・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATMで利用可能(カード発行の場合)。
- お借り入れ・ご返済ともにATM利用手数料無料。
- 入会金・年会費無料。
お申し込み~ご契約までご来店いただく必要はありません。
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(2023年10月20日現在)