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マイナ免許証とは?メリット・注意点(デメリット)や手続き方法をわかりやすく解説!

マイナ免許証とは?メリット・注意点(デメリット)や手続き方法をわかりやすく解説!
  • 2026年3月31日

  • この記事はこんな方におススメ!
  • マイナ免許証について知りたい方
  • マイナ免許証のメリット・注意点を知りたい方

マイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」の運用が始まっています。
現在は、運転免許証の持ち方が「マイナ免許証のみ」「運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち」「運転免許証のみ」の3パターンから選べるため、どのパターンにするか迷う方もいるのではないでしょうか?
この記事では、マイナ免許証とはどんなものなのか、また、メリットや注意点、切替方法をわかりやすく解説します。

目次

マイナ免許証とは

マイナ免許証とは、マイナンバーカードと運転免許証が一体化したものです。マイナンバーカードのICチップに免許情報を記録することで、運転免許証として利用できます。
マイナ免許証の使用は任意のため、すべての人が切り替えなければいけないわけではありません。

マイナ免許証はいつから始まった?

マイナ免許証は、2025年3月24日から全国で運用が始まりました。
2022年に道路交通法が改正され、マイナンバーカードと運転免許証の一体化に関する規定が整備されたことから、マイナ免許証の使用が可能になりました。
マイナ免許証は、運転免許証の更新時に切り替えるのがスムーズですが、更新時でなくても希望する日に切り替えることができます。

マイナ免許証の見た目や記載内容はどうなる?

運転免許証をマイナ免許証に切り替えても、マイナンバーカードの見た目が変わるわけではありません。運転免許証に記載されていた免許情報は、マイナンバーカードのICチップに記録されるため、カードの券面には印字されません。
【マイナ免許証に記録される情報】

  • マイナ免許証の番号
  • 運転免許取得日
  • マイナ免許証の有効期間の末日
  • 免許の種類(普通・大型など)
  • 免許の条件に係る事項(眼鏡等・AT限定など)
  • 顔写真
  • 色区分(優良:ゴールド、新規:若草色、その他:薄青色) など

免許情報は「マイナ免許証読み取りアプリ」で読み取るか、マイナポータルにログインすることで確認できます。
マイナ免許証とは

運転免許証の持ち方は3パターン

運転免許証の持ち方は、下記の3パターンから選べます。

  • マイナ免許証のみ
  • 従来の運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち
  • 従来の運転免許証のみ

運転免許証の持ち方

マイナ免許証のメリット

マイナ免許証には、次のような4つのメリットがあります。

  • オンラインで更新時講習の受講が可能
  • 住所や氏名などの変更手続きの負担軽減(住所変更ワンストップサービス)
  • 各種手数料が安くなる
  • 住所地以外での更新がスムーズ

では、具体的に内容を見ていきましょう。

オンラインで更新時講習の受講が可能

マイナ免許証を利用している場合、更新時講習をオンラインで受けることができます。
通常は運転免許センターなどで受講していた更新時講習を、スマートフォンやパソコンを通じて、自分の好きな時間に受講できるので便利です。
以下の条件をすべて満たす人はオンライン受講を受けられます。

  • マイナ免許証のみ、もしくは運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち
  • 講習区分が「優良」または「一般」
  • 70歳未満

オンライン講習は、あらかじめマイナ免許証をマイナポータルに連携させて利用します。
ただし、オンライン講習を受けた場合でも、適性検査や写真撮影、視力検査などは、運転免許センターや警察署などへ出向く必要があるので注意しましょう。
また、70歳以上は高齢者講習を、違反者は違反者講習を、運転免許センターなどで受講する必要があるため、オンライン講習は利用できません。

住所や氏名などの変更手続きの負担軽減(住所変更ワンストップサービス)

マイナ免許証のみを利用している場合、市区町村で住所や氏名の変更手続きをすればマイナ免許証にも連携されるため、警察署や運転免許センターへ出向く必要がなくなります。これを「住所変更ワンストップサービス」といいます。
対象者は、マイナ免許証のみの方です。
住所変更ワンストップサービスを利用するには、あらかじめ運転免許センターや一部の警察署などで利用開始の手続きをして、マイナポータルとマイナ免許証を連携させておく必要があります。この際、署名用電子証明書(6~16桁英数字の暗証番号)が必要になるので確認しておきましょう。

各種手数料が安くなる

マイナ免許証を利用すると、新規に免許を取得する際に支払う「新規免許取得手数料」や、免許更新時に支払う「免許更新時手数料」が、運転免許証のみの場合と比べて低く設定されています。
対象者は、マイナ免許証のみ、または、運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちの方で、その中でもマイナ免許証のみの場合、各種手数料が最も低くなります。
各種手数料の違いは以下のとおりです。
  マイナ免許証のみ 運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち 運転免許証のみ
新規免許取得手数料 1,550円 2,450円 2,350円
免許更新時手数料 2,100円 2,950円 2,850円
  • デジタル庁「マイナンバーカードの運転免許証利用」
    https://www.digital.go.jp/policies/mynumber/drivers-license

住所地以外での更新がスムーズ

住所地以外で運転免許を更新する場合、マイナ免許証を利用していると、条件を満たせば即日の更新が可能です。
また、マイナ免許証を利用している場合、住所地以外で更新手続きができる申請期間が延長されます。運転免許証のみの場合、更新期間の初日から誕生日までが申請期間でしたが、マイナ免許証になると更新期間の初日から免許証の有効期間の末日まで申請が可能になります。
この場合の対象者は、以下の両方に該当する方です。

  • マイナ免許証のみ、または運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち
  • 優良運転者、または一般運転者

なお、運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちの場合、マイナ免許証は即日更新できますが、運転免許証はこれまでどおり交付までに日数がかかるので注意しましょう。
マイナ免許証と運転免許証、2枚持ちの違い

マイナ免許証の注意点

マイナ免許証は手続きや費用面でのメリットが多い一方、注意点もあり、利用する方によってはデメリットに感じられることがあるかもしれません。
マイナ免許証には、次のような3つの注意点があります。

  • 「スマートフォンで提示」はできない(2026年3月時点)
  • 暗証番号の管理が必要
  • 紛失時のリスクが大きい

では、どんな注意点があるのか見ていきましょう。

「スマートフォンで提示」はできない(2026年3月時点)

運転時は、運転免許証もしくはマイナ免許証に切り替えた実物のマイナンバーカードを携帯する必要があり、スマートフォンのマイナンバーカードは運転免許証として利用することはできません。
現在、スマートフォンのAndroid端末は2023年5月11日から、iPhoneは2025年6月24日から、マイナンバーカードの機能をスマートフォンに追加して利用できるようになっています。
行政手続きはスマートフォンのマイナンバーカードが利用できますが、現時点(2026年3月時点)ではマイナ免許証として利用できないため、運転時に実物のマイナンバーカードを携帯していないと免許不携帯になるので注意が必要です。

暗証番号の管理が必要

マイナ免許証を利用するにあたっては、暗証番号の管理が必要です。
運転免許証をマイナ免許証に切り替えるときは、運転免許センターなどでマイナンバーカードのICチップに免許情報を記録します。その際、自身でマイナ免許証用に4桁の数字の暗証番号を設定します。
この暗証番号は、マイナ免許証の免許情報を確認するときなどに必要になります。
暗証番号を忘れたときや、誤った番号を複数回連続して入力してロックがかかったときは、運転免許センターや警察署で確認や解除の手続きが必要です。
さらに、マイナンバーカードには署名用電子証明書の暗証番号(6~16桁の英数字)があり、マイナポータルとマイナ免許証を連携させるときや、住所変更ワンストップサービスの利用時などで必要になります。
こちらの暗証番号も5回連続して入力を誤るとロックがかかります。その場合、スマートフォンから「JPKI暗証番号リセット」アプリを使ってコンビニのキオスク端末でパスワードを再設定するか、市区町村の窓口で解除する必要があります。
このように、マイナ免許証やマイナンバーカードでは複数の暗証番号を使用するため、安全に管理しなければいけない点は留意しておきましょう。

紛失時のリスクが大きい

マイナ免許証のみを利用している場合、マイナンバーカードを紛失すると同時に運転免許証も失うことになります。
この場合、市区町村でマイナンバーカードを再交付してもらう必要がありますが、再交付までは運転免許証がないため運転することができません。
ただし、2024年12月2日からはマイナンバーカードの「特急発行・交付制度」が開始されており、この制度を利用すれば原則1週間で再交付されたマイナンバーカードが自宅に届きます。住所地以外で申請するとマイナンバーカードが届くまでさらに日数がかかる場合があるので注意しましょう。即日運転する必要があるときは、運転免許センターなどで従来の運転免許証を交付してもらえます。
このように、マイナンバーカードを紛失しても再交付や運転免許証の交付を受けられますが、旅行中などすぐに対応できないときは困ることもあるでしょう。そういった場合にそなえて、運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちを選択するのも1つの方法です。
なお、マイナンバーカードを紛失したときは「マイナンバー総合フリーダイヤル」または「個人番号カードコールセンター」に速やかに連絡し、マイナンバーカードを一時停止しましょう。
このようにマイナ免許証を紛失した場合、あらゆる手続きが必要になる点は影響が大きいともいえます。

マイナ免許証の切替方法(手続き)

マイナ免許証の切替方法(手続き)
ここでは、マイナ免許証に切り替える手続きについて解説します。

手続きに必要なもの

マイナ免許証の切り替えに必要なものは、以下のとおりです。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(有効期限内であること)
  • 「運転免許更新のお知らせ」のハガキ(更新時に切り替える場合)
  • 予約完了時のQRコードまたは受付番号
    (更新時以外で切り替えるときは、予約完了時のメール本文)
  • 手数料
  • 署名用電子証明書の暗証番号(市区町村で設定した6~16桁の英数字)

このほか、免許に条件が付いているときは眼鏡や補聴器なども持参しましょう。

切り替え時の注意点

運転免許証の有効期限を過ぎて失効している場合、そのままではマイナ免許証へ切り替えることができません。
切り替えは、失効手続きを終えてから可能になります。マイナンバーカードを持参し、運転免許センターで失効手続きを済ませてから、マイナ免許証の申請をしましょう。

マイナ免許証の切替方法(手続き)

マイナ免許証に切り替える手続きは、運転免許センターや一部の警察署などで行います。
切り替えの手順は以下のとおりです。

  • STEP1:事前準備
  • STEP2:一体化の手続き
  • STEP3:マイナ免許証の免許情報の確認

では、順を追って切替方法を解説します。

STEP1:事前準備

まず、運転免許証やマイナンバーカードなど必要なものをそろえましょう。
手数料は、マイナ免許証のみにするか、運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちにするかで金額が異なります。
次に、運転免許センターなど申請場所と日時を予約します。70歳未満で免許を更新するときや、更新以外でマイナ免許証に切り替えるときは、原則予約が必要です。
マイナ免許証に切り替えるときは警察署の予約サイトから、もしくは予約専用ダイヤルへ電話をして来場予約をしましょう。東京都の場合は警視庁、道府県の場合は各警察署のWebサイトで予約先を確認できます。

STEP2:一体化の手続き

運転免許センターや警察署では、一体化の申請書を作成し提出します。
その後、マイナンバーカードの有効期限を確認して、免許AP(免許情報を記録するためのアプリケーション)を搭載し、マイナンバーカードのICチップに運転免許情報を記録します。

STEP3:マイナ免許証の免許情報の確認

マイナ免許証を取得できたら、下記の方法で運転免許情報を確認します。

  • マイナポータルから確認
  • マイナ免許証読み取りアプリで確認

マイナ免許証の切替手続きの流れ
\お金の置き方も見直しませんか?/

マイナ免許証のよくある質問(FAQ)

ここではマイナ免許証のよくある質問について回答します。

Q1.マイナンバーカードを失くしたら、運転できない?

運転免許証をマイナ免許証のみにした場合、あるいは2枚持ちでも運転時に携帯するほうをマイナ免許証にしている場合は、マイナンバーカードを携帯していないと免許不携帯になるため運転できません。マイナンバーカードを紛失したら、すぐにマイナンバー総合フリーダイヤルに連絡して、マイナンバーカードを一時停止してもらいましょう。それから市区町村でマイナンバーカードを再交付してもらいます。
また、すぐに運転する必要があるときは、運転免許センターなどで従来の運転免許証を即日交付してもらいましょう。

Q2.マイナ免許証にしたら、今の免許証はどうすればいい?

運転免許証をマイナ免許証のみにするときは、従来の運転免許証は返納します。
運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちにする場合、片方は運転時に携帯し、もう一方は大切に保管しておきましょう。

Q3.マイナンバーカードの有効期限が切れたらどうなる?

マイナンバーカード(18歳以上)の有効期限は10年で、電子証明書は5年です。どちらも期限となる年の誕生日まで有効となります。
マイナンバーカードの有効期限が切れたときは運転免許証の効力を失いますが、有効期限の2ヵ月から3ヵ月前に有効期限を知らせる通知が届くので、早めに更新しましょう。また、2025年9月1日からは、マイナンバーカードを更新する際、オンライン申請サイトから手続きを行うと、運転免許情報を引き継ぐことができるようになりました。

Q4.マイナ免許証に一本化したら運転免許証の更新手続き自体がなくなる?

マイナ免許証に一本化しても、更新手続きはなくなりません。従来の運転免許証と同様に、更新申請や適性検査、視力検査、更新時講習の受講が必要です。ただ、マイナ免許証にすれば免許更新時手数料が安くなり、オンライン講習が可能になります。

Q5.マイナ免許証のみの場合、警察官に提示を求められたら、どうすればいい?

警察官に運転免許証の提示を求められたときは、マイナンバーカードを提示しましょう。警察官は専用端末でマイナンバーカードのICチップから運転免許情報を読み取り確認します。

Q6.スマートフォンの「マイナポータル」画面を見せるだけで運転できる?

スマートフォンのマイナポータル画面は運転免許証にはならないので運転できません。現時点(2026年3月時点)では、運転時は実物のマイナンバーカードか、従来の運転免許証を携帯する必要があります。

Q7.レンタカーやカーシェアで使える?

レンタカーやカーシェアを利用する場合、一部の業者では既存会員であれば、マイナ免許証読み取りアプリをダウンロードすれば利用できる場合があります。とはいえ、マイナ免許証を使えないところが多いので、事前に確認しましょう。

まとめ

2025年3月24日から運用を開始したマイナ免許証ですが、利用は任意のため必ずしも切り替えが必要になるわけではありません。
従来の運転免許証も使えますが、マイナ免許証にすれば更新時や費用面でさまざまなメリットを得られます。
従来の運転免許証との2枚持ちも選べるので、マイナ免許証のメリットを理解しつつ、自分にとって最適な運転免許証を選びましょう。
\お金をためる・ふやすには?/
執筆者:前佛 朋子(ぜんぶつ ともこ)
執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
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