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いつかマイホームを持ちたい20代は要チェック!住宅ローン返済中のリスクを考えよう

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いつかマイホームを持ちたい20代は要チェック!住宅ローン返済中のリスクを考えよう
2020.5.19
20代のみなさんの中には、将来マイホームを持ちたいと考えている人もいるでしょう。一方で若いうちは家を購入すること自体、ピンとこなかったりもしますよね。たとえば“住宅ローン”と聞くと漠然と不安になりませんか?将来マイホームを購入するときに慌てないためにも、今のうちから住宅ローンについて少しずつ知っておくのが賢明です。そこで今回は、住宅ローンを組む際にどういった保険があるのかを解説します。

もしものことがあったら―住宅ローンで誰もが不安になること

マイホームを購入しようと思ったとき、多くの人は住宅ローンを組むでしょう。住宅ローンを利用すれば、マイホームの購入資金をあらかじめ貯めておかずとも、家賃を払うような感覚でローンを返済し土地建物を所有できます。
しかし住宅ローンを組む以上、長い期間返済を続ける必要があります。その金額が大きいだけに、住宅ローンを組む前にためらう人が実は多いものです。夫婦の収入にかたよりがある場合や、どちらか一方がメインの稼ぎ手である場合ならなおのこと。「自分にもしものことがあったら?」「病気で働けなくなったら?」と不安がよぎってしまいますよね。
そんな不安を払拭してくれるのが「団信」や「疾病保障付き住宅ローン」です。それぞれどんなものなのか詳しく紹介していきます。

住宅ローンに欠かせない「団信」

「団信」とは「団体信用生命保険」のこと。一部例外はあるものの、住宅ローンを組む際に同時に加入することが一般的です。でもこの「団信」という言葉、若いうちはあまり聞きなれないかもしれませんね。団信とは具体的にどんなものなのでしょうか。

借り手に万が一のことが起きたら……

住宅ローンは最長35年にもわたる長いお付き合い。返済期間中に借り手に万一のことが起きてしまったら、残りの家族は大きなローンを抱えてしまうことになりかねません。「団信」は、そんな事態を避けるための保険です。
団信に加入すると、借り手が死亡または高度障害状態になったりした場合に保険会社から金融機関へ、住宅ローンの残額分が支払われます。つまり住宅ローンが0円になった自宅に引き続き住み続けることができるのです。
団信の保険料は、住宅ローン金利に含まれていることが多いのが特徴です。そのため「保険料を払っている」という意識があまりないまま、団信の保険料の支払いをしている人も多いでしょう。

病気では保険金は支払われない

団信の保険金は死亡や高度障害状態になった場合にしか支払われないのが一般的。たとえば、ガンなどの病気になって働けなくなったとしても残額はそのままとなり、住宅ローンの支払いは続きます。
住宅ローンを組む上で団信は心強いのですが、将来のリスクは死亡や高度障害だけではないはず。がんなどの病気になって働けなくなったり、治療費が多くかかったりして住宅ローンの返済が難しくなることも考えられます。そういった不安を払拭するため、近年は病気への保障がついた団信や住宅ローンが人気です。

“疾病保障付”の団信や住宅ローンとは?

では“病気への保障(疾病保障)が付いた団信や住宅ローン”とは具体的にはどのようなものなのでしょう?
疾病保障付の団信や住宅ローンとは、特定の病気と診断されたり治療が長引いたりした場合に住宅ローンが0円になるもの。多くの銀行からさまざまな商品が出ています。
たとえば、「3大疾病保障付」と銘打っているものはがん・急性心筋梗塞・脳卒中の3つの病気を対象にしています。
さらに「7大疾病付」「8大疾病付」と、多くの病気に対応したものも。この場合は前述した病気のほかにも糖尿病や高血圧症など、年齢を重ねるとリスクの高まる病気を対象にしているのでより安心です。
加入の条件や保障内容もさまざまなので、ホームページなどでリサーチしておくといいでしょう。

“疾病保障”が必要なワケ

疾病保障付きの団信や住宅ローンを選べば、もしものときもさらに安心ですね。
とはいえ20代で「3大疾病」や「7大疾病」などといわれても、あまり身近な問題としては捉えられないという人もいるでしょう。でも今は実感できなくても、年齢が上がるにつれて病気のリスクは高まっていくものです。
さらに、年齢が上がるほど介護のリスクも高まります。厚生労働省の「国民生活基礎調査(2016年)」によると介護が必要となる大きな要因の一つに脳卒中があげられています。自分が介護状態になると、働いて住宅ローンを支払い続けることは困難です。多くの疾病保障付団信・住宅ローンでは脳卒中も保障対象となるので安心ですね。

若いうちからリスクに備えておくことが大切

必ず身に降りかかるとは限らないものの、「絶対に起こらないと言い切れない」のがリスクです。もしもの場合に備えて、若く健康で元気なうちにできる限り備えておくことも大切です。
20代の今はまだ、すぐにマイホームを購入するという人は少ないかもしれません。でも若いうちから住宅ローンや保険、リスクについての知識を増やしていくことは、きっと将来我が身を助けてくれるはずです!

執筆者:株式会社ZUU

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