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無担保ローンとは?種類やメリット・デメリット、注意点を解説!

無担保ローンとは?種類やメリット・デメリット、注意点を解説!
  • 2022年10月17日
  • 2023年9月28日
ローンには、担保が不要な無担保ローンと担保が必要な有担保ローンがあります。
無担保の場合、担保が必要ない分、申し込みはしやすいですが、デメリットや注意点もあります。一方、無担保ローンならではのメリットもありますので、特徴を把握し、目的や状況に合わせた利用を検討してみましょう。

無担保ローンと有担保ローンの違いとは

無担保ローンと有担保ローンの違いは、借り入れの際に担保を必要とするかどうかです。

無担保ローンとは

無担保ローンとは、担保がなくてもお金を借り入れできるローンのことです。
その代わり、無担保ローンは、有担保ローンと比較して利用者の返済能力が重視されます。

有担保ローンとの違い

有担保ローンは、借り入れの際に担保が必要になるローンのことです。代表的なものに住宅ローンがあります。
ローンを組んで住宅を購入する場合、土地や建物を担保に入れます。その担保には抵当権(優先的に弁済を受ける権利)が設定され、返済ができなくなったときに、担保を売却してローン残債を回収します。
つまり、担保がある分、有担保ローンは金融機関のリスクが低くなります。その分だけ利用者は低金利で借り入れできるほか、大きな金額を借り入れしやすいという特徴があります。

担保には人的担保と物的担保がある

担保とは、融資を受ける際に返済が難しくなった場合の保証となるもので、「人的担保」と「物的担保」の2種類があります。
人的担保とは、本人が返済不能に陥った場合に返済を保証する「人」のことで、いわゆる保証人のことです。
一方、物的担保とは、返済を保証できる「物」のことです。返済不能に陥った場合に換金し、債務を回収できる価値のある物(不動産など)を指します。

無担保ローンの種類とメリット・デメリット

無担保ローンにはどのような種類があるのか見ていきましょう。
また、無担保ローンのメリットとデメリットについても解説します。

無担保ローンの種類

代表的な無担保ローンとして、カードローン、フリーローン、クレジットカードのキャッシングを紹介します。

カードローン

カードローンは、銀行や消費者金融などが提供する無担保ローン商品です。
契約時に利用限度額が設定され、その範囲内で何度でも借り入れできます。使いみちは自由(事業性資金を除く)で、資金使途を金融機関に伝える必要はありません。
即日から1週間程度と比較的早く融資を受けられ、ATMや振込借り入れができる手軽さがメリットです。

フリーローン

フリーローンは銀行で取り扱っている無担保ローン商品で、使いみちは決められていません(事業性資金を除く)。
カードローンと違い、一度の契約でまとまった金額を借り入れします。追加で借り入れしたい場合は、もう一度契約しなければいけません。
また、使いみちが自由ではあるものの、申込時に資金使途の申告が必要な場合もあります。カードローンより借り入れのハードルは高くなりますが、その分、金利は低い傾向にあります。

クレジットカードのキャッシング

クレジットカードには、買い物代金の後払いができる「ショッピング機能」とは別に、お金を借り入れできる「キャッシング機能」が付帯されている場合があります。
カードローンと同じく、利用限度額の範囲内でATMなどからお金を借り入れでき、使いみちも決められていません(事業性資金を除く)。
一般的に利用限度額はカードローンより低いですが、クレジットカードにキャッシング枠を付帯していれば、改めて申し込む必要がなく、すぐに借り入れできるのが特長です。
カードローンより金利が高めに設定されている傾向があるため、比較してから利用を検討しましょう。

無担保ローンのメリット

無担保ローンのメリットを確認していきましょう。

Web完結で申し込みできる

無担保ローンは、Webのみで申し込みを完結できることも多いです。
スマートフォンやパソコンから必要書類をアップロードし、窓口に足を運ばなくても申し込みが完結します。
Web申し込みなら都合の良いときにいつでも申し込め、時間や場所を問いません。
カードローンのように、最終的に専用カードを郵送などで受け取る場合もありますが、最後まで自宅で手続きできる点は利便性が高いでしょう。

審査が早い

有担保ローンと比べ、審査が早く、借り入れまでの時間が短いメリットがあります。これは担保を必要としないためです。
有担保ローンの場合、担保の価値や保証人の返済能力の審査もすることになりますが、無担保ローンはそれが必要ないため、審査時間を短縮できます。
即日から数日程度で審査が完了し、スピーディな借り入れが可能です。

無担保ローンのデメリット

デメリットは、有担保ローンと比べて金利が高い傾向にあることです。
無担保ローンは担保がないため、返済が滞ったときの貸し手側のリスクが高いです。そのため、リスクにそなえて金利が高く設定されています。
金利が高ければ利息が増え、同じ金額を借りても返済総額は多くなります。たとえば、金利年3%と年15%で30万円を借り入れ、3年で返済する場合、返済総額は約6万円もの違いになります。
担保や保証人不要で借り入れできるのはメリットですが、有担保ローンより金利は高くなりやすいです。
そのため、繰り上げ返済を利用したり、最小限の金額を借り入れたりするなど、利息を抑える工夫はしたほうが良いでしょう。

無担保ローンを利用する際の注意点

無担保ローンを利用する際の注意点
無担保ローンのなかでも、代表的なのがカードローンです。
有担保ローンより借り入れのハードルは低いですが、カードローンを利用する際は注意したほうが良いこともあります。
特に金利は高くなりがちなため、契約前に確認するとともに、返済シミュレーションで返済の見通しを立てておきましょう。

金利や契約内容を把握する

カードローンを利用するうえで、金利や契約内容は必ず把握しましょう。
金利は返済総額に直接関係するものです。金利の高さだけでなく、返済期間が長くなっても、利息がかさんで返済負担は大きくなります。
いくらの金利でどれほどの期間借り入れするのかは大切な情報なので、契約時にはしっかり確認しましょう。
また、返済日などの契約内容も確認が必要です。返済日を間違って認識していると、延滞にもつながりかねません。返済が遅れれば、遅延損害金が発生しますので、返済負担がふえる原因にもなります。
適切に利用するためにも金利や契約内容の把握は大切であるため、適切に利用するためにも金利や契約内容をしっかりと確認してから借り入れするようにしましょう。

返済シミュレーションで返済計画を立ててから利用する

カードローンを借り入れするときは、返済計画を立ててから利用しましょう。無理な借り入れをすると、返済に行き詰まり、延滞してしまう可能性があります。
返済シミュレーションは、金融機関の公式サイトにあるシミュレーションツールを利用すればカンタンです。
三菱UFJ銀行の「バンクイック」でもシミュレーションツールを用意しており、返済額や返済期間の目安がわかります。
たとえば、借入金10万円を6ヵ月で返済したい場合、金利が年14.6%なら、毎月17,383円の返済額になることがわかります(*)
シミュレーションしたうえで返済が厳しそうな場合は、借入金額や返済期間を見直しましょう。このように事前に返済計画を立てておくことで、安定的な返済につながります。
カードローンは追加の借り入れもできますので、借り入れのたびにシミュレーションし、その都度無理がないか確認することも大切です。
\まずはシミュレーション!/
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」
\まずはシミュレーション!/
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」

カードローン以外にもさまざまな用途で利用できる無担保ローンがある

無担保ローンには、資金使途が決まっているものもあります。
自由には使えませんが、金利は低い傾向にあるため、目的に合わせて利用を検討してみましょう。

マイカーローン

マイカーローンは、主に自動車の購入や買い替えを目的としたローンで、銀行や信用金庫、ノンバンクなどが取り扱っています。
一般的に返済期間は10年以内であり、金利は年1%〜年10%台までさまざまです。借入可能額の上限は500~1,000万円程度が多く、変動金利と固定金利のローンがあります。
銀行のマイカーローンは金利が低い傾向にあるため、ローンで自動車を購入する際は検討してみましょう。

教育ローン

教育ローンは、入学金や授業料などの学費に利用できるローンです。日本政策金融公庫が取り扱う国の教育ローンと、金融機関が取り扱う民間の教育ローンがあります。
借入可能額は、国の教育ローンが上限350万円、自宅外通学や海外留学などは上限450万円です。民間の場合は、上限500万円〜1,000万円程度が一般的です。
国の教育ローンは借入可能額が少ないですが、多くの場合、民間金融機関よりも金利は低いです。
それぞれ資金使途や審査スピード、借入条件に違いがあるため、どちらを利用するかは、そのときの状況に応じてよく検討しましょう。

リフォームローン

リフォームローンは、住居の増改築や修繕などを目的としたローンです。
有担保型もあり、無担保型より金利は低めですが、抵当権設定費用などの諸費用がかかるため、少額であれば、無担保型のほうが良いケースもあります。
また、無担保型は借入期間が最長10年〜15年、借入可能額は1,000万円〜1,500万円程度が目安です。
それ以上の期間や金額が必要な場合は、有担保型が選択肢になります。

まとめ

ローンには、無担保ローンと有担保ローンがあります。
無担保ローンは家や土地などの担保がなくても申し込め、有担保ローンと比べて審査も早いことがメリットです。
代表的な無担保ローンには、カードローンをはじめ、フリーローン、クレジットカードのキャッシングがあります。これらのローンは基本的に使いみちが定められていませんが、マイカーローンや教育ローン、リフォームローンなど資金使途が決まっている無担保ローンもあります。カードローンやフリーローンより低金利で借り入れできる傾向があるため、目的に応じて利用を検討してみましょう。
ただし、一般的に無担保ローンは有担保ローンに比べて金利が高めに設定されています。そのため、借入金額は必要な範囲にとどめ、あらかじめ返済計画を立てておきましょう。
執筆者:國村 功志(くにむら こうじ)
執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者、一種外務員資格
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