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カードローンを低金利で利用したい!借り換えのメリット・デメリットなどをお教えします!

カードローンを低金利で利用したい!借り換えのメリット・デメリットなどお教えします!
公開日:2022年3月31日
カードローンの金利が高いから、低金利のカードローンに借り換えたい。そんな悩みを抱えている方は、カードローンの借り換えをするのも一つの手段です。

借り換えによって低金利にできれば、毎月の返済額を減らせます。借り換えのメリット・デメリットを確認していきましょう。

金利は借り入れする金融機関によって違う

カードローンの金利は金融機関ごとに異なり、金利の上限は法律によって厳密に定められています。

借入金額 上限金利
10万円未満 20%
10万円超~100万円未満 18
100万円以上 15
  1. 2022年3月7日時点

この上限金利の範囲内あれば、金利をいくらに設定するのかは金融機関が決められます。金融機関によって違いはありますが、カードローンを取り扱う金融機関の金利は以下のような金利設定が多いです。

  • 銀行系のカードローン:年1%台〜年14%前後
  • 消費者金融のカードローン:年3%台〜18%前後
  • クレジットカード系のカードローン:年1%台〜18%前後

このように金融機関によって金利が異なるので、カードローンを借りるなら低金利のものを選ぶほうが返済総額は抑えられます。

金利と併せて理解しておきたい「利息」とは?

金利と併せて利息についても知っておきましょう。金利は割合を表し、利息は金額そのものを表します。

たとえば、100万円を金利年15%で借りたのであれば、1年後には115万円を返済する計算になります。このときの差額15万円が利息です。カードローンの場合、利息は【借入金額 × 借入利率(年利)× 借入日数 ÷ 365日】という計算式で算出できます。

たとえば、10万円を年14.6%の借入利率で7日間借りた場合、利息は以下の計算で求められます。

借入金額10万円 × 金利年14.6% × 7日 ÷ 365日 = 利息280円

このケースでは利息は280円です。返済期間が短いと利息も少ないですが、期間が長くなるほど利息は多くなるので注意しましょう。

金利と利息は混同しやすいですが、金融機関が定める金利に応じて、元金に上乗せされるお金が利息です。

金利が高いと思ったら借り換えを検討するのもあり!

「現在契約しているカードローンの金利が高い」と思っているなら、借り換えを検討するのもありです。

カードローンの借り換えとは

借り換えとは現在契約しているカードローン会社Aから、別のカードローン会社Bに乗り換えることです。

たとえば、A社で100万円の借り入れがある場合、B社で100万円の借り入れをしてA社に返済します。そうするとB社に100万円の借り入れが残り、今後はB社に返済をしていくことになります。A社よりB社のほうが低金利であれば、利息の支払額も少なくできます。

このように1社対1社でカードローンを乗り換えることを「借り換え」と呼びます。

おまとめと借り換えの違い

借り換えと似た仕組みで、「おまとめ」というものがあります。おまとめとは、複数社の借り入れを1社にまとめることで、返済管理の負担を軽減できる方法です。複数社から借り入れがあると返済日や返済額を管理するのが大変ですが、おまとめを利用して借り入れを一本化すれば、返済計画を立てやすくなります。

たとえば、A、B、Cの3社から借り入れた合計金額をD社から借り、3社の借り入れを完済してD社にのみ返済します。

これがおまとめですが、返済先を一本化することで返済日が特定の1日のみになり、返済手続きを忘れにくくなったり、返済の手間が軽減されたりします。複数の金融機関から借り入れをしている方は、おまとめも検討してみましょう。

カードローン借り換えのメリット・デメリットとは?

メリット デメリット
金利の低いカードローンへの借り換えで利息を抑えられる 乗り換える際に再度審査が必要
毎月の返済額を減らせる 返済総額が増えてしまう可能性がある

カードローンの借り換えには利息が抑えられるなどのメリットがありますが、再度審査が必要などのデメリットもあります。そのため、メリットだけでなくデメリットも理解したうえで、借り換えを検討しましょう。

カードローン借り換えのメリット

カードローン借り換えのメリットとして、以下の点が挙げられます。

  • 金利の低いカードローンへの借り換えで利息を抑えられる
  • 毎月の返済額を減らせる

借り換え先をうまく選べれば、返済にかかる負担を減らせるでしょう。

金利の低いカードローンへの借り換えで利息を抑えられる

現在カードローンを契約しているA社の金利が年18%の場合、金利年15%のB社に借り換えすれば、3%も低くなります。100万円の借り入れなら、利息に年間3万円の違いが出るということです。

金利が低くなるということは利息も抑えられるようになるので、最終的な返済総額も減らせます。利息の負担が少なくなれば返済にも余裕が生まれ、気分的にも楽になるでしょう。

毎月の返済額を減らせる

カードローンの金利は金融機関によって異なるため、毎月の返済額も金融機関によって異なります。そのため、低金利のカードローンに借り換えることで、毎月の返済額を減らせます。

たとえば、50万円を金利年18%で借りる場合と、金利年15%で借りる場合の毎月の返済額を見てみましょう。返済期間は3年とします。

  適用金利 増減額
18
15
毎月返済額 18,076 17,332 744円減少
利息総額 150,736 123,952 26,784円減少
返済総額 650,736 623,952 26,784円減少

上記のケースでは、低金利のカードローンに借り換えることで毎月の返済額に744円の余裕が生まれます。その結果、返済総額も26,784円少なくなります。

この差は返済期間が長くなるほど広がるため、今より低金利のカードローンがある場合は早めに借り換えたほうがおトクでしょう。

カードローン借り換えのデメリット

カードローン借り換えには、以下のデメリットがあります。

  • 乗り換える際に再度審査が必要
  • 返済総額が増えてしまう可能性がある

乗り換える際に再度審査が必要

カードローンの借り換えは別の金融機関と契約する必要があるため、再度審査を受けなければなりません。そのため、審査に落ちてしまうと、その金融機関では借り換えができません。

カードローンの審査基準は金融機関によって異なりますので、もし借り換え審査に落ちてしまっても、別の金融機関への申し込みを検討しましょう。

返済総額が増えてしまう可能性がある

カードローンをせっかく借り換えしたにも関わらず、返済総額が増えてしまう場合があります。これは返済方式が「元金定額方式」から「元利定額方式」に変わったときに起こりやすいです。

元金定額方式とは、毎月返済する元金が一定で、そこに利息を上乗せした金額を返済する方法です。それに対して元利定額返済とは元金と利息をあわせた返済額が毎月一定に固定された返済方法です。

借入金額が同じ場合、元金定額方式から元利定額方式に借り換えると毎月の返済額は減少します。しかし、元利定額方式のほうが元金に充当する金額が少ないため、その分返済期間は伸びてしまいます。そのため、支払利息は増え、返済総額が増えることになります。

例として元金定額方式から元利定額方式に借り換えた場合の返済総額の違いを見てみましょう。借入金額は50万円、金利は年15%、返済期間は3年とします。

  元金定額方式 元利定額方式 増減額
毎月返済額 20,137円 17,332円 2,805円減少
利息総額 115,571円 123,952円 8,381円増加
返済総額 615,571円 623,952円 8,381円増加

元利定額方式に借り換えたことで毎月の返済額は減らせていますが、返済総額は増加しています。それでも毎月の負担を減らしたいなら借り換えメリットはあるものの、全体で見ると支払う利息が増える点は注意しましょう。

また、同じ返済方式でも毎月の返済額が減ると、返済期間が長くなるため支払利息が増加することもあります。

カードローンの金利・利息で注意すべきポイント

カードローンの金利・利息で注意すべきポイント

カードローンを契約するうえで、金利・利息は重要です。金利・利息に関して注意すべきポイントは、以下の5つです。

  • 違法な金利でないか
  • 適用される金利はいくらなのか
  • 借入期間の起算日はいつなのか
  • 返済計画はしっかり立てられているか
  • 借りすぎになっていないか

(1)違法な金利でないか

カードローンの上限金利は法律で定められています。めったにありませんが、まれに法定の上限金利を超えて違法な金利で貸し付けをしている金融機関があるので注意しましょう。

カードローンの契約前には、貸付金利が違法でないか一度確認することをおススメします。

(2)適用される金利はいくらなのか

カードローンでは年◯%〜年◯%など、金利に幅を持たせています。借入金利は審査結果に応じた利用限度額によって決まりますが、実際の適用金利は一番低い金利とは限りません。しかし、金融機関のホームページに掲載されている金利は、他社との比較のうえでも目安になるため、事前にチェックして検討材料にしましょう。

三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」であれば、以下のように金利が設定されています。

ご利用限度額 お借入利率
500万円以下400万円超 1.8%〜年6.1%
400万円以下300万円超 6.1%〜年7.6%
300万円以下200万円超 7.6%〜年10.6%
200万円以下100万円超 10.6%〜年13.6%
100万円以下10万円以上 13.6%〜年14.6%
(*)2022年3月7日時点

審査を受けないと実際の適用金利はわかりませんが、利用限度額ごとの金利幅は確認できるため、金利の目安を知るためにもチェックしておきましょう。

(3)借入期間の起算日はいつなのか

カードローンの利息は、日割りで計算されます。そのため、1日でも借入期間が長くなると利息が増えて返済総額も増加します。

そこで借入期間の起算日がいつになるのかが重要です。しかし、起算日は金融機関によって異なるため、ホームページやコールセンターで確認してみましょう。

(4)返済計画はしっかり立てられているか

カードローンを借りる前には、無理なく返済できるように返済計画を立てましょう。返済計画を立てるうえでは、以下のポイントが重要です。

  • 毎月の返済額はいくらなのか
  • 臨時返済(繰上返済)できるかどうか

カードローンは、毎月必ず返済する必要があるため、借り入れする前に返済額に無理がないか確認しましょう。毎月の返済だけでなく、ボーナスなどで臨時返済も行うと返済期間が短縮されます。

完済時期が早まると返済総額も少なくなるため、臨時返済の活用も検討しましょう。

(5)借りすぎになっていないか

カードローンは利用限度額内でいつでも借り入れできることがメリットです。しかし、追加で借り入れをすると月々の返済額や返済総額が変わるため、気付いたら支払いが苦しくなってしまったという事態もありえます。

カードローンは、金融機関のホームページで返済シミュレーションができるところも多いため、無理なく返済していけるのか事前に確認しましょう。

借り換えの際は、事前にシミュレーションをしましょう

低金利のカードローンに借り換えできれば、通常は利息を抑えて返済総額も減らせます。しかし、事前によく確認せず借り換えをしてしまい、返済総額が増えてしまったというケースもあります。

そのため、カードローンの借り換えを検討している方は、事前にシミュレーションをして、毎月の返済額とあわせて返済総額もチェックし上手に借り換えをしましょう。

執筆者:國村 功志(くにむら こうじ)
執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者
一種外務員資格
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