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カードローンの残高とは?確認方法や残高が減らない場合の対処法を解説!

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カードローンの残高とは?確認方法や残高が減らない場合の対処法を解説!
公開日:2022年9月12日
カードローンの利用明細書には「残高」が記載されていますが、これが何の残高を意味しているか、ご存じでしょうか?
今回は意外と間違えやすいカードローンの「残高」の正しい意味と確認方法、そして残高が減らない場合の対処法についてわかりやすく解説します。

意外と間違えやすい!カードローンの残高の意味とは?

カードローンの「残高」とは、借入金額から返済済みの金額を引いたものです。
たとえば、カードローンで50万円を借り入れて30万円を返済した場合、50万円 - 30万円 = 20万円が「残高」ということになります。
カードローンの利用明細には「ご利用残高」と記載されていることが多いので、「残高」=「利用可能な金額(借りられる金額)」だと誤解する人もいますが、正しくは「残高」=「今、借りている金額(これから返済しなければならない金額)」です。
なお、クレジットカードの明細書に記載されている「ご利用可能額」や「ご利用可能残高」は、そのクレジットカードでショッピング・キャッシングできる金額、つまりこれから使える金額のことで、カードローンの「利用残高(返済しなければならない金額)」とはまったく意味が異なります。
この2つを混同しないよう、注意しましょう。

カードローンの残高を確認する方法は大きく分けて4つ

カードローンの利用残高は、主に次の4つの方法で確認することができます。
残高をなんとなく覚えているつもりでも、いざ確認してみると覚えていた金額と違うことも十分考えられます。スムーズに返済を進めるためにも、定期的に残高を確認するよう心掛けましょう。

アプリ

金融機関によっては、カードローン会員専用のアプリを提供しているところもあります。
スマートフォンにアプリをインストールしておけば、インターネット環境のあるところなら、いつでも・どこでも利用残高を確認できます。
たとえば、三菱UFJ銀行「バンクイック」のアプリの場合は、指紋や顔認証でログインができ、IDやパスワードの入力が不要です。「なりすまし」による不正ログインも防止できて安心です。

ホームページ

カードローンを借りている金融機関の会員ページで確認できます。
詳細は各金融機関によって異なりますが、たとえば三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」の場合はホームページで会員ページにログイン後(ID・パスワード必要)、「ご利用残高照会メニュー」をクリックすると確認できます。

ATM

各金融機関の店舗にあるATMや、提携先のコンビニATMにカードを挿入し、利用残高を確認することができます。
ATMで返済している人は、返済する度に利用残高を確認すると良いでしょう。

電話

金融機関に電話して、残高を確認することもできます。ローンカードの番号を口頭で伝える必要があるため、手元に準備したうえでかけるようにするとスムーズです。
なお、電話での確認はホームページやアプリでの確認に比べて、本人確認などに時間がかかるうえ、一般的に各金融機関の営業時間内のみの対応となります。

残高がなかなか減らない!その原因と対処法

カードローンの利用残高=返済しなければならない金額です。確認する度に「まだこんなにある。なかなか減らないな」と感じる人も少なくないのではないでしょうか。
残高がなかなか減らない理由は、大きく分けて次の2つです。残高が減らない理由を把握して、よりスムーズに返済ができるよう対処しましょう。

原因① 返済額に占める利息の割合が高い

カードローンの返済額には利息分が含まれており、全額が元金(借入金)の返済に充てられるわけではありません。したがって、返済額に占める利息の割合が高ければ高いほど、元金分の返済が進みにくくなります。
カードローンを利用する際には、各金融機関がホームページで提供している返済シミュレーションを利用して、返済額に含まれる元金と利息の割合を確認しましょう。
利息分を減らすには元金を減らす必要があります。返済額に占める利息の割合が高くて利用残高がなかなか減らない場合は、毎月の返済額をふやす、もしくは臨時返済(余裕があるときに追加で返済)をして元金の返済をしましょう。
たとえば、三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」で20万円を年利14.6%で借りる場合、毎月5,000円ずつ返済すると返済までに4年7ヵ月かかりますが、10,000円ずつ返済すると1年11ヵ月で返済できます(*)。
返済期間を短縮できれば、その分、利息を抑えられるので、返済総額も減らすことができます。

原因② 新たな借り入れを繰り返している

カードローンには返済途中・完済後であっても、利用限度額の範囲内であれば、繰り返し借り入れができるメリットがあります。
しかし、当然ながら、先に借りた分の返済が終わる前に新たに借りてしまうと、利用残高を減らすことはできません。
利用残高を減らしたい、ゼロにしたい場合は、今の借り入れの返済が終わるまでは追加の利用は控えるようにしましょう。

カードローンの追加利用ができない。「利用可能額0円」と表示されるのはなぜ?

カードローンの追加利用ができない。「利用可能額0円」と表示されるのはなぜ?

「利用可能額=0円」と表示される原因

カードローンの利用可能額を確認して「0円」と表示されている場合は、原則としてカードローンの利用ができません。
利用可能額が0円と表示される原因は、主に次の3つが考えられます。
  • 利用限度額を超えてしまっている
  • 金融機関による審査で利用状況に問題があると判断され、利用限度額が下げられている
  • 返済遅延などで一時的に利用できなくなっている
いずれの場合も、「利用可能額が0円」になっているということは、カードローンが計画的に利用できていないということです。
返済ができなくなってしまったりすることを避けるためにも、利用残高をこまめに確認し、借り過ぎないようにすることが大切です。

口座付帯のカードローンは、預金残高がマイナスになることも

銀行の提供するカードローンのなかには、「自動融資」機能が付いているものがあります(すべての銀行のカードローンに自動融資機能が付いているわけではありません)。
自動融資とは、カードローン利用者の銀行口座の残高が足りず、引き落としができなくなった際に、不足額がカードローンの利用限度額の範囲内で自動的に融資される仕組みです。
ただし、自動融資は預金口座の残高不足がカードローンの返済による場合は、適用されません。
自動融資が行われると、融資された金額分がマイナスで表記されます。たとえば、預金残高がゼロのときに3万円の自動融資を受けた場合は、預金残高が-30,000円と表記されることになります。
自動融資は、口座振替ができないことによるトラブルが避けられるという点では、便利な仕組みです。
しかし、自動融資が行われると、当然ながら利用残高が増えてしまい、返済の負担が大きくなります。
知らぬ間に自動融資されて利用残高が増えてしまったという事態を避けるためにも、口座振替を利用している場合は、預金の残高が十分にあるかどうかをこまめに確認するようにしてください。

まとめ

カードローンの利用残高とは、今現在、借りている金額(これから返済しなくてはならない金額)のことです。
利用残高がなかなか減らない場合は、月々の返済額を増やす、臨時返済をするなどして、元金の返済を進めましょう。
また、カードローンは利用限度額内であれば、何度でも借り入れをすることができますが、カードローン利用中に新たに借り入れをする場合は、無理せず返済ができるかどうか、収支のバランスが適正かどうかをよく考えて、慎重に判断するようにしてください。
執筆者:相山 華子(あいやま はなこ)
執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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