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カードローンの利息の計算方法は?金利との違いもわかりやすく解説!

カードローンの利息の計算方法は?金利との違いもわかりやすく解説!
  • 2022年5月9日
  • 2023年8月25日

カードローンの利息がいくらか、ご存じですか?カードローンは、担保不要で借り入れができる、個人向けの融資サービスです。

銀行やコンビニのATM、インターネットからも借り入れができて、用途を限定されないのが特徴です。

しかし、忘れてはならないのが「利息」です。利息は、あらかじめ設定された金利と借り入れた金額、返済までの日数によって変わるため、この条件を変えることで、返済総額も変わります。

今回は、カードローンで借り入れをするときに覚えておきたい利息の仕組みと計算方法について解説します。


目次

カードローンの「金利」とは?「利息」や「実質年率」、「利子」との違い

カードローンの「金利」は、借入金額に対する利息の割合を年利で表示したものです。

ローン商品によっては利息以外に手数料などが発生する場合があるため、それらも含めて計算したものを「実質年率」といいます。

具体的に見ていきましょう。

カードローンとは

カードローンとは、銀行などの金融機関やカード会社、消費者金融といった貸金業者が提供する個人向けの融資サービスです。

カードローンを契約すれば、銀行やコンビニのATMから、利用限度額の数十万円~数百万円の範囲内でいつでも借り入れと返済ができます。

また、ATMに行かなくても、直接本人口座に振り込まれることにより、借入可能な場合もあります。

ローンのなかには、目的が決められているものや、借り入れの際に担保が求められるものがあります。

しかし、カードローンは資金使途が自由で、担保も不要です(事業性資金を除きます)。

審査で定められた利用限度額の範囲内であれば、毎日の生活費などの少額から、高額な旅行や大きな買い物まで使える、手軽さと利便性が特長です。

金利とは

金利とは、借入金額(元金)に対する1年間の利息の割合を「%」で表したものです。

通常は年利表示されており、借入金額と金利から利息を求められます。

利息 = 借入金額(元金)× 借入利率(金利)× 借入日数 ÷ 365日

たとえば、100万円を1年間借りたときに金利10%なら、

利息10万円 = 借入金額100万円 × 借入利率10% × 借入日数365日 ÷ 365日

で、1年間で10万円の利息を支払う、ということになります。

金利と利息(利子)の違いは?

金利が借入金額に対する利息の割合なのに対し、利息は金利をもとに算出される手数料のようなものです。借入金を返済するときに、元金と利息を返済します。

利子という言葉もありますが、利息とほとんど同じ意味で使われ方をします。お金を貸す側が受け取る対価を「利息」、借りる側が支払う対価を「利子」と使い分けることもありますが、それほど厳密ではありません。

金利と実質年率の違い

実質年率とは、借入金額の利息に諸経費を含めて計算した実質の金利です。

諸経費には手数料や保証料といった経費が含まれます。

住宅ローンを例にすると、借入金額に対する利息以外に事務手数料や保証料が発生しますので、それらを含めた実質の金利を実質年率と呼びます。

カードローンにおいては、三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」をはじめ、多くは手数料や保証料が発生しません。

金利が10%であれば、実質年率も10%です。

カードローンの利息の計算式は意外とカンタン

実際に借り入れをすると、どのくらいの利息になるのか、計算式を使って利息の金額を算出してみましょう。

利息は日割り計算で求める

カードローンに表示されている利率は年率表示ですので、実際の利息は借入金額に対して発生する1年分の利息を日割り計算して求めます(1年=365日、うるう年は366日で計算)。

利息 = 借入金額(元金)× 借入利率(金利)× 借入日数 ÷ 365日(*)

  • 借り入れ当日除く、土日祝日含む

利息の計算例

例として、金利14.6%で借り入れした10万円を、借入期間1ヵ月と3ヵ月で返済した場合の利息を計算してみましょう(1ヵ月=31日、3ヵ月=92日で計算)。

<10万円を1ヵ月で返済した場合の利息>

  • 借入金額(元金):10万円
  • 借入利率(金利):14.6%(年)
  • 借入期間:1ヵ月(31日)
  • 利息計算:100,000円×14.6%×31日÷365日=1,240円

<10万円を3ヵ月で返済した場合の利息>

  • 借入金額(元金):10万円
  • 借入利率(金利):14.6%(年)
  • 借入期間:3ヵ月(92日)
  • 利息計算:100,000円×14.6%×92日÷365日=3,680円

上記のように、1ヵ月のような短期間で借りた場合は、支払う利息は1,240円となり、3ヵ月だと3,680円の利息が発生します。

借入金額が少ないため、利息も少なく感じるかもしれませんが、3ヵ月の場合は1ヵ月借り入れしたときより約3倍も多くの利息を支払っています。

借入期間が長引く場合は、利息に注意しましょう。

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金利の上限は利息制限法で決められている

金利の上限は利息制限法で決められている

カードローンの金利はカードローン各社それぞれが決めています。

しかし、金利はいくらに設定してもよいわけではなく、「利息制限法」という法律で定められた、借入金額に応じた上限が定められています。

カードローンは、この法律に則った金利で貸付を行っています。

利息制限法に規定されている上限金利

借入金額(元金) 上限金利(年率)
10万円未満 20%
10万円以上100万円未満 18%
100万円以上 15%
上限を超える利率で貸し付けることはできないため、万が一上限を超えた金利(超過金利)と、それに伴う利息が発生したとしても、超えた部分は無効になり、借り手が支払うのは上限内の利息のみになります。

また、上限金利だけを見ると、100万円の借り入れに対して、15%(15万円)の利息がすぐに発生するように捉えがちですが、上限金利は年率ですので、まるまる支払ったことになるのは、1年かけて完済した場合です。

実際には、借り入れから返済までの日数で日割り計算されますので、同じ借入金額、同じ金利なら、早く完済すればするほど、利息は少なくなります。

利息を抑えながらカードローンを利用するには「繰り上げ返済」の活用を

借り入れの期間が長くなると利息がかさんでいきます。

利息を抑えながら余裕を持ってカードローンを利用するには、繰り上げ返済を積極的に活用しましょう。

繰り上げ返済で利息を減らせる

繰り上げ返済とは、毎月の期日までに行う返済とは別に、任意のタイミングと金額で行う返済のことです。臨時返済とも呼ばれます。

通常の返済では返済額が元金と利息に充てられますが、繰り上げ返済はその全額が元金の返済に充てられます。

カードローンの利息は元金をもとに計算されるため、繰り上げ返済は利息を減らす効果が大きく、結果的に返済総額を抑えることにもつながります。

同時に、元金が減った分だけ返済期間も短縮できます。

繰り上げ返済の方法は?

繰り上げ返済の方法は、主に3つあります。

<繰り上げ返済の主な方法>

  • 銀行やコンビニのATMから返済する
  • 銀行振込で指定口座に入金する
  • 無人契約機から返済する

銀行やコンビニのATMは、利用できる時間帯であれば、いつでも返済できます。

便利な返済方法ですが、ATM利用手数料は無料のところと有料のところがあるので確認しましょう。

銀行振込は指定口座に入金することで繰り上げ返済ができます。

インターネットバンキングで振込できる金融機関もあり、24時間いつでも手続きできて利便性の高い返済方法です。

無人契約機からの返済は、消費者金融のカードローンで一般的な方法です。

  1. 三菱UFJ銀行では無人契約機のご用意はありません

銀行やコンビニのATMでは利用手数料がかかる場合でも、無人契約機では手数料が無料とされていることがあります。

どのような返済方法に対応しているかは金融機関によって異なりますので、事前にホームページなどで確認しておきましょう。

まとめ

カードローンの金利とは、借入金額(元金)に対する1年間の利息の割合を年利で表したものです。利息は以下の計算方法で求められます。

利息 = 借入金額(元金)× 借入利率(金利)× 借入日数 ÷ 365日

金利が高く、借入期間が長引くほど利息も増えていきますので、無理のない金額で借り入れするなど、計画的に利用しましょう。

返済シミュレーションを利用すれば、返済額や返済期間を確認できるため、借りすぎを防ぐことにも役立ちます。

余裕があれば繰り上げ返済で利息を抑え、上手にカードローンと付き合っていきましょう。

執筆者:國村 功志(くにむら こうじ)
執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者、一種外務員資格
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