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デビットカードは何歳から作れる?高校生のお金の勉強におススメな5つの理由

デビットカードは何歳から作れる?高校生のお金の勉強におススメな5つの理由
公開日:2023年6月20日
キャッシュレス決済が広く浸透している現在、「早いうちから子供にお金の勉強をさせたい」と考えている保護者や、「便利な支払い方法を使いたい」と考えている高校生は多いのではないでしょうか。
そんなご家庭におススメなのが「デビットカード」です。デビットカードは15歳(中学生は除く)から発行でき、高校生でも持つことができるカードです。
この記事では、高校生のお金の勉強にもぴったりのデビットカードについて紹介します。

目次

デビットカードってなに?

デビットカードは、利用と同時に口座から代金が引き落とされる即時決済型のカードです。
まずはデビットカードの基本情報をおさえておきましょう。

クレジットカードよりシンプル&安心

デビットカードの大きな特徴は、「使ったその場で代金が口座から引き落とされる」という点です。
1ヵ月の利用代金を後払いで支払うクレジットカードに比べると、即時決済のデビットカードは利用状況をリアルタイムで管理しやすいメリットがあります。
また、デビットカードは口座の残高が利用限度額となるので、口座残高以上に使いすぎてしまう心配がありません。
口座残高とは別に自身で利用限度額の設定もできるため、「予算の範囲内でお小遣いを管理したい」という高校生にもぴったりです。

デビットカードは2種類ある

デビットカードには、金融機関のキャッシュカードをデビットカードとして使える「J-Debit」と、VisaやMastercard®、JCBなどの国際ブランドがついた「ブランドデビット」の2種類があります。
J-Debitは多くのキャッシュカードについているサービスで、新たにカードを発行する必要がありません。
ただし、利用時間や利用店舗が限定される点に注意が必要です。
一方、ブランドデビットは国際ブランドの加盟店で利用できるため、J-Debitに比べて幅広いシーンで活用できることが特徴です。
日本国内だけでなく海外の加盟店でも利用でき、利便性が高いメリットがあります。
なお、この記事ではブランドデビットのデビットカードについて解説するものとします。

【おススメの理由1】高校生でも持てるくらい安心

デビットカードは利用と同時に代金が口座から引き落とされるため、口座残高や利用状況が管理しやすいことが特徴です。
口座残高以上の支払いには利用できないため、キャッシュレス決済が初めての高校生でも使いやすいメリットがあります。

デビットカードは高校生でも持てる

キャッシュレス決済の代表例としてクレジットカードが挙げられますが、クレジットカードは一般的に「18歳以上」が申し込み対象となっています。
これは、クレジットカードが後払いで請求される仕組みであるためです。
クレジットカードは1ヵ月分の利用代金を後日まとめて支払うことから、入会審査において「きちんと支払いが行えるかどうか」という支払い能力を重視されます。
そのため、未成年である18歳未満はクレジットカードを申し込むことができません。
一方、即時決済型のデビットカードは申し込みにあたって支払い能力が重視されないため、15歳(中学生は除く)から発行することができます。
本人名義の金融機関口座があればすぐに申し込みができるので、お年玉やお小遣いの管理に使っている口座でデビットカードを発行することも可能です。

【おススメの理由2】現金より便利

高校生になると、通学の定期代や参考書の購入費などまとまった金額を支払う機会も多くなります。
しかし、その都度現金を準備して持ち歩くのは不便かつ心配も大きいでしょう。
デビットカードはキャッシュレスで即時決済できるため、現金感覚で便利に支払いが行えます。

デビットカードがあれば多額の現金を持ち歩く必要がなくなる

前述の通り、デビットカードを使って決済すれば、多額の現金を持ち歩く必要がありません。
保護者の方にとっても現金の紛失や盗難を心配しなくてよいため、安心感につながるポイントといえます。
また、ブランドデビットであれば国際ブランドの加盟店で利用できるので、定期代の支払いや部活で使うアイテムの購入費など、さまざまな場所で利用できるのも嬉しいメリットです。
高校生が使えるキャッシュレス決済は他にもプリペイドカードがありますが、プリペイドカードは事前にお金をチャージしておかなければなりません。
デビットカードは口座に残高があればすぐに支払いに利用できるため、現金やプリペイドカードに比べて手軽に決済できることが特徴です。

【おススメの理由3】お金の勉強にちょうどいいシンプル機能

【おススメの理由3】お金の勉強にちょうどいいシンプル機能
デビットカードの特徴は、「使ったその場で代金が引き落とされる」というシンプルな機能です。
現金と同じ感覚で利用できるので、キャッシュレス決済を初めて利用する高校生にとっても仕組みが分かりやすいメリットがあります。

使ったと同時に引き落とされるから管理しやすい

デビットカードは即時決済型のカードであるため、利用状況を管理しやすいことが特徴です。
クレジットカードの場合は、利用から支払いまで1ヵ月前後のタイムラグがあることから、「思ったよりも使いすぎてしまった」と後悔することも珍しくありません。
その点、デビットカードは利用と同時に代金が口座から引き落とされるので、「自分がいくら使ったのか」ということをリアルタイムで把握できます。
会員用Webサイトやインターネットバンキングを利用すれば、「どこでいくら支払ったか」という履歴も追えるため、お小遣いの管理にも便利です。

使いすぎにくい仕組み

デビットカードは口座残高以上の支払いには利用できないため、使いすぎの心配なく支払いやショッピングに利用できます。
しかし、中には「予算を設定して、それ以上は使えないようにしたい」という方もいるかもしれません。
その場合は、口座残高とは別に利用限度額を設定することが可能です。三菱UFJ銀行が発行する「三菱UFJデビット」は1日、1回、1ヵ月で限度額の設定をすることができます。
たとえば、利用限度額を月3万円に設定すれば、それ以上の口座残高があっても月3万円を超える支払いには利用できません。
「使いすぎをより防止したい」という方は、自分で利用限度額を設定しておくと良いでしょう。

支払い回数は1回のみ

クレジットカードには利用代金を分割で支払う方法や、毎月の支払い額を一定額で支払う方法など、多くの支払い方があります。

しかし、初めて利用する方にとっては仕組みや手数料の理解が難しく、使いすぎにつながってしまうこともあるかもしれません。

その点、デビットカードは支払い回数が1のみに限定されています。
使ったその場ですぐに代金が引き落とされるので、「いつの間にか利用代金が膨らんでしまった」という心配もなく、初心者でも使いやすいカードです。

国内でのキャッシング機能がついていない

クレジットカードには、実際の口座残高以上に現金を引き出せる「キャッシング機能」がついています。
保護者の中には、「子供がキャッシング機能を知らずに使ってしまわないか不安」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、デビットカードにはそもそも国内でのキャッシング機能がついていないため、高校生が誤ってキャッシング機能を使ってしまう心配がありません。
あくまで口座残高もしくは自分で設定した金額内でしか利用できないので、「決済以外の用途で使えないようにしたい」という方にとっても安心です。

【おススメの理由4】ネットショッピングに使える

デビットカードは、ネットショッピングの支払いに使うことも可能です。
高校生がネットショッピングを利用する場合、代金引換や銀行振り込み、コンビニ払いなどが主な支払い方法になりますが、手間や手数料がかかるデメリットがあります。
保護者のクレジットカードを使う方法もありますが、ネットショッピングの都度決済をお願いするのは気が引けるかもしれません。
高校生になったら、予算内でショッピングを行う練習も兼ねてデビットカードを使うのもひとつの手です。

「国際ブランド」のデビットカードはネットショッピングに使える

ブランドデビットは、クレジットカードと同様にネットショッピングの支払いにも利用できます。
ネットショッピングで利用する場合は、支払い方法で「クレジットカード払い」を選択してください。
その後、カード番号や有効期限、セキュリティコード(カード裏面に記載の数字3桁)などの情報の入力を求められますので、カードの券面を見ながら入力しましょう。
三菱UFJデビット券面イメージ
デビットカードの利用履歴は明細で確認できますので、お小遣いの範囲内でネットショッピングを楽しむ練習にもなります。

【おススメの理由5】海外留学や修学旅行にも

高校生になると、海外留学や海外へ修学旅行に行く可能性も増えます。
渡航先での万が一の事態に備えて、「家族カードを作ってクレジットカードを持たせたい」と考えている保護者の方もいるかもしれません。
しかしクレジットカードの場合、盗難や紛失などのトラブルで何十万円もの損害が生じてしまうリスクもあります。
その点デビットカードであれば、最悪の場合でも口座残高を超える損害が生じることはありません。
海外へデビットカードを持っていく場合は、口座に必要以上にお金を入れずに管理しておくと安心です。
また、留学先でお金が足りなくなった場合は、紐づけされた口座に保護者が振り込みすれば、現地での支払いや買い物にすぐに利用できるようになります。
海外の金融機関に海外送金する場合に比べて、手間や手数料が軽減される点も大きなメリットです。

「国際ブランド」のデビットカードは海外でも使える

ブランドデビットは、海外でのショッピングでも利用できます。VisaやJCBなど国際ブランドの加盟店で利用できるので、クレジットカードと同様に多くの店舗で利用できる利便性があります。
また、デビットカードは国内でのキャッシングはできないものの、海外ATMでは現地通貨を引き出すことが可能です。
お金が必要となったときに引き出すようにすれば、海外で多額の現金を持ち歩く心配もいりません。

まとめ

デビットカードは使ったその場ですぐに代金が引き落とされるため、初めてキャッシュレス決済を使う高校生にもおススメのカードです。
利用限度額は口座残高もしくは自分が設定した金額になるので、「予算の範囲内でショッピングや友達との交際を楽しむ」というお金の勉強にもなります。
ぜひマネーリテラシーを高める目的としても、デビットカードの利用を検討してみましょう。
執筆者:椿 慧理(つばき えり)
執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、1種外務員資格、内部管理責任者
※記事内の情報は更新時点のものです。最新情報は別途ホームページ等でご確認ください。
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