キャッシュレス、使いすぎが怖い人は「デビットカード」一択?その理由
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2020.9.30
現金がなくても支払いのできるキャッシュレス決済が、近ごろ急速に広がっています。便利でおトクと言われているものの“手元にないお金”を使うことから、「使い過ぎそうで怖い……」と心配な人も多いのではないでしょうか。そこで、キャッシュレス初心者にぴったりの「デビットカード」を詳しく解説します。
キャッシュレスにしたいけど使いすぎが怖い……デビットカードがいいかも?
クレジットカードやスマホ決済(QRコード決済)などのキャッシュレス決済をはじめたいけれど、「いまひとつ仕組みがわからない」「いつの間にか使いすぎそうで怖い」という人も多いですよね。
そこで、キャッシュレス決済のメリットを享受しながら、使いすぎが怖い……という人も安心して利用できる「デビットカード」について解説します。
デビットカードとは
クレジットカードと同様にお買い物ができ、現金が手元になくても支払いが可能なサービスです。サインや暗証番号無しで使えるお店が増えてきました。クレジットカードとの大きな違いは、使ったお金が引き落とされるタイミング。
クレジットカードの場合は「一括払い」「分割払い」などの支払い方法に合わせて、一定の引落日に利用代金がまとめて銀行口座から引き落としされますが、それに対しデビットカードは、銀行口座から使った分だけ即時に引き落としされます。現金感覚で使用できるので、ATMの利用回数を減らすことができますね。
また、クレジットカードは信用(Credit)をもとにした“後払い”のため、仮に銀行残高がゼロでも利用できますが、デビットカードは使う金額以上の残高がないと決済できない仕組みです。
クレジットカードの利用明細を見て、「口座の残高以上に使ってしまった」「今月は、まだ使えるお金があると思っていたら実はなかった!」と青ざめるようなことはありません。支払いタイミングで口座の残高は減るので、現状を把握しやすくお金の管理をしやすいのも特徴です。
デビットカードのメリットは、こんなにいっぱい!
利用に応じてポイントが貯まる
多くのデビットカードは他のキャッシュレス決済と同じく、使った金額に応じてキャッシュバックやポイントが付与されます。今まで現金で支払っていたところを、デビットカードの支払いに変えるだけでおトクに買い物が可能です。
手数料がかからない
デビットカードは発行手数料や年会費が無料のものもあるので、申し込む前に確認してみましょう。また、銀行によっては、デビットカードを利用していればATMでの出金手数料が無料になる等の特典を用意していることもあります。
利用可能額を自分で設定できる
デビットカードが利用できるのは「預金残高の範囲内」に限られていますが、それでも使いすぎが不安という人は、利用できる金額の上限を自分で設定することも可能です。事前に目的と予算を決めて設定しておけば、家計管理にも役立ちますよ。
15歳以上で申込可能
デビットカードは、クレジットカードを申し込めない年齢(クレジットカードの発行は原則18歳以上)でも申し込みができるため、初めて持つカードにぴったりです。ただし、カードによっては中学生不可の場合もあります。
デビットカードの便利な使い方
街中での買い物などの普段使い
デビットカードは、クレジットカードと同じように支払い時に、「Visaで」「一括で」などと伝えてカードを掲示すれば利用可能です。キャッシュレス上級者なら、Apple PayやGoogle Payと連携させて、カードなしでスマホやスマートウォッチのみで支払いを済ませてもいいですね。
ネットショッピングも対応
ネットショップや通販でも、支払い画面でカード番号などを入力して手続きすればデビットカードで支払えます。
海外旅行でも役立つ
デビットカードは海外の提携店舗でも使うことが可能です。また、デビットカードによっては海外旅行先のATMで現地通貨を引き出せますので、両替の手間が省けるでしょう(ただし、海外ATM利用手数料や海外事務手数料がかかる場合があります)。旅行だけでなく、出張や留学などの際にも便利に使えますよ。
デビットカードに向いている人
デビットカードは、クレジットカードのような“まとめて後払い”でも、電子マネーのような“事前にチャージ”でもありません。現金に近い使い方ができますので、これからキャッシュレス決済を利用しようと思っている初心者にぴったりといえるでしょう。
デビットカードならキャッシュレスでも安心!
デビットカードは、「ついつい使いすぎてしまいそう……」というデメリットを抑えつつ、ポイントが貯まったりキャッシュバックがあったりとキャッシュレス決済ならではのメリットが受けられます。「キャッシュレスは気になっているけれど、なんだか不安」という人は、さっそく利用している銀行などのデビットカードをチェックしてみてはいかがでしょうか。
執筆者:株式会社ZUU
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