デビットカードのおススメポイント4つ!利用するメリットをわかりやすく説明
- 2019年11月28日
- 2023年7月27日
デビットカードは、現金感覚でおトクに使えるカードです。クレジットカードと同じように使えますが、違った魅力やメリットもあり、さまざまなシーンで利用できます。
この記事ではデビットカードの基本から、おススメポイントや便利な使い方を紹介します。
目次
デビットカードとは?メリットと仕組みを理解しよう
デビットカードは、買い物などをするときに銀行口座から即時払いで決済ができるカードです。預金口座のある銀行で発行でき、口座残高を限度額として決済に利用できます。
一般的には「ブランドデビット」と言われるカードが主流ですが、「J-Debit」という種類もあります。利用範囲が異なりますので、それぞれの違いを知っておきましょう。
デビットカードは2種類ある!クレジットカードとの違いは?
デビットカードは、「ブランドデビット」と「J-Debit」の2種類があります。ブランドデビットはJCBやVisaなどの国際ブランド加盟店で利用できるカードで、J-DebitはJ-Debit加盟店で利用できるカードです。
それぞれの違いについて、クレジットカードもあわせてカンタンに比較してみましょう。
ブランドデビット | J-Debit | クレジットカード | |
---|---|---|---|
利用可能店 | 国際ブランド加盟店 | J-Debit加盟店 | 国際ブランド加盟店 |
多い | 少なめ | 多い | |
支払方法 | 即時引き落とし | 後払い | |
支払回数 | 1回払いのみ | 1回払い、分割払いなど | |
ネットショッピング | 可 | 不可 | 可 |
海外利用 | 可 | 不可 | 可 |
ブランドデビットのほうが利用できる加盟店が多く、ネットショッピングや海外でも利用できるため、1枚持っておくとさまざまなシーンに対応できます。一方、J-Debitは国内の実店舗のみで利用できます。
クレジットカードとの主な違いは、その場ですぐに引き落とすか、まとめて後払いするかです。支払回数も違い、デビットカードは1回払いのみ、クレジットカードは1回払いに加えて分割払いなども選択できます。
一般的にデビットカードといえばブランドデビットを指しますので、この記事ではブランドデビットについて解説していきます。
クレジットカードが使える店舗で利用可能
デビットカードの使い方は、クレジットカードとほとんど同じです。店員に「JCBカードで」「Visaカードで」などと支払方法を伝え、カードリーダーに差し込んで支払います。
カードとお店が対応していれば、カードリーダーにかざして非接触決済もできます。使えるお店もクレジットカードとほとんど同じです。
ただし、デビットカードは1回払いしかできません。支払回数を聞かれたら「1回で」と伝えるようにしましょう。
デビットカードのおススメポイント3つ
デビットカードは、使いすぎを防ぎながらクレジットカードのように便利に利用できます。ほかにもおススメポイントを3つ紹介します。
- ATMに行かなくても現金感覚でお買い物ができる
- 年会費無料のカードがほとんど
- ポイント還元やキャッシュバックでおトクにお買い物ができる
ATMに行かなくても現金感覚でお買い物ができる
デビットカードは預金口座から直接引き落として支払いができるため、ATMでお金をおろさなくても買い物ができます。
普段は現金払いの人も、口座からすぐに引き落とされるデビットカードなら、現金と変わらない感覚で利用できるのではないでしょうか。ATMに行く時間や手数料も節約でき、財布に数万円など高額なお金を入れておく必要もなくなるでしょう。
年会費無料のカードがほとんど
多くの場合、デビットカードの年会費は無料です。なかにはゴールドやプラチナなどランクの高いカードを発行している銀行もあり、年会費がかかることもあります。しかし、基本的に年会費はかかりませんので、発行しておくと便利です。
ただし、キャッシュカードやクレジットカードと同様に盗難や紛失でカードを再発行するときには、1,000円など再発行手数料が必要になることもあります。
ポイント還元やキャッシュバックでおトクにお買い物ができる
デビットカードは、ポイント還元やキャッシュバックを受けられる場合があります。発行している銀行によって内容が異なりますが、現金よりもおトクに買い物ができます。
ポイント還元でポイ活
ポイントを貯めるのが好きな人は、デビットカードでポイ活をするのがおススメです。
還元率は一般的にクレジットカードより低くなりますが、毎日の買い物などで使っていれば、思った以上にポイントが貯まるでしょう。クレジットカードだと使いすぎが心配だった人も、デビットカードなら利用しやすいのではないでしょうか。
買い物で現金のキャッシュバック
現金が自動的にキャッシュバックされるデビットカードも多いです。たとえば、還元率が0.2%のデビットカードの場合、月に10万円使うと、翌月に200円が直接口座に振り込まれます。
ポイント還元との大きな違いは、有効期限を気にしなくてもいいところです。ポイントの有効期限が切れてしまうのを防ぎたい人や、ポイント還元の手続きをして消費するのが面倒な人はキャッシュバックのデビットカードを選ぶのがおススメです。
デビットカードの上手な使い方
デビットカードは、スマホに登録して支払いをしたり、限度額を設定したりできます。安心して利用できる仕組みや便利な機能を活用して上手に使っていきましょう。
保険と補償付帯カードで安心して使う
デビットカードは、一般的にショッピング保険や不正利用補償が付帯しています。カードによっては海外旅行保険や国内旅行保険が付帯しているものもあります。
保険や補償の内容はカードごとに異なりますが、万が一トラブルがあっても安心して利用できるでしょう。また、多くの場合、メールやスマホアプリで利用通知があり、不正利用があってもすぐに気が付きやすいです。
スマホ登録でさらに便利
デビットカードをもっと便利に使うなら、スマホにカードを登録してタッチ決済(非接触決済)で利用してみましょう。登録しておけば、カードを持ち歩かずにスマホだけで買い物ができます。
すべてのデビットカードがスマホに登録できるわけではありませんので、事前に確認しておきましょう。
例えば、「三菱UFJデビット」の場合は、JCBブランドならApple Payと Google Pay™、Visaブランドなら Google Pay™に対応しています。
利用明細の確認が簡単にできる
利用明細をすぐに確認できるのもデビットカードの利点です。
現金だとレシートを残しておかなければ、何にいくら使ったのかを覚えているのは大変です。デビットカードは専用Webページやスマホアプリから支払金額や利用店舗を確認でき、お金の管理もカンタンになります。
メールなどで利用通知もすぐに来るので、口座からの支払いもタイムリーに把握できます。
使いすぎを防ぎたいときは限度額を設定できる
デビットカードの限度額=口座残高とはいえ、預金額が多ければ使いすぎを心配してしまう人もいるかもしれません。そんなときは利用限度額を設定しましょう。
限度額は1回ごと、1日ごと、1ヵ月ごとの金額を設定できます。専用Webページやスマホアプリからすぐに変更できるため、普段は限度額を低く設定しておき、大きな買い物をするときは一時的に限度額を引き上げるといった使い方も可能です。
FPがデビットカードをおススメする理由
筆者もデビットカードを10年以上愛用しており、日頃からよく利用しています。ATMに行く必要がなくなり、海外旅行でも活躍するのでおススメです。
海外旅行でも便利
デビットカードは海外旅行でも便利です。国にもよりますが、Visaなどの国際ブランドならデビットカードが使えるところは非常に多く、現金を持ち歩くよりも安全です。
筆者もイギリスを旅行した際に、デビットカードがかなり重宝しました。イギリスではデビットカードの利用が一般的であり、クレジットカードよりも普及していると言われています。
現金は使えなくてもデビットカードなら使えるお店もあり、旅行するなら必ず持っていきたいカードです。ATMで現地通貨を引き出すこともできるので、必要以上に現金を持ち歩く必要もありません。
海外留学やワーホリでも使える
お子様が海外留学やワーキングホリデーに行く際にもデビットカードは便利でしょう。
クレジットカードは18歳以上(高校生を除く)しか作れませんし、発行には本人の与信審査もあります。デビットカードは与信審査不要で発行でき、15歳以上(中学生を除く)なら基本的には誰でも作れます。
口座に必要な分だけお金を入金しておけば、使いすぎも防げるので安心して持たせられるのではないでしょうか。
まとめ
デビットカードは、銀行口座から即時払いができる便利なカードです。JCBやVisaなどの国際ブランド加盟店で使えるブランドデビットなら、クレジットカードと同じように使えるので、利用方法もカンタンです。
ATMに行く回数も減らすことができ、ポイント還元やキャッシュバックといったおトクな特典もあります。限度額の設定やタッチ決済なども利用すれば、さらに便利に使えます。筆者もデビットカードを使うようになってから、ATMに行くことがとても少なくなりました。スマホにカードを登録してタッチ決済(非接触決済)も利用しているので、財布を取り出すことも少なくなり、楽に買い物ができています。
クレジットカードも同じように使えますが、筆者は後払いがあまり好きではないため、日常の買い物はデビットカード、毎月の定額や高額な買い物はクレジットカードのように使い分けをしています。日々の買い物は細々としたものも多いので、何にいくら使ったのかすぐに確認できるデビットカードは、お金の管理もしやすいです。
年会費無料で持つことができ、国内だけではなく海外でも利用できるので、1枚持っておいても損はないでしょう。
執筆者:國村 功志(くにむら こうじ)
執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者、一種外務員資格
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