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デビットカードはどこで使える?デビットカードだけで過ごす1dayチャレンジ

デビットカードはどこで使える?デビットカードだけで過ごす1dayチャレンジ
公開日:2023年6月20日
キャッシュレス決済のひとつとして利用が広がっているデビットカード。「さまざまな場所で使える」とは聞くものの、具体的にどのようなシーンで利用できるのでしょうか。
この記事では、ある女性の1日に沿って、デビットカードが使える店舗やシーンを紹介します。

目次

現金とクレジットカードのいいとこ取り、デビットカード

デビットカードとは、利用と同時に口座から代金が引き落とされる「即時決済型」のカードです。
まずは、デビットカードの特徴や種類についておさえておきましょう。

現金派の人や、クレジットカードを持つのが難しい人にも

デビットカードは、使った分だけすぐに口座から引き落とされることが特徴です。
1ヵ月分の代金をまとめて後払いするクレジットカードに比べて、利用状況をリアルタイムで管理しやすいメリットがあります。
「使ったお金をあとから支払うことに抵抗がある」という現金派の人でも、即時決済型のデビットカードなら使いやすいでしょう。
また、デビットカードは利用と同時に口座から代金が引き落とされるため、申し込みにあたって「きちんと後から代金を支払えるか?」ということを重視されません。そのため、一般的に収入の少ない高校生や専業主婦(夫)の方でも発行しやすいカードです。

デビットカードは2種類ある

デビットカードには、金融機関のキャッシュカードをデビットカードとして使える「J-Debit」と、クレジットカードの国際ブランドがついている「ブランドデビット」の2種類があります。
J-Debitは1,000以上の金融機関で発行されているため、「持っているキャッシュカードがそのままデビットカードとして使えた」ということも珍しくありません。
ただし、J-Debitは「海外で使えない」、「利用時間が限られる場合がある」など、いくつかの点に注意する必要があります。
一方、ブランドデビットはVisaやJCBなどの国際ブランドがついているデビットカードです。国際ブランドの加盟店で利用できるため、国内外のさまざまな店舗で活用できることが特徴です。
なお、この記事ではブランドデビットのデビットカードについて解説するものとします。

デビットカードはどこで使える?いざ、チャレンジ!

ブランドデビットは、クレジットカードと同様に多くの場所で使えるものの、その利便性についてはクレジットカードと比べるとまだ広く知られていません。
そこで今回は、ある女性の1日に沿って、デビットカードがどのような場所で使えるかを紹介していきます。

8:00AM コーヒーショップでカフェラテ[クレカと同じく支払いOK!]

8:00AM コーヒーショップでカフェラテ[クレカと同じく支払いOK!]
「朝、いつものコーヒーショップでサンドイッチとカフェラテを選んでレジへ。支払いをしようとしたら、クレジットカードを忘れてきたことに気づいた。
財布の中にはデビットカードと現金だけ。デビットカードを提示したら、クレジットカードと同じように支払うことができてひと安心。だけど、今日1日クレカなしで過ごさなきゃ。大丈夫かな?」

みんなが知っているチェーンの飲食店のほとんどでVisaデビットやJCBデビットが使える

ブランドのデビットカードは、店頭に「Visa」または「JCB」などの国際ブランドのロゴが表示してある店舗で利用できます。
使い方は、クレジットカードと同じように「Visaカードで」や「JCBカードで」と伝えるだけでOK。
忙しい朝の時間帯でも手軽にキャッシュレス決済が行えます。
なお、「デビットカードで」と伝えるとJ-Debitと誤認されてしまい、利用できない場合があるため、必ず「Visaカードで」や「JCBカードで」など国際ブランドを伝えるようにしましょう。

カフェ・コーヒーショップ

時間帯によっては混雑するカフェやコーヒーショップ。
出勤前のバタバタとした時間は、デビットカードでスムーズに決済できると便利です。
毎朝コーヒーを買うことが習慣になっている人は、デビットカードで支払うことでポイント還元やキャッシュバックが受けられるのも嬉しいメリットです。

ファストフード

朝食を兼ねて立ち寄ったファストフード店でも、デビットカードによる支払いが行えます。
利用履歴は入出金明細で確認できるので、「外食代」として家計管理がしやすいのもメリットのひとつ。

ファミリーレストラン

朝食をとりながら新聞に目を通したり、読書をしたりなど、朝活でファミリーレストランを利用するときもデビットカードで支払えます。
手持ちの現金を気にする必要がないので、サッと朝食を済ませたいときにもデビットカードがあると安心です。

1:30PM 隠れ家風のビストロでランチ[チェーン店以外でも支払いOK!]

「同僚と、前から約束していたおしゃれなお店でランチ。ドキドキしながら『JCBカードで』と言いながらデビットカードを出したら、使うことができた。『個人でやっている小さなお店でも使えるんだ』と意外な気がした。」

チェーン店以外の飲食店でもVisaデビットやJCBデビットが使える

デビットカードはチェーン店の飲食店だけでなく、国際ブランドの加盟店であれば個人経営のレストランでも使えます。
オフィス近くのレストランやカフェなど、身近な店舗で利用できるのは嬉しいメリットです。
また、デビットカード1枚で支払いが済むため、ランチの前にATMへ立ち寄って現金を準備する手間もかかりません。

6:30PM スーパーで夕飯の買い物[家電量販店もコンビニも支払いOK!]

「今日も1日終わった〜!スーパーでカレーの材料を買って帰ろう。やっぱりここでもデビットカードが使えた。毎日利用するスーパーやコンビニの支払いに使えるのは便利だな。現金と違ってポイントが貯まるのも嬉しい。」

ショッピングにもVISAデビットやJCBデビットが使える

食料品や日用品などのショッピングにもデビットカードが使えます。
仕事帰りにサッと買い物を済ませたいとき、キャッシュレス決済で手軽に支払いが行えるのは嬉しいポイントです。
また、デビットカードは少額の決済だけでなく、家電の購入など大きな金額の支払いにも利用できます。
まとまった代金を支払うときでもカード1枚で決済できるため、現金を持ち歩く心配もありません。
ただし、デビットカードは口座残高以上の支払いには利用できないため、大きな買い物に利用する際はあらかじめ口座残高を確認しておきましょう。

スーパー

仕事帰りに立ち寄ったスーパーでもデビットカードが使えます。
カード1枚で決済できるので、「買い物前にATMでお金をおろさなくちゃ」と現金を準備する手間もかかりません。
また、カードを提示するだけで決済できることから、混雑しがちな夕方の時間帯にもスムーズに会計が済ませられます。

コンビニ

コンビニで夕食やスイーツを買って帰るときも、デビットカードが便利です。
最近はサインレスで決済できるところが増えているため、署名や暗証番号の入力なくすぐに決済が完了します。
行列ができやすいコンビニでスムーズに決済できるのは利用者にとっても嬉しいポイントです。

家電量販店

前述の通り、デビットカードは家電量販店などでの大きな金額の買い物にも利用できます。
家電を買い替えるときなど大きな買い物がある場合でも、デビットカードがあれば事前に現金を準備する必要がありません。
「大きな現金を持ち歩くのが怖い」という人は、ぜひデビットカードでの決済を利用しましょう。

ドラッグストア

仕事帰りに日用品や化粧品を買うときにも、デビットカード1枚で支払いが完了します。
洗剤やシャンプー、歯磨き粉など定期的に購入するものでも、デビットカードを使えばポイント還元やキャッシュバックが受けられます。

雑貨・インテリアショップ

仕事帰りに同僚や友人とショッピングに行く際も、デビットカードがあると安心です。
国際ブランドの加盟店であれば個人経営のショップでも利用できるので、「仕事を頑張ったご褒美にお買い物しようかな」というときにもデビットカードで支払いが行えます。

VisaやJCBのポイントもたまる

デビットカードの中には、利用金額に応じてポイントや現金が還元されるものがあります。
現金と同様の感覚で支払いができるうえに、お得なポイント還元やキャッシュバックが受けられるのは大きなメリットです。
自動で銀行口座にキャッシュバックされるデビットカードであれば、ポイントの交換手続きを行ったり、有効期限を気にしたりする手間もかかりません。
「ポイントの有効期限がいつの間にか切れていることが多い」という人は、自動でキャッシュバックされるデビットカードを検討してみましょう。

スマートフォン決済への紐付けも可能(Apple PayはJCBデビットのみ)

デビットカードはカード情報をスマートフォンアプリなどに登録することで、スマートフォン決済としても利用できます。
専用端末にスマートフォンをかざすだけで決済できるため、店員とカードの受け渡しをしたり、暗証番号を入力したりする手間もかかりません。

7:00PM ガソリンスタンドで給油[ガソリンスタンドでは支払いNG]

「ふと見ると、ガソリンの残量が減っていた。ガソリンスタンドに寄って給油して帰ろう。……と思ったら、ガソリンスタンドではデビットカードが使えなかった!でも、日中の支払いがほとんどデビットカードでできたので、手持ちの現金でなんとか足りた。」

以下のような場面ではデビットカードが使えない

スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど多くの店舗で使えるデビットカードですが、次のようなシーンでは使えない場合があります。
  • ガソリンスタンド
  • 高速道路料金
  • 飛行機の機内販売
デビットカードが使えるかどうか不安な場合は、あらかじめ金融機関のホームページなどで利用可能な店舗を確認しておくと良いでしょう。

10:45PM オンラインショップでスニーカーを購入[ネットショッピングも支払いOK!]

「夕飯とお風呂を済ませたら、くつろぎながらネット閲覧。そしたら、オンラインショップで限定カラーのスニーカーを発見!即購入。昼間クレジットカードと同じようにいろいろな場所で使えたので、試しにデビットカードで支払いしてみたら、クレジットカードと同じようにカード番号を打ち込むだけで決済できた!今まで意識しなかったけど、デビットカードって案外便利なんだなあ…。」

VisaデビットやJCBデビットはネットショッピングに使える

ブランドデビットは、実際の店舗だけでなくネットショッピングでの支払いにも利用できます。
支払い方法は「クレジットカード払い」を選んで、カード番号や有効期限、セキュリティコードを入力するだけです。
利用履歴は口座の入出金明細で確認できるので、「どのお店でいくら買い物したか」ということもきちんと管理できます。
「クレジットカードだとついつい使いすぎてしまう」という人は、その場ですぐに代金が引き落とされるデビットカードの方が向いているかもしれません。

VisaデビットやJCBデビットは、他にもこんな場面で使える

デビットカードはスーパーやコンビニ、飲食店以外にも、次のような場所で利用できます。

医療機関の支払い

「突然体調が悪くなって病院へ訪れた」など、事前に現金を準備しておくことが難しい場合でもデビットカードがあれば支払いが行えます。
また、デビットカードは入院費用や保険外診療など高額な医療費を支払うときにも便利です。
わざわざ現金を引き出す手間がかからないうえ、「手持ちの現金で足りるかな……」と心配する必要もありません。

携帯電話料金の支払い

大手携帯電話キャリアでは、デビットカードで携帯電話料金を支払うことが可能です。
ただし、携帯電話会社から請求金額の確定通知が届く前に引き落としとなる場合もあるようです。
残高不足で引き落としがエラーにならないように、あらかじめ入金しておくようにしましょう。

一部の公共料金の支払い

電気代やガス代、水道代などの公共料金もデビットカードで支払うことが可能です。
公共料金や携帯電話料金など毎月必ず発生する支払いにデビットカードを利用すれば、効率よくポイント還元やキャッシュバックを受けられます。
ただし、一部公共料金はデビットカードの支払いに対応していない場合があります。
デビットカードでの支払いを申し込む際は、事前に確認しておくとよいでしょう。

フードデリバリーサービスの支払い

近年利用が広がっているフードデリバリーサービスでも、デビットカードの支払いに対応しています。
注文時にデビットカードで決済しておけば、配達員と現金のやり取りをしなくて済むのも嬉しいポイントです。

海外でのお買い物

ブランドデビットのデビットカードは、海外でのショッピングにも対応しています。
国際ブランドの加盟店で利用できるので、海外出張や海外旅行先でも国内と同じようにキャッシュレス決済が利用できます。
国によっては日本よりもキャッシュレス決済の導入が進んでいるところもあるため、ショッピングだけでなく飲食店やホテルなどさまざまなシーンでデビットカードを活用できるでしょう。

海外のATMでの現地通貨引き出し

デビットカードは、海外ATMを利用して現地通貨を引き出すことが可能です。
急に現金が必要になったときでもすぐに現地通貨を引き出せるため、「持ち歩く現金は必要最低限におさえたい」という人にも安心な機能です。

まとめ

デビットカードは、スーパーやコンビニ、飲食店など多くの場所で利用できるキャッシュレス決済です。
たとえばVisaやJCBのブランドデビットでは、次のような店舗での支払いに利用できます。
ブランドデビットの利用可能店舗
ブランドデビットの利用可能店舗
  1. 店舗・商品により、ご利用いただけない場合があります。
デビットカードは利用と同時に代金が口座から引き落とされるため、利用状況がリアルタイムで管理しやすいことが特徴です。
そのため、これまで現金派だった人や、初めてキャッシュレス決済を利用する高校生でも、現金と同じ感覚で使いやすいカードといえます。
ぜひ、キャッシュレスデビューとしてデビットカードの利用を検討してみましょう。
執筆者:椿 慧理(つばき えり)
執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、1種外務員資格、内部管理責任者
※記事内の情報は更新時点のものです。最新情報は別途ホームページ等でご確認ください。
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