住宅ローンの審査の流れをわかりやすく解説!注意点と必要書類についても紹介

また、住宅ローンの審査においては、いくつか書類を提出する必要があります。実際にどのような書類を提出するのかを紹介しますので、住宅ローンへの申し込みを検討している方は事前に準備しておくことをおすすめします。
その他に住宅ローンの審査前に確認しておきたいポイントが2つあります。このポイントを確認せずに申し込むと、審査に進めない可能性もありますので、住宅ローンの利用を考えている方は必ず確認してください。
住宅ローンの審査までに確認しておきたい2つのポイント
申し込みの条件を満たしていること
なお、返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合のことで、例えば税込年収が800万円で月々のローン返済額が15万円ならば返済負担率は22.5%(15万円×12か月÷800万円)となります。
三菱UFJ銀行の住宅ローンでは、以下の条件を定めています。
- 日本国籍の方、または永住許可等を受けている外国人の方
- 年齢が借入時に18歳以上70歳の誕生日まで、完済時に80歳の誕生日までの方
- 団体信用生命保険にご加入が認められる方(保険料は三菱UFJ銀行が負担します)
申し込みの書類に正確な内容を記入していること
住宅ローンの審査に申し込む書類には、借入希望額や希望金利タイプ、自己資金額、勤務先の正式名称、昨年の収入金額など、さまざまな情報を記入します。申告の内容が正しくない場合は、住宅ローンの審査結果の報告が遅くなることもあるため、一つひとつ確認しながら正確な情報を記入しましょう。
住宅ローンの審査で必要な書類

住宅ローンの審査には、事前審査と本審査の2つの段階があります。審査段階ごとに、異なる書類の提出が必要になります。
事前審査時の必要書類
三菱UFJ銀行の住宅ローンの事前審査では、以下の書類が必要です。ただし、住宅ローンの審査を進めていく上で、別の書類も追加で提出を求められることがあります。
- 前年の年収が分かる源泉徴収票
(個人事業主の方は直近3期分の確定申告書などの収入証明書) - 住民票や運転免許証などの本人の確認書類
- 他のローンを利用中の方は金融機関等取引証明書
- 転職後3年未満の方は職歴書
本審査時の必要書類
- 売買契約書や工事請負契約書などの住宅購入が分かる書類
- 住宅地図、建築確認通知書、不動産登記簿謄本などの建物と土地が分かる書類
住宅ローンの審査の流れ
ただし、どのような基準で住宅ローンの審査がおこなわれるかについては非公開となっています。
住宅ローンの審査の一般的な進み方を、インターネットで申し込んだ場合と窓口で申し込んだ場合に分けて説明します。
インターネットで住宅ローン審査に申し込む場合
- インターネットで事前審査の申し込み
- メールで事前審査の結果の連絡
- 正式な申し込みと必要書類の提出
- マイページで本審査の結果を確認
- 契約、借り入れ
住宅ローン事前審査の結果は最短翌日にお知らせします。また、実際に借り入れをする10営業日前までには、住宅ローンの契約を完了させる必要があります。
窓口で住宅ローン審査に申し込む場合
- 来店予約
- 窓口で必要書類の提出と事前審査
- 担当者から本審査の結果連絡
- 契約、借り入れ
住宅ローンの審査に関するよくある疑問

頭金の目安は?
頭金が多いと住宅ローンでの借入額が減り、その分、支払う利息も減ります。
ただし、住宅ローンでは手数料や諸費用も必要になるので、借り入れする予定の金額よりも実際の借入金額が大きくなることがあります。
そのため、頭金を住宅購入価格の20%準備しておこうと考えている方なら、諸費用を含め約25%程度、準備するほうが借り入れする予定の金額に近づきます。
住宅ローンの審査に申し込めないケースはある?
しかし、すべての住宅関係の資金を、住宅ローンで借りられるわけではありません。購入物件の所在地や面積等によっては、住宅ローンを利用できない場合があります。
また、人に貸すための投資用不動産を購入する場合も、利用できません。
なお、住宅ローンで購入する不動産は、建築基準法およびその他法令の定めに合致していることが必要です。購入を予定している住宅が、法令による基準に合わないと判断される場合は、住宅ローンを利用できません。
住宅ローンは申し込みの条件と必要書類を確認して審査に臨みましょう
住宅ローンを利用する際には、事前審査も本審査も通過することが必要です。まずは住宅ローンの申し込みの条件を満たしているかを確認したうえで、申込書類に正確な情報を記載し、必要書類を過不足なく準備してから審査に進みましょう。
記事提供:株式会社サイバーエージェント
監修者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP®認定者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品等の勧誘目的で作成したものではありません。商品の購入時にはお客さまご自身でご判断ください。本記事の情報は、当行が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本記事の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答えしかねますので予めご了承ください。また、本記事の記載内容は、予告なしに変更することがあります。
住宅ローン関連情報
住宅ローンに関するよくあるご質問
- Q.
- ふたりで住宅ローンを申し込めますか?
- A.
-
親子(義理の親子を含む)やご夫婦・婚約者など、おふたりで住宅ローンのお申し込みをする場合、次のような方法があります。【ペアローン】
おふたりそれぞれが住宅ローンのお申し込みをする方法です。
この場合、ご契約いただく住宅ローンは2本となります。【収入合算】
住宅ローンをお申し込みする方(債務者)の収入に、相手の方(収入合算者)の収入を合算して住宅ローンのお申し込みをする方法です。
この場合、ご契約いただく住宅ローンは1本となり、収入合算者は連帯保証人となります。
くわしくは窓口にお問い合わせください。
- Q.
- 私は住宅ローンをいくら借りられますか?
- A.
-
住宅ローンをお借り入れいただくお客さまによってお借入可能金額は異なりますが、住宅ローンには「収入基準」といわれる条件があり、毎年のローン返済は年収の20%程度が目安になります。この目安をもとに何年のローンにするかを考え、収入から逆算して住宅ローン借入総額の目安を知ることができます。購入予算を決める際の、重要なヒントになるはずです。
また、当行住宅ローンの借入可能金額は500万円以上1億円以内(10万円単位)です。当行の担保評価や同時に利用される公的融資の金額などにより制限される場合があります。
くわしいお借入可能額の目安は、当行ホームページ内のシミュレーションより、返済額を試算いただけます。
- Q.
- 住宅ローンを借りるまでにどんな手続が必要なんだろう?
- A.
-
人生で最も大きな買い物といわれるマイホーム購入。購入から入居までのさまざまなステップを確認しておきましょう。
物件探し インターネット・チラシ、住宅情報し・住宅展示場等から物件を探します。 住宅ローン相談 金融機関への相談やインターネットで情報収集し、資金計画をたてます。 ご購入物件決定 納得できる物件の購入を決定します。 売買契約 不動産業者および売主との間で売買契約を交わします。 住宅ローン申し込み 金融機関に住宅ローンのお申し込みをします。 審査 金融機関および保証会社の審査があります。 ローン契約 金融機関との間でローン契約を結びます。 ローン実行・残金決済 購入代金の残金を支払います(ローンの場合は金融機関が支払います)。 登記 購入した物件の登記を司法書士が行います。 入居 引越し後、ご入居となります。
- Q.
- 住宅ローンの借り換えの場合、いくら借りられますか?
- A.
-
「既存借入金額+諸費用(保証料・登記費用・印紙代・手数料等)」の範囲内でお借り入れいただけます。ただし、当行住宅ローンの借入可能金額は500万円以上1億円以内(10万円単位)です。
また、返済計画に無理のないよう年収による制限があります。担保評価や同時に利用される公的融資の金額などにより制限される場合があります。
くわしいお借入可能額の目安は、当行ホームページ内のシミュレーションより、返済額を試算いただけます。
- Q.
- 住宅ローンの借り換えの場合、借入期間はどのくらいになるんだろう?
- A.
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原則、お借り換えをされるローンの残存期間の範囲内かつ35年以内(1年単位)です。
また、担保物件等により、お借り入れいただける期間が制限される場合があります。