第2のカーライフ!子どもの独立が転換点
子どもたちが経済的・精神的に独立を果たし、夫婦2人での生活を再スタートさせる時期を迎えると、「家や車がすっかり広くなった」と感じるのではないでしょうか?これまで活躍してくれたファミリーカーから、よりコンパクトなセダンや軽自動車などに買い替えたいと考える人も多いでしょう。充実したセカンドライフのパートナーとして、新しい車を迎え入れるためのポイントをご紹介します。
ライフイベント表で大きな支出を確認
今後の人生を共にするマイカーを選ぶために、まず確認したいのは、「今後の人生でどのようなライフイベントが起こるか」という点です。自動車を購入することや、介護のためのリフォーム、子どもの結婚資金の援助など、大きな支出に備えるためにライフイベント表を作成しましょう。
次に、ライフイベントに応じた資金の収支について把握することで、資金計画が立てやすくなります。
以上のように、今後のライフイベントと、資金の収支について把握できれば、今どのくらい資金に余裕があって、自動車購入にはどのくらい予算をかけられるかが具体的に見えてきます。
50代の自動車選びで考慮したいこと
50代で子どもが既に独立している場合は、夫婦の好みを優先して車種を選ぶことができます。
つい忘れがちですが、子どもの成長に応じて、自動車保険の種類も変化していきます。損害保険会社に連絡して、保険の見直しをすることで、保険料の節約ができるかもしれません。
自動車の予算の立て方
自動車を購入するにあたり、現金での一括払いにこだわるなら、預貯金にどのくらいの余裕があって、いくらまでなら自動車購入にかけられるのかを検討しましょう。自動車を購入する際の諸費用や、購入後の維持費のことも考慮に入れておきます。
現在の収支の状況から、「毎月いくらまでなら、マイカーローンの返済にあてられるか」を検討します。さらに、「ご返済シミュレーション」を利用すれば、マイカーローンでいくらまでの借り入れができるかが分かります。
たとえば55歳の方が、毎月2万円程度をマイカーローンの返済にあてられる場合、100万円の借り入れならば、60歳までに返済ができることが分かります。150万円を借り入れると、60歳までに返済する場合には毎月の返済額が2万円を超えてしまいますので、返済期間を65歳までに設定するか、そもそも150万円の借り入れを諦めるといった選択肢もあります。
このように「毎月どのくらい返済できるか」をもとに資金計画を立てることで、無理なくマイカーローンを利用でき、家計への負担も許容範囲に抑えることができます。
預貯金とマイカーローンの返済可能額をもとに算出した「自動車購入にあてられる資金」を把握してから自動車の車種などを考えると、無理のない自動車選びができます。きちんとした計画を立てて、充実したセカンドライフを送りましょう。
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