車を買うなら一括かローン、どっち派?
家族とともにいろいろな場所へ出かけてきた大切な愛車。長く付き合ってきたマイカーも、子どもの成長や家族構成の変化に伴い、車のタイプ・大きさなどを変える必要がでてくるものです。しかし、生活スタイルにあった車を用意したくても、自動車の買い替えにかかる費用やこれから増えていく子どもの教育費、まだまだ続く住宅ローンの支払いなどまで考えると、足取りは重くなりますよね。
車を買うとかかる費用
車を購入すると、本体の購入費用のほかに、アクセサリーなどにかかるオプション費用、税金や納車等・保険などの諸費用がかかります。自動車購入の予算を考えるときには、これらの税金や諸費用等についても考慮しておきましょう。
これらの費用は思い切って現金一括で支払うのが良いのでしょうか?それとも、手元に預貯金を残しておいてマイカーローンを利用するほうが良いのでしょうか?
一括とローン、どちらの方法にも一長一短があるといえます。
現金で一括購入した場合には、自動車を購入してから続く支払いはありません。また、ローンにつきものの金利がかかることもありません。自動車を購入した時点であなたの資産となるのは安心できるポイントですね。
しかし、現金をしっかりと貯めてから自動車を購入しようとするとそれだけの時間がかかります。お金が貯まるまでは現在乗っている自動車で暮らしていくことになってしまいます。また、預貯金を取り崩して自動車購入に充てると、なにか別の理由で突然現金が必要になったときに、手元にお金がなくて途方に暮れるというケースもあります。
しかし、手元にお金がないときでも自動車を購入することができます。子どもと一緒により快適なドライブをしたい、という願いもすぐに実現できるのです。
また、車の購入だけではなく既にお借り入れしているマイカーローンの借り換えにも使えるため、今現在のマイカーローンの金利を改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。
ローン返済をいつまでに終えたいか考える
子どもが成長するスピードは速いもの。「下の子がチャイルドシートに乗っていると、上の子が狭い思いをしていてかわいそう」「子どもの習い事やキャンプで使う道具など、自動車に積む荷物が増えて窮屈な思いをするようになった」など、自動車を買い替えたい欲求は日々高まってくるはずです。
とはいえ、自動車購入は決して安い買い物ではありません。家計全体の状況や、これから先の教育費のことも考えなければなりません。
自動車購入にどのくらいの予算が使えるかを検討するために、まずは子どもの学費が何年後にいくらかかるのかを把握しておきましょう。そのためには、家族の年齢とライフイベントを一覧表にまとめた「ライフイベント表」を作り、入学や習い事などの予定を書き込むのが良いでしょう。
ライフイベントと、その時々にかかる費用を見える化することで、「いつまでに、いくらの資金を準備しなければならないか」を把握することができます。これにより、学資保険や預貯金などでどのくらいの準備が必要になるのかがわかりやすくなります。
まず購入にかけられる金額を決める!
マイカーローンを組むなら、基本として金利が低く安いところを検討すべきです。契約金額自体が大きくなるマイカーローンにおいては、まずは金利が低いとされる金融機関のマイカーローンをチェックすると良いでしょう。
その際には、「毎月どのくらいの金額なら返済できるか?」を必ず検討しましょう。現在の家計簿をもとに家族で話し合い、「どのくらいまでならマイカーローンの返済に回せるのか」をじっくりと考えましょう。
次に、子どもの教育費が増えはじめるタイミングを把握します。たとえば、小学校入学が5年後に控えているのなら、そのタイミングから始める習い事や、家族ぐるみのお付き合いも増えるので、家計からの支出が増えるでしょう。その時期までにマイカーローンの返済を終わらせたいとしたら、ローンで借入れができる総額はいくらになるでしょうか?
その金額を調べたいときは、ローンシミュレーションを利用して、毎月の返済可能額から逆算で借入れ可能額を算出しましょう。諸費用がかかることも勘案して、「車本体にいくらまでお金が出せるのか」を考えることが大切です。
お金を貯めてから自動車を購入しようとすると、その分だけ自動車は古くなってしまいます。
「そのときになっても安全性や走行性能を保っていてくれるか?」という点も、現金一括購入にこだわるのか、マイカーローンを利用するのかを分ける判断材料になります。
新しい自動車を購入するときは、自動車購入にかかる諸費用や税金・家計の状態・今後支出が増える項目の具体的な内容と金額・現在使っている自動車の安全性や走行性能を保てるのはあと何年くらいか、などを踏まえて「現金一括払いか、マイカーローンを利用するか」判断をしましょう。
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