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資産運用10種類を徹底比較!リスクや始め方を初心者向けに解説

資産運用10種類を徹底比較!リスクや始め方を初心者向けに解説
公開日:2022年4月11日
更新日:2024年1月23日
将来の生活を豊かにするため、資産運用に興味を持つ方は多いでしょう。とはいえ、そもそもどのような資産運用があるのかわからず、一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
資産運用にはさまざまな種類があるため、それぞれのリスクを理解したうえで、自分に合う方法を選ぶことが大切です。
この記事では、ファイナンシャルプランナーが初心者の方に向けて、資産運用の種類とそれぞれのリスク、始め方を紹介します。

資産運用の種類一覧

資産運用の種類一覧
まずは、資産運用の種類一覧から見ていきましょう。詳しい解説は次章にて解説するため、ここでは各資産運用の大まかなイメージをつかんでみてください。
資産運用の種類 特徴
預貯金 【概要】
・銀行や信用金庫に預け、利息を得る方法
【メリット】
・必要なときにすぐ引き出せ、資金の流動性が高い
・1つの金融機関で預金者1人につき元本1,000万円とその利息が保証される
・いくらからでも始められる
【デメリット】
・金利が低いため、インフレの影響を受ける
【こんな方におすすめ】
・近い将来に使う予定のお金の預け先を検討している方
・安全性の高い方法で資産を蓄えたい方
外貨預金 【概要】
・外国の通貨で預金し、利息や為替差益を得る方法
【メリット】
・日本円での預金に比べ金利が高い傾向
・為替差益を得られる可能性がある
【デメリット】
・通貨を交換する際に為替手数料がかかる
・為替差損が発生するリスクがある
・預金保険制度の対象外のため、銀行の倒産リスクがある
【こんな方におすすめ】
・海外に馴染みがあり、為替レートをチェックできる方
債券投資 【概要】
・国、自治体、企業等の債券を購入し、利息と償還金を得る方法
【メリット】
・満期償還日まで利息を受け取れる
・満期償還日には元本と利息が返還される
【デメリット】
・発行体が破綻した場合、利息や償還金の支払いが滞るリスクがある
・満期償還日前に売却する場合、損失が出る可能性もある
【こんな方におすすめ】
・リスクを抑えつつ、満期が決まった形で預貯金よりも高い金利を得たい方
・少額から始められる資産運用をしたい方
株式投資 【概要】
・企業が発行する株式を買い、配当金や売買差益の獲得を目指す方法
【メリット】
・株主優待をもらえる銘柄もある
・大きなリターンを得られる可能性がある
【デメリット】
・企業の業績悪化や社会情勢、市場動向等の要因により株価が下がるリスクがある
・企業が倒産した場合、株式の価値がなくなるリスクがある
【こんな方におすすめ】
・リスクを取りつつ、売買差益によるリターンを狙いたい方
・株主優待や配当金等で利益を得たい方
投資信託 【概要】
・運用会社を通じてさまざまな投資対象に分散投資し、収益を得る方法
【メリット】
・少額から分散投資ができる
・投資のプロである運用会社に実際の運用を任せられる
【デメリット】
・各種手数料がかかる
・市場の値動き等により損失が出るリスクがある
【こんな方におすすめ】
・分散投資でリスク軽減したい方
・細かな投資判断をプロに任せたい方
iDeCo(個人型確定拠出年金) 【概要】
・公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の1つ
【メリット】
・資産運用しながら税制上の優遇措置を受けられる
・老後を迎える前に資産を使い込んでしまうのを防げる
【デメリット】
・選ぶ商品によっては元本割れリスクがある
・原則60歳になるまで資産を引き出せない
【こんな方におすすめ】
・税制メリットを活用しつつ老後資金を準備したい方
・ほかの用途の資金と老後資金を分けて管理したい方
貯蓄型保険 【概要】
・掛け捨て型保険と異なり、貯蓄性を持ちながら万が一に備える方法
【メリット】
・月数千円から加入できる
・生命保険料控除により税制優遇を受けることができる
【デメリット】
・保険期間満了前に解約すると受取額が少なくなる
・保険会社が倒産した場合、解約返戻金や満期保険金の金額が減るリスクがある
【こんな方におすすめ】
・万一の際の保障を受けながら資産を蓄えたい方
・保険料控除による税制メリットを活用したい方
FX(外国為替証拠金取引) 【概要】
・預け入れた証拠金の数倍の金額で為替取引を行い、為替差益を狙う方法
【メリット】
・少ない資金で大きなリターンを得られる可能性がある
【デメリット】
・短い時間で大きな損失が出るリスクがある
【こんな方におすすめ】
・為替取引による資産運用に興味のある方
・外貨預金より大きいリスクを許容でき、その分、大きなリターンを狙いたい方
金投資 【概要】
・コイン・延べ棒等の金の現物、純金積立、投資信託等で金を購入し、蓄える方法
【メリット】
・景気の影響を受けにくく、経済危機が起きても値崩れしにくい
・さまざまな投資方法から選べる
【デメリット】
・現物保管の場合、紛失や盗難リスクがある
・価格変動リスク、為替変動リスクがある
【こんな方におすすめ】
・現物資産とほかの資産運用を併用することで資産を分散させたい方
不動産投資 【概要】
・賃貸用の不動産物件を取得し、家賃収入を得る方法
【メリット】
・毎月一定額の家賃収入を得られる
・相続税の軽減効果が見込める
【デメリット】
・空室リスク、災害リスクがある
・融資が必要な場合がある
【こんな方におすすめ】
・定期収入を得られる資産運用を望む方
・事業的な要素のある資産運用でリターンを追求したい方
・現物投資を通じて自分で運営してみたい方

【種類別】資産運用のリスクと始め方

【種類別】資産運用のリスクと始め方
ここでは、資産運用の種類別にリスクや特徴、始め方をくわしく解説します。自分に適した方法を検討してみてください。
資産運用にはリスクがつきものです。大きな損失を避けるためには、リスクを正しく理解し、自分のリスク許容度の範囲内で投資することを心がけましょう。
上記は、これから紹介する資産運用の種類をリスクとリターンでおおよそで分けた図ですが、投資する方によって状況や感覚が違ってくるため、一般的な目安としてご参考ください。

預貯金

銀行や信用金庫といった金融機関に預貯金としてお金を預けることは、一種の資産運用です。普段の生活のなかで預金口座を利用している方も多いことから、資産運用をするうえで一番身近な方法といえるでしょう。
預貯金のメリットは2つあります。1つ目は、必要なときにすぐにお金を引き出せ、資金の流動性が高い点です。2つ目は、1つの金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円とその利息までが保証される点です。
ただ、預貯金による資産運用は、一見するとリスクがないように思えるかもしれませんが、インフレリスクもあります。インフレリスクとは、物価の上昇(インフレーション)によって相対的にお金の価値が下がることです。
例えば自販機の缶ジュースの価格は、約40年前は100円ほどでしたが、今では130円や140円することも珍しくありません。 これはつまり、物価上昇により100円の価値が相対的に下がっているということなのです。
メガバンクをはじめとする多くの金融機関は、普通預金の金利を年0.001%に設定しているため、長期間お金を預け入れても資産を大幅に増やすことはなかなかできません。つまり、預貯金は、インフレが起きて利息で増えた分以上にお金の価値が減ってしまった場合に弱い資産運用方法なのです。
なお、預貯金で資産運用を行う場合は、金融機関の窓口やインターネットでの口座を開設して始めましょう。

預貯金はこんな方におすすめ

預貯金は資金流動性が高いため、近い将来に使う予定のお金を預けたい方に適しています。

また、元本が一定額まで保証されるため、安全性の高い方法で資産を蓄えたい方にもおすすめです。

外貨預金

外貨預金とは、日本円ではなく外国の通貨で行う預金です。外国の通貨の種類はさまざまありますが、日本円での預金に比べると金利が高い傾向にあるため、より多くの利息を得ることができます。
ただし、外貨預金で資産運用する場合は、為替レートのチェックが欠かせません。外貨から円に払い戻す際の為替レートによって、払戻金額が変わるためです。
例えば、1ドル=100円のときに外貨預金を始めた場合を考えてみましょう。為替レートが1ドル=98円のときに払い戻すと、1ドルあたり2円の損失です。
逆に、1ドル=102円のときに払い戻すと、1ドルあたり2円の利益が出ます。外貨預金でリターンを得るには、預入時よりも円安のタイミングで払い戻すことがポイントなのです。
為替レートによって損失や利益が生じるのは、外貨預金の魅力であると同時に、リスクでもあります。
外貨の種類によっては、為替レートの変動を予測しにくい場合もあるので、為替レート情報をメールやアプリでお知らせしてくれる機能を使ってこまめに確認するとよいでしょう。
さらに、外貨預金には銀行が倒産した際のリスクもあります。日本円での普通預金や定期預金等では、預金者1人あたり1,000万円までが預金保険で保護されますが、外貨預金は保護の対象外となるためです。
外貨預金を始めるときは、まず銀行や証券会社での口座開設から行ってください。

外貨預金はこんな方におすすめ

外貨預金は為替差損が発生するリスク、銀行の倒産リスクがあるため、為替レートをこまめにチェックし危機管理できる方に適しています。メールやアプリ等の通知を使うのもよいでしょう。

その他、海外に馴染みがあり、為替レートを見慣れている方は、外貨預金を検討してみてください。

債券投資

国や自治体、企業は、資金が必要なときに、返済期日(満期償還日)を定めた債券を発行する場合があります。この債券を購入すると、満期償還日まで利息を受け取れるうえ、満期償還日が来れば元本と利息を返してもらえます。これが債券投資の仕組みです。

基本的に、債券を購入したあとは満期償還日を待つだけで済むため、債券投資は初心者でも取り組みやすい資産運用といえるでしょう。

ほかにも、債券を満期償還日前に売却し、売買差益を狙う方法もありますが、債券の売買価格は変動するため、損失が出る可能性もあり注意が必要です。

ただし、債券を発行する国や自治体、企業が満期償還日前に破綻した場合、利息や償還金の支払いが滞るリスクがあります。

そのため、債券を購入する際は発行体の財政や業績を事前に確認しましょう。外国債に投資する場合は、その国の経済や政治状況を踏まえて判断することも大切です。

債券は銀行や証券会社等の金融機関、郵便局で購入できます。債券投資を始めるなら、まずは購入したい債券の取扱機関を調べてみましょう。

債券投資はこんな方におすすめ

債券投資はリスクを抑えて手堅く資産運用したい方に適しています。債券を購入した時点で、受け取れる利息や満期償還日に返ってくる金額が決まっているためです。

また、国が発行する個人向け国債なら、最低1万円から1万円単位で購入できるため、少額から資産運用を始めたい初心者にもおすすめです。

株式投資

株式投資とは、企業が発行する株式を購入し、配当金や売買差益の獲得を目指す資産運用方法です。

株式投資において、株価が2倍になった銘柄はダブルバガー、3倍になった銘柄はトリプルバガー、10倍になった銘柄はテンバガーと呼ばれます。購入した株式の株価が大きく上昇すれば、それほど大きなリターンを得られる可能性もあるのです。

ただし、株式投資は特定の企業に投資する資産運用方法のため、投資先の業績によっては大きな損失が発生するリスクもあります。

投資先が倒産する等、最悪の場合は株式の価値がなくなってしまうかもしれません。ほかにも、社会情勢や市場動向等の要因により、株価が下がるリスクもあるため要注意です。

株式投資を始めるには、証券会社にて証券口座開設の申し込みを行ってください。

株式投資はこんな方におすすめ

株式は債券のような満期償還日がないため、安く買い、高く売れるタイミングを自分で見極める必要があります。そのため株式投資は、リスクを取りながら売買差益によるリターンを狙いたい方におすすめです。

また配当金や株主優待、株主ならではの継続的な特典を楽しみたい方にも適しています。

投資信託

投資信託は、運用会社を通じて、株式や債券等のさまざまな投資対象に分散投資を行う金融商品です。運用成果が出たときは、利益の一部または全部が分配金として投資家へ還元されます。

分配金の還元方法は商品によって異なり、定期的に分配金が支払われるもの、投資信託を手放すまで分配金を再投資に回すもの等さまざまです。

投資信託は分散投資によるリスクヘッジ効果が期待できるものの、元本保証された商品ではないため、市場の動き等の要因によって損失が出るリスクもあります。さらに、購入時手数料や運用管理費用、信託財産留保額等のさまざまな手数料を支払わなくてはなりません。

手数料の種類や料率は商品によって違うため、初心者は、できるかぎりコストの低い投資信託を検討するとよいでしょう。また、まとまった金額でなく少額から始めることもできます。

投資信託は、販売会社と呼ばれる証券会社や銀行、保険会社、郵便局等で購入できます。販売会社によっては独自の投資信託を売っている場合もあるため、各社の商品内容を比較したうえで、自分の意向に合うものを選びましょう。

投資信託はこんな方におすすめ

少額資金からでも多種多様な投資先での運用を実現できる投資信託は、分散投資によるリスク軽減を考えている方におすすめです。

また、投資先の選定や売買は運用会社が代行するため、購入後の細かな投資判断をプロに任せたい方にも適しています。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo(イデコ)とは、個人型確定拠出年金と呼ばれる私的年金のことをいいます。公的年金や確定給付企業年金では国や企業に運用を任せるのに対し、iDeCoでは運用商品や月々の掛金を自分で決められるのが特徴です。

iDeCoの対象となる運用商品は、元本確保型の定期預金や保険のほか、投資信託があります。掛金は月5,000円以上1,000円単位で設定できますが、国民年金保険の加入状況等によって限度額が定められているため、あらかじめ確認しておきましょう。

iDeCoのメリットは、資産運用しながら税制上の優遇措置を受けられる点です。iDeCoの掛金は全額が所得控除の対象となるため、所得税や住民税が軽減されるほか、運用益に課される税金が免除され、年金を受け取る際に控除の対象となるメリットもあります。

納めるべき税金が少なくなれば、それだけ手元に残るお金も増えるため、資産形成するうえでの大きなアドバンテージとなるでしょう。

ただし、iDeCoも選ぶ商品によっては元本割れのリスクがあるため注意が必要です。また、iDeCoで運用している資産は原則60歳になるまで引き出せないため、資金の流動性の面ではリスクが大きいといわざるを得ません。

ただ、老後資金を使い込むことなく残しておきたい方にとって、iDeCoの流動性の低さはむしろ都合がよいでしょう。

iDeCoを始めるには、銀行や証券会社等の金融機関で口座を開設し、月々の掛金と運用方法を決めてください。掛金を設定する際は、生活に支障の出ることがないよう、無理のない金額にすることが大切です。

iDeCoはこんな方におすすめ

iDeCoは、税制メリットを活かしながら老後資金を準備したい方におすすめです。

また原則60歳になるまで引き出せない特徴があるため、ほかの用途の資金と口座を分けて老後資金を管理したい方にも向いています。

貯蓄型保険

保険は、万一の備えとして加入するものですが、掛け捨てタイプのほかに貯蓄性を持つタイプもあるため、資産運用の手段として活用が可能です。なかには月数千円から加入できる貯蓄型保険もあり、余剰資金の少ない方でも無理せず毎月一定額を資産運用に回せます。

貯蓄型保険の種類はさまざまです。例えば、解約時に解約返戻金を受け取れる終身保険、契約期間の満了時に満期保険金がもらえる養老保険があります。

ほかにも、子どもの教育費準備に適した学資保険や、老後の備えに適した個人年金保険等、資産運用の目的に合わせて商品を選択することが可能です。

貯蓄型保険で資産運用する際のリスクとしては、保険会社の倒産が挙げられます。この場合、生命保険契約者保護機構により一定の保護を受けられるものの、解約返戻金や満期保険金の金額が減ってしまうかもしれません。

また、商品や契約内容によっては、受け取れる金額が払込保険料を下回り、元本割れする可能性もあります。特に、契約期間の満了前に解約すると受取額が少なくなってしまうため、途中で解約せずに済むよう無理のない保険料を設定することが大切です。

貯蓄型保険で資産運用を始めるなら、月々の保険料、返戻率、契約期間、保障内容等を確認したうえで申し込みましょう。

貯蓄型保険はこんな方におすすめ

貯蓄型保険での資産運用は、万一の際の保障を備えながら資産を蓄えたい方に向いています。

また年末調整や確定申告で手続きすれば、生命保険料控除等の税制上の優遇措置を受けられるため、保険料控除を活用しながら資産運用したい方にもおすすめです。

FX(外国為替証拠金取引)

FX(外国為替証拠金取引)は、「米ドルと日本円」「ユーロと日本円」等、2つの通貨間で為替取引を行い、為替差益を狙う資産運用方法です。投資家は為替レートの動きを予想しながら、外貨を「買って売る」もしくは「先に売って買い戻す」という取引を行います。

FXの特徴は、「証拠金」と呼ばれるお金を担保に取引を行う点です。預け入れた証拠金の何倍もの金額で取引ができるため、少ない資金で大きなリターンを得られる可能性があり、これをレバレッジ効果と呼びます。

一方で、為替レートが大きく変動すれば、強制的に損失を確定されたり、数日で数十万円、数百万円を失ったりするケースもあり、リスクは大きめです。

もし損失が出ても冷静に対応できる自信のある方は、余剰資金でFXを始めてみてもよいかもしれません。FX用の口座を開設し、証拠金を入金して売買を始めましょう。いきなり高いレバレッジで取引するのではなく、低いレバレッジから始めることが大切です。

FX(外国為替証拠金取引)はこんな方におすすめ

FXは、為替取引による資産運用に興味があり、外貨預金よりハイリスクな方法で大きなリターンを狙いたい方に向いています。

また、生活に必要な資金を投じることはせず、必ず余剰資金の範囲内で無理のない取引ができることも重要です。

金投資

金は実物資産と呼ばれ、預貯金や株式等の金融資産とは異なり、物そのものに価値がある資産です。実物資産にはプラチナやダイヤモンド、不動産等もありますが、なかでも一般的に金は景気の影響を受けにくく、経済危機が起きても値崩れしにくいと言われています。

金は価値がゼロになる可能性が低いため、長期的な資産運用の手段として選ばれる傾向です。

金投資のやり方はさまざまで、金の地金やコイン等の現物を保管する方法、純金積立、投資信託等があります。現物を保管する場合は紛失や盗難リスクがあるため、管理に注意が必要です。

また、そうはいっても金の価格は常に変動しており、為替の影響も受けるため損失が出る可能性もあります。金にも価格変動リスクと為替変動リスクがあることは理解しておきましょう。

金投資を始める場合は、地金商や金属メーカー、宝飾店で金を購入します。投資信託等の金融商品で金投資を行う場合は、証券会社や銀行等の金融機関から購入しましょう。

金投資はこんな方におすすめ

金投資は、現物資産とほかの資産運用を並行することで資産を分散させたい方におすすめです。

すでにほかの資産運用を行っている方は、金投資も検討してみてはいかがでしょうか。

不動産投資

不動産投資は、アパートやマンション等賃貸用の不動産物件を取得し、家賃収入を得る資産運用方法です。規模感はさまざまで、分譲マンションの部屋を1室単位で取得する方法、物件をまるごと1棟取得する方法、ほかのオーナーと共同出資する方法等があります。

不動産投資の特徴は、入居者がいれば毎月一定額の収入が発生する点です。また相続の際、不動産は時価よりも低い価格で評価されるため、相続税を軽減する効果が見込めます。不動産を1棟で所有している場合は、家族や親族に貸し出すことも可能でしょう。

ただし、不動産投資には空室リスクや災害リスクがつきものです。また、物件の見極めや適正な家賃の設定、入居者の募集等、頭を悩ませる場面が多くあります。

不動産投資を始めるなら、まずは不動産を取得しなければなりません。そのあとは入居者を募り、経営していく流れとなりますが、すべてを自分一人で行うのは現実的ではないため、不動産会社のサポートを受けることが一般的です。

不動産投資はこんな方におすすめ

不動産投資は毎月一定額の家賃収入を見込めるため、定期収入を得られる資産運用を望む方におすすめです。

その他、金融商品による運用ではなく、一種の事業として取り組み、より多くのリターンを追求したい方にも向いているでしょう。

まとめ

資産運用にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やリスクが異なります。そのため、自分に合う資産運用方法を選択すること、複数の方法を組み合わせてリスクヘッジすること、時間を分散すること等が大切です。

預貯金は安定している点が魅力ですが、金利の低さ、退職金や年金額が減っている現状を考えると、他の資産運用を検討するのも一つの手です。

預貯金のみで資産を持つことに不安を抱いている方は、この記事を参考にしながら現在の資産配分を見直してみてはいかがでしょうか。

記事提供:トランス・コスモス株式会社

執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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  • ご検討にあたっては、商品の詳細・諸費用について、各商品の「パンフレット」「契約概要・注意喚起情報」「ご契約のしおり・約款」等でご確認ください。
  • 保険のお申し込みに際しては必ず、保険販売資格をもつ募集人にご相談ください。くわしくは、取扱窓口までお問い合わせください。
  • 一部ご利用いただけない店舗があります。

ネット保険をお申し込みの際は、次の点にもご注意ください。

  • 未成年、非居住者、成年後見制度利用のお客さまはインターネットを通じたお申し込みはできません。
  • 三菱UFJダイレクトご契約のご本人さま以外によるお申し込みはできません。
  • 当行では店頭・インターネット等のお申込方法によって、取扱商品が異なります。同じ商品であっても、お申込方法によって、契約年齢や契約形態等の取扱条件が異なる場合があります。
  • 各保険商品の詳細・諸費用等については、必ず商品詳細ページ掲載の「パンフレット」、「契約概要・注意喚起情報」、「ご契約のしおり・約款」等でご確認ください。
  • インターネットを通じてお申し込みされる場合、個別の商品・契約内容・各種ご照会は、当該保険契約の引受保険会社にご連絡ください。

公共債をお申し込みの際は、次の点にご注意ください。

  • 公共債は預金ではなく、当行が元本を保証する商品ではありません。
  • 公共債は発行者や元利金の支払いを保証しているものの信用状況の悪化等によって損失が生じることがあります。
  • ご購入に際しては、必ず契約締結前交付書面により内容をご確認のうえ、ご自身でご判断ください。

その他にもご留意事項がありますので、くわしくはこちらをお読みください。

株式会社 三菱UFJ銀行
登録金融機関 関東財務局長(登金)第5号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

委託金融商品取引業者 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2336号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

委託金融商品取引業者 auカブコム証券株式会社
金融商品取引業者登録 関東財務局長(金商)第61号
銀行代理業許可 関東財務局長(銀代)第8号
電子決済等代行業者登録 関東財務局長(電代)第18号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

株式会社 三菱UFJ銀行

(2024年1月23日現在)