20代は収入の何割を貯めるべき?残りはどう使うのがベスト?
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2020.10.21
社会人となり毎月安定した収入を得られるようになっても、計画なしにお金を使ってしまうのは避けたいところです。考えておきたいのは、社会人らしいお金との付き合い方。近い将来を見据えた貯蓄や計画的な使い方を、社会人1年目の段階から身につけていくことが大切です。この記事では、20代の“有意義なお金の使い方”をまとめてみました。
社会人1年目の初任給!みんなは何に使った?
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ソニー生命保険株式会社が実施した「社会人1年目と2年目の意識調査2019」(就職してから1~2年の男女1,000人を対象)で、社会人2年目の対象者に初任給をどのように使ったかを尋ねたところ(複数回答)、「貯蓄に回す」が38.0%、次いで「生活費に充てる」が32.6%、「自分にちょっと良い物を買う」が29.6%との結果になりました。
また、「親への贈り物を買う」が26.8%、「親をご馳走につれていく」が22.4%と、初任給で親孝行した人も多いことが分かりました。
社会人1年目から貯蓄分を捻出して貯蓄体質に
同調査によれば20~30代で、結婚や出産、車や住宅購入といったライフイベントを想定している人も多く、それを見据えて貯蓄に励もうと考えている人も多いようです。
近い将来お金がかかることを踏まえつつ、社会人1年目から貯蓄分を先取りする習慣を身につけて、貯蓄体質を身につけることが大切です。
毎月の給与から、どのくらい貯蓄に回す?
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貯蓄の理想は、給与の20%と言われています。手取り額が20万円なら、4万円は貯蓄分にあてる計算です。「残った分を貯蓄に回そう」という考えでは、なかなか貯蓄できないもの。財形貯蓄や自動積立を活用して、自動的に貯蓄できるようにしておくことが重要です。
貯蓄した分は“ないもの”と考え、残りのお金でやりくりするクセを付けておくのが良いでしょう。
貯蓄用口座を用意して、“お金が出て行かない場所”を確保
給与が振り込まれる口座にお金を貯めようとすると、どれくらい貯蓄できているか把握しにくくなるので、貯蓄用口座を別に開設するのがベストです。貯蓄用口座からは引き出しをしないと決めて、期間や目標金額を決めて貯めていきましょう。
貯蓄分を差し引いた“残り80%”の使い方がポイント!
(画像提供:hyejin-kang/stock.adobe.com)
手取り給与から貯蓄分を差し引いた“残りの80%”をいかに価値ある使い方ができるかどうかが、20代を意義のある時間にできるかどうかの分かれ道と言えるでしょう。
金融投資で将来の資産形成を図ろう!
(画像提供:wrightstudio/stock.adobe.com)
将来の資産を増やすため、また金融について学ぶため、金融投資をはじめてみましょう。「つみたてNISA」で投資信託を購入する、株式投資でさまざまな企業について学ぶ、老後に備えて「iDeCo(イデコ)」をはじめるなど、さまざまな方法があります。
元本が減る可能性がありますが投資についての基礎知識は、経済や企業の財務情報の理解にもつながるため、キャリアアップや転職にも役立つでしょう。
自己投資で自分磨きを図るのも◎
また、20代は自己投資に力を入れておきたいタイミング。資格を取得する、セミナーに参加する、本を読むなど、自分を高める自己投資は考え方や意識が柔軟な20代からはじめるのが効果的です。
自分の視野を広げるため、幅広い業界の人と会う機会を作ったり、海外旅行してみたりと、自己投資にはさまざまな方法がありますよ。これからのライフプランに応じた自己投資を検討してみましょう。
ボーナスをあてにしたマネープランを立てるのは危険!
(画像提供:engdao/stock.adobe.com)
ボーナスの支給額や支給の有無は企業によって異なるため、ボーナスありきで貯蓄計画を立てていると計画が立ち行かなくなることが考えられます。貯蓄はボーナス分を省いて考えておき、ボーナスが出たら通常分にプラスして貯蓄するのがいいでしょう。
頑張った自分へのご褒美も
資産形成に励もうと「ボーナスは全額貯蓄に回す!」と意気込んでいる人もいるかもしれませんが、頑張って働いた自分へのご褒美も大切。欲しかったアイテムを購入する、旅行を計画する、ちょっと贅沢な食事を楽しむなど、まとまったお金があるからこそできるお金の使い方も人生経験の1つですよ。
貯蓄分は確保しつつ、自分を豊かにするボーナスの使い方も検討してみましょう。
20代はお金の使い方を身につけるタイミング
学生時代と比べて安定した収入を得られる20代は、お金の使い方を身につけるベストタイミング。あるだけお金を使っていては、後悔することになりかねません。社会人1年目から貯蓄をスタートさせ、毎月少しずつでも貯めていくのが理想です。
20代からしっかりお金と向き合っておくことで、ライフステージが変化しても慌てない基盤を作ることができるはず。貯蓄の習慣を身につけ、意義のあるお金の使い方を実践していきましょう。
執筆者:株式会社ZUU
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