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つみたてNISA(積立NISA)の複利効果とは?単利との違いや利益を得る仕組みについて解説します!

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つみたてNISA(積立NISA)の複利効果とは?単利との違いや利益を得る仕組みについて解説します!
公開日:2022年12月5日
つみたてNISAには複利的な効果があると言われますが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。この記事ではつみたてNISAにおける複利での利益のふえ方や、単利との違いについて、シミュレーションを交えて解説します。

目次

そもそも、複利的な効果とは?

「複利」とは、利息の計算方法のひとつです。
利息は元本に対して計算されますが、複利では、元本によって生じた利息を元本に組み入れ、次はその元本+利息に対して利息を計算します。
どういうことか、具体的に紹介しましょう。
たとえば100,000円の元本を、金利年1%で運用した場合、1年後には1,000円(税引前)の利息がつきます。このまま翌年も年1%で運用した場合、利息の1,000円が元本に組み込まれるので、今度は元本が101,000円になります。
この元本に対して利息がつくので、次の1年後の利息は1,010円になります。つまり、利息が利息を生むのです。次の年は、この1,010円も元本に組み込まれるため、どんどん元本が膨らみ、生み出される利息も大きくなるというわけです。
複利に対し「単利」は、最初の元本に対してのみ、利息が計算されます。100,000円を金利年1%で運用した場合、1年後は1,000円の利息が受け取れます。ここまでは複利と同じです。
しかし、そのまま継続して運用する場合、利息は元本に組み込まれず、次の年も元本は10万円での運用となり、受け取れる利息は1,000円となります。
  1. 本来は利息に対し20.315%の税金がかかりますが、この記事ではわかりやすさを優先し、この後も基本的に税引前の金額で記載しています。

複利のメリット・デメリット

複利では、利息が利息を生むので、効率良くお金をふやしていくことができます。また、運用年数が長いほど複利効果は大きくなるので、長期で資産形成を行いたい場合にとても有効です。
反面、短期の運用では複利効果を十分に得られない点は、留意する必要があります。
また投資信託の基準価額が下がると、再投資している分も影響を受けるため、分配金を受け取った場合と比べて損失が大きくなる可能性があります。

単利のメリット・デメリット

単利は、受け取れる利息が決まっているため、将来どのくらいお金がふえるか計算しやすいのがメリットです。一方、複利に比べるとお金がふえにくいのはデメリットといえます。

複利・単利でのふえ方

では、複利と単利ではふえるお金にどのぐらい差がつくのでしょうか。100万円の元本を、年3%で運用した場合で30年後の運用益や資産額を比較してみましょう。
  単利 複利
元本 100万円 100万円
運用期間 20年 20年
運用益 約60万円 約80.6万円
総資産 約160万円 約180.6万円
前述のとおり、単利は運用する元本が変わりませんので、毎年100万円での運用です。受け取れる運用益(利息)は毎年3万円(3%)ですので、20年間で受け取れる運用益は60万円となります。
一方、複利は1年後の利息が3万円ですが、翌年は103万円の運用となり、運用益は30,900円にふえます。3年後の運用益は31,827円と雪だるま式にふえ、10年目で受け取れる運用益の総額は約34万円、20年目ではなんと約80.6万円にもなります。

つみたてNISAで複利的な効果を期待できる理由

つみたてNISAで複利的な効果を期待できる理由
複利的な効果を上手に活用して資産形成ができる制度に「つみたてNISA」があります。つみたてNISAは、長期・積立・分散投資に適した少額投資非課税制度です。なぜ、複利的な効果を期待できるのか、見ていきましょう。
つみたてNISAについて、くわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

長期運用に向く商品が多いから

つみたてNISAで販売されている商品は、投資に不慣れな個人投資家でも、「長期・積立・分散投資」で資産を形成しやすいようにと、金融庁が条件をつけて厳選しています。たとえば、「運用管理費用(コスト)が一定基準以下」であることもその一つ。
ほかにも、「分配金が支払われる頻度が毎月でない」などがあります。分配金とは、運用利益から投資家に分配されるお金のことです。分配金が出されず、利益がそのまま再投資されることによって、投資信託の商品そのものの資産が複利的効果でふえやすく、利益も生み出しやすい状態となります。
実際、つみたてNISAでは分配金を再投資に回す商品が多いです。つまり、長期運用に向く商品が揃うつみたてNISAは、複利効果を期待しやすい制度といえます。

ふやした資産は非課税で受け取れる

複利効果に直接は関係しませんが、つみたてNISAでは、年間40万円までの投資額については非課税で運用できます。通常は利益に対し、20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAでは非課税です。そして、つみたてNISAの非課税運用期間は最長20年と非常に長期です。
つまり、複利的効果を活用してふやした利益を丸ごと受け取ることができます。長い時間をかけて複利的に大きく育てた資産を、最後に売却して現金化する際に、税金で減らすことなく手元に残すことができるので、とてもおトクというわけです。

元本を効率良くつみたてできる

投資信託は毎日値動きがあり、基準価額が上がることもあれば下がることもあります。
基準価額が高いときにまとめて買ってしまうと、高値づかみとなりますが、つみたてNISAでは一定金額をコツコツつみたてで投資するのがルールです。一定金額でつみたてるので、基準価額が高いときは少なく、低いときは多く購入できます。
たとえば、スーパーのお肉が100gあたり200円のときと、150円のときとでは、同じ予算でも購入できる量が違ってくるのと同じです。この一定額ずつつみたてで買う方法はドル・コスト平均法といいます。
ドル・コスト平均法は、長期になるほど価格変動による影響を受けにくくなり、価格変動リスクを低減することができます。つみたてNISAで長期投資を行うことで、効率良く元本をつみたててリスクを減らし、かつ複利的効果も期待できるのです。

つみたてNISA(非課税)×複利的な効果をシミュレーション

先ほど、単利と複利の効果の違いを解説しましたが、ここでもう一度、今度はつみたてを基準に比較してみましょう。条件は、全く同じ動きをする投資信託があるとして、一方は単利、一方は複利でかつつみたてNISAを利用した場合とします。
月3.3万円ずつ、利回り1%で20年間運用した場合で比較してみます。
  単利(課税口座) 複利(つみたてNISA)
利回り 1% 1%
1年間の投資額 39.6万円 39.6万円
20年間の投資元本 792万円 792万円
総資産(*) 約855.4万円 約875.6万円
増加率 108% 111%
運用益 約79.5万円 約83.6万円
税金 約16.1万円 0円
  • 税金を差し引きした総資産
同期間、同額をつみたてる場合でも、複利で運用するつみたてNISAでは、単利での運用より、運用益は多くなります。さらに、つみたてNISAでは利益に税金がかからないため、最終的に受け取れる金額も20万円ほど多くなることがわかります。

お金が2倍になる期間がわかる「72の法則」

もう一つ、複利効果をカンタンに計算できる「72の法則」をご紹介します。
「72の法則」とは投資したお金が複利効果で2倍になるまで、どのぐらいの期間がかかるかを算出する式のことです。
式は、次のようになります。
72 ÷ 運用利回り(%) ≒ 元本が2倍になるおおよその期間(年数)
カンタンな式で、お金が2倍になるまでの年数をざっくりと知ることができます。運用利回りが1%、3%で比較してみましょう。
運用利回り 2倍になるまでの年数
1% 72年
3% 24年
たとえば、平均して1%程度の運用利回りであれば、2倍になるまでおおよそ72年もかかりますが、3%であれば大幅に短縮されて24年ぐらいとわかります。資産形成を考える目安にすると便利です。

まとめ

元本に対する利息を計算する方法には、単利と複利の2種類があります。長期運用では、元本に利息を組み入れて運用し、利息が利息を生む流れとなる複利のほうが、効率の良い資産形成を期待できます。
つみたてNISAは長期運用が前提で、複利的効果を活かしやすい商品が数多く揃っています。ふやした利益を非課税で受け取れるなど、メリットも多いので、長期で資産形成を考えるのであれば、活用を検討してみてはいかがでしょうか。
執筆者:大上 ミカ(おおうえ みか)
執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 AFP認定者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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  • NISA制度を利用した口座は、開設後、税務署の審査が完了するまで金融機関の変更および廃止はできません。
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  • NISAとつみたてNISAは選択制です。
  • つみたてNISAでの購入は、つみたて契約(投資信託継続購入プラン)に基づく、定期かつ継続的な方法により行うことができます。
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  • つみたてNISAに係るつみたて契約(投資信託継続購入プラン)により購入した投資信託の信託報酬等の概算値を、原則として年1回通知します。
  • 基準経過日において、つみたてNISAを開設しているお客さまの氏名・住所を、所定の方法で確認します。

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(2022年12月5日現在)