支払いはクレジットカードでスマートに！出張にぴったりのカードはどれ？

出張でクレジットカードを利用する最大のメリットは、支払いの手間がかからないことです。あらかじめ必要な現金を準備する必要がなく、精算はもちろん明細管理の時間も節約することができるでしょう。

これはすべてのキャッシュレス決済に通じるものですが、その中でもクレジットカードは利用可能な店舗やサービスが多いことや、カード1枚が所有する人の社会的信用や支払い能力の“証”となることも魅力です。

多くのクレジットカードは、利用額に応じてポイントが付与されます。貯まったポイントは、商品やサービスなどと交換できるほか、提携しているポイントサービスへの移行や自動キャッシュバックされるカードもあります。

出張にかかる金額は大きいので、ポイントを多く貯められるのはうれしいポイントですね。

ポイント還元のメリットがある一方で、出張にかかる費用で貯めたポイントの私的利用を禁止している企業もあります。クレジットカードは本人のものであっても、経費の支払いは会社なのでポイントも会社が管理する、もしくは次の出張などで消化するというケースです。

このポイントについて法律的に明確な決まりはありませんが、事前に会社に確認しておくようにしましょう。

カード払いは便利である一方で、支払日に引き落とせない！ということがないよう注意が必要です。とくに出張費は高額になることも考えられるため、会社から経費の支給が間に合わないときに口座残高が足りないということにもなりかねません。

遠方への出張は、飛行機で移動することも多いでしょう。飛行機をよく利用する人は、航空会社系のクレジットカードを使うとメリットが大きいですよ。その最大のメリットはマイル特典にあります。

マイルとは、航空会社が提供するマイレージプログラムのポイントのことで、クレジットカードの利用やフライトの距離によって貯まる仕組みです。貯めたマイルは航空券や座席のアップグレードのほか、電子マネーなどに交換可能なカードもあります。

一般のクレジットカードでもポイントをマイルに交換できるものの、航空会社系や提携カードのほうが還元率を高く設定しているという特徴があります。

そのほか、航空会社が提携しているホテルやレンタカーを割引料金で利用できるほか、空港内での買い物が割引されることも。いずれも出張の際に利用できるサービスが多いため、優待が受けられるとおトクですね。

国内出張では、新幹線をよく使うという人も多いでしょう。

鉄道会社系クレジットカードの中には、新幹線を会員価格で利用できるものがあります。また、通常の予約であれば変更回数に上限がありますが、条件の中で何度でも手数料無料で変更できるカードも！予定より早く仕事が終わったときや、反対に遅れたときなどスムーズに座席変更できると便利ですね。

キャンセル料も通常のチケットより安いケースが多いので、スケジュール管理が難しい出張でもストレスなく利用できるでしょう。

航空会社系カードと同様に会員限定料金で利用できるサービスも多く、飲食店やホテルのほか、ガソリンスタンドやレンタカー料金など優待特典も充実しています。

どんなクレジットカードを選んだらいいかわからない、飛行機も新幹線もどちらも使うという場合には、いつも利用している銀行のクレジットカードを選んでもいいでしょう。

銀行系のカードは発行元の銀行で支払い口座を設定すると、ATM手数料が無料となるなどの優遇が特徴です。

出張では都市部のほか、地方に赴くこともあるでしょう。地域によってはキャッシュレス決済に対応できていないお店もあり、接待での飲食店利用など現地の精算で現金が必要になることも。急なATMの利用で手数料が優遇されるのはうれしいポイントですね。

キャッシュカードと一体型のクレジットカードもあるので、お財布の中もかさばらずに済むでしょう。

交通系クレジットカードで紹介したような優待特典は、銀行系クレジットカードでも利用できるものが多くあります。

とくに出張では、出張先でのケガや病気などの補償、搭乗中のケガ、航空便の遅延にかかる損害などに対して、国内外を対象にした旅行傷害保険が備わっていると安心です。また空港での待ち時間にラウンジを使用できたりするので便利。フライトまで仕事をしたり、ゆったりと過ごすことができます。

はじめて出張する人も、毎月のように出張する人も、仕事での移動や移動先での支払いはサッと済ませたいですよね。さらに、出張にかかる費用は高額なものが多いので、ポイント還元を活用できればかなりおトクに！事前にポイントの私的利用が問題ないか確認したうえで、おトクに賢くクレジットカードを使って出張費を支払い、スマートなビジネスパーソンを目指してみませんか？