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【初心者向け】分散投資の方法3つと大切な理由を解説!

【初心者向け】分散投資の方法3つと大切な理由を解説!
公開日:2022年6月30日
あまり資産運用の経験がない方だと、資産運用によって損失が出ることに不安を感じている方もいるかもしれません。損失を抑える方法はいくつかありますが、初心者の方は「分散投資」を意識するとよいでしょう。
分散投資とは、投資するタイミングを何回かに分けたり、値動きが異なる資産に分けて投資することをいい、投資を始める前にぜひ知っておきたい方法です。
今回は、ファイナンシャルプランナーが初心者の方に向けて、分散投資の3つの方法と重要性、配分のベースとなるポートフォリオの作成方法を解説します。
分散投資を簡単に行えるおすすめの金融商品についても触れていますので、参考にしてください。

初心者には「分散投資」の考え方がなぜ大切なのか?

初心者には「分散投資」の考え方がなぜ大切なのか?
投資には「絶対」がなく、必ず成功するという保証はありません。投資先や時間を複数に分けることで、資産全体におよぶリスクを抑え、安定したリターンを期待することが分散投資の目的になります。
投資において、「卵を1つのカゴに盛るな」という格言がよく知られています。これは、まさしく分散投資の考え方を表したものです。
卵(資産)を1つのカゴ(投資先)に入れれば、落としたときにすべて割れてしまうかもしれません。しかし、複数のカゴに分けて入れておけば、1つのカゴを落としてしまっても他のカゴに入った卵は守られます。
投資経験の浅い初心者にとって、適切な投資判断は難しいため、できるだけリスクを抑える分散投資の考え方が重要になるでしょう。
なお、分散投資の方法には、大きく分けて「地域・通貨」「資産・銘柄」「時間・タイミング」の3つがあります。

「分散投資」のメリット

分散投資が大切な理由は、前述したとおり、資産下落のリスクを軽減できることにあります。
1つの商品に一括・集中投資してしまうと、価格下落による大きな損失が避けられません。しかし、性質の異なる商品に投資していれば、ある資産の価値が下がっても別の資産の値上がりでカバーすることも可能になります。
また、つみたて等を利用して投資の時間を分散させると、高値で一括投資してしまうことにより、相場が下落したときに損失が大きく出てしまうリスクを抑えられます。
ただし、商品やタイミングを分散した場合、収益も分散されるため、短期的に大きなリターンを得ることが難しくなる側面もあります。分散投資をして知識をつけながら、ここぞというタイミングで一括投資することも投資戦略としては有効です。

分散投資の考え方1.地域・通貨

分散投資の考え方1.地域・通貨
「地域・通貨」の分散とは、異なる地域や通貨へ投資することです。単一の地域・通貨のみで資産を保有していると、有事や災害で相場が下落した際に多大な影響を受けます。そこで、複数の地域や通貨での運用がリスク管理に有効です。
一般的に、先進国は投資先として安定しており、新興国は今後大きく成長が期待できる可能性があるものの、政治や経済が不安定なためリスクも高くなるとされています。
分散させるには、安定性を重視して先進国同士を組み合わせたり、リスクを抑えながらも高リターンを期待して先進国(アメリカ・米ドル、ヨーロッパ・ユーロ等)と新興国(ブラジル・レアル、インド・ルピー等)を組み合わせたりする方法があります。
その他にも、自分が実際に訪れたことのある国等、事情に明るく情報が入手しやすい国を投資先に選択するのも一つの方法です。

分散投資の考え方2.資産・銘柄

分散投資の考え方2.資産・銘柄
「資産・銘柄の分散」とは、株式や債券等、異なる特性を持つ資産や銘柄に分散することです。一般的に、資産の値動きには相関性のあるものとないものがあります。異なる動きや逆の動きをする資産に分散投資すれば、資産全体におよぶ影響を抑えることが可能です。
資産・銘柄の分散は、分散投資の基礎となるため、それぞれの特徴や分散方法をくわしく見ていきましょう。

各資産の特徴

資産を分散させるには、各資産の特徴やリスク要因等を知り、異なる値動きを取るものを組み合わせてリスクをカバーすることが重要です。
ここでは、預金と併せて、国内外の株式および債券の特徴やリスク度合いを解説します。

円預金

円預金は、原則資産が減少することはなく、資産のなかで特にローリスクな商品です。ただし、低金利下では資産の成長が期待できない、長期的に見るとインフレ時に価値が相対的に目減りする、というリスクがあります。

外貨預金

外貨預金は、円を外貨に換えて預金し利息を得る商品です。海外は一般的に日本よりも高金利なため、円預金よりも高い利息が期待できます。先進国と比べて新興国は価格変動リスクが大きくなることから、金利が高くなる傾向です。
外貨預金は、外貨ベースでは利息がつきますが、為替変動リスクに注意しておかなければなりません。円に戻す際に円安に進んでいれば為替差益を得られますが、円高に進んでいれば、損失が生じることがあります。

国内株式

株式投資は、企業の株式を購入して業績に応じて支払われる配当金や、市場取引での売買益を得る商品です。企業の業績により大きく価格が変動するため、大きなリターンが得られる可能性がある一方、値下がりリスクも大きくなります
現物の取引は、100株単位であることが大半です。数万円から投資可能なものもありますが、投資先の企業によってはまとまった資金が必要になります。ただし、近年では1株や10株の単元未満株を扱う証券会社も増え、気軽に投資できるようになってきました。
リスクを抑えるには、業種やカテゴリー等が異なる複数の銘柄に投資しましょう。

国内債券

債券は、保有している間に利息を受け取れ、満期(償還日)には額面金額が戻る有価証券です。発行会社が財政難に陥らない限り、利息や償還金が支払われるため、比較的リスクは低いとされています。投資は1万円程度から可能と、株式よりも少額で始められることが多い商品です。
また、株式の値動きと反対の動きをする傾向があり、時期にもよりますが、株価が下落すると債券価格は上昇すると一般的にはいわれていますので、債券を一緒に持つことは株式のリスク軽減に効果的です。

外国株式

外国株式は、世界的な企業やこれから成長が期待される企業に、幅広く投資できることが魅力です。
ただし、外国株式は為替変動や政治経済による固有の影響(カントリーリスク)を受ける点には注意が必要です。
一方、外国株式には単元株制度がないため、原則1株から取引ができます。一部の銘柄では、外貨からも日本円からも取引ができるため、投資金額の面では、国内株式よりも投資のハードルが低いと考える人もいるようです。

外国債券

外国債券とは、発行体や市場、通貨のいずれかが海外である債券のことで、一般的には外貨建てのものを指します。
債券の金利は市場金利と連動しており、外国債券は国内債券よりも高い金利が期待できることが魅力です。しかし、外国株式と同様に為替変動リスクやカントリーリスクがあるため、一般的にはリスクは国内債券よりも高く国内株式よりも低いとされています。
では、ポートフォリオを作成し、具体的にどのように資産を配分するか考えてみましょう。

ポートフォリオで資産配分を考えよう

資産運用におけるポートフォリオとは、保有する資産の組み合わせや割合のことをいいます。ポートフォリオは、伝統的資産である国内株式・国内債券・外国株式・外国債券で分けることが一般的です。日本の年金資産を運用する機関「GPIF」でも、ポートフォリオに基づいた運用を行っています。
GPIFの基本ポートフォリオは、「国内債券・国内株式・外国債券・外国株式」で25%ずつです(※2022年5月時点)。年金財政上必要な利回り(1.7%)を満たしつつ、リスクを抑えたポートフォリオであり、長期分散投資を行う際の参考となります。
運用資産額・構成割合(年金積立金全体)
引用:年金積立金管理運用独立行政法人「2021年度第3四半期運用状況(速報)」

運用方針別ポートフォリオ例

ポートフォリオは、許容リスクと期待リターンによって考えることが必要です。ここでは、運用方針別にポートフォリオ例を紹介していますので、設定の際に参考にしてください。
【安定じっくりタイプ】
安定じっくりタイプ
国内株式(25%)、国内債券(65%)、外国株式(5%)、外国債券(5%)
国内債券の割合を高め、大きなリスクを取らず、安定した運用結果を期待する場合の例です。
【コツコツスタンダード】
コツコツスタンダード
国内株式(30%)、国内債券(30%)、外国株式(20%)、外国債券(20%)
株式と債券の割合を半数とし、外国株式や外国債券も積極的に取り込んだやや積極的な配分です。3~5%程度の利回りを見込みます。
【しっかり積極運用】
しっかり積極運用
国内株式(15%)、国内債券(5%)、外国株式(55%)、外国債券(25%)
リスクを抑えながらも積極的な運用を目指したい場合には、外国株式の割合を多めにし、外国債券や国内資産でリスク管理を行うと効果的です。

分散投資の考え方3.時間・タイミング

分散投資の考え方3.時間・タイミング
価格変動リスクを抑えるには、「時間・タイミング」の分散も重要です。値動きのある商品でも、投資のタイミングを変えることで高いときに多く買ってしまうリスクを抑えることができます。
時間・タイミングの分散に有効な手法が、ドル・コスト平均法です。外貨預金や投資信託のように価格が変動する商品を、一定の金額ずつ定期的に購入することで、価格水準が低いときには多く購入、価格水準が高いときには少なく購入できる方法です。
ドル・コスト平均法で長期間つみたてを継続すると、一定の数量(口数)ずつ定期的に購入するよりも平均コスト(購入する価格の平均)を低く抑えることができるとされています。
投資信託を購入した場合の例(毎月10,000円ずつ運用商品に5回投資した場合)
価格上昇局面では一括投資が有利になりますが、見極めが難しい初心者の方には、タイミングをずらしてリスクを抑える手法が有効でしょう。
ここまで、分散投資の3つの考え方について見てきました。投資初心者の場合、いざ分散投資をはじめようとしても、どのような投資商品を組み合わせればよいのか頭を悩ませてしまうかもしれません。
そこで、次の章では分散投資を簡単に実現できる金融商品を紹介します。

【初心者向け】分散投資におすすめの商品4選

【初心者向け】分散投資におすすめの商品4選
上記でご紹介した金融資産の中から少しずつ購入し、自分で運用方針に従ってポートフォリオを作成して分散投資を行うことも可能ですが、難しく感じる方も多いでしょう。
そのような方は、個別商品で分散投資をすることも大切です。分散投資を組み入れた投資商品を選択すれば、地域や資産の分散が行いやすくなります。これらを毎月一定額積み立てれば、時間の分散も可能です。
初心者の方はもちろん、投資に多くの時間をかけることが難しい方にも適した商品ですので、ぜひ活用してください。

バランス型ファンド(投資信託)

バランス型ファンドは、複数の資産に分散投資を行うファンドです。国内外の債券や株式、REIT(不動産投資信託)やコモディティ(金やプラチナ・穀物等)に分散投資し、安定した運用成績を目指しています。
そのため、バランス型ファンドを購入すれば、自動的に「地域・通貨」「資産・銘柄」の分散がしやすいです
ファンドによって株式のみ、債券のみ、株式と債券等、組み合わせや組み入れの比率は異なります。許容リスクとリターン等から、運用方針に合致するファンドを選択しましょう。GPIFと同様のポートフォリオを目指すファンドもあります。

インデックス型ファンド(投資信託)

インデックス型ファンドとは、日経平均株価やS&P500等の指数と連動した運用結果を目指すファンドです。インデックスファンドに投資することで、主要企業に分散投資する効果が得られ「資産・銘柄」の分散がしやすいです
例えば、S&P500指数に連動するインデックスファンドに投資すれば、アメリカの主要500企業に投資するのと近い効果を期待できます。
投資信託の運用には、購入手数料や信託報酬等の費用がかかりますが、インデックス型ファンドはこれらが低い傾向にありますので、その点も魅力的です。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、投資一任サービスの一つです。オンラインによるものが中心となり、簡単な質問に答えるだけでリスク許容度に応じた分散投資ができます。
ファンドの購入や投資先の配分調整は自動で行われるため、手間はほとんどかかりません。利用には別途手数料がかかるものの、ファンドラップと比較してコストが低めに設定されています。

ファンドラップ

ファンドラップも投資を一任するサービスですが、一般的にWeb上の自動診断で投資方針を決定するものではなく、金融機関の担当者との対面型が多く、個人に応じたカスタマイズができます。
オンライン完結型のロボアドバイザーと異なり、担当者のアドバイスを聞きながら始められるので、一人で考えるよりも安心して分散投資できるでしょう。
ただし、投資できる最低金額や手数料はロボアドバイザーよりも高くなる傾向にあります。

分散投資を始めたあとは「見直し」も忘れずに

分散投資を始めたあとは「見直し」も忘れずに
分散投資は、金融商品を購入したらそれで終わりではありません。運用していくうちに資産のバランスが変わることもあるため、年1~2回や年末等、一定のタイミングを決めて見直しすることをおすすめします。
また、10%程度のバランス変動や大きな相場変動が発生した場合に見直す、という方法も有効です。ここではリバランスとリアロケーションの2つを紹介します。

リバランス:資産配分をもとの割合に戻す

分散投資は、保有資産が設定した割合で分散されることにより、意味を成すものです。
運用や価格変動にともなって資産配分が大きく変わった場合には、想定リスクを大きく上回っていたり、期待したリターンを得られなくなったりするおそれがあります。
運用方針に基づいた運用を行うため、資産配分を元に戻すリバランスが必要です。配分の調整には、増加した資産を売却し減少した資産を購入する方法と、割合が下がっている資産を買い増しして元のバランスを実現する方法があります。
一般的には、新たな資産を購入して調整するほうが手数料や税金の面で有利ですが、運用目的や資金状況に応じてよりよい方法を選択しましょう。

リアロケーション:資産配分を別のものに変更

運用を続けていくと、目標とする資産配分そのものを変更するリアロケーションが必要になることもあります。世界情勢に大きな変化が生じ、経済状況が変動した場合等に想定されるでしょう。
その他に、ライフステージに応じたリスク許容度に応じて、配分を変更することも有効です。
例えば、運用期間の取れる若い間は、株式の割合を多めにして一定のリスクをとりつつ、資産成長を目指します。
そして、定年退職時期が近づくにつれ、安定資産の配分を増やして資産の減少を防ぐという方法等です。
GPIFのポートフォリオも、必要に応じて資産配分が変更されています。現在の配分は、国債の低金利が継続していることにより、高い利回りを期待するために国内債券の割合を減らし外国債券の割合を増やしたものです。

まとめ

資産運用において一つの資産に資金を集中させると、価格変動時のリスクが大きくなります。できるだけリスクを抑えて資産を成長させるには、リスク許容度と期待リターンに応じたポートフォリオで、分散投資を行うことが有効です。
分散の方法には、「地域・通貨」「資産・銘柄」「時間・タイミング」の3つがあります。自身で投資先の選択が難しい場合には、あらかじめ分散投資を行っている投資信託を選ぶのも一つの方法です。
投資を続けるためには楽しみながら行うことが大切です。分散投資を通じて、あらゆる地域や業界の知識が身についていくと、ニュース等の理解が深まるでしょう。
分散投資を活用しつつ、資産運用を始めてはいかがでしょうか。

記事提供:トランス・コスモス株式会社

執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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(2022年6月30日現在)