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自分にぴったりの保険はどれ?年代別加入例

自分にぴったりの保険はどれ?年代別加入例
2021.3.19
就職や結婚、住宅購入などのライフイベントに応じて保険の加入を検討するケースが一般的である一方で、「どの保険に入ればいいのかわからない……」という人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、さまざまな保険の内容を解説するとともに、年代別に"加入を検討したい保険"をまとめてみました。どこで加入すればいいかも紹介しているので、参考にしてみてください。

民間の保険には入るべき?

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(画像提供:REDPIXEL/stock.adobe.com)
そもそも、公的保険に加入している人は、民間の保険に加入する必要があるのでしょうか。保険は、人生におけるさまざまなリスクに備える1つの方法です。
  • 病気やケガで働けなくなったとき、どうやって生活していくのか
  • 自分に万一のことがあったとき、配偶者や子どもの将来はどうなるのか
  • 老後や介護状態になったとき、生活費などは貯蓄だけでまかなえるのか
保険に加入することは義務ではありませんが、このような人生のリスクを踏まえ、不安を解消する選択肢として保険への加入を検討するとよいでしょう。
たとえば生命保険の場合、大きな病気を患った後の加入が難しくなることがあります。健康リスクが生じてから「保険に入っておけばよかった……」と後悔しないためにも、できるだけ健康なうちから加入を検討しておくとよいでしょう。

保険の種類とそれぞれの特徴

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(画像提供:REDPIXEL/stock.adobe.com)
現代では、人生のさまざまなリスクに備えるため、たくさんの種類の保険が登場しています。大切なのは、"自分が備えたいリスク"に合わせて保険を選ぶことです。それぞれの保険の特徴を理解し、自分のライフステージに合わせて保険を選びましょう。

定期保険

死亡リスクに備える保険のうち、保障期間が定められている保険のことです。たとえば、20年の定期保険であれば20年の期間中、被保険者に万一のことがあった場合、配偶者や子どもなど、あらかじめ指定された受取人が保険金を受け取ることができます。
次で紹介する終身保険と比べ、保険料を抑えて死亡リスクに備えたいときに活用できるタイプの保険と言えるでしょう。一方で自動更新される商品の場合は、年齢が上がると保険料が高くなることがあります。そのため、定期的に保障の必要性を検討し内容を見直すとよいでしょう。

終身保険

終身保険とは、生涯にわたって死亡リスクに備えられる保険のことです。保険料の払込期間は一定の年齢までで終了し、その後保障が一生涯続く設計が一般的です。定期保険と比べると、終身保険は保険料が高くなる傾向があります。そのため、途中で解約した場合も一定の解約返戻金を受け取ることができます。保障と同時に積み立てできることが終身保険の特徴です。

医療保険

医療保険はケガや病気のリスクに備える保険です。入院や通院、手術に対して一定の保険金を受け取れます。医療保険も生命保険と同様に「保障期間が定められているタイプ」と「生涯にわたって保障が続くタイプ」があります。また先進医療を受けた場合に、自己負担金をカバーできる「先進医療特約」など、さまざまな特約をつけることが可能です。ケガや病気のリスクに備えたい人は、自分に合った特約をつけることを検討しましょう。

がん保険

がん保険は、がんと診断され治療を受ける際に保険金を受け取れる商品です。がん保険に加入していれば、がんと診断された際に一時金を受け取れたり、がんによる通院・入院治療を受けた際に日数に応じて保険金を受け取れたりします。
また「先進医療を受けた際の自己負担額の保障」や「脱毛など外見ケアの保障」など商品によってさまざまな保障が用意されているのが特徴です。

介護保険

介護保険は、介護状態になった際に一時金や年金を受け取れる保険です。保険金を受け取るには、要介護認定など一定の要件を満たす必要があります。死亡保障に介護保障がついた「介護保障付終身保険」といった商品もあります。

学資保険

学資保険は、子どもの教育費用を積み立てるための貯蓄型保険です。学資保険を活用することで計画的に教育資金を貯蓄することができます。学資保険では、親(契約者)に万一のことがあった場合も保険金を受け取れる設計が一般的です。

個人年金保険

個人年金保険とは、積み立てた保険金を年金形式で受け取れる保険のことです。年金を受け取れる期間が決まっているタイプを「確定年金」と言い、生涯にわたって年金を受け取れるタイプを「終身年金」と言います。また、あらかじめ受け取れる金額が決まっている「定額個人年金」と、運用結果により受け取り金額が変動する「変額個人年金」があります。一定の条件を満たすと所得控除の対象にもなるため、節税しつつ老後に備えられるというメリットがあります。

自動車保険

自動車保険は、自損・他損事故を起こした際に保険金を受け取れる商品です。自動車に加入が義務付けられている「自賠責保険」は、相手のケガや死亡についてのみ補償されますが、自分のケガや車の破損に対しての補償はありません。自賠責保険の不足分を補う意味で、自動車保険への加入を検討しましょう。

火災保険

火災保険は、賃貸契約を結ぶときや住宅ローンを組むときなど多くのケースで加入が必須です。火災保険の補償範囲は、保険によって異なります。賃貸契約ではあらかじめ定められた火災保険に加入するのが一般的ですが、契約内容を確認し、保険料とのバランスも考慮しながら自分に合ったタイプを選びましょう。

ライフステージ・年代別に入るべき保険

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(画像提供:maroke/stock.adobe.com)
保険に加入する際は、自分のライフイベントやライフステージに合わせて商品を選ぶことがポイントです。また、一度加入したまま放置せず、定期的に見直しをしましょう。ここからは、ライフステージと年代別の"保険の考え方"について分かりやすく解説します。
ここまでに紹介しきれなかった種類の保険も、あわせて解説するので参考にしてください。

就職したら(20代)

就職後間もない単身世帯の場合は病気やケガで働けなくなったとき、治療費はおろか生活費を支払うことも難しくなるでしょう。そういったリスクを踏まえて、加入を検討したいのが「就業不能保険」です。就業不能保険に加入していれば、働けなくなったときでも毎月保険金を受け取ることができます。
公的な社会保険には傷病手当金や高額医療費制度が備わっていますが、申請までに時間がかかる場合など病気やケガで長期の治療が必要になると、心細くなる人もいるのではないでしょうか。そんなときは、「医療保険」に加入しておけば経済的にも精神的にも負担が軽減されます。

結婚や子育てのタイミングで(20代~30代)

結婚すると自分だけではなく、家族のことを考えて万一の場合のリスクに備えておく必要があります。稼ぎ手が被保険者となり「死亡保険」に加入しておくと、いざというときも安心です。保険料を低く抑えたいなら「定期保険」を選びましょう。
あわせて子どもの教育費を貯める手段として「学資保険」も検討してみましょう。

マイホームを購入するとき(30代~40代)

住宅ローンを組むときは、「団体信用生命保険」に加入することが一般的です。団体信用生命保険へ加入していれば、住宅ローンの返済中に契約者が死亡または高度機能障害になった場合でも、住宅ローンの残債を保険金でまかなえます。
団体信用生命保険に加入する際には、加入している保険の全体を見直し保障のバランスを調整しましょう。保障が多すぎる場合は、保障をスリム化することで保険料を節約できることがあります。

老後に備えて(40代~50代)

子どもが独立したり、住宅ローンの返済を終えたりすると、高額な死亡保障は必要なくなるでしょう。自分たちの生活状況に合わせて、死亡保障をスリム化することを検討しましょう。また老後の生活や健康状態に不安がある場合は、できるだけ早いうちに「個人年金保険」や「医療保険」、「がん保険」などで備えることを検討してみてください。

保険はどこで加入するの?

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(画像提供:aijiro/stock.adobe.com)
最後に、これらの保険をどこで加入できるか確認しておきましょう。最近では、さまざまな方法で保険に加入できますが、保険の種類と同じく加入できる場所も多いので「どこで加入するのがいいの?」と迷ってしまう人も多いでしょう。ここでは、一般的な保険の加入方法を4つ紹介します。

保険取り扱い業者

さまざまな保険会社の保険を扱う保険取り扱い業者(代理店)では、豊富なラインナップの中から選べるのがメリットです。インターネットで購入する場合と違い、担当者から保険の商品説明を受けられるため、安心感があります。

インターネット

インターネットによる加入は、移動中や自宅にいながら24時間いつでも加入できる手軽さが魅力です。ただし商品について自分で理解し、疑問点がある場合は調べる必要があります。必要に応じて電話相談を活用するなどして、商品について理解を深めてから加入することが大切です。

保険販売員

保険販売員による加入は、訪問型が多く自分の足を運ぶ手間を省けるのがメリットです。ただし、1つの保険会社で取り扱う商品の中で検討することになるため、選択肢が狭まってしまう可能性もあります。本当に自分に合った保険なのか、きちんと情報収集しましょう。

銀行

銀行で保険に加入するメリットは、「なじみある銀行で保険の相談ができる」という安心感です。また預貯金や投資などの資産状況を加味したうえで全体のバランスに配慮しながら商品を選ぶことができます。銀行によっては、専用カウンターで相談できることもあるでしょう。対面で説明を受けて商品を比較検討することが可能です。

自分に合った保険を選ぶことが大切

どの保険に加入すべきかは、年齢やライフステージ、家族構成や働き方によって異なります。大切なのは、自分でしっかりと情報収集するとともに、プロの意見にも耳を傾けながら自分に合った商品選びをすることです。また保険に加入した後も放置せず、定期的に見直すことが肝心です。保険を上手に活用することで、自分や家族の生活を守ることにつなげていきましょう。

執筆者:水瀬理子
ファイナンシャル・プランナー

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(2022年3月28日現在)