年収500万円の手取りは?資産1億円を貯める方法を解説!

- 2020年11月4日
- 2024年12月20日
年収500万円で、資産1億円を目指せるでしょうか?答えは、イエスです。この記事では、年収500万円の会社員が、資産1億円を達成するための考え方を解説していきます。資産の有無は、人生の満足度を大きく左右するでしょう。資産1億円を目指すには、どのように考え、行動すべきかチェックしてみましょう。
目次
1億円までの道のりをシミュレーションしてみた
資産1億円といっても、具体的にどうやって実現すればいいのかイメージがわきませんよね。まずは、資産1億円を達成するまでの道のりを、期間別に紹介します。
35年で達成するなら毎月5万円、年7.4%リターンが必要
効率的に資産1億円を達成しようと思うなら、資産運用も含めて考えることが大切です。
仮に25歳の会社員が60歳定年までに資産1億円を目指すとしたら、運用できる期間は35年間。35年間で資産1億円を達成するには、毎月5万円を年7.4%のリターンで運用する必要があります。
毎月5万円をそのまま貯蓄したとすれば、35年間で貯められるお金は2,100万円です。ただし、長期間に渡ってコツコツと運用を続け、年7.4%のリターンが得られれば、約7,800万円の運用収益を受け取ることができ、およそ1億円となります(税金、手数料などは考慮せず)。
20年で達成するなら毎月10万円、年12%リターンが必要
もう少し短い期間で資産1億円を達成したいと考える人もいるでしょう。最近では、早めに資産を形成して早期リタイアし、その後は自由に好きなことをして暮らす人もいます。
仮に25歳の会社員が20年間で資産形成すれば、年齢はまだ45歳。知力も体力も十分な時期に自由を手に入れれば、有意義な第二の人生を歩めるでしょう。
20年間で資産1億円を達成するには、毎月10万円を年12%のリターンで運用する必要があります。
毎月10万円をそのまま貯蓄したとすれば、20年間で貯められるお金は2,400万円です。ただし、長期間に渡ってコツコツと運用を続け、年12%のリターンが得られれば、約7,500万円の運用収益を受け取ることができ、およそ1億円となります(税金、手数料などは考慮せず)。
年収500万円、手取りはいくら?
さて年収500万円でも、丸ごと手元にお金が入るわけではありません。実際に入金されるのは、所得税や住民税、社会保険料を天引きされた金額です。
年収500万円の場合、実際に使えるお金はどのくらいあるのでしょうか?続いては、年収500万円の手取りと、資産1億円を達成するためのアプローチを解説します。
月間23万円前後からいくら資産形成に回せる?
年収500万円なら、年間の手取りは390万円前後です。賞与が夏・冬それぞれ2.5ヵ月分とすると、毎月の手取りは約22万9,000円。ここから生活費を差し引いた残りが、資産形成に回せる金額です。
総務省の「家計調査(2023年)」によると、単身世帯(うち勤労者世帯)の生活費の平均は下記の通りです。
食費 4万3,617円
住居 3万1,527円
光熱・水道 11,489円
家具・家事用品 5,163円
被服及び履物 5,173円
保健医療 6,580円
交通・通信 2万6,266円
教育・教養娯楽 2万1,462円
その他 3万837円
合計 18万2,114円
住居 3万1,527円
光熱・水道 11,489円
家具・家事用品 5,163円
被服及び履物 5,173円
保健医療 6,580円
交通・通信 2万6,266円
教育・教養娯楽 2万1,462円
その他 3万837円
合計 18万2,114円
手取り約22万9,000円から生活費の平均データを差し引くと、毎月資産形成に回せる金額は約47,000円です。これに年2回の賞与約114万円を加えると、年間約170万円は資産形成にあてられる計算になります。
もしこのペースを維持できれば、20年後には資産3,400万円、35年後には資産5,950万円を達成できます。これに投資による運用成果や昇給による年収アップが加わることを考慮すれば、資産1億円を達成することは、決して無茶な目標ではないとわかるでしょう。
資産1億円を達成する秘けつは目標設定と行動管理
資産1億円を達成するためのポイントは、目標達成に向けた計画的な行動管理です。
まずは余裕資金を投資に回します。ただし、生活費以外すべてを投資に回すのは危険です。いざという時の出費に備え、予備費などの余力を残したうえで投資を始めましょう。また長期投資を前提に、リスクの低い資産に投資することもポイントです。
投資に慣れたら、年間どの程度のリターンが期待できるか、現実的な感覚がつかめてくるでしょう。
そのうえで、20年、35年といったスパンで、資産形成するための必要投資額を算出しましょう。必要投資額に満たない場合、年収を上げるか、生活費を節約して資金を捻出することを考えます。
いずれにせよ、一度シミュレーションすれば、資産1億円を達成するまでの道のりがはっきり目に映るはず。あとは、目標に対して現状の進捗度はどうなのか、定期的にチェックして自分自身の行動を管理することが大切です。
コツコツと努力を重ね、着実に行動管理を続ければ、資産1億円は現実的に達成できる目標といえるでしょう。
資産形成を実現するには具体的なシミュレーションを
今回は、25歳で年収500万円の会社員が、資産1億円を達成するための考え方を解説しました。この記事で紹介した考え方は、年齢や年収が異なる場合や資産1億円を貯めようとする以外でも、資産形成で活用できます。
大切なのは、自分がいつまでにいくら貯めたいのか、明確な目標を持ち、早いうちから資産形成を始めることです。「いつかやろう」「いつかこのくらいの資産を築けたら」と曖昧に考えるのではなく、具体的な数字でシミュレーションすることで、目標達成が一歩近づくことでしょう。
執筆者:株式会社ZUU
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(2024年12月20日現在)