投資初心者向け!投資を始める前に知っておきたい基礎用語10選
- 2020年10月22日
- 2024年9月24日
投資を始めようと思ったら、最低限の基礎用語は知っておきたいもの。基礎用語がわからないと投資商品の特徴や仕組みを調べようとしても、すんなりと理解できません。この記事ではこれから投資を始めようという人向けに、知っておきたい基礎用語を解説します。
目次
投資の仕組み
投資にはさまざまな手法がありますが、一般的な方法の1つとしては、株式や債券、投資信託などの「金融商品」を保有・運用し、資産を膨らませていく方法が挙げられます。
こうした投資は元金割れのリスクもありますが、一般的には貯蓄するよりも利回りが高いとされ、老後の備えなどに向けて中長期的な目線で取り組むのに向いています。
また、投資の最大のメリットともいえる「複利効果」のことを考えれば、投資は若いうちから始めておきたいものです。
*「複利効果」とは、投資で得られた利益を再投資することによって、投資期間が長くなるほどリターンが大きくなっていくことを指します。
投資を始める前に知っておきたい基礎用語10選
投資について勉強するときや、実際に投資を始めるにあたって理解しておきたい基礎用語をチェックしていきましょう。
銘柄
銘柄とは“取引する対象の呼称”といった意味で、株式投資の場合は企業名、投資信託の場合はファンド名のことを指します。例えば、株式銘柄としては「トヨタ自動車」や「ソフトバンクグループ」などがあり、それぞれに4桁の「銘柄コード」が与えられています。
損切り
損切りとは、損をしている状態でありながらも損失をそれ以上拡大させないため、金融商品を売ってしまう行為のことを指します。「ロスカット」とも呼ばれます。損切りの反対語は「利確」または「利食い」で、利益が出ている状態で金融商品を売却し、利益を確定させる行為を指します。
配当
配当とは、株式を発行した企業の利益の一部を持ち株数に応じて株主に分配すること、もしくは分配される利益そのもののことを指します。利益が出ていても配当が株主に支払われないケースもありますが、配当は株式投資における利益の1つに数えられます。
投資信託
投資信託とは、投資家から集めた資金の運用を投資のプロに任せ、その運用益を投資家に分配する商品です。「投信」と略すこともあります。初心者に向いている金融商品であるといえますが、運用を任せるタイプの金融商品であるため、運用管理費用や売買委託手数料などの手数料がかかります。
リスク
リスクは、(投資の世界においては)結果が不確実であること、つまりリターンの変動幅を意味します。例えば「ハイリスク・ハイリターン」とは変動幅が大きいことを指すので、結果が悪い場合に損失が大きく、良い場合には得られるリターンも大きいということです。
信用取引
信用取引とは証券会社に預けた保証金を担保に、その金額の最大約3.3倍の取引ができる仕組みのことを指します。預けた金額以上の取引ができることによって、身の丈以上の大きな利益を狙うことも可能になりますが、取引の仕方次第では大きな損失を抱えることにもつながります。
IPO株
IPOはInitial Public Offering(新規公開、株式公開)の意味で、企業が新たに株式を上場することを指します。IPO株(新規公開株)はその上場する株式のことを指し、抽選に当選すれば上場前に購入することが可能です。IPO株は上場後に値上がりしやすいため、売却によって利益を得やすいことが特徴です。
PER
PERとはPrice Earnings Ratio、つまり株価収益率のことです。これは、現在の株価がその企業の利益と比べて割安か割高かを判断する指標として用いられています。「株価」を「1株当たりの利益」で割って算出され、PERが高いと「割高」、PERが低いと「割安」と判断されます。
インカムゲイン
投資で得る利益は「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」に大別されます。このうちインカムゲインは保有している間に得られる利益のことを指し、株式投資では「配当金」、債券投資では「利子」、投資信託では「収益分配金」、不動産投資では「家賃収入」がそれぞれ相当します。
キャピタルゲイン
インカムゲインに対してキャピタルゲインは、保有している資産を買値より高く売却することで得られる利益のことを指します。10万円で購入した株式を20万円で売却すれば、キャピタルゲインは10万円(税金・手数料は考慮しない)となります。ちなみに売却による損失は「キャピタルロス」と呼ばれます。
用語を覚えて資産運用に生かそう
投資に関するさまざまな基礎用語を理解できれば、投資の解説本やインターネット上の投資ブログなどもどんどん読み進めていけるはず。用語が分からず知識が曖昧なまま投資を始めれば、思わぬ落とし穴にはまりかねません。
他にも、出来高、インデックス投資、ファンダメンタルズ、ポートフォリオなどなど、この記事で紹介した基礎用語以外にもさまざまな単語が投資の世界では登場します。分からない用語は意味を調べ、知識を蓄えていくことを日頃から心がけておきましょう。
執筆者:株式会社ZUU
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