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ライフプラン表の作り方3ステップ!作成時のコツや活用法も併せて紹介

ライフプラン表の作り方3ステップ!作成時のコツや活用法も併せて紹介
公開日:2022年7月21日
みなさんはライフプラン表を知っていますか?ライフプラン表は、ライフイベント表とキャッシュフロー表から成り立つもので、自分の価値観や将来の目標等をベースとした、いわば「人生の設計書」です。お金の面で将来に不安を感じている方は、「ライフプラン表」を作成してみてはいかがでしょうか。
ライフプラン(ライフプランニング)は、高等学校で2022年4月から始まった金融教育で学ぶ項目の一つであり、その言葉自体は知っているという方も多いかもしれません。
この記事では、ライフプラン表の具体的な作り方とともに、ライフプラン表を作ったあとに取るべき行動についてファイナンシャルプランナーが解説します。

ライフプランとは?

ライフプランとは?
ライフプラン・ライフプランニングとは、「自分の人生を設計すること」を意味する言葉です。人生においては、結婚・出産・子どもの入学・マイホームの購入・退職等、さまざまなイベントの発生が想定され、それらのイベントには大きなお金の動きがともないます。
ライフプランが定まっていないと、いつ・どれくらいの資金が必要になるかが見えにくく、実際に資金が必要になる場面で困ってしまうかもしれません。
そのような事態を避けるためには、ライフプランにより、お金の面も含め「これからの人生をどのように送っていくか」という見通しを持つ必要があります
ライフプランの方向性を定めるうえでポイントとなるのが、「ライフデザイン=自分の価値観や夢に基づく生き方の構想」です。
人生で成し遂げたい目標・積みたいキャリア等のライフデザインを設計することで、自分に合ったライフプランが作成しやすくなるとともに、目標の実現可能性も高められるでしょう。

ライフプラン表を作るメリット

ライフプラン表を作るメリット
次の章でくわしく解説していきますが、人生で起こりうるイベントや、家計の収支等を表に落とし込んだものを、まとめて「ライフプラン表」と呼びます。ライフプラン表を作るメリットは、何より将来の生活設計やお金の流れが明確になることです。
さらに、将来の生活設計やお金の流れが明確になることで、次のようなメリットもあります。
  • いつまでにどれくらいの資金が必要かわかるので、貯蓄の目標を決めやすくなる
  • 各時点での収支や貯蓄残高を参考に、大きな買い物の計画を立てやすくなる
  • お金に関する老後の漠然とした不安を軽減できる
  • 子どもに関することやマイホームのこと等、夫婦で将来のイメージを共有できる

【3ステップ】ライフプラン表の作り方

【3ステップ】ライフプラン表の作り方
ここでは、ライフプラン表の具体的な作り方について、表の例を交えながら3ステップで解説します。

ステップ1.ライフデザインを設計する

まずはこれからの人生をどのように生きていきたいか、次の3つの観点からライフデザインを考えてみましょう。
(1)人生の目標や夢は何か
(2)どのようなキャリアを積みたいか
(3)どのような家庭を築きたいか
人生で成し遂げたい目標や夢が複数ある場合は、それらに優先順位もつけてみてください。以下は、上記3つの観点から考えたライフデザインの一例です。
<例>
人生の目標や夢は何か
  • 早期退職して趣味を極めたい
  • 家族で毎年海外旅行に行きたい
  • 都心にマイホームを建てたい
どのようなキャリアを積みたいか いつまで働くか
  • 定年まで働きたい
  • 早期退職したい
どのように働くか
  • 会社員として働く/転職したい
  • 公務員として働く/転職したい
  • 自営業者として働く/起業したい
  • 資格を取得しキャリアアップしたい
  • 一社に長く勤めたい
  • 副業で複数の収入源を持ちたい
結婚・出産後は
どうするか
  • フルタイムで働きたい
  • パートやアルバイトで働きたい
  • 専業主婦(夫)になりたい
どのような家庭を築きたいか 結婚の有無
  • 30歳頃に結婚したい
  • 結婚したくない
子どもの有無
  • 子どもは2人ほしい
  • 子どもはほしくない

ステップ2.ライフイベント表を作成する

続いて、「ライフイベント表」として、自分や家族のライフイベントを時系列に書き出します。「ライフプラン表を作るメリット」の章で少し触れましたが、ライフイベントとは、人生で起こりうる大きな出来事のことです。
具体的には、次のようなものがライフイベントに当てはまります。
  • 就職
  • 転職
  • 退職
  • 結婚
  • 出産
  • 子どもの入学・進学
  • マイホームの購入・リフォーム
  • 自動車の購入・買い替え
ステップ1で設計したライフデザインをもとに、自分や家族にどのようなライフイベントが発生しそうか考えてみましょう。
ライフイベント表を作る際に必要な項目は、ライフイベントのほか、年・家族構成(名前・年齢)・ライフイベントごとの大まかな所要金額です。例えば、夫婦+子どものライフイベント表の場合、次のように作成します。
<例>
家族の年齢 ライフイベント かかるお金
子ども
2022 34 31 4    
2023 35 32 5    
2024 36 33 6 子どもの小学校入学(公立) 入学準備費用10万円
2025 37 34 7 家族旅行 20万円
2026 38 35 8    
2027 39 36 9 注文住宅の購入 建築費用3,000万円
2028 40 37 10    
2029 41 38 11 自動車の買い替え 300万円
2030 42 39 12 子どもの中学校進学(公立) 入学準備費用10万円
         
このようにライフイベント表を作成することで、いつ・どれくらいのお金が必要になるかが把握しやすくなります。
ここから、独身の場合と、二人暮らし・子どもありの場合のケースに分けて、ライフイベント表のポイントを見ていきましょう。

独身の場合

現在独身の場合、結婚の希望や予定の有無によって、今後発生するライフイベントが変わってきます
以下は、30歳・会社員男性(独身)のライフイベント表の例です。
<例>
家族の年齢 ライフイベント かかるお金
自分
2022 30    
2023 31    
2024 32 交際中の相手と結婚 自己負担額200万円
     
2027 35 自動車購入 200万円
     
2030 38 マンション購入 3,500万円
     
2057 65 定年退職  
2058 66    
2059 67    
2060 68    
近いうちに結婚の予定がある方は、結婚が最初のライフイベントとなるでしょう。場合によっては、その後の出産・子どもの入進学等のライフイベントも想定しておいてください。
独身のままであれば、結婚や子どもにまつわるライフイベントが発生しないため、退職するまでの間、計画的に貯蓄を増やしやすいかもしれません。
また、結婚する・しないを問わず、マイホームや自動車等の大きな買い物や、退職金をもらうタイミングは把握しておきたいポイントです。
住宅ローンを活用してマイホームを購入する場合は、年間の返済額や返済期間も計算してみましょう。
定年以降は、公的年金がおもな収入源となりますが、退職金と公的年金だけでは老後資金が不足するといわれています。
今からコツコツと貯蓄できるように、まずは定年退職なのか、もっと早く退職を希望するのかをイメージし、退職後何年間の生活費を確保すべきか考えてみてもよいかもしれません。

二人暮らし・子どもありの場合

子どもがほしいと考えている夫婦、またはすでに子どもがいる家族の場合、大きな買い物や退職に加え、子どもの入進学等がおもなライフイベントになります。
以下は、40歳・会社員男性と42歳・専業主婦(夫婦・子ども1人)のライフイベント表の例です。
<例>
家族の年齢 ライフイベント かかるお金
子ども
2022 40 42 17    
2023 41 43 18 子・大学入学 200万円
2024 42 44 19   200万円
2025 43 45 20   200万円
2026 44 46 21 子・大学卒業 200万円
         
2032 50 52 27 マンション購入 2,000万円
         
2047 65 67 42 夫・定年退職  
一般的に、子どもの教育費のなかでも、特に大学入学から卒業までの間にかかるお金は大きい部分を占めます。子どもが一人暮らしをする場合は、さらに費用が上乗せされるため、貯蓄がしにくくなることを想定しておきましょう。
また、子どもが独立し教育費等の負担がなくなったタイミングで、老後を見据えた住居へ夫婦で住み替えるケースもあります。老後資金を圧迫しないよう、購入計画は慎重に立ててください。

ステップ3.キャッシュフロー表を作成する

最後に、「キャッシュフロー表」を作成します。キャッシュフロー表とは、家計の支出・収入・貯蓄残高の長期的な推移を表にまとめ、お金の流れを見える化したものです。
キャッシュフロー表の項目は、大きく分けて支出・収入・貯蓄残高の3つがあります。それぞれの項目について、例を交えながら見ていきましょう。

支出

年間の支出は、次の4つに分けて記入します。
  • ライフイベントに関する出費
  • 基本生活費(食費・水道光熱費・通信費・日用品費等)
  • その他の固定費(家賃または住宅ローン・ガソリン代・教育費・保険料等)
  • 臨時出費(医療費・冠婚葬祭費等)
以下の表のようなイメージで各支出を年ごとに書き出し、その合計額を計算してみましょう。
<例>
項目 内容 2022 2023 2024
ライフイベントに関する出費(1) 結婚費用 万円 万円 万円 万円
ライフイベントに関する出費(2) マイホーム購入費用 万円 万円 万円 万円
ライフイベントに関する出費(3) 自動車購入費用 万円 万円 万円 万円
ライフイベントに関する出費(4) 子どもの入学費用 万円 万円 万円 万円
基本生活費 食費・水道光熱費・通信費・日用品費等 万円 万円 万円 万円
その他の固定費 家賃/住宅ローン・ガソリン代・教育費・保険料等 万円 万円 万円 万円
臨時出費 医療費・冠婚葬祭費等 万円 万円 万円 万円

支出額合計

  万円 万円 万円 万円
 

ただし、上記の分け方はあくまで一例なので、それぞれの家計に合った分類方法で記載して構いません。

収入

年間の収入を記入します。夫婦でそれぞれ収入がある場合には、「夫の収入」「妻の収入」等に分けて記入するとわかりやすいです。
<例>
項目 内容 2022 2023 2024
夫の収入 給料・ボーナス・退職金等 万円 万円 万円 万円
妻の収入 給料・ボーナス・退職金等 万円 万円 万円 万円

収入額合計

  万円 万円 万円 万円
収入には、毎月の給料・ボーナス・退職金等が含まれることに留意し、額面ではなく、実際に使える手取りの金額(=可処分所得)を記入してください。
可処分所得の計算方法は、次のとおりです。
<会社員・公務員の場合>
給与収入等-(所得税+住民税+社会保険料)
<自営業の場合>
事業収入等-(事業経費)-(所得税+住民税+社会保険料)

貯蓄残高

「支出」と「収入」の表ができたら、貯蓄の推移を計算していきます。
<例>
項目 内容 2022 2023 2024
ライフイベントに関する出費(1) 結婚費用 万円 万円 万円 万円
ライフイベントに関する出費(2) マイホーム購入費用 万円 万円 万円 万円
ライフイベントに関する出費(3) 自動車購入費用 万円 万円 万円 万円
ライフイベントに関する出費(4) 子どもの入学費用 万円 万円 万円 万円
基本生活費 食費・水道光熱費・通信費・日用品費等 万円 万円 万円 万円
その他の固定費 家賃/住宅ローン・ガソリン代・教育費・保険料等 万円 万円 万円 万円
臨時出費 医療費・冠婚葬祭費等 万円 万円 万円 万円

支出額合計

  万円 万円 万円 万円

貯蓄可能
(収入-支出)額

  万円 万円 万円 万円

貯蓄残高

  万円 万円 万円 万円
まずは、「2022年の貯蓄可能額=2022年の収入額-2022年の支出額」のように、ライフプランの年ごとに貯蓄可能額を求めてみましょう。ライフプラン表における最初の年の貯蓄残高は、その年の貯蓄可能額と同額とします。
その後は「2023年の貯蓄残高=2022年の貯蓄残高+2023年の貯蓄可能額」のように、前年の貯蓄残高に今年の貯蓄可能額をプラス(マイナス)してみてください。この計算を繰り返していくことで、貯蓄残高の推移がわかります

ライフプラン表を作ったあとに取るべきアクション

ライフプラン表を作ったあとに取るべきアクション
ライフプラン表は、作ったあとが重要です。具体的にどのようなアクションを起こせばよいか、以下で解説します。

家計の改善策を考える

ライフプラン表が完成すると、「老後に貯蓄残高がマイナスになってしまう」「子どもが中学校に入学してからは常に収支がギリギリになっている」等の問題点が見えてきます
資金面から見て、現状のままでは目標の達成やライフイベントの実現が難しそうなら、家計の収支について改善策を講じましょう。

固定費を見直して支出を減らす

家計の支出を減らす方法に、固定費の見直しが挙げられます。固定費を一度見直せば、毎月一定額の支出を長期間にわたって削減することが可能です。
例えば、「水道光熱費や通信費について、契約会社や料金プランを変更する」「保険料について、不要な保障内容や複数の保険の重複を見直す」等のアクションが考えられます。

資産運用でお金を増やす

将来お金が不足すると考えられる場合は、家計に負担のない範囲で、お金を増やすことを目的とした資産運用を検討するのもおすすめです。
具体的な資産運用方法には、株式や投資信託等があります。資産運用初心者の場合は、毎月少額から始められる「つみたてNISA」や「iDeCo」を活用してみてはいかがでしょうか。
  • つみたてNISA:年間40万円×最長20年間=総額最大800万円の投資から得た利益が非課税になる、投資の税制優遇制度。つみたてNISAでは、長期・積立・分散投資に適している、厳選された商品のみが投資対象です。あくまでも投資なので、元本を下回るリスクはありますが、比較的安定した資産形成を目指せます。
  • iDeCo:公的年金の不足を補い、老後生活を充実させるための私的年金制度。毎月一定額を積み立てて運用し、60歳に達してから、運用益を含めた資産を年金または一時金として受け取ることができます。

内容を定期的に見直す

一度ライフプラン表を作っても、そのとおりに物事が進むとは限りません。ライフプラン表は何回見直してもよいものなので、定期的に見直すようにしましょう。
特に、大きなライフイベントが発生したときや、ライフスタイル・目標等に変化が生じたときに、ライフプラン表を見直す習慣をつけるとよいかもしれません。

FP(ファイナンシャル・プランナー)に相談する

お金の専門家であるFPに相談すれば、より精度の高いライフプラン表の作成の手助けになるだけではなく、目標や夢を叶えるための有効な提案もしてもらえます。
ライフイベントへの対処法や保険の見直し方等、自分では見落としていた点に気づけるかもしれません。
銀行の窓口でも、資産運用やローン等の幅広い商品について専門家に相談できるので、悩みや不安がある場合はFPをはじめとする専門家を頼るのも選択肢の一つです。

まとめ

自分でライフプラン表を作成する場合は、以下の3ステップで進めてみてください。
1. ライフデザインの設計
2. ライフイベント表の作成
3. キャッシュフロー表の作成
ライフプラン表を作り、将来の生活設計やお金の流れを明確にすることで、貯蓄の目標を決めやすくなり、老後生活の漠然とした不安を軽減できます。
ただし、ライフプラン表は、作成したあとにどのようなアクションを起こすかが重要です。固定費を見直して支出を減らす、つみたてNISAやiDeCoを活用してお金を増やすことを目指す等、家計の改善策を実行していきましょう。

記事提供:トランス・コスモス株式会社
執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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(2022年7月21日現在)