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住宅ローン減税とふるさと納税を併用する方法と注意点

住宅ローン減税とふるさと納税を併用する方法と注意点
  • 2026年10月6日
住宅ローン減税とふるさと納税は併用できます。ただし、所得金額や利用している他の控除の状況によっては、受けられる控除額が変わる場合があります。
本記事では、住宅ローン減税とふるさと納税を併用する際の注意点について解説します。

目次

住宅ローン減税(控除)とふるさと納税の基礎知識

住宅ローン減税,ふるさと納税
住宅ローン減税とは、住宅ローンを利用して住宅を取得した方などを対象とした税制優遇制度です。適用には一定の条件があり、控除額や控除期間は入居時期や住宅の要件によって異なります。
住宅ローン減税の制度概要や適用条件については、以下コラムにてくわしく説明しています。
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄附をすることで、一定の条件のもと税負担の軽減を受けられる制度です。控除額には収入や家族構成などに応じた上限があります。
住宅ローン減税とふるさと納税は併用できます。ただし、どちらも税金の軽減に関する制度であるため、納税額以上の控除を受けることはできません。所得金額や利用する他の控除によっては控除しきれなくなる可能性もあります。

住宅ローン減税とふるさと納税の併用による影響は?

住宅ローン減税とふるさと納税は併用できますが、手続き方法によって注意点が異なります。ここでは、ワンストップ特例制度を利用する場合と、確定申告を行う場合に分けて見ていきましょう。

ワンストップ特例制度を利用する場合

ワンストップ特例制度は、確定申告をする必要がない給与所得者などで、1年間のふるさと納税先が5自治体以内の場合に利用できます。この制度を使うと所得税からの控除は行われず、所得税分に相当する額も含めて翌年度の住民税から控除されます。
所得税の計算に影響しないため、住宅ローン減税を所得税から控除できる金額は変わりません。住宅ローン減税を利用している場合でも、基本的には両制度を併用できます。ただし、住民税の所得割額が少ない方は、住宅ローン減税の住民税分とふるさと納税の控除を合わせて引ききれないことがあります。
なお、住宅ローン減税を初めて利用する年は、原則として確定申告が必要なため、ワンストップ特例制度は利用できません。ふるさと納税の控除についても、確定申告で手続きを行う必要があります。
また、住宅ローン減税の2年目以降であっても、医療費控除などの理由で確定申告を行う場合は、ワンストップ特例制度の申請は無効になります。その場合は、あらためて確定申告で手続きを行わなければなりません。

確定申告を行う場合

ワンストップ特例制度を利用せず、ふるさと納税の控除を確定申告で受ける場合は注意が必要です。
確定申告をすると、ふるさと納税は所得税では「寄附金控除」として所得金額から差し引かれます。その結果、課税所得が減って所得税額そのものが小さくなります。住宅ローン減税は所得税額を上限として控除する仕組みのため、所得税額が小さくなると、その年に控除しきれない金額が生じることがあります。
控除しきれなかった分は、所得税の課税総所得金額等の5%(最高97,500円)を上限として翌年度の住民税から控除されます。ただし、すでにこの上限まで使っている場合、控除しきれなかった金額は切り捨てとなります。この場合、ふるさと納税による所得税の軽減分が住宅ローン減税の目減りで打ち消され、実質的な負担がふえることがあります。
一方、ワンストップ特例制度を利用する場合は所得税の計算に影響しないため、このような目減りは生じません。住宅ローン減税を利用している方は、確定申告が必要かどうかも踏まえたうえで、事前に控除上限額を確認しましょう。

iDeCoや医療費控除とも併用できる

住宅ローン減税,ふるさと納税
住宅ローン減税は、iDeCo(個人型確定拠出年金)や医療費控除と併用することもできます。ただし、これらの控除は課税所得を減らすため、ふるさと納税の控除上限額が下がるほか、所得税額も小さくなり、住宅ローン減税を控除しきれなくなることがあります。医療費控除は確定申告が必要なため、ワンストップ特例制度も利用できなくなります。
控除額への影響は人によって異なるため、iDeCoや医療費控除を利用している場合は、事前にふるさと納税の控除上限額を確認しておくと安心です。

制度を上手に活用しよう

住宅ローン減税とふるさと納税は併用できます。ただし、控除額への影響は人によって異なるため、事前に確認したうえで制度を活用しましょう。
\住宅ローンを検討中の方はこちら/
執筆者:株式会社peekaboo
監修者:好川 寛(よしかわ ひろし)
監修者保有資格:税理士
※記事内の情報は更新時点のものです。最新情報は別途ホームページ等でご確認ください。
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