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PBR(株価純資産倍率)とは?PERとの違いは?計算式や目安、1倍割れなどを解説

PBR(株価純資産倍率)とは?PERとの違いは?計算式や目安、1倍割れなどを解説
  • 2025年4月23日

  • この記事はこんな方におススメ!
  • PBRとは何かを知りたい方
  • PBRを投資判断に活用したい方

PBRは、投資判断をする際に覚えておくと便利な指標のひとつです。この記事では、PBRの概要やPERとの違い、計算式、数値の目安、1倍割れなどについてわかりやすく解説します。

目次

PBR(株価純資産倍率)とは

PBRは「Price Book-value Ratio」の略で、日本語では「株価純資産倍率」といいます。覚えておくと、投資先を選ぶうえで企業の株価水準を判断する際に役立つでしょう。まずは、PBRの概要と計算式についてご説明します。

PBRとは

PBR(株価純資産倍率)とは、株価が1株あたり純資産(BPS)の何倍であるかを示す指標です。現在の株価が割高か割安かを判断する目安となります。投資銘柄を選ぶ際や、売買判断をする際に活用されます。
PBRの目安
純資産とは、企業の資産から負債を差し引いたものです。仮に企業が解散した場合、純資産は株主に分配されるため、「解散価値」とも呼ばれます。
「PBR = 1倍」は、株価と企業の解散価値が同じ水準にあることを示します。一般的に、PBRの数値が高いほど株価は割高であり、低いほど株価は割安だと判断されます。

PBRの計算式

PBRの計算式は以下のとおりです。
PBRの計算式
計算式にある1株あたり純資産(BPS:Book-value Per Share)は、「純資産 ÷ 発行済株式数」で算出できます。
BPSの計算式
具体例として、以下D社のケースについてPBRを計算してみましょう。

D社
  • :4,200円
  • :3億5,000万円
  • :10万株

上記の計算式にあてはめると、D社のPBRは以下のように計算できます。

純資産3億5,000万円 ÷ 発行済株式数10万株 = 1株あたり純資産(BPS)3,500円
株価4,200円 ÷ 1株あたり純資産(BPS)3,500円 = PBR(株価純資産倍率)1.2倍

なお、上場企業のPBRは、証券会社のホームページや投資情報サイトなどで確認することも可能です。また、純資産は企業の貸借対照表、発行済株式数は四季報や証券会社のホームページなどで確認できます。

PBRの目安と1倍割れ

一般的に、PBRは数値が高いほど株価は割高であり、数値が低いほど株価は割安であることを示しますが、投資においては何倍が目安になるのでしょうか。ここでは、PBRの数値の目安、1倍割れの意味や問題点について説明します。

PBRの目安は1倍

一般的に、PBRの数値は1倍が目安です。先述のとおり、PBR = 1倍は企業の解散価値と株価が同じ水準であることを意味します。そのため、PBRが1倍を下回ると本来の企業価値よりも安く取引されており、株価は割安だと判断できます。この状態を1倍割れといいます。
具体例として、A社・B社・C社のPBRの計算例を確認しましょう。
<PBRの計算例>
A社 B社 C社
PBR0.8倍 = 株価4,000円 ÷ 1株あたり純資産5,000円 PBR1倍 = 株価5,000円 ÷ 1株あたり純資産5,000円 PBR1.2倍 = 株価6,000円 ÷ 1株あたり純資産5,000円
PBRは1倍より低いので株価は割安 PBRは1倍なので株価は本来の企業価値と同じ水準 PBRは1倍より高いので株価は割高
A社・B社・C社の1株あたり純資産はいずれも5,000円です。この時点で会社を解散すると、各社の株主は1株あたり5,000円を受け取ることになります。
株価が4,000円であるA社のPBRは0.8倍です。PBRが1倍割れとなるため、株価が割安であることを示しています。株価が5,000円であるB社のPBRは1倍です。株価と企業の解散価値が同じであることから、株価は妥当な水準と評価できます。株価が6,000円であるC社のPBRは1.2倍です。PBRが1倍を超えていることから、株価が割高であることを示しています。

日本企業の株価とPBR、東証の要請

PBR1倍割れは、株価が純資産を下回り、投資家から企業価値が慎重に評価されている状態です。この状況では株価が解散価値より低いため、理論上、株主にとっては「今後事業を継続するより、会社を解散したほうが資産価値は高い」と考えられています。つまり、PBR1倍割れは、現状では企業の成長性に対する市場評価や投資家の期待が低いことを示しています。
2023年3月、東京証券取引所(以下、東証)は、プライム市場およびスタンダード市場の全上場企業に対して「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を要請しました。当時のデータによると、プライム市場の約半数、スタンダード市場の約6割の上場企業がPBR1倍割れの状態にあり、欧米に比べて低水準であったことが問題視されたからです。
この東証の要請により、多くの上場企業がPBR1倍割れの解消に取り組んでおり、株価やPBRの数値に改善の傾向が見られます。

PBRを投資にどう活用するか

PBRを投資にどう活用するか
PBRが低ければ、株価が割安だとは限りません。PBRだけを見て投資判断を行うのはリスクがあるため、他の情報も参照して総合的に判断することが大切です。ここでは、PBRを投資に活用する際のポイントを紹介します。
一般的にPBRは1倍が目安ですが、PBR1倍割れが長く続いている銘柄もあります。PBRが低い状態が続くということは、投資家からは現在の株価が本来の企業価値を反映したものと判断されているという見方もできます。
また、PBRの水準は業種によっても異なります。たとえば、工場などの設備を持つ製造業は保有資産が多く、PBRは低くなりやすい傾向にあります。一方、IT企業は多くの設備を必要としないため、保有資産が比較的少なく、PBRは高くなりやすい特徴があります。そのため、他業種とのPBRの比較は有効でないかもしれません。
PBRにはこのような特徴があるため、PERなどの他の指標と組み合わせて投資判断をする必要があります。
たとえば、PBRは純資産を基準としており、企業の資産価値や安定性を重視したい場合に向いています。それに対して、PERは景気動向や業績に影響を受けやすく、企業の成長性や将来の利益増加に重点をおいて投資判断を行う際に適しています。さらにROEにも注目すれば、経営の効率性も投資判断の材料に加えることができるでしょう。

PERとの違い

PER(株価収益率)は、PBRと同様に株価の割安性を判断するための重要な指標です。ここでは、PERの概要や計算式、PBRとPERの違い、それぞれの注目すべきポイントを確認しておきましょう。

PERとは

PERは「Price Earnings Ratio」の略で、日本語では「株価収益率」といいます。株価が1株あたり当期純利益の何倍になっているかを示す指標で、株価水準が割安か割高かを判断する際に活用されます。PERの数値が低いほうが、株価は割安だと判断されます。PERの計算式は以下のとおりです。
PERの計算式
たとえば、E社の株価が3,600円、1株あたり当期純利益が200円の場合、PERは18倍(3,600円 ÷ 200円)となります。
一般的に、PERは15倍が目安といわれています。これは、日経平均株価や東証プライム市場の全銘柄のPERが15倍程度で推移することが多いからだと考えられます。ただし、PERの水準は業種によって異なるため、同じ業種の複数の銘柄を比較すると良いでしょう。
計算式にある1株あたり当期純利益(EPS:Earnings Per Share)は、1株あたりの利益がどれだけあるかを示すものです。企業の収益力を判断する際に使われる指標のひとつで、「当期純利益 ÷ 発行済株式数」で算出できます。なお、PERを計算する際、通常は1株あたり当期純利益は当期の予想数値を使用します。

PBRとPERの違い

PBRとPERの違いをまとめると以下のようになります。
  PBR PER
概要 株価は資産価値の何倍か 株価は純利益の何倍か
計算式 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS) 株価 ÷ 1株あたり当期純利益(EPS)
見るポイント 企業の資産価値、経営の安定性 企業の成長性、将来の利益増加
目安 1倍 15倍
PBRとPERは、どちらも株価の割安性を判断するための指標です。しかし、株価との比較対象が異なります。
PBRは企業の資産価値と株価の比較であるのに対し、PERは利益と株価を比較したものです。利益は同じでも、企業によって資産状況は異なります。また、純資産は短期の変動が小さく、比較的安定していますが、当期純利益はその年の業績によって大きく変動することがあります。
このような特徴から、PBRは、企業の資産価値や経営の安定性に重点をおいて投資判断を行うのに向いているといえます。一方、PERは、企業の成長性や将来的な利益の増加を重視する場合に活用しやすいでしょう。

あわせてチェックしたい指標

PBRやPERとあわせてチェックしたい指標にROEがあります。
ROEは「Return On Equity」の略で、日本語では「自己資本利益率」と呼ばれます。自己資本に対してどれだけの利益を生み出したかを示す指標です。ROEの数値が高いほど、経営の効率性が高いと判断できます。ROEの計算式は以下のとおりです。
ROEの計算式
一般的に、ROEの目安は10%程度です。ROEが10%を上回っていれば、自己資本を有効活用して効率よく利益を出している会社だと判断できます。ただし、たまたま大きな利益が出て、一時的にROEが上昇している可能性もあります。ROEを見るときは、過去の推移にも注目しましょう。
計算式にある自己資本とは、資本金や利益剰余金など、企業に返済義務のない資金のことです。企業の貸借対照表の「純資産 - 新株予約権 - 少数株主持分」で算出できます。

まとめ

PBRは、投資において株価の割安性を判断できる便利な指標です。ただし、1倍割れの状態が長く続いている企業もあります。また、業種によって水準は異なるため、PBRだけに注目して投資判断を行うのはリスクが高いといえます。
PBRだけを見ると、企業の株価水準や将来の成長性を適切に判断できない可能性があります。そのため、企業業績や景気動向、他の指標なども活用しながら総合的に判断することが重要です。
とはいえ、PBRやPER、ROEといった指標を分析し、株価の割安性を判断するのは容易なことではありません。初心者の方が資産形成に取り組むなら、運用益に税金がかからないNISAを活用し、運用をプロに任せられる投資信託から始めるのがおススメです。まずは無理のない範囲で、投資信託のつみたて投資を始めてみてはいかがでしょうか。
執筆者:大西 勝士(おおにし かつし)
執筆者保有資格:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 AFP認定者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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(2025年4月23日現在)