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日経平均株価とは?概要・特徴・銘柄の選定基準等の基礎知識を解説

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日経平均株価とは?概要・特徴・銘柄の選定基準等の基礎知識を解説
公開日:2022年10月24日
日本を含めた世界各国には、さまざまな「株価指数」が存在します。そのうち「日経平均株価」とは、日本の主要225社の株価を指数化したものです。
ニュースや新聞等で、日経平均株価という言葉自体はよく見聞きしていても、意味や特徴をくわしく知らない方もいるかもしれません。
日経平均株価の特徴を理解すれば、日本の株式市場全体の値動きを把握しやすくなります。また、日経平均株価への理解をきっかけに、興味を持った国内外の株価指数をチェックするのもよいでしょう。
この記事では、日経平均株価の概要や特徴といった基礎知識を解説するとともに、日経平均株価等の指数に注目した資産運用方法をファイナンシャルプランナーが紹介します。

日経平均株価とは「225社の株価を指数化したもの」

日経平均株価とは「225社の株価を指数化したもの」
日経平均株価とは、日本経済新聞社が、東京証券取引所「プライム市場」に上場する銘柄のなかから225銘柄を選定し、その株価をもとに算出する指数を意味します。「日経225」「日経平均」とも呼ばれ、日本の株式市場全体の大まかな値動きを把握できる、代表的な株価指数の一つです。
従来、東京証券取引所には、大きく分けて「市場第一部・市場第二部・JASDAQ・マザーズ」の4つの市場区分がありました。しかし、市場区分ごとの位置づけが曖昧だったこと等を理由として、2022年4月からは「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」の3つの市場区分に再編されています。
日経平均株価を構成する225銘柄が上場する「プライム市場」は、従来の「市場第一部」に相当する市場です。

225銘柄のおもな選定基準

日経平均株価に組み入れられる225銘柄のおもな選定基準は、「市場流動性」と「業種間のバランス」です。
市場流動性については、過去5年間の売買代金等をもとに、取引がどれくらい活発に行われているかを判断します。一般的に市場流動性の高い銘柄が採用され、低い銘柄は除外されると考えられるでしょう。
また、業種間のバランスは、以下の6つの業種をもとに考慮されます。
業種 具体例
技術 医療品・電気機器・自動車
金融 銀行・証券・保険
運輸・公共 鉄道・陸運・電力・ガス
資本財・その他 建設・機械・造船・不動産
消費 水産・食品・サービス
素材 鉱業・繊維・化学
225銘柄の構成が入れ替わるのは、原則として年に1回の定期見直しのタイミングです。最大で3銘柄入れ替わる可能性があります。なお、日経平均株価に組み入れられている銘柄について、「プライム市場以外の市場へ異動した」「上場廃止になった」等の突発的な事態が発生した場合は、臨時入れ替えが行われるのが決まりです。

日経平均株価は「値がさ株」の影響を受けやすい

日経平均株価は「値がさ株」の影響を受けやすい
一般的には、「日経平均株価が上がっていれば、多くの企業の株価が値上がりしている」という見方ができます。しかし、日経平均株価を構成する225銘柄は、それぞれが同等の影響力を持っているわけではありません。日経平均株価をチェックする際は、「値がさ株」の影響を受けやすいことに注意してください。
値がさ株とは、1単元あたりの株価水準が高い銘柄のことです。「株価水準の高さ」に具体的な定義はなく、そのときの相場全体の水準によって変わります。例えば、いくつかの値がさ株が大きく下落すると、ほとんどの銘柄の株価が値上がりしたとしても、日経平均株価は下がる可能性があります。

日経平均株価とTOPIXの違い

日経平均株価とTOPIXの違い
日本の代表的な株価指数には、日経平均株価のほかに「TOPIX(トピックス)」があります。TOPIXは「東証株価指数」とも呼ばれ、東京証券取引所プライム市場に上場するすべての銘柄を対象として算出する指数です。

基準日(1968年1月4日)の時価総額を100ポイントとし、現在の時価総額が何ポイントかを表すため、株式市場の値動きに加えて経済状況の推移も把握しやすいでしょう。

また、日経平均株価は値がさ株の影響を受けやすいのに対し、TOPIXは時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすいのが特徴です。そのため、「日経平均株価が大きく下がっても、TOPIXはあまり変動がない」「TOPIXが大きく上がっても、日経平均株価はあまり変動がない」という状況も起こり得ます。
このように、局面によっては日経平均株価とTOPIXで動きが異なるケースもあると理解しておくと、株式市場の値動きを分析しやすくなるかもしれません。

世界の株価指数の例

世界の株価指数の例
世界各国にも、日経平均株価やTOPIXのような株価指数が存在します。ここでは、世界の株価指数の例を見てみましょう。
株価指数 特徴
ニューヨーク・ダウ
(ダウ工業株30種平均)
米国
  • ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場する30銘柄をもとに算出する
  • 値がさ株の影響を受けやすい
S&P500
(S&P500種指数)
米国
  • ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場する500銘柄をもとに算出する
  • 時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすい
FTSE100
(FTSE100種総合株価指数)
英国
  • ロンドン証券取引所に上場する時価総額上位100銘柄をもとに算出する
DAX
(ドイツ株価指数)
ドイツ
  • フランクフルト証券取引所に上場する40銘柄をもとに算出する
上記はあくまで一例ですが、世界の株価指数の推移を比較してみると、どの国の株が大きく成長しているか等を読み取れます。

日経平均株価等に連動する「インデックスファンド」から始めてみよう

日経平均株価等に連動する「インデックスファンド」から始めてみよう
金融商品のなかには、日経平均株価やTOPIX等、特定の指数との連動を目指して運用するものがあります。それが「インデックスファンド(インデックス型投資信託)」です。日経平均株価等の動きに興味を持ったら、インデックスファンドにも注目してみてください。
そもそも投資信託とは、多くの投資家からお金を集め、それを資金として運用の専門家が分散投資する商品です。投資信託のうち、特定の指数に連動するよう設計された商品をインデックスファンド、指数を上回る運用成績を目指す商品をアクティブファンドと呼びます。
インデックスファンドには以下のようなメリットがあるため、資産運用の初心者でも始めやすいでしょう。
  • 日経平均株価等との連動を目指すため、値動きがわかりやすい
  • 多くの投資対象を組み合わせているため、購入するだけで幅広い銘柄に分散投資できる
  • アクティブファンドと比べると、コストが低い傾向にある
ただし、インデックスファンドにはデメリットもあります。まず、市場平均を超えるリターンは見込めません。また、指数との連動を目指すとはいえ、完全に一致するわけではない点にも注意が必要です。

まとめ

日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場する225銘柄の株価をもとに算出する株価指数です。組み入れられる225銘柄は、市場流動性と業種間のバランスを考慮して年に1回見直されます。
また、日経平均株価と並び、TOPIXも日本の代表的な株価指数です。日経平均株価は値がさ株の影響を受けやすい一方で、TOPIXは時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすいという特徴があります。日経平均株価等の動きに興味を持ったら、特定の指数との連動を目指すインデックスファンドにも注目してみてはいかがでしょうか。
記事提供:トランス・コスモス株式会社
執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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