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日経平均とTOPIXの違いとは?インデックスファンドのメリットも解説!

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日経平均とTOPIXの違いとは?インデックスファンドのメリットも解説!
公開日:2022年10月24日
日経平均とTOPIXは、ともに日本を代表する株価指数です。資産運用を行う際に、日経平均やTOPIXを参考にしたいと考えるものの、「それぞれの特徴や相違点がよくわからない」という方もいるかもしれません。
この記事では、日経平均とTOPIXの特徴や相違点等の基本知識、各構成比率上位10銘柄等を解説します。インデックスファンドの概要やメリットについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

日経平均とTOPIXの違いとは?

日経平均とTOPIXの違いとは?
まずは、日経平均とTOPIXの違いを詳しく解説します。

日経平均とTOPIXを比較

日経平均とTOPIXのおおまかな違いを見てみましょう。
  日経平均 TOPIX
算出対象 東京証券取引所プライム市場に上場する銘柄のうち選定された225銘柄 東京証券取引所プライム市場の原則全銘柄
銘柄数 225銘柄 2,169銘柄(2022年8月31日時点)
算出元 日本経済新聞社 東京証券取引所
表示単位 円・銭 ポイント
日経平均とTOPIXの大きな相違点は、対象銘柄の数です。日経平均は東京証券取引所のプライム市場から選ばれた225銘柄であるのに対し、TOPIXは原則プライム市場の全銘柄を対象とします。
それぞれ算出方法が異なるため、日経平均は株価の高い銘柄、TOPIXは時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすいことも特徴です。
以下にて、日経平均とTOPIXを指数化する方法を見てみましょう。
  • 日経平均:プライム市場から選択された225銘柄の平均株価を指数化
  • TOPIX:プライム市場の原則すべての銘柄の時価総額を指数化
日経平均は、225銘柄の平均株価を数値化するため、値動きが大きくなりがちな株価の高い銘柄の影響を受けます。
一方、TOPIXは時価総額を数値化するものです。「大型株」といわれる時価総額の大きな銘柄の影響を受けるでしょう。なお、時価総額の算出方法は、「株価×発行済株式数」です。

日経平均

日経平均は別名「日経225」ともいい、日本経済新聞社が、東京証券取引所のプライム市場に上場する銘柄から選定した225銘柄を対象としたものです。
日経平均は、225銘柄すべての株価を合計し、225で割った単純株価平均に修正が加えられ、算出されます。(年に1回見直し)

TOPIX

TOPIXは、東京証券取引所のプライム市場に上場している原則すべての国内株式の銘柄を対象とし、別名「東証株価指数」ともいいます。
TOPIXは、1968年1月4日の時価総額を100ポイントと基準化して数値化したものです。TOPIXの算出方法を見てみましょう。
(比較時の時価総額)÷(基準時の時価総額)×100
TOPIXを算出する際に使用する時価総額は、株式市場で実際に売買され、流通する可能性の高い「浮動株」の時価総額が用いられます。
TOPIXは、2022年4月に行われた市場構造の見直しにより、すでにある構成銘柄のうち流通株式時価総額100億円未満の銘柄を「段階的ウエイト低減銘柄」と設定しました。
「段階的ウエイト低減銘柄」の構成比率は、2022年10月末から2025年1月末において、四半期ごと、かつ段階的に低減される予定です。

日経平均とTOPIXの上位10銘柄を比較

日経平均とTOPIXの上位10銘柄を比較
次に、日経平均とTOPIXの構成比率の上位10銘柄を見てみましょう。

日経平均の上位10銘柄と構成比率

株式取引の売買単位を「1単元」といい、1単元あたりの株価水準の高い銘柄を「値がさ株」といいます。日経平均の特徴は、株価水準が高い「値がさ株」が構成比率の上位を占めることです。
順位 銘柄名 構成比率
1 ファーストリテイリング 10.14%
2 東京エレクトロン 5.82%
3 ソフトバンクグループ 4.25%
4 KDDI 3.26%
5 ダイキン工業 2.94%
6 ファナック 2.89%
7 テルモ 2.29%
8 信越化学工業 2.14%
9 アドバンテスト 1.98%
10 リクルートホールディングス 1.88%
(2022年7月29日現在)

TOPIXの上位10銘柄と構成比率

TOPIXは、時価総額が大きい「大型株」といわれる銘柄が構成比率の上位を占めます。
順位 銘柄名 構成比率
1 トヨタ自動車 3.98%
2 ソニーグループ 2.89%
3 NTT(日本電信電話) 1.78%
4 三菱UFJフィナンシャル・グループ 1.75%
4 キーエンス 1.75%
6 任天堂 1.38%
7 日立製作所 1.29%
8 ソフトバンクグループ 1.28%
8 KDDI 1.28%
10 武田薬品工業 1.25%
(2022年6月30日現在)
  • 日経平均プロフィル 指数一覧・関連データ・ウエート一覧
    日本取引所グループ 構成銘柄情報・構成銘柄別ウエイト一覧

日経平均とTOPIXの過去の推移をチェック!

日経平均とTOPIXの過去の推移をチェック!
日経平均とTOPIXの2001年から2021年における過去の推移をチェックしましょう。下記の推移表からは、日経平均とTOPIXともに、20年間上下を繰り返しながら同じような動きをしていることがわかります。
2001年~2021年における日経平均とTOPIXの推移(年末終値)
2008年に日経平均とTOPIXの値が下落していますが、これは2008年9月に起きたアメリカの投資銀行「リーマン・ブラザーズ・ホールディングス」の経営破綻による経済状況の悪化「リーマンショック」によるものです。
その後、2012年から日経平均とTOPIXの値が上昇しています。上昇の理由は、第2次安倍政権の経済政策「3本の矢」の表明による「アベノミクス」の影響といえるでしょう。

日経平均とTOPIXに投資できる「インデックスファンド」とは?

日経平均とTOPIXに投資できる「インデックスファンド」とは?
投資商品には、日経平均やTOPIX等の株価指数の動きに連動するような運用を目指す商品があり、これを「インデックスファンド」といいます。最後に、「インデックスファンド」の知識やメリットについて見てみましょう。

インデックスファンドとは

インデックスファンドとは、日経平均やTOPIX等、特定の指数(インデックス)の動きに連動するように運用を目指す投資信託を指します。
インデックスファンドのイメージ
インデックスファンドに使用される、代表的なインデックスの種類は以下のとおりです。
日本株式
  • 日経平均株価(日経225)
  • TOPIX(東証株価指数)
  • JPX日経インデックス400
  • 東証マザーズ指数
外国株式
  • S&P500
  • MSCIコクサイ・インデックス
  • S&P500
  • NASDAQ(ナスダック)指数
日本債券
  • NOMURA―BPI総合指数
海外債券
  • シティ世界国債インデックス
国内REIT
  • 東証REIT指数
海外REIT
  • S&P先進国REIT指数
コモディティ
  • CRB指数

インデックスファンドの3つのメリット

インデックスファンドのメリットを3つ解説します。

値動きがわかりやすい

インデックスファンドは、指標となる日経平均やTOPIX等のインデックスと同じ動きを目指して運用します。
知名度の高いインデックスなら、テレビやインターネット等からの情報も得やすいため、銘柄や値動きの調査に比較的手間がかかりません。
インデックスファンドは値動きの傾向がつかみやすいため、投資初心者にも適する資産運用といえるでしょう。

分散投資ができる

インデックスファンドの構成銘柄と構成比率は、基本的に指標となるインデックスと同等です。インデックスファンドは、さまざまな投資対象を組み合わせた金融商品のため、購入するだけで分散投資が可能になります。
例えば、日経平均に連動するインデックスファンドを購入すると、225社に分散投資をしていることになるのです。

コストが安い

インデックスファンドは、以下のような理由により運用コストが安くなる傾向にあります。
  • 構成銘柄と構成比率が、インデックスと同等になるように自動的に決定するため
  • ファンドマネジャーの運用にかかる費用や、銘柄の調査費用がかからないため
また、インデックスファンドには、ノーロード(購入時手数料のかからない投資信託)の商品も多くありますので、購入する際は注目すると良いでしょう。

まとめ

日経平均とTOPIXは、ともに知名度の高い株価指数です。対象銘柄・算出方法・算出元等に相違点がありますが、過去の推移にそれほど大きな差は見られません。
インデックスファンドへの投資には、値動きのわかりやすさ・分散投資が可能であること・コストが安い等のメリットがあります。
これから投資を始めようと考えている方は、少額からインデックスを活用した投資を検討してみてはいかがでしょうか。
記事提供:トランス・コスモス株式会社
執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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