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学習塾にかかる平均費用はいくら?小・中・高の違いと費用対効果について

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学習塾にかかる平均費用はいくら?小・中・高の違いと費用対効果について
2020.12.2
将来的に、子どもを学習塾へ通わせたいと考えている家庭は多いでしょう。その一方で、学習塾の費用がどのくらい必要かわからない人も多いようです。また学習塾にも種類があり、自分の子どもにどのような塾が合っているのか、費用対効果を得られているかも考えるべきでしょう。そこで塾の平均的な費用とあわせて、費用対効果の高い塾選びのポイントをまとめてみました。

塾の費用は小・中・高でどのくらい違う?

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(画像提供:milatas/stock.adobe.com)
子どもの塾の費用は、いくらかかっていますか?子どもの学年や塾の種類によっても異なりますが、小学校、中学校、高校それぞれの平均を比較してみましょう。文部科学省の調査結果と、自分の子どもの塾の費用と照らし合わせてみてください。
以下出典:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」

小学校の塾の費用は?

小学校の塾の費用は年間平均額が、公立で5万3,313万円、私立で25万2,790万円です。
公立・私立ともに学校外での活動費の中では、補助学習費(自宅学習や学習塾・家庭教師などの経費)が一番大きな割合を占めています。特に私立小学校は、年間平均額約48.5万円の授業料や学校納付金などにプラスして補助学習費などがあるため、6年間の学習費総額は平均約950万円と高額です。

中学校の塾の費用は?

中学校の塾の費用は年間平均額が、公立で20万2,965円、私立で15万3,365円です。中学校では公立の方が塾の費用が高くなる傾向にあります。ただし、学校外の活動費の総額では私立の方が高い傾向で、学習塾以外の習い事としては芸術活動の費用の割合が大きくなっています。

高校の塾の費用は?

高校の塾の費用は平均で公立10万6,884円、私立12万9,313円です。ただし、私立の学習費の総額は前回調査の2016年度から6.8%減少しています。授業料、補助学習費が減少したことで、家庭の学習費の負担が減っているのが要因です。一方、公立の学習費は前回調査からほとんど変わらない推移になっています。

塾の種類

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(画像提供:metamorworks/stock.adobe.com)
塾の費用を比較する上で、あわせて知っておきたいのが塾の種類です。塾は大きくわけて主に3種類あり、「集団指導塾」「個別指導塾」「家庭教師」に分かれています。どのタイプの塾を選択するかによっても費用が異なります。

集団指導塾

生徒10~20人に対して講師1人で教えます。大手学習塾から地元密着型の塾まで一般的な塾のスタイルといえるでしょう。授業料のほかに、夏期講習や冬期講習などの費用が発生する場合もありますが、塾の費用は一番安いのが特徴です。

個別指導塾

生徒1~3人に対して講師1人が指導します。集団指導よりも費用は高くなりますが、細やかな指導を受けられます。少人数で学べるため、集団指導では学習についていけない場合などに効果があるでしょう。

家庭教師

生徒1人に対して先生1人で指導をするので、費用は最も高額です。授業料に加え交通費を負担するケースもあります。ただし1対1で指導をしてもらえるため、生徒の学習レベルに合わせて授業が進み、効果を実感しやすい指導方法でもあります。

塾の費用対効果を高くするポイントとは?

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(画像提供:milatas/stock.adobe.com)
一般的に塾の費用は高額ともいえますので、せっかくお金をかけるなら少しでも費用対効果を高くして子どもの成績を上げたいところです。そこで、塾での学習効果を上げるポイントについて考えてみましょう。

塾に通う目的を子どもと話し合う

なぜ塾に通うのかを子どもと話し合い、目的を明確にしましょう。例えば、学校の授業のための補習なのか、志望校に入学するための受験対策なのか、子どもの意思を確認します。親子の認識をそろえることで、子どもが塾で学ぶモチベーションが上がり、塾の効果が出ることで費用対効果も高くなるでしょう。

子どもの個性に応じて塾の指導方式を選ぶ

塾の指導方式と子どもの相性もポイントです。
例えば、集団指導塾では学習スピードについていけないと感じている子どもに対して、個別指導塾に切り替えて適切な指導を受けられる環境をつくることで成績が上がることもあります。個別指導塾は集団指導塾よりも費用は高いですが、それにともなって費用対効果も高くなる可能性があるでしょう。

子どもの学費は早めの積み立てを

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(画像提供:nnudoo/stock.adobe.com)
子どもの教育費は「人生の3大資金」の1つといわれるほどお金がかかります。学校の授業料や塾費用だけでなく、子どもが資格の取得や留学を希望する可能性もあるでしょう。子どもの進路に必要なお金を使ってあげられるように、期間と金額を決めてお金を準備することが大切です。

子どもの進路のために準備しよう

子どもの塾の費用は、目的によって変わります。受験を重要視している家庭は多いと思いますが、子どもが将来の進路を自由に選べるようにお金を準備してあげたいですね。子どものために親ができることを、今から始めてみましょう。

執筆者:株式会社ZUU

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