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現金よりもおトク?クレジットカードを使って節約しよう!

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現金よりもおトク?クレジットカードを使って節約しよう!
  • 2021年3月23日
  • 2024年3月6日
「クレジットカードはポイントが貯まっておトク」「家計管理にぴったり」と聞くけれど、いまいちピンとこない――。そんな人も多いのではないでしょうか?すでにクレジットカードを持っている人も、まだ1枚も持っていない人も、どのように使うと節約に役立つのか、ポイントを押さえておきましょう。

クレジットカードで節約するってどういうこと

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(画像提供:stokkete/stock.adobe.com)
節約には、「出費を減らす」「おトクに商品を買う・サービスを利用する」という2つの視点があります。どちらか一方でも効果はありますが、せっかくなら2つの視点を組み合わせて効率的に節約したいもの。
クレジットカードは、1枚で「出費を減らす」「おトクに商品を買う・サービスを利用する」の2つの節約を実践できます。それぞれの具体的な方法を見ていきましょう。

1. 出費をコントロールする(削る)こと

出費をコントロールするには、まず出費を把握することが大切です。クレジットカードなら、毎月の利用分の明細がWebで見られたり、家に届いたりするため、簡単に1ヵ月の出費の内容・金額を把握できます。わざわざ家計簿をつける必要がないので、家計簿をつけようとして挫折した経験がある人もクレジットカードなら安心です。
最近では、カード明細をパソコンやスマートフォンアプリから確認できるサービスもあります。忙しくて時間がない人でも、移動中に明細を確認できます。
毎月、クレジットカードの明細を見て、1ヵ月間のお金の使い方を振り返ってみましょう。そうすれば、自然と「今月はたくさん使ったから、来月は節約しよう」など節約意識が高まります。毎月明細を見ることで、何にいくら使っているのかがわかり、自分なりの節約ポイントも発見できるはずです。

2. おトクに商品・サービスを手に入れ、利用すること

多くのクレジットカードでは、利用額に応じてポイントが付与されます。貯まったポイントは、さまざまな商品・サービスと交換したり、ほかのポイントと交換したりできます。また、クレジットカードでは各種の優待を利用できます。高級ホテルや高級レストランをおトクに利用できたり、国内外の空港ラウンジを利用できたりするのもうれしいですよね。
クレジットカードのポイントや優待を利用すれば、出費を減らすだけでなく、商品・サービスをおトクに利用でき、楽しみも広がるでしょう。

現金とカード払いでメリットとデメリットを比較

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(画像提供:Ni_photo/stock.adobe.com)
「出費を減らす」と「おトクに商品・サービスを利用する」の2つを叶えてくれるクレジットカード。上手に活用すれば、クレジットカードはメリットの多い決済方法です。一方で、クレジットカードならではのデメリットもあります。
続いて、現金決済とクレジットカードのメリット・デメリットを紹介します。

クレジットカードのメリット・デメリット

クレジットカードのメリットは、明細を確認して出費を把握できることと、ポイントや優待をおトクに活用できることです。また、後払いのため、口座残高に余裕がないときも臨機応変に対応できるというメリットも。国内外の出張や旅行の際に、大金を持ち歩かなくていいのも安心な点です。
一方、支払い方法には注意が必要です。クレジットカードでは、「一括払い」のほか、毎月決まった金額を返済する「リボ払い」や、回数を決めて分割で支払う「分割払い」を選択できます。場合によっては、利息の負担が重くなったり、返済に追われてしまったりすることもあるので、よく考えてから支払い方法を選択しましょう。
残高を超えて使い過ぎてしまう恐れがあるなら、クレジットカードより現金決済やデビットカード決済のほうが安心かもしれません。

現金のメリット・デメリット

現金のメリットは、残高を超えて使い過ぎてしまう心配がないことです。また、後払いのクレジットカードとは違い、その場で使った分のお金が出ていきます。そのため、家計簿をつけることが習慣づいている人にとっては、現金のほうが管理しやすいと感じることもあるでしょう。
一方、領収書を保管して小まめに内容を記載しておかないと、何にどのくらいお金を使っているかがすぐにわからなくなってしまいます。また、クレジットカードのように利用額に応じてポイントが貯まるわけではありません。
現金決済のほうがいいと感じている人も、一度クレジットカードに切り替えた場合に受け取れるポイントを試算してみてください。その上で、自分に合った方法を選ぶと、納得感があるはずです。

クレジットカードで節約する3つのコツ

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(画像提供:beeboys/stock.adobe.com)
クレジットカードと現金にはそれぞれのメリット・デメリットがあります。どちらを利用するときにも、それらを踏まえて上手に活用することが大切です。
続いては、クレジットカードで節約するコツを具体的に3つ紹介していきます。

1.よく利用するサービスを活用してポイントを効率よく貯める

クレジットカードでは、おトクにポイントを貯めるさまざまな工夫が可能です。たとえば、よくネットショッピングを利用するなら、クレジットカードが指定するWebサイトを通じてネットショッピングをすることで、ポイントをおトクに貯められることがあります。
また、利用金額に応じて受け取れるポイントがアップしたり、キャンペーンを活用してキャッシュバックを受けたりすることも可能です。自分のクレジットカードの使い方、利用頻度を踏まえ、効率よくポイントを貯める工夫をしましょう。

2.固定費の支払いをカードに

公共料金や携帯電話料金の支払いなど、毎月必ず支払う項目は、クレジットカード決済に切り替えましょう。そうすれば、その分もポイントが貯まります。
家賃など金額の大きな固定費も、クレジットカードでの支払いを検討してみてください。物件探しの際に、クレジットカード払いができるか確認してから契約するのも1つです。国民年金などもクレジットカードで支払えます。ポイントが貯まる上に割引されるケースもあるので検討してみましょう。

3.年会費がかからないよう注意

クレジットカードによっては、年会費がかかるケースがあります。年会費がかかる場合、自分にとって年会費を支払うだけの価値があるかどうかを見極めましょう。年会費を支払うことで得られるサービスに価値を感じるなら、年会費を必要な出費ととらえるのも1つです。
節約した金額よりも年会費が高いとおトク感も薄まります。その分を補って余りある優待があるなれば利用する価値はありそうですが、そうでないなら年会費のかからないクレジットカードを選んでおくと安心です。

自分にぴったりのクレジットカードを探そう

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(画像提供:samrit/stock.adobe.com)
クレジットカードを賢く活用すれば、おトクに節約生活を送り、資産を増やすことにつながります。続いては、自分に合ったクレジットカードを探すヒントになる、2つのケースをもとにカードの選び方を解説します。

ケース1. まだ1枚もカードを持ってない人

まだ1枚もクレジットカードを持っていないなら、まずは1枚のクレジットカードをきちんと使いこなすことを考えましょう。なじみのある金融機関、大手の金融機関なら、初めてクレジットカードを持つ人も安心です。
クレジットカードには、普段よく利用する店舗でポイントが貯まりやすいものや、ネットショッピングでたくさんポイントが貯まるもの、マイルがたくさん貯まるもの、優待がすばらしいものなど、それぞれに特徴があります。自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを作りましょう。

ケース2.すでに1枚持っている人

すでにクレジットカードを持っているなら、もっと上手にカードを活用するため、複数枚所有を検討してみてください。
たとえば、口座ごとに「生活費用」「まとまった支払い・臨時出費用」などの目的を決めます。その上で、クレジットカードを使い分けるようにすれば、それぞれの明細を見るだけで目的別の支払い金額を把握できます。

節約したいならクレジットカードを活用しよう

「節約しよう!」と決意しても、すぐに自炊生活に切り替えたり、家計簿をつけたりするのは大変です。
でもクレジットカードを作るだけなら、簡単にできます。まずは節約に向けて一歩を踏み出すことで、節約生活への足掛かりにしましょう。

執筆者:水瀬理子

ファイナンシャル・プランナー
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