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夫婦でクレジットカードを使うメリットは?家族カードや目的別の作り方

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夫婦でクレジットカードを使うメリットは?家族カードや目的別の作り方
2021.1.12
結婚したのを機に、家計をしっかり管理し、無駄な出費を減らして将来のために貯蓄を増やしたいと思う人は多いことでしょう。家計管理に力を入れたいのなら、クレジットカードの利用が便利です。そこで、ここでは夫婦でクレジットカードを使うメリットや注意点を解説し、また家族カードの作り方を紹介します。結婚後の家計管理の方法で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

夫婦でクレジットカードを使うメリット、注意点は?

夫婦でクレジットカードを使うメリット、注意点は?
(画像提供:rido/stock.adobe.com)
まず、夫婦でクレジットカードを使う場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?また使用するときは何を注意したらいいのでしょうか。その点を解説いたします。

夫婦でクレジットカードを使うメリット

メリットの1つ目、それはポイントが貯まることです。食費や光熱費などは、結婚後は単純計算で2倍になります。広いところに引っ越したり、新しく保険に加入するなど、住居費や保険料が増えることもあるでしょう。出費が増えるなら、現金で支払うよりクレジットカードを使ってポイントを貯めたほうが得です。
メリットの2つ目は生活費を見える化できることです。現金で支払っていると、何にどのくらいお金を使っているのか、家計簿をしっかりつけるといったことをしないと把握できません。クレジットカードなら利用明細書を見れば一目瞭然で、お金の使い道を簡単に確認できます。家計管理に力を入れたいのなら、クレジットカードが便利でしょう。

クレジットカードの共同利用は夫婦でも禁止

夫婦でクレジットカードを使うメリットは大きいですが、気をつけるべき注意点もあります。それはクレジットカードの共同利用は禁止だということ。たとえ夫婦であっても、名義人以外が利用することはできません。そのことをきちんと理解したうえで、クレジットカードを利用する必要があります。
とはいえ、夫婦でそれぞれクレジットカードを作るのは面倒ですよね。また、どちらかに収入がないと、クレジットカードを作れない場合も。そのようなときは、家族カードを作るという選択肢があります。

夫婦でカードを使うなら「家族カード」

夫婦でカードを使うなら「家族カード」
(画像提供:tagstock2/stock.adobe.com)
「家族カードってなに?」と思われる人もいることでしょう。そこで続いては、家族カードの意味や、夫婦で家族カードを利用するメリットを解説します。

家族カードとは?

家族カードとは、クレジットカード本会員の家族が、お得な年会費で作れるクレジットカードのことです。そのため、専業主婦やパートなど収入に制限がある場合でも、審査に落ちてしまう心配がありません。家族カードは使用する家族本人の名義で作れます。

家族カードのメリット

家族カードのメリットは、お得な年会費です。クレジットカードのランクによっては、「1名までなら年会費無料」「何名でも年会費無料」といったケースもあります。
また、家族カードを発行すれば、本会員と同じサービスを受けられます。優待割引やショッピングの補償、旅行傷害保険がつくなど、たくさんの特典を享受できるのは大きな魅力です。

家族カードの利用で気をつけたいこと

家族カードでクレジットカードの枚数が増えても利用限度額が増えるわけではなく、本会員の利用限度額の範囲内で利用することになります。そのため、利用限度額に注意して使う必要があります。
また、利用明細書を確認すれば、家族がどこで何を購入したかが簡単に分かってしまいます。お互いのプライバシーを重視するなら、それぞれ別のクレジットカードを使ったほうが安心です。

夫婦がそれぞれ別のクレジットカードを使うときの注意点

別々のクレジットカードを使えばプライバシーは確保されます。ただ、お互いのお金の使い方が把握できなくなることにもなります。共働きだからと夫婦それぞれが自由にお金を使っていると、一向に貯蓄ができないというパターンにも陥るかもしれません。
使い過ぎてしまう心配がないか、2人で話し合ってクレジットカードの使い方を決めることが大切です。

夫婦にぴったりのクレジットカードの使い方

夫婦にぴったりのクレジットカードの使い方
(画像提供:whyframeshot/stock.adobe.com)
クレジットカードを夫婦で使うなら、共通支出用・旅行用・個人用など、使い道に応じてクレジットカードを分ける方法があります。続いては、目的別のクレジットカードの使い分けについて解説します。

夫婦共通の支出用のクレジットカードを作る

まず、住居費や光熱費、食費など夫婦共通の支出に利用するクレジットカードを1つ作りましょう。生活費用の口座から引き落とされるように紐付けておけば、残高管理もしやすく、家計管理が楽になります。
給与振込口座をそのまま使用してもいいですし、給与振込口座から生活費のみを別の口座に移し、そこから引き落とされるクレジットカードを作ってもいいでしょう。

まとまった支出用のクレジットカード

家族旅行など、まとまった出費については、別のクレジットカードを使うのも1つの手です。貯蓄用口座にお金を移しておき、貯蓄口座専用のクレジットカードを作りましょう。旅行代金などはここから支払うと、普段の生活費とは明確に切り分けられ管理も楽です。

個人用のクレジットカード

最後に、夫婦それぞれが持つ個人用のクレジットカードもあると便利です。趣味用品の購入代や友人との食事代など、お小遣いとして自由に使いたいお金は、個人用のクレジットカードで決済すると安心です。

目的別クレジットカードの選び方

最後に、目的別のクレジットカードを選ぶにあたって、押さえておきたいポイントを紹介します。

まとまった支出用のクレジットカードの場合

海外旅行で決済する可能性を考慮すると、本人確認証代わりにもなるステータスの高いクレジットカードが安心です。ステータスの高いカードなら、空港ラウンジを無料で利用できることもあります。

個人用クレジットカードの場合

個人用のクレジットカードをそれぞれが作るなら、キャンペーンや特典が充実したカード会社や提携カードを選びましょう。2人分だと、それだけ享受できるメリットも大きくなります。

クレジットカードをうまく使ってやりくり上手に

現在「キャッシュレス決済」が注目されています。クレジットカードは、代表的な決済です。また、利用履歴が残るので、何にどれだけ使ったかのかが分かるというのも大きな利点です。
使い過ぎた場合、利用明細を見ながら次はこれを引き締めようと考え、余計な出費を抑えることもできるでしょう。もちろんクレジットカードを使うことで貯まるポイントもうれしい利点の1つです。
まだ現金での支払いが中心の人は、この機会にクレジットカードや家族カードを積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

執筆者:株式会社ZUU

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