時代はキャッシュレス!クレジットカードで賢く節約してマネーリテラシーを身につけよう
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2020.8.28
社会人の第一歩として、これからクレジットカードを持つ人も多いでしょう。現金からキャッシュレスの時代に移り変わる今、お金の使い方や自己管理によって大きく差がつくかもしれません。この記事では、クレジットカードのメリットやデメリットについて解説し、賢く効率的に貯蓄へまわす4つのポイントを紹介します。
独身時代は、お金の貯め時!
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人生の「貯め時」は3回ある!
人生には、貯蓄がしやすい「貯め時」が3回あると言われているのをご存知でしょうか?その1回目は独身時代です。あとの2回は新婚時代と定年直前ですが、自分で家計をコントロールできる独身時代は最大の貯め時と言っても過言ではありません。
貯め時のファーストステージとして、今はしっかりお金を貯めておきましょう!
20代で意識したいのは「家計管理」の習慣化
貯蓄をはじめるために切り離せないのが「家計管理」でしょう。自分の収入に対してどれだけの支出があり、いくら貯蓄へまわせるのかを把握するには、日々の家計管理が頼りになります。買い物をしたら必ずレシートをもらい、週に一度はレシートを見返しながら無駄な支出は無かったかを確認する習慣をつけるといいですね。
それでは、本題となるクレジットカードのメリットと注意点を紹介していきます。
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クレジットカードのメリット
まずはクレジットカードのメリットから見ていきましょう。これまで現金しか使ったことのない人も、クレジットカードの魅力を知ればキャッシュレス時代の波に乗りたくなるかもしれません。
1. 現金を使わずスムーズに会計ができる
クレジットカードがあれば、買い物をしたいときに現金を持ち合わせていなくても支払いをすることができます。財布の中から小銭を探す手間も省けて、スマートに会計が済ませられるのも魅力です。また、利用した金額が口座から引き落とされるまで時間的な猶予があるため、ひとまずお金が無くても購入することができます。
2. クレジットカード払いでポイントが貯まる
クレジットカードの大きな魅力のひとつに、ポイントが貯まるという点があります。同じ支出をするなら現金よりもカード払いでポイントを獲得する方が断然お得ですし、貯まったポイントで欲しかった家電を購入する、なんてこともできるのです。
3. カード会社独自の特典が受けられる
クレジットカードには、カード会社独自の優待サービスが受けられるという特典があります。旅行の際に役立つチケット優待やホテルの割引、さらに空港ラウンジのサービスや手荷物無料宅配サービスなど特典の種類はさまざまです。
その他にも、旅行中のケガや病気を補償してもらえたり、カードで購入した商品の破損や盗難を補償してもらえたりする付帯保険も魅力です。
クレジットカードの注意点
便利で魅力の多いクレジットカードですが、注意点もあります。気をつけるべきポイントを知っておきましょう。
1.手軽さゆえに使い過ぎてしまう
現金が無くても簡単に支払えるばかりに、つい使い過ぎて預金残高が空っぽになってしまった……という事態に陥ることも。また、残高不足で引き落としができなかった場合は“支払い遅延”という扱いになり、遅延損害金が発生してしまいますのでくれぐれも計画的に利用しましょう。
2.分割払いには手数料がかかる
クレジットカードには、数回に分けて支払える「分割払い」や「リボ払い」という便利なしくみがありますが、それらは基本的に手数料がかかります。さらに、分割回数が多ければ多いほど手数料も増していきます。分割払いにすることで、後々の負担になってしまうかもしれないことを頭に入れておきましょう。
3.個人情報漏洩の可能性がゼロではない
これは少し怖い話ですが、クレジットカードを使うことで個人情報が漏洩して悪用されてしまうかもしれないというリスクがあることは知っておきましょう。特にオンラインショップでの買い物は気をつけなければなりません。
このようなことが起きてしまった場合に備え、カード会社では不正利用の被害に遭った契約者への補償を用意しています。最悪の事態を防ぐために、契約しているカードの規約や利用明細などの重要書類は、しっかりとチェックする習慣をつけておくと良いでしょう。
クレジットカード利用のポイント
1.固定費をカード払いに切り替えて効率的にポイントゲット
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クレジットカードでは、毎月かかる電気代や水道代などの公共料金も支払うことができます。この支払いをクレジットカードに設定しておけば、毎月自動的に指定口座から引き落とされるため、支出の管理もしやすいでしょう。
さらに、ポイント還元率の高いカードを選んでおけば効率良くポイントを貯めることができます。“ポイント=お金”なので、カード選びも肝心ですね!カード会社によって特色があるので、事前にインターネットなどで確認しておきましょう。
2.1万円以上の買い物は即決しない!
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欲しいものがあるとすぐに買ってしまいたくなる人は、お金がなかなか貯まりません。衝動買いを避けるためにも、買い物のマイルールを決めておきましょう。とくにカード払いは、手元のお金が無くなるわけではないので金額が大きくても手軽に購入できてしまいます。
たとえば“1万円以上の買い物は、1~3日考える時間をつくる”とルールを決めておけば、本当に必要なものか冷静に見極められるため、無駄な買い物をせずに済みますよ。
3.カード払いは気が大きくなりがち!支払いはきちんと見える化して
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クレジットカードや電子マネーはお金を使っている感覚が薄くなってしまいがちです。しっかり管理していないと、思っていたよりずいぶん使い過ぎていた……なんてことも。請求金額を見てびっくりしないために、スマホで家計管理のできるアプリなどを使ってレシートを記録しておくと良いでしょう。
4.支払いは一括払いのみ!利用限度額を低めに設定することも検討
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クレジットカードの付帯機能では、現金を借りられる「キャッシング」も利用できます。便利と言えますが、約15~18%の金利が発生してしまうため使わないに越したことはありません。支払いはあくまでも一括払いを基本ルールとし、無理なく支払える範囲内で買い物を楽しみましょう。
使い過ぎ防止策として、カード会社へ連絡して利用限度額を下げてもらうのもひとつの手です。また支払い回数を一括払いのみに設定することもできるので、浪費癖のある人は検討してみてはいかがでしょうか。
クレジットカードを上手に使いこなして効率良くポイントを貯めよう!
クレジットカードは使い方次第でメリットがたくさんあることがわかりましたね。日々の買い物だけでなく、公共料金の支払いをクレジットカードに切り替えることで知らず知らずのうちにポイントが貯まり、効率的に貯蓄へまわすことができます。
ただし、どれだけ支払ったかを把握しづらい点には注意が必要です。家計管理アプリなどを活用しながら、定期的に利用状況をチェックするよう習慣づけましょう。
執筆者:株式会社ZUU
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