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【初心者向け】資産運用におけるおすすめ商品は?基礎知識やコツも解説

【初心者向け】資産運用におけるおすすめ商品は?基礎知識やコツも解説
公開日:2022年3月28日
資産運用に興味がある人であっても、どう始めればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。資産運用にはさまざまな方法があり、そのなかからリスクやリターン、運用期間などを加味して自分に合ったものを選ばなければいけません。しかし、経験や知識がなければそれも簡単ではないでしょう。
この記事では、ファイナンシャルプランナーが資産運用を検討される方に向けて、おすすめの資産運用方法を紹介します。

資産運用とはなにか?なぜ注目されているのか?

資産運用とは、お金を効率的に増やしていくことを指します。ぱっとイメージされるのは株式や投資信託への「投資」かもしれませんが、資産運用は投資だけではありません。大きく考えれば、預貯金での貯蓄も資産運用の一つに数えられます。

 

近年、投資が注目されているのは、低金利でお金が増えにくいためでしょう。預貯金でお金を預けておくだけではお金がなかなか増えないため、投資でお金を増やしたいと考える方が多いのだと考えられます。

 

貯蓄はおもにお金を蓄えることを指し、商品としては預貯金などの安全性が高い商品が選ばれるでしょう。

 

投資は利益の獲得を重視して資産を投じることを指し、商品としては債券や株式、投資信託などが一般的です。この他に、不動産やFXなども挙げられます。

 

資産運用に関する商品はたくさんありますが、自分のライフステージや意向に合ったものを選ぶとよいでしょう。

 

場合によっては投資ではなく、貯蓄が必要な方もいるはずです。まずは、自分が持っているお金と今後かかるであろうお金を把握してみましょう。

資産運用を始める前に知っておきたい基礎知識

資産運用を始める前に知っておきたい基礎知識
具体的な商品を紹介する前に、まずは資産運用を始める前に押さえておきたい3つのポイントを解説します。

リターンとリスク

リターンとは、「資産運用を行うことで得られる成果」のことです。一方、リスクは一般的に「危険」という意味で捉えがちですが、資産運用の世界でいうリスクとは、「リターンの振れ幅があること」を指します。
 
つまり、「リスクが大きい」とは、大きく収益が得られるかもしれないし、大きく損失を被るかもしれない、という「振れ幅」なのです。リターンとリスクは一般的に比例します。
 
預貯金のように、リスクがほとんどない商品に大きなリターンは期待できません。反対に、株式やFXなど、大きなリターンが期待できる場合はリスクも大きくなるでしょう。
 
これらは一般論で、リターンとリスクは商品によって異なります。資産運用の際は、自分がどれくらいのリスクを許容できるか見極めて商品を選びましょう。

運用にかかる費用

資産運用は費用(コスト)に注意しましょう。コストは商品や銘柄によって異なるため、事前の確認が大切です。例えば、株式や投資信託は「買うとき」「保有中」「売るとき」のそれぞれで、一般に以下のようなコストが発生します。
【資産運用のコストの例】
  買うとき 保有中 売るとき
株式 売買手数料 原則なし
(※1)
売買手数料
投資信託 販売手数料 信託報酬など 信託財産留保額
(※2)

※1.口座の管理料がかかるケースがある

※2.発生しない銘柄もある

コストは基本的に低く抑えるようにしましょう。資産運用に回せるお金が増えるため、同じリターンならコストが低いほうが大きな利益となります。

 

例えば、投資信託を100万円分買うときの実質的な運用額は、販売手数料が1.1%なら約98.9万円、3.3%なら約96.7万円です。リターンが10%の場合、前者は約9.9万円の利益を得られますが、後者は約9.7万円の利益しか得られません。

 

ただし、コストだけで資産運用が決まるわけではありません。コストは資産運用の一つの要素ですが、コストに対してどれくらいのリターンが得られるのか、どのようなリスクがあるのか、総合的に判断しましょう。

運用期間

資産運用には短期で利益を狙いに行く方法もありますが、基本的には長期運用を心がけましょう。「複利(ふくり)」を考慮すれば、運用期間が長いほどリターンが大きくなります。

 

複利は得られた利益を再投資し、運用額を大きくし続ける方法です。例えば、リターン10%の商品に100万円投資すると最初の利益は10万円ですが、再投資して運用額を110万円とすれば次回の利益が11万円に増えます。同じリターンなら、利益が年々増えていくことが複利のメリットです。

【リターン10%の商品で100万円を複利運用した場合】
  累積利益 1年あたりの利益
1年目 10万円 10万円
5年目 61.1万円 12.2万円
10年目 159.4万円 15.9万円
15年目 317.7万円 21.2万円
20年目 572.7万円 28.6万円

※「累積利益」は少数2位を四捨五入

※「1年あたりの利益」は累積利益の単純平均かつ少数2位を四捨五入

※税金や手数料等は考慮していません

リスクを抑えたい場合も、長期運用が向いているでしょう。値動きは短期的に大きく動いても、長期的には変動幅が落ち着く傾向があるといわれているためです。

 

まとめると、長期運用はリターンを大きくし、かつリスクを抑える効果が期待できます。そのため、運用期間を長く取れる若い世代には、時間を味方につけてリスクを抑えられる長期運用をおすすめします。

初心者におすすめの資産運用4選

初心者におすすめの資産運用4選
ここでは、初心者におすすめの資産運用を4つ紹介します。

個人向け国債

債券とは、国や企業などが、資金を投資家などから調達するために発行する有価証券を指します。そのうち、国が発行する債券を「国債」、企業が発行する債券を「社債」、個人向けに発行される国債を「個人向け国債」といいます。

 

個人向け国債を買うことで国にお金を貸し、その利息収入を得る仕組みです。債券は発行者が破綻するリスクがありますが、国債ならその可能性は低いと言えるでしょう。

 

個人向け国債は、発行から1年経てば元本割れせずに中途換金できます。1年程度の短期間で現金化する選択肢を残したい方に向いているでしょう。

 

ただし、中途換金は直近1年分の利息が差し引かれるため、ちょうど1年で換金するとお金が増えません。

 

個人向け国債のリターンは低めです。2021年に発行された個人向け国債の金利は、年率0.05~0.09%(税引前)にとどまりました(変動10年は初回利率)。これは、100万円で1年あたり500~900円の利息となる計算です。

 

参考:財務省 個人向け国債 発行額の推移

 

実は、この水準でも預金金利よりは高めです。日本銀行によると、定期預金金利の平均は年率0.002~0.003%となっています(2022年1月26日時点)。この場合、税金を考慮せずに100万円でも年に20~30円の利息しか受け取れません。

 

個人向け国債の金利は最低でも0.05%を下回らないため、預金よりは高いリターンが期待できるでしょう。

参考:日本銀行金融機構局 預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について(2022年1月26日)

 

とはいえ、リスクの大きい商品と比べるとリターンはやはり低めです。個人向け国債は、少しずつでもお金を増やしたい方に向いているでしょう。

外貨預金

外貨預金は円預金と異なり、米ドルなどの外貨を預け入れる預金商品です。日本より金利が高い国の通貨を用いれば、円預金より高い金利でのリターンを得られるでしょう。

 

金利のほか、為替による利益も望めます。例えば、米ドルを1万ドル分預け入れる場合、1ドル=100円なら100万円が必要ですが、その後1ドル=110円に上昇すれば円に戻した場合、110万円となります。円安が進んだ際に資産を守ることができるでしょう。ただし、反対に円高が進んだときは損失の可能性があるため注意が必要です。なお、手数料等は考慮していません。

 

なお、外貨預金は預金保険制度(ペイオフ)の対象外です。ペイオフとは、金融機関が万が一、破綻したときに預金者一人あたり、元本1000万円までとその利息などが保護の対象となる制度です。

 

外貨預金には「預金」の言葉が入っていますが、普通預金や定期預金と違ってペイオフの対象にならないので、注意しましょう。

 

また、よく比較される商品に「FX」があります。FXは原則土日を除き24時間売買できるほか、自己資金の最大25倍までの取引が可能です(2022年2月8日時点)。例えば、100万円の自己資金があれば最大2,500万円分の取引ができます。

 

FXに取り組む場合は取引ルールやよりリアルタイムな世界情勢など、さまざまな知識が求められるため、外貨預金と違って初心者向きとは言い難いでしょう。

投資信託

不特定多数の投資家から資金を集め、投資の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券などで運用する商品です。直接の運用は専門家が担うほか、100円~1万円程度の少額から販売されているため初心者でも始めやすいでしょう。

 

REIT(リート)と呼ばれる、不動産に特化した投資信託もあります。オフィスビルやマンションといった実物の不動産で運用し、原則その利益の90%超を投資家に分配する商品です。通常は大金が必要な不動産投資も、REITなら少額で複数の物件に分散投資できるでしょう。

 

なお、投資信託は上述のとおり、販売手数料や信託報酬、信託財産留保額といったコストがかかります。銘柄ごとに異なるため事前に確認しておきましょう。

株式投資

企業が発行する株式を購入する方法です。取引所での売買で値上がり益を狙えるほか、配当金を受け取れる場合もあります。
 
近年では、企業の商品やクーポンがもらえるなど、株主優待が充実している企業も増えているため、値上がり益や配当金以外の楽しみも大きいでしょう。
 
株式投資の魅力は投資先を自由に選べる点です。好きな企業を応援する気持ちで投資したり、今後大きく成長しそうな企業を選んで投資したりすることができます。なかには、数年後に何倍もの株価になっているケースもあるでしょう。
 
ただし、株式は比較的値動きが大きいため、元本割れのリスクには注意しなければいけません。また、投資先の企業が破綻するケースがあることにも注意しておく必要があります。

タイプ別における金融商品の選び方

商品選びのヒントとなるよう、タイプ別にどのような商品が向いているか解説します。

海外旅行が好きで為替をよく見る:外貨預金

海外旅行が趣味で普段から為替をチェックする方は、外貨預金を選んでみてはいかがでしょうか。好きな国の通貨なら愛着をもって見られ、その国の情勢も把握しやすいでしょう。
 
外貨預金は、基本的には為替レートという1つの指標をチェックすれば状況を把握できるため、わかりやすい点もメリットです。
 
為替レートは金融機関のホームページなどですぐ確認できるほか、米ドルのように主要な外貨ならニュースなどでも容易にチェックできるでしょう。

ニュースで日経平均株価をよく見る:インデックス型投資信託

普段から新聞やニュースなどで株価指数などの指標をチェックしている方は、投資信託のなかでもインデックス型投資信託がおすすめです。
 
インデックスとは、市場の動きを表す指標のことです。そして、インデックス型投資信託とは、日経平均や東証株価指数(TOPIX)など、ある特定の指標と同じ値動きとなるよう設計された投資信託をいいます。
 
インデックス型投資信託は基本的にその指標と同じように動くため、普段からニュースなどで確認しているなら、買い時や売り時を確認しやすいでしょう。ただし、その指標に完全に一致するわけではない点には注意が必要です。

初めてなのでプロに任せて分散投資してほしい:バランス型投資信託

運用をプロに任せつつ、分散投資もしっかりしたい場合には、バランス型投資信託が向いているでしょう。
 
バランス型投資信託とは、株式や債券のほか、REITや金といったさまざまな資産に投資する投資信託です。特定の資産だけに投資する単一資産型の投資信託と比較すると、リスクが抑えられる傾向にあります。
 
分散投資を自分で行う場合、銘柄選びだけではなく資産の配分割合も決めなければいけません。バランス型投資信託なら銘柄の選別はもちろん、資産配分の割合も専門家に任せられます。値動きの違いで割合が崩れた場合も、投資信託内で自動的に調整してくれるでしょう。

まとめ

資産運用とは、貯蓄や投資を使いこなし、お金を効率的に増やすことをいいます。さまざまな方法がありますが、自分のライフステージやリスク許容度に合わせて選ぶことが大切です。

 

投資する場合はできるだけ長期的に行うことで、複利によってリターンが得られやすいというメリットがあります。

 

ただし、資産運用を始めた後も、新聞やニュースなどで定期的に情報をチェックしましょう。

 

なお、今回は触れていませんが、資産運用は税制優遇制度を活用するとより効果的です。例えば、運用益が非課税となる「NISA」や「つみたてNISA」を活用すれば、非課税となる分、利益をより多く手元に残すことができるでしょう。

 

また、所得税などを減らす効果が期待できる、「iDeCo」や「生命保険」も効果的です。さまざまな制度を賢く活用して、自分に合った資産運用を始めてみましょう。

記事提供:トランス・コスモス株式会社

執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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(2022年3月28日現在)