人生のリスクに備えて!結婚したら保険を見直そう
結婚をしたら保険を見直そう!
実際に、結婚のタイミングでどれくらいの方が保険を見直しているのでしょうか。「ゼクシィ新生活準備調査 2016(リクルートブライダル総研調べ)*」によると、結婚を機に入籍前から加入していた生命保険を変更・追加した人は夫24.6%、妻24.8%でした。4人に1人の人が結婚を機に保険の見直しをしていることがわかります。
*2015年4月~2016年3月に結婚をした、もしくは結婚予定があった首都圏、東海、関西在住の427人を対象
結婚したら備えるべきリスクとは
死亡リスク
ケガや病気のリスク
老後の長生きリスク
どの保険を見直せばいいの?
死亡保険(定期)
死亡保険(終身)
医療保険
就業不能保険
年金保険
お互いの加入状況を確認しよう
結婚して夫婦で保険を見直すときは、まず現在自分が加入している保険をすべて把握するところから始めましょう。その際、重複した保障に加入していないかチェックしてください。加入状況や保障内容(免責など)を把握していないと、保険金や給付金の請求ができません。把握していないと請求できずに損をしてしまうケースがあります。
その上で今後の結婚生活において、必要な保障額に足りないと思えば補い、余分に入っていれば減額または解約するなど見直して、保険を適正化しましょう。
もしものときに必要な保険を考えよう
夫30歳:月収30万円
妻28歳:月収22万円(専業主婦の場合は0円)
共働き子どもなしの場合
- 医療保険
入院、手術時に給付金が支払われます。
- 就業不能保険
どちらかの収入が長期間途絶えたり、減額したりすると、生活が成り立たない、もしくは厳しくなる可能性があるのであれば、加入するという選択肢を検討してみてください。
専業主婦(夫)子どもありの場合
- 医療保険
夫も妻もどちらも医療保険へ加入を検討しましょう。収入が得られない状況になった場合はもちろんですが、子どもが小さい間は家庭を支えている人が動けなくなると、ベビーシッターや家事代行業者への依頼、外食が増えるなど出費が予想されます。経済的な不安に備えるためにも加入しておくと安心です。 - 死亡保険
夫はもちろん妻も子どもが小さい間だけでも加入しておきましょう。働き手である夫が亡くなったときは収入が遺族厚生年金と遺族基礎年金だけになり、収入が少なくなる可能性が高いため必須です。妻死亡時には夫自身の収入に加えて遺族基礎年金が支給されますが、子どもを育てていく上でも経済的に備えがあると安心です。 - 就業不能保険
たとえ貯蓄が十分にあっても、入院など療養生活が長引くと、仕事ができず傷病手当金だけでは経済的に不安になることもあります。保険料を払う余裕があれば、検討する余地があるでしょう。
自営業の場合
・死亡保険
自営業の場合は子どもがいないと遺族基礎年金が支給されませんので、自分自身の収入がない場合には保険で備えるしかありません。また、18歳以下の子どもがいれば遺族基礎年金が支給されます。それでも、十分な貯蓄や収入がない場合は、必要な生活費から遺族基礎年金を差し引いた分は保険で備える必要があります。
・医療保険
国民健康保険にも高額療養費の制度はあるので、医療費が高額になっても一定の金額を超えた分は後から払い戻されます。しかし会社員や公務員と違って、傷病手当金は支給されません。医療費の負担も踏まえ、自営業の方は加入を検討したほうがいいでしょう。
・就業不能保険
入院や自宅療養が長期化して、仕事ができず収入が全くない期間が長く続くと経済的に不安になります。医療保険と同様に加入を検討したほうがいいでしょう。
ライフイベントごとに見直しを
執筆者:黒木留美
ファイナンシャル・プランナー
AFP、ファイナンシャルプランニング技能士2級
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