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社会人1年目はボーナスをもらえる?平均額や使い道をリサーチ

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社会人1年目はボーナスをもらえる?平均額や使い道をリサーチ
2020.7.2
ボーナスは働く大人の楽しみの一つです。一生懸命働いたご褒美として心待ちにしている人も多いのではないでしょうか?一般的には毎年夏と冬にボーナスが支給されますが入社1年目の新人の場合は、2年目以降と少し事情が異なるようです。「ボーナスは入社後いつからもらえるの?」「1年目のボーナスの相場は?」「業界によって平均金額は異なるの?」など会社の先輩や上司に聞きたいけどなかなか聞きづらいことをリサーチしてみました!

社会人1年目はボーナスをもらえる?平均額は?

入社すると毎月の給料とは別に「特別賞与=ボーナス」が支給されます。就業規則や契約内容によっては「ボーナスをもらえない会社」「会社の業績に応じて支払われる」などさまざまです。会社ごとに事情が異なるので、自社のボーナス規程についてよく調べておきましょう。
産労総合研究所が2019年に発表した調査結果によると約88.1%の企業が入社1年目の社員に対して夏季のボーナスを支給しています。つまり多くの会社では1年目の6~7月にボーナスがもらえるということです。
同調査によると、賞与の平均額は大学卒で8万7,636円、高校卒は6万9,064円でした。給与の1ヵ月分にも満たない金額ですが、入社してすぐにボーナスがもらえるのはうれしいですね。ボーナスの金額は毎月の給与と同様に社会保険料や所得税を差し引いた金額が適用され住民税は天引きされません。
会社によって異なりますが基本的に査定期間や人事考課などでボーナスの金額は変わります。

ボーナスの平均値は会社の規模や業種ごとに差がある

ボーナスといっても会社の規模や業種によって平均値に差があります。一般的に企業規模が大きくなるほど毎月の給与に対する支給額が大きくなり、ボーナスの平均値も高くなる傾向です。
厚生労働省が公表している「毎月勤労統計調査 令和元年9月分結果速報等」によると、30人未満の小規模企業の2019年度における夏季賞与が支給された企業の割合は64.2%でした。つまり35.8%の企業は「ボーナスの支給がない」ということになります。
これに対し30人以上の企業の場合は、90%以上の企業で支給されています。こうしたデータから判断すると、小規模企業の場合はボーナスが支給されないことは珍しくないと言えるでしょう。
業種別の平均値を見てみると電気・ガス業や情報通信業などは他業種よりも平均額が高く、飲食業や生活関連サービス業、福祉業などは低い傾向です。
これは業種ごとに収益に差があるからと言えるでしょう。その他にも最終学歴によってボーナスの金額に差が出る場合もあります。なぜならボーナスの計算の基準となるのは基本給で学歴が高いほうが基本給としては高くなるからです。
産労総合研究所の「2019年度決定初任給調査」によると各学歴の初任給は大学院卒修士22万6,376円、大学卒20万8,826円、高校卒16万8,617円となっています。

社会人になって最初のボーナスは何に使う?

初めて受け取るボーナスはやはり特別なものです。「まとまったお金で大きな買い物をしたい」「誰かのために使おう」など使い道は人によって異なります。社会人1年目の人はどんな使い方をしているのか調べてみました。
  • 両親にプレゼント
今までの感謝の気持ちを込めて両親にプレゼントする人もいます。食事に誘ったり旅行券をプレゼントして気持ちを伝えたりするなどプレゼント内容はさまざまです。
  • 貯蓄する
将来に備えるためボーナスを貯蓄に回す堅実派もいます。「半分は貯蓄、半分は使う」というケースも。
  • 趣味や娯楽に使う
スポーツや映画鑑賞、化粧品を買うなど自分が好きなことにお金を使うのは気持ちのいいもの。社会人になったからこそかなう体験ですね。
  • 生活費として使う
最初のボーナスは支給額も少ないため、「食費や通信費といった生活費を補てんする」という声も。実用的な使い道ですね。

社会人1年目のボーナスで自分を高めていこう

ボーナスを受け取ることによって社会人としてデビューした実感が持てる人もいるのではないでしょうか。がんばりがお金という形に反映されて返ってくるのはうれしいことです。まとまったお金を手に入れることで「さらに仕事をがんばっていきたい」という意欲が生まれるかもしれませんね。
ボーナスの支給で「学生時代には経験できなかったことに挑戦する」「大人になったお祝いにお金をかけて自分磨きをしてみる」などいろいろな形の自己投資が実現できそうです。今回の記事を参考に、ぜひ自社のボーナスやベストな使い道について調べてみてくださいね。

執筆者:株式会社ZUU

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