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つみたてNISA(積立NISA)のポートフォリオはどう組み合わせる?年代別・目的別のおススメのポートフォリオも紹介!

つみたてNISA(積立NISA)のポートフォリオはどう組み合わせる?年代別・目的別のおススメのポートフォリオも紹介!
公開日:2022年9月5日
子どもの教育資金や老後資金に備えて、つみたてNISAに関心を持つ20代から40代が増えています。
少額からコツコツ投資できるつみたてNISAはまとまった金額を用意する必要がないので、資産形成期の20代から40代にぴったりの商品といえるでしょう。
この記事はつみたてNISAのポートフォリオの組み合わせ方と、銘柄選びの考え方を解説します。
これからつみたてNISAを始める方や、ポートフォリオの見直しを考えている方はぜひお役立てください。

つみたてNISAのポートフォリオとは?

2018年1月から始まったつみたてNISAは、長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
少額からコツコツ投資できるので投資初心者の方や何かと出費がかさむ子育て世代にとってありがたい資産形成の制度といえます。
しかし、日本ではまだまだ投資は一般的なものではありません。運用が初めての方には難しい面もあるでしょう。
まずは運用を始めるうえで耳にするポートフォリオの概要と考え方を確認しておきましょう。

ポートフォリオとは

ポートフォリオとは、現預金、株式、債券、不動産、コモディティ(商品先物取引)など金融商品の組み合わせのことです。
どの商品を保有するかを検討し、決定することを「ポートフォリオを組む」といいます。

ポートフォリオの目的

ポートフォリオを組む目的は、リスクを分散して投資するためです。
例えば国内企業1社の株式のみを保有していた場合、株価が下がった際はその影響を大きく受けてしまいます。しかし、複数の企業の株式や、株式と債券というように複数の資産でポートフォリオを組むことで、どれか一つの資産が値下がりしても、他の商品でカバーできるため、リスクを低減できます。
つみたてNISAの対象商品である投資信託は、株式などさまざまな商品を組み合わせてパッケージ化された商品なので、投資信託の場合、1つの商品に投資をしただけでも分散投資が出来ていると言えるでしょう。
ただし、商品によって投資先が異なり、日本の株式だけ、アメリカの株式だけといったように特定の地域などに特化した商品も多いので、商品の性質や投資先を踏まえて複数の投資信託でポートフォリオを組むのも良いでしょう。
またポートフォリオのチェックは定期的にし、当初のポートフォリオが変動している場合は必要に応じて組み直しましょう。

ポートフォリオを組むときの基本的な考え方

ポートフォリオを組むときのポイントは次の3つです。

積み立てる目的と目標を決める

つみたてNISAのポートフォリオの組み方は、始める年齢と目的によって異なります。
老後資金のため、という方もいればマイホームや子どもの教育資金のために長期・分散投資を始めたい方もいらっしゃるでしょう。
目的に応じて目標金額と積立期間を設定します。

バランスを意識する

ポートフォリオはバランスを意識するのがおススメです。価格変動幅(リスク)とリターンの度合いは、商品ごとに異なります。
つみたてNISAの商品は、株式や不動産などさまざまな商品を組み合わせた投資信託です。
商品ごとに投資先は異なります。投資先の特性を理解しておくと、投資信託を組み合わせる際に役立ちます。

株式(国内・海外)

日本国内や海外の株式会社が資金調達のために発行する証券のことです。株式を購入することは、その企業に対して出資することを意味します。

REIT(国内・海外)

不動産投資信託のことです。投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産を購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配します。

債券(国内・海外)

国や地方自治体、企業などが投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
一般的に株式とREITは価格変動幅が大きく、債券は価格変動幅が小さいのが特徴です。
価格変動幅が大きい商品は大きなリターンを得られる可能性もありますが、その分、元本割れを起こす可能性もある点に注意しましょう。
また、景気の良いときは株式とREITの価格は上昇し、債券の価格は下落します。反対に景気が悪いときは株式とREITの価格は下落し、債券の価格は上昇する関係です。

インデックスファンドとアクティブファンドの違い

投資信託の商品は主にインデックスファンド(インデックス投資)とアクティブファンド(アクティブ投資)の2種類に分けられます。
前者は市場の動きに連動し、後者は運用のプロであるファンドマネージャーなどが個別に銘柄を選定し、インデックスを上回る運用成績を目指すものです。
そのためアクティブファンドの方が魅力的に感じる方も多いと思いますが、アクティブファンドは一般的にインデックスファンドよりも手数料が高く設定されています。

ポートフォリオはライフステージで変化する

必要な資金や投資できる金額は、ライフイベントや年齢など取り巻く環境によって自然と変わっていきます。
多くの金融機関ではインターネット上で投資信託の売買や積み立てる商品の変更手続きができるので、組み入れ銘柄を変更しライフステージにあったポートフォリオを組みましょう。

ポートフォリオに入れる銘柄の選び方

ポートフォリオに入れる銘柄の選び方
つみたてNISAの取扱銘柄は、手数料が低い、分配金の分配頻度が低いなど金融庁が定めた要件を満たす長期積み立て分散投資に適した投資信託やETFに限定されています。
ETFとは上場投資信託のことで投資信託の一種です。
対象となる商品・銘柄の取扱数は金融機関ごとに異なりますが、2022年4月26日現在は213本(*)となっています。
多くの商品のなかから自分に合ったものを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか。

銘柄の選び方のポイント

つみたてNISAの銘柄の選び方のポイントは次の3つです。

ポイント1:長期的に成長が期待できる資産を選ぶ

資産を効率的に増やすには、長期的な成長が見込める資産に投資することが大切です。
たとえば、米国の代表的な500銘柄の時価総額を元に算出する株価指数(インデックス)であるS&P500などはその一例でしょう。
S&P500は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーする米国の市場動向を把握するうえで非常に重要な指標となっています。
過去、世界の株式市場では同時テロやリーマンショックなどさまざまな危機を経験してきました。
そのたびに株式市場価格は大きく値下がりしましたが、全体的な傾向として新興国を含めた海外の株式市場は右肩上がりに成長を続けています。

ポイント2:コストが安いものを選ぶ

投資信託では基本的に買うとき、運用期間中、売るときのそれぞれでコストがかかりますが、つみたてNISAの対象商品の場合、買うときのコストは総じてかからず、売るときのコストがかかる商品も多くはありません。
そのためかかるコストは、運用期間中の運用管理費用(信託報酬)がほとんどと考えて良いでしょう。
この運用管理費用は、一般的にインデックスファンドのほうがアクティブファンドより低く抑えられています。
この手数料は、投資期間が長期になると運用成績に大きく影響しますので、必ず確認したうえで商品選定を行いましょう。
ただし、コストが低いことが必ずしも良いファンドとは限りません。実際には個々の商品の成績を見て選んでください。

ポイント3:純資産残高を高いものを選ぶ

純資産残高は投資信託の規模を表すものです。ファンドに組み入れられている株式や債券を時価で評価しています。
一般的に運用が順調なファンドや人気ファンドは資金の流入が続くため純資産残高が高い傾向にあります。
純資産残高が減少しているファンドは早期に償還される可能性もあります。
ただし、純資産残高が高いからといって必ずしも売却時に利益が出るというものではないので、その点には注意が必要です。

つみたてNISAのポートフォリオ例

最後につみたてNISAのポートフォリオ例を見てみましょう。年齢と目的が違うとどのようにポートフォリオは異なるのでしょうか。
あくまで例となりますが、組み合わせ方を考える際の参考にされてみてください。

年齢別のポートフォリオ例

【20代】世界株式の割合を多くする

20代は資産形成を始めたばかりの世代です。リタイアまでに時間的な余裕がありますので、損失が出てもその後の運用で取り戻すことができるでしょう。
長期・積立・分散投資のつみたてNISAに適した年代といえます。
そのため、価格の変動幅が比較的大きい国内外の株式資産の比率が高い「増やす」ポートフォリオを組むのもひとつの考え方です。
もちろん20代の方に限らず、価格が下がってしまった際には売却せずに値上がりを待つための保有期間を確保できる方は「増やす」ポートフォリオを組むのも良いでしょう。

【30代】世界株式と世界債券

30代もまだまだ積極的に運用していきたい年代です。世界株式と世界債券を組み入れて、「増やす」ことを目的としたポートフォリオを組むのがおススメです。
債券は株式よりも価格変動の幅が小さい商品です。価格変動の幅が大きい商品と小さい商品を組み合わせることで、リスク分散をすることができます。
一方、30代はライフイベントが多い年代でもあります。老後資金と子どもの教育資金に備えて、無理のない金額で積み立てをしていくと良いでしょう。

【40代】株式を減らし円資産の割合を増やす

40代は子どもの教育費が増加し住宅ローンの支払いなど、なにかと出費の増える年代です。
株式を中心にして大きなリターンを目指すよりも安定的なリターンを求めていきたい場合は、ポートフォリオの株式の割合を減らし債券の割合を増やすと良いかもしれません。
また、海外の株式や債券よりも日本の株式や債券の方が一般的に価格変動の幅が小さいとされていますので、円資産を増やして守りの運用にシフトするのも良いでしょう。
当分使う予定のない余裕資金があり、値上がりを強く狙っていきたい場合は、30代に引き続き同じ積極的な運用を目指すのもおススメです。

【50代】債券を増やし安定性と収益性のバランス重視

リタイア後の生活に向けて、資産を減らさない運用を目指すのも良いでしょう。その場合は債券の割合を増やし、世界株式と債券をバランスよく組み入れてリスク回避を図りましょう。
続いて、目的別のポートフォリオ例を紹介します。

目的別のポートフォリオ例

老後資金を準備したい

手数料を抑えたインデックスファンドを選ぶと良いでしょう。ただし、インデックスファンドは多くの場合、特定の地域や資産に特化しています。
いくつかの商品を組み合わせることで、安定的なリターンを得られる可能性を高めましょう。

子どもの教育資金を準備したい

教育資金は使う時期がある程度はっきりしています。
減らせない資産だからこそ、リスクを抑えながらある程度のリターンが期待できるバランス型のファンドを選ぶのがおススメです。

旅行や趣味のための資金を準備したい

インデックスファンドを上回る運用成果を目指すアクティブファンドで運用するのもひとつの方法です。
アクティブファンドはインデックスファンドに比べて手数料がかかりますが、特徴のある商品を見比べてみるのもおもしろいでしょう。

まとめ

つみたてNISAは、20代から40代のまとまった資金のない世代にとって、手軽に始められる資産形成方法です。
つみたてNISAの対象商品である投資信託は、多くの株式や債券を組み合わせた商品のため1つの商品に投資をするだけでもリスク分散が出来ているといえますが、ポートフォリオを組むことにより、更にリスクを分散しながら資産形成できるので無理なく将来への備えを始められます。
ポートフォリオを組むときは、すでに持っているほかの資産と合わせてバランスを考えるのも大切です。
現金や不動産などの資産を持っている場合、つみたてNISAは株式の比率が高い商品を購入するのもひとつの方法です。
つみたてNISAは金融機関によっては、千円など少額から積み立てることができます。
資産全体でバランスを保ちリスクを考えながら、無理のない範囲でできるだけ早くから準備を始めましょう。
執筆者:筒井 永英(つつい のりえ)
執筆者保有資格:2級ファイナンシャルプランニング技能士
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(2022年9月5日現在)