[ ここから本文です ]

お金の勉強時間が取れない人に!投資信託で積立投資がおすすめな5つの理由

この記事は8分30秒で読めます。
お金の勉強時間が取れない人に!投資信託で積立投資がおすすめな5つの理由
  • 2021年3月2日
  • 2024年2月15日
働きざかりのビジネスパーソンの中には社会人生活にも慣れてきて、そろそろ貯蓄から投資へシフトし資産形成をスタートしたい――。そんな風に考えている人も多いでしょう。この記事では、忙しい人でも始めやすい「投資信託」の仕組みと、メリット・デメリットを解説します。税金優遇制度も紹介するので、ぜひ活用してみましょう。

初心者にぴったり!積立の投資信託

投資信託,積立,投資
(画像提供:photobyphotoboy/stock.adobe.com)
「資産形成を始めたい」と思っても社会人になると時間がとれず、お金について考えたり、勉強したりできないという人も多いでしょう。「ゆっくり勉強してから投資を始めよう」と考えているうちに後回しになって、いつまでも投資をスタートできない人も少なくありません。
その一方で投資は早く始めるほど経験を重ねることができ、運用成果をあげやすくなるでしょう。「勉強する時間がないから」と投資を始めるのを先送りにするのは、もったいないことです。
そこで、じっくり勉強する時間がないという人は、「投資信託」を始めてみませんか。まずは、忙しいビジネスパーソンに「投資信託」が向いている理由を解説していきます。

理由1. 運用は専門家にお任せ!

投資信託とは、投資家にかわって運用の専門家が資産を運用する投資商品です。投資信託では、投資家から集めたお金を、運用の専門家が国内外の株式や債券など複数の資産に分散して投資し、運用益を投資家に分配します。
資金を出して専門家に運用をまかせることで、運用益の分配を受けられるのです。自分で一から株式などの商品を選ぶとなると、かなりの勉強が必要ですが、専門家に運用をお任せする投資信託なら、安心して投資をスタートできます。

理由2. 1万円程度から少額で始められる

日本では原則、株式の売買単位は100株です。そのため、株式投資を始めようとすると、数十万円の元手が必要になることも。一方で投資信託は1万円など少額から購入でき、20~30代の人で投資にまわせる元手が少ないという場合も、比較的手軽に購入できるでしょう。
また、「最初は少額で投資をスタートし、慣れてきてから金額を増やしたい」と考えている人にもぴったりです。

理由3. 貯蓄のように、毎月一定額を積み立てることができる

投資信託では、毎月一定額を積み立てる積立購入が可能です。積立購入の際には、「毎月2万円」など金額を設定し、投資信託を購入していきます。初めて投資する人にとっても、"貯蓄感覚"で継続しやすいのがメリットです。

理由4. 積立期間が長いほどメリットがある

積立購入は、期間が長いほどメリットを享受しやすくなり、リターンも上がる可能性があります。毎月一定額を購入するということは、値下がりした時はたくさん購入でき、値上がりした時は自然と買い控えられるということです。積立購入では、投資信託の値動きを味方につけられるのです。
また投資信託に限らず、投資は長く続けるほどメリットが大きいといわれています。元金が同じだとしても、10年でリターンを得るのと、30年でリターンを得るのでは前者の方が難しいのが一般的です。つまり、なるべくリスクを抑えてリターンを得るには、少しでも投資期間は長い方がいいでしょう。

理由5. 一つのファンドで分散して投資できる

投資のリスクを抑える方法に、「分散投資」という考え方があります。1つの資産にすべてのお金を投じてしまえば、その資産が値下がりした時、保有資産が大きく目減りすることになります。一方で、異なる値動きをする複数の資産に分散してお金を投じれば、1つの資産が値下がりしたからといって、保有資産が大きく目減りすることはありません。
投資先の資産を分散することで、リスクも分散できるというわけです。これを投資の世界では「卵を1つのカゴに盛るな」という格言で表すこともあります。
一般的に投資信託では1つの商品を購入するだけで自動的に分散投資ができるので、初心者でもリスクを抑えて投資をスタートできるでしょう。

税金優遇制度を活用しよう

投資信託,積立,投資
(画像提供:nishihama/stock.adobe.com)
最近では個人投資家の資産形成を応援する、さまざまな税金優遇制度も注目されています。せっかく投資をスタートするなら、これらの活用も検討しましょう。ここからは、投資信託を購入する際に検討したい制度を2つ紹介します。

iDeCo(イデコ)

「iDeCo(イデコ)」は、将来受け取る年金を自分で積み立てる私的年金制度です。毎月掛け金を支払い、投資信託などの商品に投資して運用します。運用した資金は、60歳以降に一時金または年金として受け取ることができます。
国民年金や厚生年金との違いは、投資先の商品を自分で選べることです。同時に運用成果によって、資産が増えることもあれば減ることもあります。年金でありながら、投資の側面を持つのがiDeCoの特徴といえるでしょう。
そして、iDeCoの最大のメリットは、掛け金が全額所得控除の対象になることです。積み立てた掛け金は年末調整や確定申告の際に控除できるため、所得税・住民税を節税できます。
ただしiDeCoで積み立てたお金は、原則60歳になるまで引き出しが認められていないので注意が必要です。あくまで、当面は使う予定のない余裕資金で運用をスタートしましょう。

NISA(ニーサ)

NISAとは、投資信託や株式といった金融商品を対象とする個人のための税制優遇制度です。
2024年1月からはより使いやすい制度に変更されています。
NISAで購入できるのは、国が定める基準に適合した投資信託です。老後の資産形成に向いているかどうかを国がチェックした商品なので、リスクを抑えて投資したい初心者に向いています。また、2024年以降のNISAでは、非課税期間が無期限化され制度が恒久化されました。 これにより、長期的な資産形成に活かすことができます。
NISAでは、iDeCoのように引き出しに関する制限はありません。必要になればいつでも解約できるのもうれしい点です。

投資信託は銀行で購入できる

投資信託,積立,投資
(画像提供:naka/stock.adobe.com)
投資を始めようと思っても、「そもそも、どうやってスタートしたらいいのかわからない」という人も多いでしょう。また、あまり身近ではない証券会社の口座を開設しようと思っても、どの証券会社を選べばいいか悩んで結局そのままになってしまうことも。実は、投資信託は銀行でも購入できます。
銀行なら、給与の振り込みや生活費の支払いなどで利用する人も多いので、なじみ深いですよね。給与振り込みを設定している口座と同じ銀行で、取引用口座を開設することで資金の移動も便利です。手軽に始めたいという人は早速、利用している銀行の公式サイトなどで調べて、投資信託が購入できるか確認してみましょう。

投資信託にデメリットはないの?

投資信託,積立,投資
(画像提供:michail-petrov/stock.adobe.com)
投資信託の良い点ばかりをお伝えしてきましたが、デメリットがないか気になる人もいるでしょう。投資信託のデメリットは、投資である以上損をするリスクがあることです。投資でリターンを得ようと思えば、それだけリスクを踏まえる必要があります。「リスクを理解して投資をスタートし、貯蓄以上のリターンをねらう」もしくは「リスクを抑えて普通預金にお金を預け、毎年0.001%程度の利息を受け取る」どちらを選ぶかは自分次第です。
投資した金額が目減りする可能性は十分想定し、余裕資金で投資をスタートすることが大切です。

まず始めてみることが大事

いざ投資を始めようと思っても、「もう少し勉強してから」「もう少しお金が貯まってから」と考える人も多いでしょう。投資信託なら、運用の時間や手間もかからず、一度にたくさんのお金も必要ないので、初心者にもぴったりです。まずは貯蓄感覚で、"毎月1万円"の積立投資を始めてみることで理解を深め、じっくり資産形成に取り組んでみてはいかがでしょうか。

執筆者:水瀬理子
ファイナンシャル・プランナー

※記事内の情報は更新時点のものです。最新情報は別途ホームページ等でご確認ください。

  • 本サイトの記事は情報提供を目的としており、商品申込等の勧誘目的で作成したものではありません。
  • また、一部、当行にて取り扱いのない商品に関する内容を含みますが、商標登録されている用語については、それぞれの企業等の登録商標として帰属します。
  • 記事の情報は当行が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その確実性を保証したものではありません。
  • 記事は外部有識者の方等にも執筆いただいておりますが、その内容は執筆者本人の見解等に基づくものであり、当行の見解等を示すものではありません。
  • なお、記事の内容は、予告なしに変更することがあります。

あわせて読みたい

人気記事ランキング

投資信託をお申し込みの際は、次の点にご注意ください。

  • 投資信託は預金ではなく、その基準価額は、組入れ有価証券(株式・債券等)の値動きにより変動しますので、お受取金額が投資元本を下回る場合があります。
  • 組入れ有価証券等は、株式指標・金利等を原因とした値動きにより変動します。
  • 投資信託の購入時手数料や運用管理費用(信託報酬・管理報酬等)・信託財産留保額等の手数料等はファンド・購入金額等により異なるため、具体的な金額・計算方法を記載することができません。
  • お申込前に必ず最新の契約締結前交付書面(目論見書および目論見書補完書面)等を十分にご確認ください。

その他にもご留意事項がありますので、くわしくはこちらをお読みください。

「NISA」制度をご利用の際は、次の点にご注意ください。

  • 当行でNISA口座を開設するには、投資信託口座が必要です。
  • NISA制度では、すべての金融機関を通じて1人につき1口座しか開設することはできません(金融機関の変更を行った場合を除く)。
  • NISA口座は、店頭でお申し込みの場合、原則として、お申込日当日(お申し込みが休日の場合または当行所定の時刻までに受付手続が完了しなかった場合は翌営業日)、三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)の場合、最短でお申込日当日に開設します(*)。NISA口座では、開設と同じ日またはそれ以降に投資信託を購入することが可能です。口座開設後に行う税務署審査の結果、二重口座であったことが判明した場合、NISA口座で購入した投資信託は当初から課税口座で購入したものとして取り扱います。当該投資信託から生じる配当所得および譲渡所得等については、遡及して課税されます。
    • 当行または他金融機関で、2018年以降のNISA口座の開設をお申し込み(2017年以前のNISAが継続した場合を含みます)されたことがある場合、当該口座は、税務署の審査が承認となり、当行所定の手続きが完了した後に開設されます(通常、お申し込みから2~3週間程度で手続きは完了します)。
  • NISA口座は、開設後、税務署の審査が完了するまで金融機関の変更および廃止はできません。
  • NISA口座での損失は税制上ないものとされます。
  • NISA制度では、年間の非課税投資枠(つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円)と非課税保有限度額(総枠)(つみたて投資枠・成長投資枠あわせて1,800万円、うち成長投資枠1,200万円)の範囲内で購入した上場株式等の商品から生じる配当所得および譲渡所得等が非課税となります。
  • 上場株式等の配当等はNISA口座を開設する金融機関等経由で交付されないものは非課税となりません。
  • 基準経過日において、NISA口座を開設しているお客さまの氏名・住所を、所定の方法で確認します。
  • 当行のNISA(つみたて投資枠・成長投資枠)では、株式投資信託のみを取り扱いしております。
  • つみたて投資枠での購入は、つみたて契約(投資信託継続購入プラン)に基づく、定期かつ継続的な方法により行うことができます。
  • つみたて投資枠の対象商品は、長期のつみたて・分散投資に適した一定の投資信託に限られます。
  • つみたて投資枠に係るつみたて契約(投資信託継続購入プラン)により購入した投資信託の信託報酬等の概算値を、原則として年1回通知します。
  • 成長投資枠の対象商品は、NISA制度の目的(安定的な資産形成)に適した一定の投資信託に限られます。

株式会社 三菱UFJ銀行
登録金融機関 関東財務局長(登金)第5号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

ご注意事項

iDeCoをお申し込みいただく前に、下記についてご確認ください。

  1. 原則、60歳まで引き出し(中途解約)ができません
    • 脱退一時金を受け取れるのは一定の要件を満たす方に限られます。
  2. ご本人の判断で商品を選択し運用する自己責任の年金制度です
    • 確定拠出年金制度では、ご加入されるご本人が自らのご判断で、商品を選択し運用を行いますので、運用結果によっては受取額が掛金総額を下回ることがあります。
    • 当行から特定の運用商品の推奨はできません。
  3. 運用商品の主なリスクについて
    • 預金は元本確保型の確定利回り商品です。預金は預金保険制度の対象となります。
    • 当行のiDeCoで取り扱う保険は元本確保型商品です。ただし、運用商品を変更する目的で積立金を取り崩す場合は、市中金利と残存年数等に応じて解約控除が適用されるため、結果として受取金額が元本を下回る場合があります。
    • 投資信託は価格変動商品です。預金ではなく、預金保険制度の対象ではありません。運用実績は市場環境等により変動し、元本保証はありません。また、当行でお取り扱いする投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。
    • 預金、保険および投資信託は異なる商品であり、それぞれリスクの種類や大きさは異なります。
  4. 初回手続き時、運用時、給付時等で、各種手数料がかかります
    • iDeCoには、初回手続き手数料・毎月の事務手数料・資産管理手数料・運営管理機関手数料・給付事務手数料等がかかります。
    • 手数料は、加入者となられる方は毎月の掛金から、運用指図者となられる方は積立金から控除されます。年金でお受け取りになられる方は給付額から控除されます。
  5. 60歳になっても受け取れない場合があります
    • 50歳以上60歳未満で加入した場合等、60歳時点で通算加入者等期間(*)が10年に満たない場合は、受給可能年齢が引き上げられます。
    • 60歳以上で新規加入した場合、加入から5年経過後に受給可能となります。
      • 通算加入者等期間は、iDeCoおよび企業型DCにおける加入者・運用指図者の期間の合算となります。
株式会社 三菱UFJ銀行
(2024年2月15日現在)