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節約効果大!お金を貯めたいならスマホを見直す

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節約効果大!お金を貯めたいならスマホを見直す
2020.12.2
家計の支出を見直すなら、変動費よりも固定費に着目するのがポイントです。今回は多くの人が毎月払っているであろう通信費の削減についてお伝えしていきます。特に日常生活になくてはならないスマホには、多い人だと毎月1万円以上を払っています。心当たりのある人は、スマホの料金プランや通信会社、インターネット回線そのものの見直しをしてみましょう。

現代の必須固定費「通信費」。みんな月々どれくらい払っている?

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(画像提供:takasu/stock.adobe.com)
2019年の総務省による「家計調査」の結果を見ると、携帯電話等の通信料(移動電話通信料)は年間約10万3,466円でした。月平均に換算すると毎月約8,600円の出費です。そして、消費支出に占める割合は3.45%となっています。
これらの数字が、スマホ代相場の1つの目安になりそうです。ご自身のスマホ代はこれよりも安いでしょうか、それとも高いでしょうか。

節約するならまずは格安SIMを検討する

もし毎月のスマホ代が高いと感じるなら、一度格安SIMの導入を検討してみましょう。シンプルなプランであれば基本料1,000円台のものもあります。もちろん使い方のスタイルによって向き・不向きがありますが、一度は現在の通信料金と比較してみても損はないでしょう。

格安SIMとは?なぜ格安SIMは安いの?

格安SIMとは、大手キャリアの回線を通じて、インターネットや電話が利用できるSIMカードのこと。大手キャリアを「MNO(移動体通信事業者、 Mobile Network Operator)」と呼ぶ一方で、格安SIMを提供する会社(キャリア)を「MVNO(仮想移動体通信事業者、Mobile Virtual Network Operator)」と言います。
格安SIMが安い理由は、自らは基地局を持たず大手携帯電話会社の回線を借りているためです。回線の設置・メンテナンス費や人件費、テナント料などがかからない低コストビジネスが、安価でのサービス提供を実現しています。
格安SIMの月額相場は3,000円前後。通信料の上限を下げれば、2,000円以下で利用することも難しくありません。

格安SIMを使用中でもプランの見直しで節約できる可能性あり

格安SIMのキャリアの多くは、契約の途中でもプランの変更ができます。もしすでに格安SIMを使っていたとしても、定期的にプランの見直しをしてみましょう。
1ヵ月単位で通信量のプランを変えられることも珍しくなく、自身の使い方にあったプランに変更することで毎月の無駄が省けます。

格安SIM変更時に気をつけたいポイント

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(画像提供:moonrise/stock.adobe.com)
大手キャリアから格安SIMに切り替えるだけでスマホ代を安くすることができますが、メリットだけがあるわけではありません。続いては格安SIMを利用するにあたり、気をつけたいポイントを見ていきましょう。

データ通信速度が安定しない

格安SIMは他社の回線を借りてサービスを提供しているため、大手キャリアと比べると通信速度が安定しません。通信量が多いエリアや時間帯では、特に通信速度が遅くなると言われています。
たとえば、通信量が増えるお昼や夜、さらには都市部などで格安SIMを利用すると、スムーズに通信できずイライラする場面も出てくるかもしれません。
ただ、格安SIMの種類によっても安定性は異なります。速さを重視するのであれば、通信速度に強いMVNOを選ぶといいでしょう。

LINEのIDが使えない

格安SIMでもLINEのトークや無料通話は利用可能です。ただし、アプリ上でのLINE ID検索や電話番号検索はできません。というのも、ID検索を行うためにはキャリアでの年齢認証が必要となるのですが、ほとんどの格安SIMでは年齢認証ができない仕様になっているからです。なお、「ふるふる」や「QRコード」を使えば、友だち登録が可能です。

スマホ本体にも払い過ぎの可能性あり

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(画像提供:aijiro/stock.adobe.com)
最近のスマホは高機能化が進み、本体価格が10万円を超えるモデルも増えてきています。ただ、その機能をフルに使えている人は、決して多くないのかもしれません。さらに、スマホのバッテリーは寿命が一般的に2年程度となっています。バッテリー交換ができないタイプのスマホだと、バッテリーの消耗がネックとなり買い替えが必要になるケースもあります。
「絶対に最新モデルがいい」「高機能を使いこなせる!」という人は問題ありませんが、そうでない場合にはコスパ重視のモデルを選ぶと、通信料に加えて本体代金分の節約にもつながります。

インターネットの固定回線も見直しの対象に

自宅に固定回線を引いている場合は、プロバイダーの見直しやオプションの見直しで毎月の使用料を引き下げられるかもしれません。さらに、「自宅で過ごすことが少ない」「外出先でよくインターネットを利用する」という人は、ポケットWi-Fiも選択肢の1つです。
ポケットWi-Fiを持ち歩けば格安SIMの通信速度の不安定性も解消でき、さらに格安SIMの通信量上限を下げれば料金も安く抑えられます。もちろん、自宅でも無線でインターネットが使えます。格安SIMとポケットWi-Fiの相性はとてもいいので、あわせて検討してみてはいかがでしょう。

通信料の最適化をして無理なくコストダウンしよう

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(画像提供:taka/stock.adobe.com)
格安SIMをまだ利用していない人は、キャリアを切り替えることでスマホの通信費を安くできるでしょう。また通信量のプランやインターネット回線なども同時に見直すことで、生活コストをさらに下げられる可能性があります。
一方で、大手キャリアでも政府からの値下げ要請を受けて、新たなプランの発表もあるようです。各社の最新動向にも目を向けつつ、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
たとえば、毎月2ギガバイトしか通信していないのに、10ギガバイトのプランにしていてはもったいないというもの。自分の使い方に適した契約に変えることで、無理なく支出を抑えられます。
この機会に、ご自身のスマホやインターネットの使い方、そして契約内容を見直してみてはいかがでしょうか。

執筆者:株式会社ZUU

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