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ビジネスで差がつく!20代で身につけたい「投資家の視点」とは

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ビジネスで差がつく!20代で身につけたい「投資家の視点」とは
2020.4.2
投資を始めるメリットというと「お金が増えること」だと考える人が多いでしょう。しかし投資によって得られるものはそれだけではありません。本当に価値があるのは、物事の本質を見極める「投資家の視点」が身につくことです。そこで今回は、ビジネスで活かせる「投資家の視点」について解説します。

20代が投資によって得られる2つの価値

最近は、20代のうちから投資を始める人が増えてきました。投資で得られる価値というとまず「運用益」を思い浮かべる人が大半でしょう。
実際多くの人は「うまく運用して資産を少しでも増やしたい」という考えで投資を始めます。しかし投資で得られる本当の価値は、運用益だけではありません。それは「投資家の視点」が身につくことです。
「投資家の視点」は、多くの富裕層が自然と身につけているものの見方とも言われています。早いうちから投資をすることで、こうした「富裕層の視点」「投資家の視点」を身につけることができれば、ビジネスで大きな差がつくでしょう。
「最近あの人、調子がよさそう」「あの人の仕事の仕方、変わったな」といった人が周りにいるとしたら、もしかするとそれは投資の影響かもしれません。
それでは続いて、20代が身につけておきたい「投資家の視点」について、より踏み込んで解説していきたいと思います。

多くの富裕層が身につけている「投資家の視点」とは?

「投資家の視点」とは、本質を見抜くものの見方のことです。ただ「投資家の視点」は、意識せずに身につくものではありません。
一例を挙げてみたいと思います。たとえば、話題の新商品を見たとき、まず何を思うでしょうか?「こんなのが流行っているのか」「自分も買ってみたい」「プレゼントで喜ばれるかも」といった感想を抱いたとしたら、それは一般消費者の視点です。
投資家は違います。投資家は以下のような視点で考えていると言われています。

・なぜこの商品が今売れているのか

・この商品を生み出した企業は、商品が売れることを意図していたのか

・この商品は、今後さらなる展開が望めるだろうか

これが「投資家の視点」です。こうした「投資家の視点」をすぐに身につけるのは難しく、無理をして考えても知識がないと結論は出ません。しかし「投資家の視点」で考えるクセをつけることは、大きな意味があります。

「投資家の視点」で20代のビジネス経験がどう変わるか

「投資家の視点」を身につければビジネスに活かせるという理由は、「経営者の視点」と「投資家の視点」には類似性があるからです。投資家は、ものごとの一局面だけを見ることはしません。
経営者も同じです。投資家も経営者も大局を見渡し世の中がどのように動き、「時代が何を欲しているのか」「世界は今後どこに行くのか」を心のどこかで常に考えています。
「投資家の視点」を身につけることは、一社員であっても「経営者の視点」で世の中を見渡す訓練になるでしょう。具体的には、個人の成果だけでなく会社の成果を考えられるようになることで、仕事への姿勢や発言する内容が変わります。
また新たな視点によって企画力や商品開発力が磨かれ、周りを俯瞰して見ることでチームを率いるリーダーシップが身につくでしょう。
個人で成果をあげる人間が出世するのは、せいぜい20代のうちだけです。本気で出世を目指すなら20代のうちから1つ上の視座に立つことが大切になります。

20代で効率良く「投資家の視点」を身につける2つのコツ

「投資家の視点」はビジネスに活かすことができますが、ただやみくもに投資を始めるだけでは「投資家の視点」は身につきません。身についたとしても時間がかかり過ぎてしまいます。
続いては「投資家の視点」を効率的に身につけるための具体的な方法を2つご紹介します。

1.つながりを考える

2.逆を考える

1.つながりを考える

投資を始めたら時価の変動と世の中の動きとのつながりを考えましょう。最初は答えが出なくてもかまいません。「あのニュースがもしかして影響しているのかな」と考えることが「投資家の視点」を身につける第一歩です。
またニュースを見て時価の変動を予測するのもいいでしょう。そうするうちに、自分の仮説を検証するのが楽しくなってくるかもしれません!
知識は単体では力を発揮しません。知識同士を有機的に組み合わせ、そこにつながりを見出して初めて知識は生きてくるのです。

2.逆を考える

投資の基本は「安く買って高く売る」ことです。例えば調子のよさそうな企業を見れば「この会社の株を買いたいな」と思う人もいるでしょう。
「今後も株価が上昇する」という予測のもと購買意欲がわいているのでしょうが、実は投資家は逆の発想をします。
投資家は、「実際の価値以上に株価が上がりもてはやされているから、これは危険だ」といった冷静に発想を逆転させて判断を下す傾向にあるのです。
逆に技術力のある企業の株価が下がったとき投資家は一気に動きます。そして成長してメディアで騒がれ始め「株を買いたいな」という人が増えたタイミングで、実は売却して利益を出しているのです。このように逆の発想で考えてみることが「投資家の視点」を身につけることにつながります。

成功者は20代から動き始めている

多くの成功者は、20代を安穏と過ごしていたわけではありません。20代は吸収力に優れた時期です。そんな20代の価値を自覚し、早くから行動を起こした人に成功者としての道が期待できます。
「投資家の視点」を身につけることは、自分のビジネスだけでなく人生を変えることになるでしょう。迷うぐらいなら思い切って行動してみる勇気が大切です。

執筆者:株式会社ZUU

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