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アンケート!みんなは損失が発生したときにどうしてる?

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アンケート!みんなは損失が発生したときにどうしてる?
  • 2022年8月29日
  • 2024年1月17日
つみたて投資を行っている際に相場が下落し、思うように上昇に転じない場合、つみたてを続けるべきか迷う方も多いかもしれません。
相場の下落時には、つみたての停止・減額等で損失の拡大を防ぐよりも、つみたてを継続したほうが、相場が回復したときに損失の戻りが早くなります。
今回は、相場が下落してもつみたての中長期的な継続が重要な理由について、ファイナンシャルプランナーが解説します。
併せて、毎月つみたて投資を継続中の方、男女400名を対象に、損失の経験の有無、損失が出た際に取った行動についてのアンケート結果も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【調査概要】
  • インターネットでのアンケート
  • 男女400名
  • 2022年6月
【アンケート対象者の条件】
外貨・投資信託・株式等の各種金融商品でつみたて投資を行っている方(つみたて継続中)・継続預入による自動積立のみ

下落時もつみたてを継続することが重要

下落時もつみたてを継続することが重要
結論から申し上げると、相場が下落した際には、つみたてを中断したり、減額したりせずに、つみたてを継続することが重要だと言われています。つみたての継続が重要であると言われている理由は、以下のとおりです。
  • 相場が下落すると金融商品を安く購入でき、相場が下落から上昇へ転じた際に値戻りが早くなるため
定期的に一定の金額で金融商品を購入する手法を「ドルコスト平均法」と言い、つみたて投資ではドルコスト平均法が用いられます。
ドルコスト平均法による資産運用では、価格が安くなると多くの口数、価格が高くなると少ない口数を自動的に購入することができます。
ドルコスト平均法を活用した結果、金融商品の平均購入単価は抑制されるため、相場が下落から上昇へ転じた際は、資産の戻りが早くなるのです。
とはいえ、実際に相場の下落により運用中の商品の価格が下がり損失が発生すると、「果たしてこのままでよいのか」と不安を覚える方もいるかもしれません。
次の章からは、実際に損失が発生した際に、つみたて投資をされている方がどのような行動を取っているのか等、アンケート結果を見ていきたいと思います。

約半数の方は「損失の経験あり」

Q1.積立投資(外貨・投資信託等)で過去に損失が出たことはありますか?
2022年6月に外貨・投資信託・株式等の各種金融商品でつみたて投資を行っている男女400名にアンケート調査を実施したところ、「つみたて投資をしている金融商品で損失を経験したことがありますか」という質問では、「ある」が46.8%、「ない」が53.3%となり、およそ半分ずつに分かれました。
つみたて投資の損益は、つみたてを開始した時期によっても影響を受けますが、保有期間が短期の場合は損失が出やすい傾向にあります。

損失の経験があっても現状は「利益が出ている」方のほうが多い

Q2.Q1でご回答いただいた積立投資について、ご回答時点での損益状況を教えてください。
次に、アンケート回答時の損益の状況について尋ねた結果、「0%~5%未満の利益が出ている(38.5%)」が最も多くなりました。また、8割以上の方は、利益が出ていることもわかりました。
つみたてを継続している最中に損失の経験はしたものの、現状では利益が出ている方のほうが多いようです。
続いて、つみたて投資で「損失の経験がある」と回答した方に対し、そのとき取った行動について尋ねた結果を見てみましょう。

つみたて投資で損失が出たときの行動は「何もしなかった」が最多

Q3.Q1で「過去に損失が出た」と答えた方に質問です。そのときどのような行動をとりましたか?(すべて選択)
上のアンケート結果の通り、「何もしなかった(45.5%)」が最も多い結果となりました。
2番目は「積立金額を増やした(20.9%)」であるため、相場の下落をチャンスととらえ、つみたて金額を増やし、コツコツとつみたてを継続した方が多かったと考えられます。
いずれにしても相場が下落し、損失が発生したとしても、多くの方がそれまでのつみたてを継続(もしくは増額継続)していることがわかりました。
既にご説明した「ドルコスト平均法」を実践しているということになります。
相場の下落で損失が出たとしても、焦ってつみたてを停止したり、運用商品を売却したりして後悔しないように、慌てずに考えることが重要です。

まとめ

相場による下落の不安から、つみたて投資の停止や減額をすると、それまで積み上げてきたドルコスト平均法による購入単価の平準化の効果が薄れます。
今回のアンケート結果から、つみたて投資を行っている方の多くが、運用している金融商品の損失を経験し、なおかつ下落時でも、つみたてを続けていることがわかりました。相場がどのような状況であっても、まとまったお金を使う必要がないなら、つみたてを継続しましょう。

記事提供:トランス・コスモス株式会社

執筆者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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