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【ミニマリスト直伝・写真付き】ミニマリストとは?メリット・デメリットや物の選び方までくわしく解説!

【ミニマリスト直伝・写真付き】ミニマリストとは?メリット・デメリットや物の選び方までくわしく解説!
  • 2025年5月14日

  • この記事はこんな方におススメ!
  • ミニマリストになる方法を知りたい方
  • ものを選ぶ際のポイントを知りたい方

最近、必要最低限のものだけを持ち、シンプルな生活を追求する「ミニマリスト」が注目されています。
今回は、Ameba公式トップブロガー(*)のミニマリスト、阪口ゆうこさんの視点からミニマリストのメリット・デメリット、そしてミニマリストになるための実践方法についてくわしく探ってみましょう。
あなたもシンプルで豊かな生活を手に入れるヒントが見つかるかもしれません!
  • サイバーエージェント社が運営するAmebaによって「誰もが読みやすい文章を書いている方や、特定の分野で専門的な記事を書いている方」に認定されたブロガー

目次
執筆者プロフィール
執筆者プロフィール

ミニマリストとは

ミニマリストとは、本当に必要なものだけで暮らす人のことです。
ミニマリスト=何も持たないストイックな人というイメージを持たれがちですが、実際はそうではありません。
ミニマリストの部屋
自分にとって必要なものを、過不足のなく「適正量」持ち、快適さを最優先に暮らすのがミニマリストです。

ミニマリストになるメリット・デメリット

ミニマリストの暮らしに興味はあるけど…。
そんな方に向けて、私の体験をもとにメリット・デメリットをまとめました。

ミニマリストになるメリット

以前の私は片付けが苦手で、ものにあふれた部屋にストレスを感じていました。
探し物に追われ、無駄な買い物も多く、気付けば気持ちまで散らかっていた日々。
「本当に必要なものだけを残そう」と決めたことが、暮らしを変えるきっかけに。
ものを減らすことは我慢ではなく、自分にとって大切なものを見極める力を育てること。
少ないもので暮らす心地よさは、一度味わうと手放せません。

収納が楽になる

収納に悩むのは、ものが多すぎるから。
減らせばスペースに余裕ができ、悩みごとも消えていきます。
  • 出し入れのストレス
  • 収納を考える手間
  • 収納アイテム代
すべて消えます。
収納が楽になる
わが家は「THE置くだけ収納」。
工夫は不要です。

掃除が早くなる

自分のことをずっと「掃除が苦手なズボラ人間」だと思っていましたが、本当の原因は「ものの多さ」でした。
掃除前の片付けが面倒すぎて、毎回先送り。
「片付けが先か…」
「時間があるときに一気にやるか」
「よし、未来の私に任せよう」
──しかし、未来の私は来ません。
掃除グッズばかりがふえて、「清掃業でも始めるか」と思ったほどでしたが、ある日思い切ってものを減らしたら5分で掃除が終わる生活に。
掃除が苦手な人こそ、「持ちすぎ」を見直してみてください。

無駄な時間がなくなる

毎日「ものをなくす→探す」のループ。
感覚でいえば「食べる→出す」「起きる→寝る」と同じ。生活の一部でした。
経験者としてこう思います。
この世に「生産性のない時間ランキング」があるなら、私は「探しものをしている時間」を第1位にします。
しかも、目的のものが見つからないと自己嫌悪のストレスまで引き起こす始末。
ちなみに、毎日5分探しものをしていると、
1年で約30時間。東京〜大阪を新幹線で約6往復できる時間です。
時間が足りない…と感じたら、「ものの量」のせいかもしれません。

知恵がつく

ミニマルライフには、「足りない」と感じる瞬間もあります。
たとえば書類をまとめようとしたけどホチキスがない。
買いに行けば解決するけれど、この一瞬のためだけに買うのはちょっとちがう。
クリップで代用できる?
折りたたんでまとめる?
そもそも、本当にまとめる必要ある?
「ない=買う」ではなく「ない=工夫する」へ。
この切り替えを繰り返すうちに、知恵がつき、発想力も育っていきます。

身軽になる フットワークが軽い

不安の数だけ荷物はふえます。
「雨が降るかも」で、折りたたみ傘。
「寒くなるかも」で、上着。
本に化粧品、救急セット、裁縫道具……。
気付けばカバンはパンパン。
もはや、もう家から出たくなくなるレベル。
私は、ポケットにスマホと財布を入れただけで出かけます。
最長、新幹線で名古屋まで行きました。
きっかけは、「何か困ったら現地で買えばいい」と思って出かけたこと。
結果、何の問題もなくて、その成功体験がクセになり手ぶら女子になりました。
荷物が少ないと、どこでもサッと動けます。
「身軽」は性格だけでなく、持ち物でもつくれるのです。

ミニマリストになるデメリット

ここからは、ミニマルライフのデメリットについて書いてみようと思います。
が、正直なところ、何事も都合よくとらえてしまうこのミニマル思考のせいで、なかなかデメリットが見つかりません。
とはいえ、「強いていうなら……」という視点で考えてみると、ひとつだけ思いあたることがありました。

プレゼントで相手が困るらしい

相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら贈り物を選ぶ時間は、幸せなひととき。
コーヒー好きの方へマグカップ、おしゃれが好きな方へリップ、インテリアが好きな方にアロマ…。
でも、相手がミニマリストだと、「捨てられない?」「本当に喜ぶ?」と、妙な緊張が走るのです。
実際に私も「何をあげればいい?」と、何度も聞かれました。
でも、その「気遣い」こそが最高のプレゼント。「お気持ちだけでうれしいです」は、案外本音です。
でもそれはミニマリストに限った話じゃないのかもしれません。

ミニマリストになる方法

すべてを捨てる必要はなく、特別に難しい手順があるわけでもありません。
ここでは、できるだけシンプルに、ミニマルライフに近づくためのコツをご紹介します。「気付いたら、いつの間にかミニマリストになっていた」
そんなゆるやかな感覚で、気負わず始めてみましょう。

目の前にある明らかなるゴミを捨てる

まず部屋を見渡して、空のペットボトルやレシートなどの明らかなるゴミを捨ててみてください。
これがミニマルライフの第一歩です。
次は長年使っていないものの見直しを。
1年着ていない服、2年使ってない家電、3年開いていない本…。
「いつか使うかも」は「ずっと使わないかも」と同じです。
使わないものにも家賃はかかっています。私はものでなく人のために払いたい。
手放すときは後悔しましょう。その痛みが次の無駄買いを防ぎます。
目の前にある明らかなるゴミを捨てる

先で使う予定を作れないものは手放す

次は未来で使う予定があるかを基準に考えてみましょう。
「いつか使うかも」と思ってのこすと、部屋が使用不確定なもので埋まります。
服なら「明日会社で着る」「来週のランチで着る」など、具体的に予定を立てましょう。
予定が立たない服は、今後も着ない可能性大。
ほかのアイテムも同様で、予定が思いつかないのは手放しサインです。
先で使う予定を作れないものは手放す

手放すことを検討すると心が寂しくなるものは立派な現行品

「捨てようかな」と思ったときに、心がざわつくものがあります。
もらったプレゼントや思い出の品など。手ばなすと考えただけで、寂しさがこみ上げることも。
ミニマルライフの目的は「暮らしやすさをえること」。
なのに、手放して心が寂しくなるなら、本末転倒です。
手元にあるだけで安心できるなら、それは精神安定剤として活躍しているのです。
しかし覚えておきたいのは、本当に必要なものは、そもそも手放す選択肢が浮かばないということ。
「これどうしようかな…」と迷った時点で、すでに気持ちに揺らぎがある証拠です。
私も子どもの思い出のものはありますが、それらは「迷いゼロ」で置いています。

環境に慣れる

必要なものだけの暮らしが整うと、最後は「慣れ」のフェーズに入ります。
「もう余計なものはいらない」と思えたときは、もう立派なミニマリストです。
試行錯誤を重ねるうちに、買い物やお金の使い方も変わり、将来への不安も軽くなっていきます。
ただし、ここから「拗らせ期」に入る人も。
寝袋で寝て、床で食事して…と、修行モードに突入する可能性も。
環境に慣れる
もちろん、それで本人が心地よく幸せであれば、何の問題もありません。
ただ、もし「ものを減らすこと」自体が目的になってしまい、自分にとっての心地よさや快適さを見失っているのだとしたら、少し立ち止まって見直してみるのも大切です。

ミニマリストがものを選ぶ際のポイント

ミニマリストは、「必要なものだけを持つ」という考えのもと、ものを慎重に選びます。
シンプルであることが最優先ではなく、暮らしやすさを重視しているのが特徴です。
ここでは、私自身が身につけた選び方のコツを、実体験を交えてご紹介します。

迷ったら買わない

本当に欲しいものは、迷わず手に入れていませんか。
「買っちゃおうかな」だと、それは今すぐ必要じゃないサインです。
私は「迷う=買わなくていい」と決めていて、お買い得の誘惑も迷いがあればスルー。
本当に必要なら、定価でも翌日でも買いに行くし、売り切れていても探す気力が湧くはずです。
そうして選んだものは、満足度も高く長く愛せる。
お気に入りだけに囲まれた空間は、心地よく安心感があります。

多機能は警戒する

「多機能」と聞くとおトクに思えますが、実際すべての機能を使いこなしている人は少ないもの。
多機能調理器で結局お米しか炊かない…マルチ美顔器も結局使うのはスチーマー機能だけ…というケース、よくあります。
「何でもできる」は「どれも中途半端」になることも。
私は「多くの機能を本当に使いこなせるか?」を基準に、もの選びをしています。
便利そうなものほど、「必要な機能だけか?」を見極めることが、後悔しない買い物につながります。

ミニマリスト生活でお金の不安が軽くなる

「貯蓄しなきゃ」と思っていてもお金が消える。
スイーツ、小物、SNSのおススメ…誘惑に負けて、気付けば「いらないもの」とわずかな残高だけが残る。
でもミニマリストになってから、「そもそも買わなくていい」感覚が育ち、お金の不安が軽くなりました。
ミニマリスト生活でお金の不安が軽くなる
「買わない」×「ものが増えない」=これは最強の節約コンボです。
ここからは、お金に余裕が生まれるミニマルライフの仕組みを紹介していきます。

外に出ると散財の罠がいっぱい!家がスッキリして好きになると外に出なくなる

以前の私は、ものの多い家では落ち着けず、気分転換に外出を繰り返していました。
雑貨を衝動買いし、コンビニでは予定外のスイーツ、疲れて夕食は惣菜…「外出=散財」でした。
でも、家をミニマルに整えたら一変。
「家がいちばん落ち着く」と思えるようになると自然と外出が減りました。
豆から淹れるコーヒー、サブスクで映画、タブレットで漫画、家族で自炊。外に出なくても楽しいです。
家がスッキリして好きになると外に出なくなる
平日でもノーマネーデーが続出。
「外出しない=お金が減らない」の逆転ループが完成しました。

見栄を手放そう。本当に必要なものしか買わないから出費が抑えられる。ミニマリストは幸せのハードルが低い!?

見栄のための買い物をやめると自然と出費は減ります。
「素敵と思われたい」とブランド品を買っていた頃もありましたがやめました。
今の私は、誰にどう見られるかはさほど重要ではなく、自分が自分を気に入るかどうか。それだけです。
派手さはなく、じんわり満たされる日々。
それがミニマリストの幸せのハードルが低い暮らしなのかもしれません。

ものが少ないと収納は要らない。家計の中でウェイトが大きいはずの住居費はそこまでかからない

家計で大きな割合を占める住居費も、ミニマリストになると抑えられます。
ものが少なければ収納も不要、広い家は不要です。
結果、小さな家で家賃や光熱費もダウン。掃除や管理の手間も減り、「お金・時間・体力」すべてが軽くなります。
私は持ち家ですが、「狭小住宅」一択でした。子どもが自立すればもっと小さな家に引っ越すと思います。
お金が浮けば、貯蓄や投資に回し、自然と貯まる仕組みに。
ものを減らすと、住まいも人生も驚くほど軽くなります。
ミニマル=無駄がない

あるのにまた買っちゃうダブり買いがなくなる。クローゼットやストックがスッキリすると、同じものを買う失敗がなくなる

買い物後に気付く「ダブり買い」は、かなりのストレスです。
原因は、在庫の把握不足です。
ミニマルライフにすると、収納に余白ができ、一目で確認できるようになります。
私はストックは1個と決めて管理し、消耗品の買い物も月1回。無駄な買い物や時間とストレスまでも激減しました。
スカスカの収納
スカスカの収納は気持ちよく、使い切る快感もクセになります。
ダブり買いが多い人は、「見える化」から。

ミニマリストの家計管理は超絶スッキリ。複雑な工夫は要らない

ミニマリストの家計管理は、驚くほどシンプルです。
私は元々、数字や管理が大の苦手。
「細かく管理しないと貯まらない」と、レシートと睨めっこしたり、予算を出して封筒分けをしたりと難しく考えていました。
家計管理は超絶スッキリ
しかし、難しいことを一切やめてから、お金の不安がふっと軽くなったのです。
片付けと同じで、「ふやす工夫」より「減らす仕組み」のほうが圧倒的に効果的なんです。

ミニマリストの家計管理は仕組化さえしてしまえばストレスゼロ

今の私は、毎月「仕組み」を淡々と回すだけ。
お給料日に定額を別口座とNISA口座に移し、あとは残ったお金で生活をする。
月に一度、預金額や投資額をアプリで見て「ふえているかな?」と確認するのが楽しみになっています。
この習慣のおかげで、「お金が足りなくなったらどうしよう」という不安は減りました。
残ったお金で暮らす日々は、もはやゲーム感覚です。
お金の管理は、複雑である必要はありません。
不安を減らす習慣で生活を楽しもう

まとめ

ものが減ると、収納も掃除もお金の悩みも、自然とラクになる。
ミニマリストとは、余計なものに振り回されない人。
必要なものだけで、心地よく暮らす選択をしている人。
まずは、身近なものをひとつ手放してみてください。
それが、あなたのミニマルライフの第一歩になるかもしれません。

いかがでしたか?ミニマリストの生活は、持ち物やライフスタイルをシンプルにすることで、心に余裕をもたらし、貯蓄や投資の余裕にもつながるのかもしれません。阪口さんのコラムを参考にして、シンプルで豊かな暮らしにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?新しい発見が待っているかもしれません!(三菱UFJ銀行アップユー担当)

執筆者:阪口 ゆうこ(さかぐち ゆうこ)
  1. 記事内の情報は更新時点のものです。最新情報は別途ホームページ等でご確認ください。
  2. 「Ameba」は、株式会社サイバーエージェントの登録商標です。
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