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がん保険の仕組みやメリットとは?医療保険との違いも解説していきます

がん保険の仕組みやメリットとは?

がん保険とはその名のとおり、「がん(悪性新生物)」(以下、がん)の治療に特化した保険です。

 

「一般的な医療保険でもがんは保障されるのに、別途がん保険への加入も必要なの?」と、がん保険に対して疑問を感じている方がいらっしゃるかもしれません。

 

本記事ではがん保険について、その必要性やおススメしたい人、医療保険との違いなどを解説します。

そもそも「がん」とはどんな病気?

そもそも「がん」とはどんな病気?

「がん」に特化した保険商品が存在するのは、がんの特性によるものです。

発症率・必要となる治療期間・かかる費用などについて、がんには以下のような特徴があります。

がんの発症率

がんは日本人の死因第一位であり、国民病ともいえる病気です。

国立研究開発法人国立がん研究センターの最新統計では、「一生涯のうちに2人に1人が罹患し、男性で4人に1人、女性では6人に1人が死亡する病気」というデータも公表されています。

つまり、誰もがなる可能性のある病気なのです。

 

がんは、体内でがん細胞が発生し、増殖することで死に至る病気です。

実はこの「がん細胞」、1日に約5,000個もの数が生まれながらも、私たちは免疫細胞によって増殖を防いでいることをご存じでしょうか。

 

人間の細胞の総数は約60兆個(諸説あり)といわれており、そのうちの約1%がDNAのコピーにより毎日生まれ変わっています。

そのうちの約5,000個が、コピーミスにより「がん細胞」として生まれ変わってしまうのです。

 

ではなぜ、約5,000個ものがん細胞が毎日生まれるのにがんにならないのでしょうか。

それは先述したように、免疫細胞がすべてのがん細胞の増殖を防いでいるからです。

 

ただ、生活習慣の悪化などが原因で免疫力が低下すると、徐々にがん細胞の増殖を防げなくなってしまいます。

その結果、がん細胞がより増殖し、がんを発症してしまうのです。

 

そんながんですが、医療技術の進歩による早期発見により早期治療が可能となったことや、先進医療など高度な医療技術により、がんと診断された人の生存率は上がってきています。

しかし、一般的な病気と比べて、がん治療は費用負担が大きい傾向にあります。

 

次の章で、くわしく見ていきましょう。

がんの治療期間や費用負担

例として肺炎と、がん(入院件数の多い5種類)の入院・通院治療でかかる平均費用を比較してみました。

 

【治療にかかる入院・通院費用(1件あたり)】

疾病名 肺炎 がん(※)
入院 平均費用 約44.5万円 約65.6万円
平均日数 約13.3日 約11.6日
自己負担額 約13.3万円 約19.7万円
入院以外
(通院など)
平均費用 約1.9万円 約5.7万円
平均日数 約1.6日 約1.6日
自己負担額 約0.6万円 約1.7万円

※気管・気管支および肺、結腸、胃、乳房、直腸S状結腸移行部および直腸の悪性新生物。

参考:「医療給付実態調査」報告書平成30年度|厚生労働省

 

肺炎とがんでは、入院日数は肺炎の方が長いものの、平均費用はがんの方が約20万円多くかかります。

また、がんの場合、再発の可能性はゼロではありません。

抗がん剤やホルモン剤治療では治療が長期化することも考えられます。

 

さらに、がんでは先進医療を用いるケースもありますが、公的医療保険(高度療養費も含む)の適用外となっています。

先進医療を受ける場合はその全額が患者本人の自己負担となり、治療費が高額になることも考えられます。

 

厚生労働省が認可している先進医療は83種類、このうちがん治療にかかわる先進医療は31種類です(令和3年10月1日時点)。

大阪重粒子線センターによると、がんの代表的な先進医療の重粒子線治療では、治療1件につき314万円(照射回数に関わらず)がかかるというデータが公表されています。

 

万一の際に慌てないように、がん保険で治療費の準備をしておきましょう。

万一にそなえるためにがん保険について押さえておこう

万一にそなえるためにがん保険について押さえておこう

がん保険には、保障期間の違いにより「定期型」と「終身型」の2種類があります。

また、給付金についても「一時金タイプ」や「都度給付タイプ」など、さまざまな受け取り方が設定されているのが特徴です。

 

医療の進歩により、がん治療は入院が必要となるものから通院のみというものへとシフトしています。

また、がんの標準治療といわれる三大治療「外科療法(手術)」「放射線療法」「化学療法(抗がん剤など)」にもそなえておく必要があります。

 

治療は進歩していますので、現在がん保険に加入中の方も、ぜひこの機会に保険内容を見直してみましょう。

がん保険の仕組み

まずは、がん保険の保障期間の違いによる「定期型」と「終身型」という2種類の違いについて解説します。

 

定期型は保障期間が短い分、保険料を安く抑えられます。

ただし、期間終了後の更新時には保険年齢も上がり、毎回保険料がアップしてしまうという特徴があります。

定期型のがん保険では、更新後の保険料についても事前に確認しておきましょう。

 

終身型は保障が一生涯続きます。

保険料は加入時からずっと変わりません。

若いうちに加入した場合、同じ保険期間で定期型を複数回更新するよりも、払込総額は少なくて済みます。

保険料の支払い方には、定年退職前までなど有期払いを選択できるものもあり、老後生活での支出を抑えられます。

 

がんは年齢を重ねるほど罹患率が高くなることも含め、総合的には保障が一生涯続く「終身型」がおススメです。

  保障期間 保険料 支払方法
定期型
がん保険
10年、20年など一定期間 ・加入時に若いと安い
・更新時に毎回上がる
月払、年払など
終身型
がん保険
一生涯
・若いうちは割高
・一生涯変わらず、
総額は安くなる
月払、年払、有期払

がん給付金の詳細

次に給付金についてご紹介します。

まずは、がん保険だからこその特徴といえるのが、「がん診断(治療)給付金」です。

 

がん診断(治療)給付金は、給付対象が「がん」や「上皮内新生物」に限られますが、診断された時点で一時金がもらえるので、治療に専念できるのがメリットです。

ただし保険会社やがん保険の種類によっては、上皮内新生物は対象外であったり給付金の額が低く設定されていたりなど、がんと上皮内新生物では給付金の扱いが異なる場合もあります。

 

がん保険では、がん発見から治療までの段階に応じて、さらに以下のような都度給付金も受け取れます。

  1. がん保険の給付内容は保険会社により異なります。
【がん保険の給付金(例)】
給付金の種類 給付条件 給付内容
がん診断(治療)給付金 ・がんや上皮内新生物と診断された時点で一時金を受け取れる
・他の病気は対象外
・指定額
・多くの場合、
保険期間内で1回のみ
がん入院給付金 がん・上皮内新生物で治療入院 支払日数は無制限
がん通院給付金 がん・上皮内新生物の治療通院
がん手術や放射線治療に関する
給付金
(特約の場合あり)
がん・上皮内新生物の手術 支払回数は無制限
抗がん剤・ホルモン剤治療に関する
給付金
(特約)
がん・上皮内新生物で抗がん剤
やホルモン剤治療を受療
指定の給付金額
がん先進医療給付金
(特約)
がん治療で所定の先進治療を
受療
1回につき自己負担額
まで
がん死亡保険金 がんによる死亡 指定の保険金額

がん保険と医療保険の違い

「がんも病気の1つなのだから、医療保険で十分なのでは?」と疑問を持っている方へ、がん保険と医療保険の違いについて説明しましょう。

こちらではがんの治療で受け取れる給付金について、一般的ながん保険と医療保険で比較しています。

 

【一般的ながん保険と医療保険におけるがん給付金の比較】

給付金の種類 がん保険 医療保険
保障開始 原則90日間の猶予期間あり 猶予期間なし
がん診断
(治療)給付金
がん・上皮内新生物診断給付金
(主契約)
三大疾病一時金
(特約)
がん入院給付金 支払日数無制限 病気(含がん)やケガ治療による入院
(60日、120日など支払限度あり)
がん通院給付金 支払日数無制限(往診を含む) 入院前60日、退院後120日・180日まで等(特約、往診を含む)
がん手術給付金 支払回数は無制限(特約) 支払回数は無制限
がん先進医療
給付金
自己負担金分の給付金のほか、
一時金もあり(特約)
自己負担金分の給付(特約)
がん治療に関する
その他の特約
緩和療養、抗がん剤・ホルモン剤治療、放射線治療、複数回診断、
女性特定ケア、乳房再建、
外見ケア特約など
長期入院、三大疾病一時金、
就労所得補償一時金特約など

がんと診断された場合、がん保険では「がん診断(治療)給付金」が主契約となっているため、必然的に一時金の受取が保障されます。

医療保険では、三大疾病特約を付加していなかった場合には保障されません。

 

がん治療で通院や入院をした場合、医療保険では支払限度があることが多いものの、がん保険では日数は無制限となっている点も特徴です。

また先進医療給付金については商品にもよりますが、がん保険では都度給付に加えて一時金が給付されるものもあります。

 

ただし、がん保険では加入時から原則90日間は保障の対象外となることに注意しましょう。

がん保険にはこのような制限があることを踏まえ、医療保険と別にがん保険にも加入しておくことをおススメします。

がん保険の付帯サービスも大切な検討材料

多くのがん保険では、以下のような付帯サービスを設けています。

がん保険の加入者(被保険者)が無償で利用できるサービスで、さまざまな不安に対してしっかりとサポートしてくれます。

  • 専門医紹介サービス
  • セカンドオピニオンサービス
  • がん治療にともなう生活情報サービスなど
保険会社によっては、以下の付帯サービスも設けています。
  • がん専門の相談員(カウンセラー)による訪問面談サービス

がんに罹患した場合、「精神的負担」「経済的負担」「身体的負担」という3つの負担を抱えることになります。

この中でも最初にやってくるのが「これから先、自分はどうなってしまうのか」という精神的負担です。

 

そこで頼りになるのが、がん保険の付帯サービスです。

どのサービスを利用して良いかわからない際は、まずはがん専門の相談員(カウンセラー)へ相談することから始めましょう。

専門医やセカンドオピニオンを得るための方法を紹介してもらうなど、ご自身に必要な材料を集め、納得して治療を受けられるようにしたいものです。

がん保険がおススメの方

これまでご紹介した内容から、がん保険への加入をおススメしたいのは、以下のような方です。
  • がんへの保障がほしい方
  • がん治療の入院前にまとまったお金を受け取りたい方

早期発見・早期治療が重要なポイントとなるがん治療では、必要なときに十分な治療費を準備できるようにしておくことが大切です。

特に「がん診断(治療)給付金」は、がんや上皮内新生物と診断された時点で一時金を受け取れるので、急な治療費への金銭的負担や精神的負担を軽減してくれます。

 

さらに、終身型のがん保険であれば保障は一生涯続き、保険料のアップもありません。

定額支払いで一生涯の保障を備えたい方は、終身型のがん保険も良いでしょう。

人生100年といわれる今、がん保障は長期にわたり準備しておくことをおススメします。

まとめ

がん治療は日々進歩し、早期発見により、入院治療よりも日帰り入院や通院で治療が進むケースが増えています。

現在販売されているがん保険では、主契約や特約にて「がんの三大治療」の保障があるのが標準となっています。

すでにがん保険に加入している方も、がんの通院治療でも給付金が受け取れる保険かどうかを確認してみましょう。

がんの通院治療で給付金を受け取ることができないなど、加入中のがん保険の保障内容が「がんの三大治療」に対応していない場合、見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

 

「がん保険」では、経済的な面だけではなく、付帯サービスにより精神的・身体的なサポートも受けられます。

万一の際に必要な治療をしっかり受けるためにも、がん保険への加入をぜひご検討ください。

記事提供:トランス・コスモス株式会社

監修者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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  • くわしくは、窓口までお問い合わせください。

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