FP監修!40代におススメの生命保険とは?リスクや必要性など解説します
40代になると、子どもの教育費や老後資金、健康への不安などから、生命保険への加入や見直しを検討している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、40代に起こりうる病気やリスク、生命保険に加入する必要性などをふまえて、40代におススメの保険をご紹介していきます。
ぜひ、生命保険選びの参考にしてみてください。
40代になったら生命保険の加入や見直しはすべき?
40代になったら、生命保険への加入や見直しを検討するといいでしょう。
なぜなら、30代の頃とは異なり、家庭環境や経済面、健康についての考え方などが変わっている場合も多いからです。
さらに、40歳になると、生命保険のほかに公的介護保険の支払いが開始することも頭に入れておきましょう。
では実際に、40代ではどのくらいの人が生命保険に加入しているのでしょうか。
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」をもとに、40代の生命保険加入率や年間払込保険料を確認していきましょう。
40代の生命保険加入率
40代の生命保険加入率と、2019年における40代の年間払込保険料は以下のとおりです。
【40代の生命保険加入率】
男性 | 女性 | |
---|---|---|
2019年 | 91.0% | 89.0% |
2016年 | 88.1% | 87.1% |
2013年 | 87.5% | 90.0% |
2010年 | 89.0% | 88.8% |
12万円 未満 |
12~24 万円未満 |
24~36 万円未満 |
36~48 万円未満 |
48~60 万円未満 |
60万円 以上 |
わからない |
---|---|---|---|---|---|---|
33.0% | 34.4% | 15.5% | 6.9% | 2.3% | 2.6% | 5.2% |
(出典:公益財団法人 生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査」)
40代の生命保険加入率は、男性・女性ともに9割前後とほとんどの方が保険に加入していることがわかります。
ほかの世代と比較しても、40代の生命保険加入率が最も高くなっています。
また、40代の年間払込保険料の平均は、年間19.6万円(毎月およそ1.6万円)の払込保険料です。
世帯ごとに家族構成や年収なども異なるため一概にはいえませんが、月々の保険料を抑えつつ、保障もしっかり用意しておきたいという人が多いのかもしれません。
同世代の生命保険加入率や払込保険料について知ることも、生命保険の加入や見直しをする際の参考になるのではないでしょうか。
30代とは異なる40代の生命保険の必要性やリスクとは
30代と比べて、40代は収入が増えている場合も多いでしょう。
しかし、子どもの教育費や住宅ローンなど、多くの支出が重なる時期でもあります。
さらに、40代は生活習慣病にかかるリスクが増加するため、自分が病気にかかったときのことを考えることも大切です。
自分が働けなくなった場合や亡くなった場合のリスクを考えると、生命保険への加入や見直しを検討すべきではないでしょうか。
【男性・女性別】40代で起こりうる病気やリスクを確認しよう
40代ではどのような病気にかかるリスクが高いのでしょうか。
厚生労働省の「患者調査」をもとに、男性・女性それぞれの「入院理由」と、人口10万人に対してどのくらいの人が入院したのかを表す「受療率」を確認してみましょう。
40代男性に起こりうる病気やリスク
順位 | 入院理由 | 受療率(人口10万対) |
---|---|---|
1 | 精神及び行動の傷害 | 318人 |
2 | 損傷、中毒及びその他の外因の影響 | 75人 |
3 | 循環器系の疾患 | 74人 |
4 | 神経系の疾患 | 69人 |
5 | 消化器系の疾患 | 54人 |
40代女性に起こりうる病気やリスク
順位 | 入院理由 | 受療率(人口10万対) |
---|---|---|
1 | 精神及び行動の傷害 | 260人 |
2 | 新生物<腫瘍> |
105人 |
3 | 神経系の疾患 | 60人 |
4 | 循環器系の疾患 |
35人 |
5 | 妊娠、分娩及び産じょく |
29人 |
(参考:厚生労働省「平成29年度患者調査 上巻(全国)」)
男性・女性ともに、入院理由は「精神及び行動の傷害」が第1位であることがわかります。
40代になると、仕事や家庭での責任も重くなり、教育費や生活費などの支出も多くなる傾向にあります。
そのため、気付かないうちにストレスを溜め込むことが多い世代といえるでしょう。
また、女性は「新生物<腫瘍>」が第2位となっており、女性特有のがん(悪性新生物)にかかるリスクが高くなっています。
【ライフステージ別】40代におススメの生命保険
- 既婚者の場合(子どもがいる場合、子どもがいない場合)
- 独身の場合
既婚者の場合(子どもがいる場合)
独立していない子どもがいる場合は、万一のときに子どもの教育費や生活費を確保するため、死亡保険への加入がおススメです。
一般的に子どもの成長とともに必要保障額は少なくなりますが、お子さまの状況によって相応の教育費がかかります。
【学校種別・公立私立別学習費総額合計】
公立 | 私立 | |
---|---|---|
小学校 | 1,926,809円 | 9,592,145円 |
中学校 | 1,462,113円 | 4,217,172円 |
高等学校(全日制) | 1,372,072円 | 2,904,230円 |
(出典:文部科学省「平成30年度 子供の学習費調査」)
【国公立大、私立大の納付金総額の目安】
国立大 | 公立大 | 私立大 | |
---|---|---|---|
合計 | 2,425,200円 | 2,547,327円 | 4,616,453円 |
(出典:文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」、「2019年度学生納付金調査結果」、「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」)
お子さまの教育費を考慮して、定期的に保障額を見直しましょう。
また、子どもについてのみ考えるのではなく、老後や病気・介護への備えなど、夫婦の今後について考えることも大切です。
既婚者の場合(子どもがいない場合)
子どもがいない場合は、自分に何かあったときにパートナーへかかる負担や、影響を抑えることを目的に生命保険を選びましょう。
たとえば、生活習慣病にかかった場合に備えて、医療保険やがん保険への加入がおススメです。
働けなくなった場合や万一の場合に備えて、就業不能保険や死亡保険も活用するといいでしょう。
また、老後に向けた資産形成や介護費用の準備などを目的に、終身保険や個人年金保険、介護保険などもおススメです。
独身の場合
40代独身の場合は、生活習慣病などにかかった場合に備え、医療保険やがん保険への加入を検討しましょう。
女性であれば、女性特有の病気などに備えることも大切です。
また、老後の資産形成につながる、終身保険や個人年金保険などの貯蓄性のある生命保険も活用するといいでしょう。
まとめ
40代になると、家庭環境の変化や健康リスクの高まりなど、生命保険の必要性が増すでしょう。
病気になった場合でも安心して治療に専念できるよう、医療保険やがん保険への加入を検討し、現在加入している保険の見直しも行うことが大切です。
また、老後に向けて貯蓄性のある保険や、介護へ備える保険への加入も検討するといいでしょう。
40代におススメの生命保険をまとめると、以下のとおりです。
記事提供:トランス・コスモス株式会社
監修者保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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種類 | 費用の概要 |
---|---|
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